妄想玩具研究

2024/11/16

UNIVERSE FRAME

20241115_175949_265

バカな!トッキュウオーがこんなに動くなんて!


 20241022_183755_910

以前ご紹介したDXROBO UNIVERSEシリーズ、共通フレームで組み換え遊びができるのはとても楽しいのですが、可動域が肩くらいしかない(腿は横にしか回らない)という残念な点がありました。いや、子供のDXロボ玩具としては満点なのですが、大人の目で見るとねっていう話です。そもそも子供のものなんだから、これはこれでいいのです。


2024110042

しかし大人はないものねだり。ないならしょうがない。作ってしまえ。


20241110_135837_230

というわけでできたのが、DXROBO UNIVERSE用の可動フレーム。元の玩具のフレームとほぼ同じサイズですが、全身17か所に可動域を設けてあります。材質はPETG HFというペットボトルの材質と同じようなものを用いていますが、それより紫外線に強く、またプラより硬くて柔軟性があり、ABSとほぼ同じ硬さを持っている優れものです。


20241110_135941_172

胴体中央フレームは動かす必要がないので、玩具のものをそのまま使用しています。また各部の四角い凸凹ジョイントは、玩具のものを脱着できるよう、同じ仕様にしてあります。差込みと保持の感触は、玩具とほぼ変わりないものになっています。まぁその感触にいたるまで、十数回作り直しましたがね……。


20241110_135951_026

各部の丸い穴はビスを刺し、強度と保持力を調整できるようにしてあります。が、実際作ってみたら保持力がかなり良い感じだったので、調整の必要はありませんでした。むしろ固すぎて何度か折れたw

完成したこのフレームに、トッキュウオーの装甲を取り付けてみると……。


20241110_143031_275

この通りだぁ!


20241110_143330_923

装甲自体は玩具そのものなので、イメージは全く変わりません。そのくせ良く動く!遊べる!楽しい!壊れない!やったね!


20241110_142949_527

ただ実は、そのまま装甲を付けるとみての通り、腰関節はトッキュウオーの装甲と干渉してしまうので、あまり前後に動かせません。


20241110_142422_523

そこで追加ジョイントパーツを作りました。玩具のジョイントとほぼ同じ凸凹ジョイントが、前後についています。


20241110_142805_962

これを本体に取り付けることによって、トッキュウオーの装甲を浮かせ、干渉しない空間を作っているのです。簡単工作なのに、こうかはばつぐんだ!


20241110_144531_659

なのでビュンディーも生き生きと動かせます。なんかホント楽しそうだな?カオスなことになってきたぜ!


20241110_151740_267

同様に以前作成した大連王も、ダイナミックに動かせます。このために大連王の両肩は、白い部分が上下と左右にスライドできるようにしてありました。めんどくさがらずに作っておいてよかった。なお大連王のみ肩幅が他のロボより広いので、中央の胸ブロックも新造しています。


20241110_145702_519

エンジンオーももちろんできるのですが、これだけ両ひざの裏の装甲が長く、膝を曲げても干渉してしまいます。もっと上の部分から曲がる関節を作っても良かったのですが、今回はUNIVERSE用の共通可動フレームを作るのが目的だったのでやめました。


20241110_143435_526

ほんの少し肘を曲げるだけで、巨大ロボの印象はグンと替わりますね。特にトッキュウオーは、合体玩具だと構造的に腰が回ることはできないので、それができるフレームを内蔵するとやたらアクティブになります。うむ。余は満足じゃ。

本当はこんなの自作しなくても、メーカーさんから出してくれればありがたいのですが、それよりこのシリーズちゃんと続いて欲しいですね。次のゴーカイオーで終わりじゃないだろうな……?

