妄想玩具研究

2023/01/09

進めよ修羅の道

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3Dプリントによる、大連王F.A.(フルアクション)計画。サイズはガンプラ1/100MG程度です。

もともとは海外の方が自作の大連王を設計していたのを見て、なるほどこういう切り口もあるのかとダウンロードしてみました。が、どうも我々の知っている大連王とは違うものwだったので、結局下絵程度にしか使っていません。いろいろ設計し直したので、元の残っているのは全体のバランスや可動部の位置程度でしょうか。

そして出力はしましたが、気に入らないところが多くて……


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・もっと上半身が左右にデカい方が好き
・目は光らせたい
・普段は余剰パーツとなるダイジャベリンにギミックを追加したい

など色々ありますが、一番は

・プラモレベルで遊んでも壊れない関節を作りたい

ことですね。安心して動かせる骨格を新規に作って……もうここはレゴでもいいか……同時に装甲をもっと軽くしないといけません。

先は長いですがまあゆっくりと。

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それに先立ち、丈夫なレジンを調合してフル可動手首を作りました。手の甲の横幅1.2cmのミニサイズですが、全ての指と手首の関節が動きます。


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1/100ガンプラMGや、G.F.F.のサイズに合わせているので雰囲気はばっちりです。


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ビームサーベルを掴んで切りかかろうとするのもできます。指自体にポーズ保持力以上のものはないので、実際に武器を持たせることはできません。そんなの専用手首に持たせた方が安心だしね。


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「逃げれば一つ、進めば二つ」もできます。しかしあんなヒキで4月まで待たせるのかー!スレッタ・マーキュリーぃぃぃぃ!


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しかしやっぱ弾性のある材質はいいなぁ……上の大連王は普通のレジンで作ったので、ちょっと落としたら足もげたからなぁ(汗

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2022/05/01

美しき空へ羽ばたけ

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宇宙の王者!


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スーパーミニプラ・キングジェイダー。発売はかなり前で、作ったのも結構昔ですが、今掲載しているのには理由があります。それはまた後程。


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凄まじいデカさの超弩級戦艦。ミニプラとか言いながら大きさも値段もPGクラスです。


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もちろん、ジェイダーが分離して変形します。ジェイダーはフル可動、光のエフェクトも付属します。そしてキングジェイダーへと合体!


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……なのですが、そのまま合体させるとこのように、ちょっと頭が大きめなカワイイKJが出来上がります。キングジェイダーの頭部はジェイダーの胴体を兼ね、腕はジェイダーの脚部を兼ねていますから、どうしてもこのくらいのバランスになってしまうのです。

もちろんスーパーミニプラなので、見栄え重視の頭部も付属します。しかしどうせなら、やっぱシームレスに、差し替えなしで変形させたいですよね。そうは言ってもサイズを自在に変えるのは、ブライシンクロンシステムのないキングジェイダーでは不可能です。

そこで閃いたのが……


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「大きい頭部から、見栄え重視の頭部が生えてくるようにすればいいじゃん?」

という事です。


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まずは3Dプリンタで部品を製作します。ダミーの頭(ジェイダーの胴体)、緑の角(ジェイダーの腕カバー)、そして上部甲板のスライド機構です。それ以外のものはみな、純正の部品をそのまま、もしくはちょっと削って使用します。


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組み上げてジェイダーにしたところ。大きさのバランス的には違和感がありません。もう別に胴体は、キングジェイダーの頭部を模す必要はないのですが、全然別の戦艦になっても面白くないしね。


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続いて上部甲板が沈み込むギミックを作ります。Jアークの腹部を大幅に削り取り(そのためトモロにはご退場いただきます)、スライド機構を内蔵できるようにします。

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これはいったい何の意味があるのかというと……。


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キングジェイダーの頭部がせり出す際、余った大きな頭(ジェイダーの胴体)を、Jアークの内部に格納するのです。上部甲板ごと沈み込み、余剰部分をキングジェイダー腹部にしまう構成になります。

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首を取り外していますが、上部甲板が沈み込むギミックがお判りでしょうか。


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穴の開いた部分は、背部バーニアで隠れてしまうので全く問題ありません。それではようやく……


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超弩級戦艦の出航!

真下から見ない限り、腹部に空いた大穴は気にならないので大丈夫です。


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ジェイダーが分離、合体準備を始めます。

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キングジェイダー頭部は、ジェイダー背部のランドセル部分を上下させることで伸び縮みできるようにしてあります。また腕も頭部も、現物をそのまま使っているので、デザイン的に違和感はありません。


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合体開始!本体を立ち上がらせます。


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ジェイダーの胴体と足を分離、胴体部分をJアークと合体させ、頭部を畳み、腕もカバー内に収納します。


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見栄え重視のキングジェイダー頭部を引き出しながら、ジェイダーの胴体部分を上部甲板と一緒に内部へ押し込みます。


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両腕を取り付けて、Jクォースを取り外し、右腕に装着します。


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キーーーーング・ジェイ、ダー!
宇宙の王者の完成です。


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頭部のバランス、頭身は抜群!純正なんだから当たり前ですが!
ちょっと緑色の耳(角?)がデカく見えますが、ジェイダーの腕の変形がそのままなので、これはしょうがないです。このバランスを直すとなると、ジェイダーの変形システムそのものを見直さなければなりませんのでね。そもそも胴体をそのまま顔にするのをやめようって話で……。

なお平手の指先には、銀の2mmネイルシールを用い、ビーム発射口を再現しています。何もしなくても光って見えるので便利です。


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改造前後を比べてみると一目瞭然、良い出来になったと思うのですがいかがでしょう。なお純正の他のパーツは全部取ってあり、いつでもほぼ元通りにできます(心配性)。

 

簡単な改造説明動画も作成しました。ミニプラではありますが、模型は自分の好きなように作るのが一番です。積んでるのがダメだとか素組は勿体ないとか、人のやることに文句付ける奴は(以下自粛

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2022/02/23

パート3、ゴー!

以前、超合金魂GX-100大空魔竜ガイキング用に大型角を作成しましたが、その際は合体用の首ジョイントが余剰パーツでした。それがちょっと残念だったのと、せっかくなので角も角度を変えてパライザーができるようにしたい、その思いで、ついにガイキング頭部以外全部を3Dプリンタで新造しました。

細かく変形過程を見ていくとこうなります。

 

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パート3は大空魔竜の頭部とガイキング胸部を兼ねますが、2次元的表現(というか映像の嘘)がちりばめられているため、両方の形状は大きく異なっています。ある方に言わせると「人と犬の頭部を同時に再現しようとしているようなもの」です。言い得て妙w

今回は大空魔竜の頭部に準拠した形で製作しました。


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角の下はカバーパーツがついており、横から見たときにガイキング頭部が筒抜けにならないようにしています。このパーツは最後に折りたたむことができます。


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頭部を分離!首ジョイントはデジタルノギスで計ったので、きちんと大空魔竜に合体します。本体を折ったりしたら心配なので接続は軽めにしましたが、そのためにむしろ、本物よりも合体がさせやすくなっています。


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とさか部分が頭部との接続ジョイントになっていて、そこを外して首ジョイントを展開します。


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首ジョイントを後ろから回り込まして……


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そのまま反転しながら、保持アームごと首の下に持ってきます。


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ぱっくんちょ、


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丸ごとジョイントを飲み込むような形で収納します。


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ガイキング頭部を接続するアーム部分にも凸ジョイントがあり、それを首ジョイントに差し込んで固定します。


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合体準備完了!パート1,2と合体させて……。


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ガイキングの登場!
大空魔竜の頭部は完全に趣味の形状ですが、もう少し頬骨を膨らませて、丸っこい形にしても良かった気もします。まあいいや満足したから。


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横から見ると、結構前に張り出しています。まあこれが本当なんだろうねぇ……。


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さらに大型角は、各分割線で回転できるようにしてあります。そのため各部で角度を変えられ……。


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パライザー!が可能です。これできるだけでも、作った意味があった。


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これでパート3発進からガイキング合体、パライザー!まで、差し替え余剰パーツ一切なしで行えます。胸がデカいけど、あの設定を本当に3次元にすると、だいたいこんなものになってしまうということなんでしょう。楽しかったから良し!