以下はAmazonで関連商品を購入するためのリンクです】
【アフィリエイトを利用しています】

Nowprinting_20241110073901
2024100075
2024100076

DXROBO UNIVERSE エンジンオー

 

| | コメント (2)

2024/09/07

鉄を斬る武器

20240907_151512_257

以前作成した、ジャンボマシンダー・マジンガーZ用の完全変形アイアンカッターですが、その後もっと簡単に変形できるようブラッシュアップしたMrk-Ⅱを作成しました。


20240907_150404_739 20240907_145304_792

これだけならわざわざアップする必要はないのですが、せっかくなので、音楽作成プラットフォームサイト「Suno」に歌詞を放り込み、歌を作ってもらいました。ただし著作権に配慮した結果、劇中に登場する言葉をなるべく避けたところ……

なんかヒドいマヌケソングが出来上がりました。!

 

Sunoは、歌詞を日本語で作っても全く問題なく、伴奏から歌まで入った曲を作成してくれます。この曲の中で「3Dプリンター!」と叫んでいる部分がありますが、そこも普通に鍵括弧で囲んで、!マークを語尾に付けたら、こうなりました。
著作権は作成を依頼した本人にあり、会員なら商用利用も可能だそうです。入力する歌詞の著作権には気を付けねばなりませんが、ちょっとした動画にBGMを付けたり、メロディのインスピレーションを得るのには使えるんじゃないでしょうか。あと電波ソングを作るのにもw

まあ何だか、K-POPの人が慣れない日本語で歌うようなものができましたが、ご笑納くだされば幸いです。

以下はAmazonで関連商品を購入するためのリンクです】
【アフィリエイトを利用しています】

2024080047
2024080048

仮面ライダーガヴ
DXガヴガブレイド&ゴチスピーダー

 

| | コメント (0)

2024/05/24

勝利のシグナル

20240520_182603_219

ドリル特急、発進!

念のため言っておくけど、市販品じゃないよ!


20240426_181140_638

先日発売されたTHE合体マイトカイザーは出来栄えは抜群ですが、ドリル特急となってカイザー1から5を運搬するためのカイザーキャリアはまだ発売されていません。発売決定のアナウンスはありましたが、5/21時点で予約も始まっていないので、まだ先なのでしょう。


2024050048

なので我慢しきれず、3Dプリンタで作ることにしました。本体はほぼ箱とコンテナの組み合わせなので簡単なもの……と思っていましたが、実際に設計始めて困難にぶち当たりました。


Caeser03

というのは、発進シーンを映像や当時玩具と同様に再現しようとすると、カイザー2から5はキャリアに対して横を向いた状態……この図だと下ですね……になります。しかし見ての通り、それだとキャリアの横幅が非常に大きくならざるを得ません。THE合体のマイトカイザーはプロポーションが良いので足が長く、カイザー4と5が大きいので、なおさらです。

またこの搭載方法だと、カイザー1から3までのコンテナに、かなりのデッドスペースが発生します。空っぽの荷台を運ぶのは、運送業にとってはなるべく避けた方が良い事案のはず。これもなんとかしたいところです。


Caeser04

そこで、通常運搬時は全てのマシンが、進行方向に対して前(この図だと左)を向くように、コンテナを配置します。そして発進時には、そのコンテナが回転し、進行方向に対して左(この図だと下)を向くようにしました。


ちゃんと動くかどうか、アニメファイルで確認します。うんたぶん行けるはず。印刷だー!


20240519_192810_115

本体がデカいので印刷も結構時間がかかりました。両サイドには1~5までのナンバリングを、シールで再現しています。羽根や胸飾り、ドリル特急本体を取り付けて完成。


20240520_182449_657 20240520_182503_744

前後から見ても、まぁまぁ列車らしいギリギリくらいの幅広さになったのではないでしょうか。材質的に強度が心配だったので少し厚めにしましたが、実際に作ってみたら、もっと横幅を縮めても良かったようです。

では発進のため、「カイザーステーション」への変形開始!


20240520_182432_458

最初に正面から見て右側の外蓋を展開します。蓋には内部に凸ジョイントがあり、運搬時にコンテナが回ってしないよう固定しています。


20240520_182405_781

内部コンテナが回転するためのスペースが確保できたので、本体下の見えない部分にあるバーを動かして、コンテナをスライド、その後に回転させて横を向かせます。この写真ではカイザー1の後ろがスカスカだったので、後ではちゃんと壁を作りました。

20240520_182303_101

続いて向かって左側のハッチを開きます。これは全て個別に動いて展開します。この状態ではもう、内部コンテナが横を向いています。


20240520_182240_640

発進用のハッチを展開して……


20240520_181915_496

全機スタンバイ!