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2021/09/20

蝕の双翼

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エクリプスの追加バックパックを出せ!
何!発売は来年だと!

じゃあしょうがない・・・やっちまうか・・・

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先日作成したMG・エクリプスガンダムですが、ガンダム、そしてSEED時代のMSには珍しく、背中の追加武装…バックパックがついていません。専用のものは来年春、プレバン限定発売のようです。
他のSEED系の、例えばエールストライクガンダム(リメイク)とかザクウォーリアとかの互換性はありますが、なんせ店に売ってないんだよこのご時世!

そこで地元のデパートをうろついていたところ、面白いMGを発見しました。SEED世代のMS・レッドフレーム改。背中に馬鹿でかい剣(本当は多機能作業アーム)・タクティカルアームズを装備する子です。METAL BUILDのレッドフレームで遊んだ経験から言うと、絶対に楽しいものができそうです。
しかし残念ながらレッドフレーム改は10年前の製品なので、このエクリプスとは互換性がありません。説明書にも、合体できるバックパック一覧にも記載はありません。

だがそんなこと!俺に関係あるか!

というわけでMGレッドフレーム改のタクティカルアームズを、色をエクリプス仕様に塗り直し、エクリプスでも装備できるようにしたところ・・・。


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おや!まるで図ったかのようにピッタリじゃないか!(デジタルノギスで図ったけど)


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まるで最初からこういうガンダムだったかとすら思えるほど、全く違和感がありません。むしろタクティカルアームズの尖ったパーツが、エクリプスのために開発されたかのような錯覚すらおきます。


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合体のために、背部に新造ジョイントを付けています。3Dプリンタで作成したもので、様子見のために塗装などしていませんが、十二分な密着度・保持力を維持しています。もちろん取り外しができ、すぐに元のエクリプスに戻せます。

この軸部分に、タクティカルアームズの凹ジョイントを差し込むと・・・。


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このように、安全・確実に見事に合体!タクティカルアームズ自体がそんなに重くないので、保持力はばっちりです。


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グリップ部分は取り外せるので、エクリプスに持たせてもいいし(幸いにもエクリプスの余剰パーツに、ちょうどいい手首【保持用の指】が余っています)、付けたままでも全く問題ありません。

いやしかし自分で言うのもなんだけど、これすっごく親和性が高いな。塗りなおした色のせいもあるけど、タクティカルアームズのシャープでスパルタンな感じが、エクリプスのイメージにぴったり。やっぱロウ(レッドフレーム改の製作者)が、エクリプスにも絡んでるのでは・・・。


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しかし、拡張用バックパックである以上、変形後も使えなくては意味がありません。MA形態でも運用が可能なように考えます。


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そこでまた3Dプリンタで、MA専用合体ジョイントを作成しました。MS用もこちらも、材質は疑似ABS製ですので、強度は全く問題ありません。ただMA形態の際、下部の尾翼が干渉しますので、そこを避けるようジョイントにも隙間を開けてあります。またエクリプスの余剰パーツであるMA形態のジョイントを利用し、本体との接続を完全なものとしています。


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ちゃんと合体できるか半信半疑でしたが、この通りばっちり!フォルムも重そうな上半身とバランスが取れ、大気圏運用に十分な感じになります。

 

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後ろから見ると、クの国のオーラバトラーシップだか、バッフクランの戦艦だかわかりませんが、ちゃんと合体できるのは確認できます。しかしやっぱ、公式通りだと上部にバランスが集中しちゃうね。

そこで、前回検討した改良版・MA形態での合体を試します。


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ああ!絶対こっちの方がいい!何これ超カッコいい!(自賛

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まさに高速突撃艇みたいな感じになって、ああ!いいんじゃないの!ってかもう、私の中ではずっとこれでいいわ!


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大型剣モードも、もちろん可能です。さすがに重くて大変ですが、先述した余剰パーツの指のおかげで、ちゃんと持てます。さすがにレッドフレーム改の補助スタンドを使った方が安定するようですが、まだ作ってません。本来は合体用ジョイントも、1種でMS・MA両形態に差し替えなしで運用できるようにしたいところですが、今回はまず様子見ということで。

しかしホント、こいつカッコいいな・・・劇場版にも出てきてほしいな・・・。

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2021/07/17

救えるものは他になし

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先日ご紹介した「特撮合金・大鉄人17」ですが、あの頃のワクワクを思い出させる傑作でした。今でもモニターの前に飾って遊んでいます。
ただ1点、どうしても残念だったのが・・・。


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要塞17への変形の際に、腕を変形用の小型のものに交換しなければならない仕様です。この腕は手首を下に折り曲げた状態で造形されており、そのまま戦闘に移行することができませんし、小型腕専用の拳もありません。
劇中通りのバカでかい手を胴体に収納するのはちょっと厳しいにしても、せめて「変形→戦闘開始!」までは部品を交換せずに、シームレスにバトルさせたいと思うのは、当時品の超合金で遊んでいた者でなくてもそうでしょう。


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そこでマウンテンサイクルをひっくり返して、写真のものを発掘しました。「関節技EX・極め手」という、MGのガンプラを意識したサイズの可動拳です。手首に上下の回転軸があるだけでなく、指の関節が1個1個可動、自在にポーズを付けられる優れものです。

ただ残念ながら現状はおそらく店頭在庫のみ、また本来はポーズを付けた後、指の角度は瞬着で固定することを推奨しています。ガシガシ動かして遊ぶことは想定されていません。しかし!まずは試してみることにしましょう。


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内部部分を組み立てると、こんな感じになります。指は平手から握りこぶしまでできますが、材質がABSなので塗装はしません。指が青ではなくなりますが、これはしょうがない。またボールジョイント部分は、径が17のそれより微妙に細いため、レジンで少しだけ太らせます。

手の甲に青く塗装した装甲を付け、指の形をグーにして・・・。


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腕部品(小)に取り付けると、こんな感じに。


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全体のバランスはなかなかで違和感もなく、手首の軸も思ったほど目立ちません。最初からこういう物だと言われれば納得する(?)レベルです。劇中のような迫力が欲しければ、本来の腕に交換すればいいだけですしね。

ではいよいよ変形開始。果たして、ちゃんとうまくいくのでしょうか?


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まずは指の関節を伸ばして、平手にします。


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続いて手首を内側に畳み、指も畳んで、腕の内側にまっすぐ沿わせます。


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そのまま両肩を引き出し、肘を内側に90度曲げていき・・・


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腕を腹部シャッターに押し込みます。そのまま、両肩も元の位置に押し込みなおすと・・・。


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おお!ちゃんと入った!
この通り、両肩の幅は変形専用の手首を用いた時と同じです。肩装甲と腕とで少し角度が付きますが、ちゃんと腕が胴体に収納されています!


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後は普通に変形させて・・・。


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美しい飛行17の完成!

少なくともこの状態で、変形専用手首を使った時とは、ほぼ見分けがつきません。


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これで、シームレスに変形→戦闘が行えます。やったー!
やっぱり指が動くと全然違いますね。数十回変形を繰り返しましたが、今のところ壊れる気配はなく、満足して遊んでいます。

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サブマシンを持たせたところ。なんか特撮でよくある「手のアップの時に手袋を使った撮影」みたいだな。まぁいいやw

今回は極め手を使いましたが、MGガンプラのフル可動手首を使用しても、おそらく同等のことができるのではないかと思います。その方が手に入りやすく、壊れにくいかもしれませんね。