20240520_182159_164

発進!

いつになっても、基地からの発進シチュエーションは燃えますなー。


20240520_182054_790

この時カイザー1だけは、DX玩具と同様横向きのまま、カタパルトに乗っています。でもそれだと一斉発進の際にまとまらないので、専用のカタパルトを作成、スライドして出てきた際に上部だけ90度回転し、他の機体と同様に前を向けるようにしました。


20240520_182325_143

正直言って、当時は「カイザーキャリアとかいらない派」でした。だってとにかく邪魔なんだよねw 最初からカイザージェットで飛んでくりゃよくね?と思っていたものです。

しかし出来のいいマイトカイザーで遊んでいると、やっぱり発進、格納、収納とかやってみたくなります。そしてつらつら考えるに、邪魔だったのは「カイザーキャリアの横幅」だったことに思い当たりました。しまうときとか場所ばっかり取ってね(汗

なのでそこを狭め、ドリル特急としてもまあなんとか許容範囲に収めることができたのは僥倖です。
ついでと言っては何ですが、万が一のこの後のことを鑑み、キャリア後部には他の列車も牽引できるためのジョイントも用意しておりますw

 

【以下は関連商品をアマゾンで購入するためのリンクです】
【アフィリエイトを利用しています】

Nowprinting_20240216073101

超合金 ルービックキューブ

2024020034

Bambu Lab P1S 3D プリンター, 筐体あり, 16色造形可

Nowprinting_20240216073101

Bambu Lab 純正フィラメント, 1.75mm PLA 線径精度 +/- 0.03 mm, RFID付き

| | コメント (3)

2024/04/10

開発状況04.10

20240326_192634_096

とりあえずここら辺まではできました。


20240401_233327_715

開発中の、スーパーミニプラ ライブロボ用・ビッグスケール マシンバッファロー(なんか日本語が変)。ライブロボ自体はライブボクサーと合わせて発売済みですが、母艦のマシンバッファローはどうも一向に発売される気配がありません。

なら!作ってしまえ!

というわけで、超次元プリンタ = FDM式3Dプリンタの力を発揮してもらい、PLA製での開発を始めました。もちろん3機のライブマシンを搭載、前後のハッチが展開し、発進カタパルトが伸縮します。


 20240401_233141_738_20240410105101

背部から見たところ。だいたいいい感じになってますね(自賛)。


20240401_232338_058

後部ハッチには、原典にはなかったシリンダーの伸縮を盛り込みました。やっぱりただ蓋が開くより、こういうダミーでもあった方が、ミニチュアらしくなりますしね。

実際の動きはこんな感じ。見やすくするために左半分は省略しています。

20240401_233551_391

まだこの後研磨、塗装、そして楽しい(地獄のような)シール印刷が待っています。やっぱミニプラはシールだしね。


【以下は関連商品をAmazonで購入するためのリンクです】
【アフィリエイトを利用しています】

Nowprinting_20240309120601

DXブンブンチェンジアックス
ブンブンオフロードゴーストVer.付

Nowprinting_20240309120601

ブンブンカーシリーズ
DXブンブンナイトセット

| | コメント (3)

2024/03/20

気分はバクアゲ

20240317_073903_434

またこの季節が来ちまったなぁ!


20240306_055304_681

DXブンブンハンドル。爆上戦隊ブンブンジャーの共通武器、ハンドルでマシンをコントロールする以外に武器にもなる機能があります。


20240306_055147_186

変形してロッドモードに。第1話でブンレッドがブン回していたのは印象的でしたね。


20240306_055416_947

また中央にブンブンチェンジャーをセット、やかましいくらいにサトシ(違う)が喋ります。デザイン的にも、ハンドルの真ん中にメーターが来るのっていいよね。


20240306_055215_957

しかし毎度のことながら、ロッドモードは子供サイズ、全長30㎝に満たない長さです。いや、子供ですらロッドじゃなくってドライバーだろ?というくらい。これはやっぱ……やらねば、なぁ?