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開発された方々も、たぶん可動手首のことは考えられたのでしょうが、コストその他の問題で見送られたのではないかという気がします。いや知らんけど。こういう時、例えば日本の大手財団Bとかだと、可動手首とか見栄え前提の小型頭部とか、その他オプションパーツを「プレミアムB」などで注文販売するような気がしたりしなかったり。

まあ何にしても「何か物足りない」と思った時に、「救えるものは 自分自身以外他になし」!「なければ作る」精神だけは、枯れないようにしたいと思います。

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2021/05/02

おうち時間

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GWなのにおちおち、安心して外に出かけることもできない今日この頃。せめて家でできることを楽しくやりましょう。

ということで今回は番外編、家でお手軽にプラモを作るための、簡易ブースを作成しました。材料は全部100均のもので、税込み660円しかかかっていません。

しかし、プラモのランナーをまとめておいておける薄いボックス、ツール群を入れておく箸立て、その後ろに固定したクリップボードで設計図見ながら作れる簡易さ、自分で作った割には非常に重宝するものができました。外側はザル状のA4ファイルケースと、それより一回り大きい、中抜けのないケースの2重です。

このサイズのボックスなら、ランナーは、ミニプラなら丸ごと1箱入りますし、ガンダムHGシリーズでも数枚は入れておけます。ランナーをあっちこっち探さなくて済むので非常に便利。これ全部でA4サイズなので、机の上に広げるのも楽です。


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片付け・再開も簡単。クリップボード外すだけで、そのまま持ち運べます。


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一番いいことは、二重底のおかげで、削りカスが穴からこぼれて下にたまり、掃除が非常に楽なことです。ランナーやパーツを一緒に入れておいても、カスが付くことはないので実に安心。

100均の製品だけなので、自分でいろいろアレンジしてもお手軽価格で済むところがポイント高いです。もっと大きな説明書を見るときのために、ボールジョイントで伸びるクリップも今度買って来ようかな。


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そんな中で、プラモとは別に、3Dプリンタで新しいものを作りました。全長20㎝程の可動フィギュア、ドルセリオン・ミニ。周りにいるのは、戦隊チームをイメージしてチョイスしたダイアクロン隊員たちです。


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もともとデータとしては、完全変形版を基にしているので、さほど労力は要りません。可動域は元よりも広がっているくらいです。関節にはリボ球を使用、安心してグリグリ動かせます。壊れる心配のない玩具って楽しいなぁ。ってか壊れたらまた作れるし・・・。


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ミライトを利用したビームサーベル発光も可。


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同じゲーム内に登場する、勇者姫アンルシアと一緒に。まあスケール違いますが。


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ダイアクロン隊員をこう絡めると、超電子バイオマンのエンディングみたいな感じにもなりますね。


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なのでつい戦隊風に加工してみたり。


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まあとにかく、私たちは私たちのできることを、できる範囲で行いましょう・・・。

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2021/04/03

立て!ドルセリオン!

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5つの道が交わる時…燃える正義で悪を撃て!


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完全変形【DX緊急駆動ドルセリオン】登場!

以前からちまちま作っていた、3Dプリンタによる巨大玩具が完成しました。中島諭宇樹先生が連載中のマンガ、「ドラゴンクエスト 蒼天のソウラ」に登場する人型機動兵器、その名もドルセリオン!

オンラインゲーム・ドラゴンクエスト10に登場する、プレイヤーの足となるドルボード(バイクみたいなもの)。劇中では、「超駆動戦隊ドルブレイブ」の面々が乗る5台がおのおの巨大化し、合体してドルセリンとなります。

もちろんマンガの中にしか登場しないので、今までそんなものを立体化、ましてや合体可能な玩具にしようなどという人は(私の知る限り)いませんでした。ならやっちゃうしかないよね!とにかくドラクエ10とソウラは大好きだし!

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というわけで、まずは合体する5台のドルボード。いずれも、ゲームやマンガ内に登場するデザインを割と忠実に再現しました。


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後述する理由のためにかなりデカくなっており、一番大きいドルチェイサーとドルチャレンジャーは、1/6ドールが乗り込んでちょうどいいくらいのサイズです。逆にドルストライカーとドルダイバーは、RKFシリーズの仮面ライダーが乗るくらいのサイズです。本来は同じスケールのフィギュアを載せたかったのですが、デザインの都合上、合体時の巨大化比率がかなり異なりますのでしょうがない。


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まずは司令塔となる、ドルストライカー。劇中では、本来の三角錐型のドルボードが、追加武装であるハンマーを牽引しているという設定です。機体先端の丸い部分は、ある用途のために、差し替えで発光も可能にしています。(100均で見つけた丸いライトを使用)

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分離し、変形を始めます。いずれもネオジム磁石6mmを合体に使用しており、バシャっと気持ち良く分離・合体が可能です。三角錐の部分は前後に分離、後部がドルセリンの頭部になり、上部のセンサーが展開します。赤い円筒は、内部のアーム部分を引き出してスライドさせると、中から合体用の軸が押し出されて、肩パーツになります。


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続いて、胴体になるドルチェイサー。5台の中でも最も未来的な、バイクらしいスタイルをしています。これも前部に、ガンプラ用の発光LEDユニットを内蔵、ヘッドライトが点灯します。


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前輪が左右に分かれ、回転して肩関節を形成し、後輪は回り込んで背中に逃がします。原作だとバイク後方のバッグみたいな部分が股関節になり、後輪が腰にくるのですが、そうするとどうしても変形前後のつじつまが合わず、また胴体が細長いロボができてしまいます。そのため、後部を畳み込んでフォルムを調整、さらに後輪周りのカバーを展開するギミックをいれています。


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両脚になる、ドルチャレンジャーとドルトラベラー。鳥山明先生ライクな感じの、モノバイクタイプです。いずれもヘッドライトが点灯します。


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変形過程は複雑怪奇、よく先生こんなこと考えたな?と驚いてしまう仕組みです。まぁこれで合ってるのかどうか、作った私も今一つわからないんですが!
ひざ上に軸があり水平に回転でき、膝も90度以上曲げられます。


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最後は両腕となるドルダイバー。深海潜航艇という設定です。まぁゲーム内ではどっちかというとバックトゥザフューチャーのエアボードのように、普通に街中を走ってますが!


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ヘッドライトと後部バーニアも発光します。意図したわけではないのですが、ヘッドライトは下部の隙間から光が漏れて、まるでほんとうに潜航艇が海底を照らしているかのようにも思えます(設計ミス


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中央から分離し、内部に収納された手首を展開します。手首は以前作ったフル可動タイプなので、関節全てが可動、グーもチョキもパーもできます。
こちらも原作では、ただ分離して腕になるだけなのですが、そうするとボードだけに薄くて長い腕になってしまいます。そのため、後部を折りたたんでフォルムを調整し、さらに合体時のジョイントを押さえて外れにくくする仕組みにしました。


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「ドルセリン・チャージ!」


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合体開始だ!


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「完成!ドルセリオン!」

海底離宮潜入隊の切り札、ドルボードの王の誕生です。身長約60㎝の超巨大サイズ!
しかし合体にもネオジム磁石をふんだんに使っているので、割と安定してフォルムを維持できます。そして何と言っても、ここまで差し替えパーツ、一切なし!まぁ強度的に不安なパーツはあるが!


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額には100均の宝石状のパーツを配置、いかにも神秘的な感じにしてみました。またフェイスパーツを交換し、内部にガンプラのLEDユニットを組み込むことで、両眼が発光するギミックも入れました。

先述していた「サイズが大きくなった」原因はこれで、どうしても目を光らせたかったんです。そのためのLEDユニットから逆算したら、全高60㎝になっちゃったんだよ!