20240306_055904_042

検証のために分解してみると、先端部分がねじ止めされているだけです。基部から延ばしたいところですが、変形のためにかなり丈夫な材質が使われているので、ここをばらして作り直すと、耐久性に欠けるような気がします。


2024030047

そこで先端部以降を伸長できるよう、設計に入ります。最近はすっかりblenderばっかり使ってるなぁ。


20240316_071325_670 20240316_071315_236

基部に2段階の折り畳み部分を入れ、伸ばすことで長さを確保します。回転部にはロック機構があり(丸い部品)、押し込むことでロックが解除、戻すとしっかりラチェットで固定できます。


20240316_071351_680

他のパーツも超次元プリンタで出力し、磨いてからサフを吹き、メタリックブルーで塗装、仕上げにクリアコートします。


20240317_071333_641

組み立てて、正面から見たところ。ほとんど前と変わっていません(自賛)。しかし実は……。


20240317_071353_49920240317_071235_163

背部に2段階に折りたたまれ、さらに中央からスライドして先端が伸びるギミックがあります。そのため、実際に全部を伸ばすと……。


20240317_065111_077

とてもじゃないが、室内では撮影できないサイズになります。全長80㎝!しかも先ほどのロック機構に加え、本体をスライドさせて変形部をがっちりとホールドすることができるため……。

変形がとても簡単な上、大人が振り回しても全く問題なく遊べるほど、しっかりした……まあ気持ちの問題だけど!ブンブンハンドルが出来上がり!やったー!

2024030048

これでようやくこちらに本腰が入れられます。


【以下は関連商品をAmazonで購入するためのリンクです】
【アフィリエイトを利用しています】

2024030050

【初回限定特典付】
アクセル全開!!ブンブンジャー爆上スタートセット
withブンブンスーパーカー

2024030049

爆上戦隊ブンブンジャー DXブンブンハンドル

| | コメント (2)

2023/10/29

ドルドルドルドル

20231028_234417_130

♪ ドルギラン ♪


20231028_235142_388

超合金魂・電子星獣ドル&ギラン円盤。記念すべき宇宙刑事の最初のメカ、SFスピリット溢れる異形の母艦がリニューアルされました。BGM機能も付いています。


20231018_145844_394

まずはギランの分離。敵・マクーの円盤が3機付属し、戦闘バンクシーンを思い出させます。スイッチでBGM「宇宙の王者ドルギラン」が流れます。


20231018_145910_749

内部にはサイバリアンとギャビオンを搭載、前部カタパルトからミサイルのように打ち出すこともできます。結構な勢いでぶっ飛びます。
機体左側の突き出た細長い部分からは、原点の玩具は円盤を射出する機構がありましたが、さすがにそのオモチャ的ギミックは再現されていません。


20231018_145940_762

続いて分離したドルの変形。当時玩具では、尻尾の先が下から出てしまう以外は完全変形でした。


20231018_145531_312

魂版では、尻尾の先と首は180度畳めるようになっており、頭部も長い尾も全部ボディの中に入ります。


20231018_145405_601

頭部はギャバンが乗っているものと、乗っていないものとで交換できます。

しかし!

この魂版は、いわゆる「完全変形」ではありません。(パッケージにはそう書いてあるけど……)


20231028_234840_823

なんと、変形に際しては「頭部の一部と一体化したヒゲ」を外して、残りの首を胴体に収納するようになっているのです。ヒゲは(なぜか)硬質部品なので、取り外さないと途中で折れてしまう心配があるからでしょう。

いや気持ちはわかるけど、我々が欲しかったものってソレじゃないよね……。差し替えなしで変形できるドルギランだよね?