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各関節はラチェットとスプリングを組み込み、さらに疑似ABS素材で製作することで強度を上げ、しっかりしたポーズが取れるようにしてあります。とりあえず、腕を上げても降りてこないくらいの保持力は出せました。


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そうはいってもあまりに重くてデカいので、自重に負けて転んで破損、というのが一番心配です。そのため、非常に強力なスタンドも用意しました。耐震伸縮棒を改造しているので、安心度は抜群です。


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さらに、劇中で追加配備されたドルキャリアーとドルホッパーも作成。キャリアーはトラベラーと合体し、サイドカータイプになります。ホッパーの方は、昔懐かしホッピングのおもちゃがモチーフで、真面目な顔をした冒険者たちがこれに乗ってぴょんぴょん飛び歩くさまは、結構シュールです。

これらを装備すると・・・。


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アサルトドルセリオンの完成!
キャリアーが盾に、ホッパーがビームサーベル(の柄)になります。


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が、実はキャリアー部分は(巨大化比率が異なるので)そのまま盾にするには大きすぎます。一応腕にも持てるようにしたのですが、正直言って戦闘(と撮影)の邪魔にしかなりません。ここらへんは、2次元の表現なので仕方ありません。
それでも余ってるのはかわいそうなので、普段はこうやって背部に装備するようにしました。


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なのでこうやって取り付けているのは、アクション用の2周りほど小さい盾です。まぁ特撮の小物って、こういうことあるよね!(酷い目のつぶり方


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代わりと言っては何ですが、ビームサーベル部分はPGガンダムの発光サーベルを流用したため、物凄く綺麗に発光します。サーベルもですが、目も発光するようにしておいて良かった!暗闇で撮影してるとテンション上がる!

さらに、胸周り装甲のアンテナの先端を、先ほどの球型LEDに交換すると・・・。


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必殺パワー!「ドルサンダーブレーク!」
嵐を呼ぶぜ!が再現可能。
もちろん稲妻は合成ですが!


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そして最後に決め技!

「ドルセリオン・ウィニングラリー・フィニッシュ!」

ああ合成が楽しすぎる!やっぱ最後は爆発だな爆発ぅぅぅ!


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ああ堪能した。満足した。

この世のどこにもない玩具でも、自分が欲しいなら、作ってしまえる(かもしれない)時代が来ましたよ!

これにて、約半年かかった「クエストNo.9999『立て!ドルセリオン!』」ALL CLEAR!
初回報酬:幸福度が100上がる
リプレイ:ご勘弁ください

これが俺のドラゴンクエストだぜ!

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2021/02/07

常闇の一撃

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造形とはなんと、巣ごもりに適した時間つぶしでしょう。


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3Dプリンタで、ドラゴンクエスト10に登場する武器・常闇のハンマーを作成しました。強敵・ダークキングを数十回倒さないと手に入らない武器ですが、本来は金の飾り部分が柄を支える下部にあります。が諸事情あって、正面に回しています。まぁこっちの方が見栄えするしね。


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1/6ドールで保持するのは大きすぎてさすがに無理、補助スタンドで持たせています。


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ゲーム内だと二刀流も可能なので、当然のように2個作成しています。柄は取り外し可能です。


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マンガ「蒼天のソウラ」では、この武器は殴るどころか、「システム・オプティカルオーケストラ」として、(たぶん)魔力によるミサイルランチャーみたいな攻撃をしていました。


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さらに縦に連結して、「システム・ソレノイドシンフォニー」の強力砲台としても運用していました。何だこれは本当にハンマーなのか・・?


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以前作成したドルボードにマグネットで連結、牽引してもらって走行も可能です。


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さらに、中に収納されている謎のアームが起き上がり・・・。

 

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ジョイントを押し出してスライド展開、何かにくっつくような形態にすることもできます。いやー何が起きるのか見当もつかないや(棒

変な話だけど、巣ごもりのおかげで作業は結構はかどります。片っ端から出張とか取りやめになったからね。決して良いことじゃないんですが・・・。 

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2021/01/17

冒険は相棒を乗せて

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♪ いつも一緒さ アステロイドブルース ♪ (関係ない


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ドラゴンクエスト10に登場する乗り物・ドルボード。その中でも初めて(だったか)二人乗りを可能にしたサイドカータイプを、3Dプリンタで立体化しました。1/6ドールが乗れるよう、横幅も奥行きも30㎝以上のデカブツなので、ほぼすべてのパーツが分割印刷。サイドカーの前面ですら、2枚に分割して接着せざるを得ないほどの代物です。