20231000442023100070

なのでサックリ設計を始めました。いつもの3Dプリンタの出番です。頭部を、柔軟性のあるレジンに調合したものに差替える予定です。


 2023100069

材質を破損の心配のいらないものにしたとはいえ、内部で干渉しないよう、ヒゲは頭部部品と分離させ、回転軸を設けました。


20231028_233205_091

印刷してみたところ。なんか割とそれっぽくなりました。


20231028_233516_176

仮組しましたが、きちんとはまります。ヒゲの形状は個人的好みで、原点と少し変えています。


20231028_233610_002

またレジンは柔軟性を持たせたので、このくらい曲げても全く折れる心配はありません。


20231028_234449_215 20231028_234504_425

さらに回転軸のおかげで、変形・収納時に他のパーツに干渉するのを避け、また上下も反転できるため、ヒゲに表情を付けることもできるようになりました。


20231028_234631_583

実際に収納を開始します。


 20231028_234859_887 20231028_235002_708

バッチリじゃないか!


20231029_121410_39420231028_235014_531

こうして、変形前後で全くパーツを外すことなく、謳い文句通りの「完全変形ドルギラン」を成し遂げました。やったー!


20231028_235130_779

しかし……私はあんまりこういうことを言いたくないのですが、こんな簡単なこと最初から(削除

というか、なぜ「変形の際にヒゲを外す」仕様にOKを出したのかが伺いたいです。造形や塗装は美しいのにねぇ……。

【以下はAmazonで購入する場合のリンクです】

 

| | コメント (3)

2023/10/09

再び到着

20231009_163019_630

連休だしやっちゃったぜ!何を?これだ!


20231009_162715_683

先日紹介した、THE合体・勇者特急マイトガイン。文句のつけようがない素晴らしい出来栄え!……ですが、個人的には1か所、ちょっと残念な点がありました。合体後の「肩と上腕の付け根」です。

ここは正面から見た左右へのロールを可能にする関節なので、見えているのはしょうがないですが、少々目立ちます。特にガイン(左腕)は、もともとここはガインの股関節なので、細くならざるを得ず、他の部分に対してちょっと貧弱に思えました。


2023100018

そこで例によって、3Dプリンタの出番となりました。具体的には、上腕部に取り付けて関節部を隠せるカバーを作ります。


20231009_164759_072

出来上がったもの。単純に白いただのプラにしか見えませんが、取り付けてみると……。


20231009_162813_492

こうかはばつぐんだ!(個人的見解

腕がちゃんと肩から繋がっているように見えて、とてもいいんじゃないでしょうか(個人的見解


2023100019

具体的な比較図。取り付け前→後 でこうなります。あった方が良いですね、特に左腕は。


20231009_162853_635

また関節を隠すため、そのままだと可動範囲(正面から見た左右への回転)は狭まります。この状態だとほとんど回せません。しかし実は……。


20231009_162910_040

カバーは下にスライドできるようにしてあるため、そのままずらして下げることで、ある程度可動範囲が戻ります。やったー!見栄えも割と悪くないしね。


20231009_163134_705

うむうむ。必要は発明の母、とはよく言ったものだ。連休つぶした甲斐があったですよ。

【以下はAmazonで購入する場合のリンクです】

 

| | コメント (2)

2023/01/09

進めよ修羅の道

20230108_135609_439

3Dプリントによる、大連王F.A.(フルアクション)計画。サイズはガンプラ1/100MG程度です。

もともとは海外の方が自作の大連王を設計していたのを見て、なるほどこういう切り口もあるのかとダウンロードしてみました。が、どうも我々の知っている大連王とは違うものwだったので、結局下絵程度にしか使っていません。いろいろ設計し直したので、元の残っているのは全体のバランスや可動部の位置程度でしょうか。

そして出力はしましたが、気に入らないところが多くて……


20230108_135441_614

・もっと上半身が左右にデカい方が好き
・目は光らせたい
・普段は余剰パーツとなるダイジャベリンにギミックを追加したい

など色々ありますが、一番は

・プラモレベルで遊んでも壊れない関節を作りたい

ことですね。安心して動かせる骨格を新規に作って……もうここはレゴでもいいか……同時に装甲をもっと軽くしないといけません。

先は長いですがまあゆっくりと。

20221227_070418_874

それに先立ち、丈夫なレジンを調合してフル可動手首を作りました。手の甲の横幅1.2cmのミニサイズですが、全ての指と手首の関節が動きます。


20221226_183755_643

1/100ガンプラMGや、G.F.F.のサイズに合わせているので雰囲気はばっちりです。


20221226_183513_601

ビームサーベルを掴んで切りかかろうとするのもできます。指自体にポーズ保持力以上のものはないので、実際に武器を持たせることはできません。そんなの専用手首に持たせた方が安心だしね。


20221226_184304_899

「逃げれば一つ、進めば二つ」もできます。しかしあんなヒキで4月まで待たせるのかー!スレッタ・マーキュリーぃぃぃぃ!


20221226_183022_640

しかしやっぱ弾性のある材質はいいなぁ……上の大連王は普通のレジンで作ったので、ちょっと落としたら足もげたからなぁ(汗

| | コメント (2)

2022/05/01

美しき空へ羽ばたけ

Dscn3939

宇宙の王者!


238030_1513854163

スーパーミニプラ・キングジェイダー。発売はかなり前で、作ったのも結構昔ですが、今掲載しているのには理由があります。それはまた後程。


238030_1514295336

凄まじいデカさの超弩級戦艦。ミニプラとか言いながら大きさも値段もPGクラスです。


238030_1514295071

もちろん、ジェイダーが分離して変形します。ジェイダーはフル可動、光のエフェクトも付属します。そしてキングジェイダーへと合体!


238030_1514295164

……なのですが、そのまま合体させるとこのように、ちょっと頭が大きめなカワイイKJが出来上がります。キングジェイダーの頭部はジェイダーの胴体を兼ね、腕はジェイダーの脚部を兼ねていますから、どうしてもこのくらいのバランスになってしまうのです。

もちろんスーパーミニプラなので、見栄え重視の頭部も付属します。しかしどうせなら、やっぱシームレスに、差し替えなしで変形させたいですよね。そうは言ってもサイズを自在に変えるのは、ブライシンクロンシステムのないキングジェイダーでは不可能です。

そこで閃いたのが……


Dscn3952 Dscn3932

「大きい頭部から、見栄え重視の頭部が生えてくるようにすればいいじゃん?」

という事です。


Dscn3878

まずは3Dプリンタで部品を製作します。ダミーの頭(ジェイダーの胴体)、緑の角(ジェイダーの腕カバー)、そして上部甲板のスライド機構です。それ以外のものはみな、純正の部品をそのまま、もしくはちょっと削って使用します。


Dscn3954Dscn3951

組み上げてジェイダーにしたところ。大きさのバランス的には違和感がありません。もう別に胴体は、キングジェイダーの頭部を模す必要はないのですが、全然別の戦艦になっても面白くないしね。


Dscn3935 Dscn3934

続いて上部甲板が沈み込むギミックを作ります。Jアークの腹部を大幅に削り取り(そのためトモロにはご退場いただきます)、スライド機構を内蔵できるようにします。

 Dscn3925

これはいったい何の意味があるのかというと……。


Dscn3927

キングジェイダーの頭部がせり出す際、余った大きな頭(ジェイダーの胴体)を、Jアークの内部に格納するのです。上部甲板ごと沈み込み、余剰部分をキングジェイダー腹部にしまう構成になります。

Dscn3933

首を取り外していますが、上部甲板が沈み込むギミックがお判りでしょうか。


Dscn3936

穴の開いた部分は、背部バーニアで隠れてしまうので全く問題ありません。それではようやく……


Dscn3960 Dscn3959

超弩級戦艦の出航!