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細部に嘘くさいデカールがありますが、全部ガンプラとかからの流用なので、アストルティア文字ではありません。ごまかすために文字のある部分は、上下反対にして貼ってあります。上下反転すると、意外と文字だと認識できないものです。


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ヘッドライトも点灯可能。内部に、ガンプラMG用のLEDユニットを入れてあります。

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後ろにはブレーキランプやウィンカーもあります。そもそも、魔物相手にブレーキランプやウィンカーが必要なのかどうか知りませんが・・・。

排煙の汚れなども再現してみましたが、ちょっとやり過ぎたかな。


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サイドカー部分はマグネットジョイントで脱着可能。6mmネオジム磁石を2個ずつ使っているので、接続力は抜群です。さすがに持ち上げると外れますがね。


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そしてサイドカー部分は、なぜか大型の盾に変形する機能があります。表面処理が雑ですが、交戦した後はこんなもんだろうと思って適当に削ったり穴を開けたりしています。・・・がよく考えたら、登場時は新品だったはず。いや何の登場時か知らないが!


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次は乗っている人たちのご紹介。オーガ(女性)とキラーパンサー(白)です。


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オーガ(女性)は角と尻尾が特徴的な、ナイスバディの種族です。我々は愛を込めて「オガ子さん」と呼んでいます。彼女はCoolGirlのNo.13の武装を利用、肩の角を3Dプリンタで作成。尻尾は針金を芯に毛糸を巻き、薄めた糊で固めています。


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やっぱオーガは両手剣、ゲームにでてきそうな適当なものを探しましたが、リボルテックのなんか・・・肝っ玉母さんのだったかな・・・がちょうどいい感じでした。


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お供のキラーパンサーは、トランスフォーマーのMPタイガトロンに、毛糸を両面テープで貼り付けただけです。本当はチータスの方がイメージに合うんですが、どこにしまったかわかんなかった。


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現状この世にないものであっても、根性があれば生み出すことができる時代がやってきました。今はみんな巣ごもりをせざるを得ませんが、早く普通に展示会とかできるようになって欲しいですね・・・。

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2020/12/14

遥かなる旅の友

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ちょっとそこまでお買い物。


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オンラインゲーム・ドラゴンクエスト10で、冒険者たちの日々の足となっている乗り物、ドルボードをいくつか、3Dプリンタで立体化しました。まずは、鳥山明先生テイストがじわじわとくる、モノバイクタイプです。


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1/6サイズのドールを乗せると、街乗りにはぴったりなサイズです。各種モニター、ハンドル部のスターターやウインカー、ブレーキランプなども再現しています。


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続いては、最もスタンダードなドワチャッカタイプ。ドルボードは、現在では100種類ほども存在していますが、実は中身は全く同じで、すべて上の写真のような、反重力で浮く三角錐形をしています。しかしドルワーム王国の古代化学力によるホログラムにより、さまざまに見た目を変えられ(ると言う設定になってい)ます。


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こちらは都合上、RKFの仮面ライダーが乗るとちょうどいいサイズ。謎の分割線は現状、気にする必要はありません。


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最後は、なんでこれと上の三角錐が同じものなのか理解できない、レーサータイプ。未来的なデザインが非常にかっこいいです。


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こちらも何とかRKFシリーズが乗れますが・・・


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デザイン的に、COOLGIRLの方が似合いますね。これも雰囲気はばっちりなんですが、肝心のCOOLGIRL協力迎撃部隊の素体の方が、スーツのゴムの弾力に負けて、ポーズをほとんど付けられないトホホぶりだったので、そばに立たせるだけで我慢しています。


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本当はこういう人が乗るんですがね(謎


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さて。

実は3機のいずれにも、驚愕の(わけのわからない)変形機構がありますが、それはまた後日。まだ工程は3/7なので・・・。

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