真下から見ない限り、腹部に空いた大穴は気にならないので大丈夫です。


Dscn3956

ジェイダーが分離、合体準備を始めます。

Dscn3950 Dscn3949

キングジェイダー頭部は、ジェイダー背部のランドセル部分を上下させることで伸び縮みできるようにしてあります。また腕も頭部も、現物をそのまま使っているので、デザイン的に違和感はありません。


Dscn3955

合体開始!本体を立ち上がらせます。


Dscn3948Dscn3963

ジェイダーの胴体と足を分離、胴体部分をJアークと合体させ、頭部を畳み、腕もカバー内に収納します。


Dscn3966 Dscn3965

見栄え重視のキングジェイダー頭部を引き出しながら、ジェイダーの胴体部分を上部甲板と一緒に内部へ押し込みます。


Dscn3968

両腕を取り付けて、Jクォースを取り外し、右腕に装着します。


Dscn3971

キーーーーング・ジェイ、ダー!
宇宙の王者の完成です。


 Dscn3939Dscn3937  

頭部のバランス、頭身は抜群!純正なんだから当たり前ですが!
ちょっと緑色の耳(角?)がデカく見えますが、ジェイダーの腕の変形がそのままなので、これはしょうがないです。このバランスを直すとなると、ジェイダーの変形システムそのものを見直さなければなりませんのでね。そもそも胴体をそのまま顔にするのをやめようって話で……。

なお平手の指先には、銀の2mmネイルシールを用い、ビーム発射口を再現しています。何もしなくても光って見えるので便利です。


20220400091

改造前後を比べてみると一目瞭然、良い出来になったと思うのですがいかがでしょう。なお純正の他のパーツは全部取ってあり、いつでもほぼ元通りにできます(心配性)。

 

簡単な改造説明動画も作成しました。ミニプラではありますが、模型は自分の好きなように作るのが一番です。積んでるのがダメだとか素組は勿体ないとか、人のやることに文句付ける奴は(以下自粛

| | コメント (5)

2022/02/23

パート3、ゴー!

以前、超合金魂GX-100大空魔竜ガイキング用に大型角を作成しましたが、その際は合体用の首ジョイントが余剰パーツでした。それがちょっと残念だったのと、せっかくなので角も角度を変えてパライザーができるようにしたい、その思いで、ついにガイキング頭部以外全部を3Dプリンタで新造しました。

細かく変形過程を見ていくとこうなります。

 

Dscn3414

パート3は大空魔竜の頭部とガイキング胸部を兼ねますが、2次元的表現(というか映像の嘘)がちりばめられているため、両方の形状は大きく異なっています。ある方に言わせると「人と犬の頭部を同時に再現しようとしているようなもの」です。言い得て妙w

今回は大空魔竜の頭部に準拠した形で製作しました。


Dscn3418

角の下はカバーパーツがついており、横から見たときにガイキング頭部が筒抜けにならないようにしています。このパーツは最後に折りたたむことができます。


Dscn3421

頭部を分離!首ジョイントはデジタルノギスで計ったので、きちんと大空魔竜に合体します。本体を折ったりしたら心配なので接続は軽めにしましたが、そのためにむしろ、本物よりも合体がさせやすくなっています。


Dscn3427

とさか部分が頭部との接続ジョイントになっていて、そこを外して首ジョイントを展開します。


Dscn3429

首ジョイントを後ろから回り込まして……


Dscn3430

そのまま反転しながら、保持アームごと首の下に持ってきます。


Dscn3433

ぱっくんちょ、


Dscn3436

丸ごとジョイントを飲み込むような形で収納します。


Dscn3438

ガイキング頭部を接続するアーム部分にも凸ジョイントがあり、それを首ジョイントに差し込んで固定します。


Dscn3439


合体準備完了!パート1,2と合体させて……。


Dscn3442

ガイキングの登場!
大空魔竜の頭部は完全に趣味の形状ですが、もう少し頬骨を膨らませて、丸っこい形にしても良かった気もします。まあいいや満足したから。


Dscn3441

横から見ると、結構前に張り出しています。まあこれが本当なんだろうねぇ……。


Dscn3447

さらに大型角は、各分割線で回転できるようにしてあります。そのため各部で角度を変えられ……。


Dscn3045_20220223070401

パライザー!が可能です。これできるだけでも、作った意味があった。


Dscn3444

これでパート3発進からガイキング合体、パライザー!まで、差し替え余剰パーツ一切なしで行えます。胸がデカいけど、あの設定を本当に3次元にすると、だいたいこんなものになってしまうということなんでしょう。楽しかったから良し!

| | コメント (2)