妄想玩具研究

2025/06/09

無限変形

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手のひらに乗るサイズの、お部屋のインテリアにもピッタリのキューブが……

 

無限の形態に変形だ!

 

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DX無限変形・キューブロボ。
もちろんそんな玩具が販売されているわけではありません。
なんかこういう玩具ほしいなぁ、と思って私が設計、印刷しただけです。

ちなみに本当は、ある別の玩具を「どこにしまったか忘れたから自分で作るか」と思って設計しだしたら、全然別のものができてしまったのであります。テヘ!

なお以下の写真は一部に、開発途中や限定のクリスタルカラー版などが使われておりますが、ご了承ください。


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普段は、手のひらに乗るサイズのキューブの状態でスリープモードに移行しています。

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ここからエンブレムを取り外すことで、キューブは封印を解かれてリセットされます。あなたが意思を込めてエンブレムを取り付けなおすことで、キューブにあなたの心が刻まれ、相棒として蘇ります(という設定)。

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パーツを取り外すことなく、各部を回して回して回し続け、最後に再びエンブレムを取り付けると……。

 

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 キューブロボに変形!


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各部はかなり良く動き、関節も結構丈夫なので、破損とかほぼ気にせずにガンガン遊べます。


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ヒーロー着地のようなポーズも楽々再現!


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ロボモードは頭部に、パーツ分割されて自在に動くサーペントテールソードを装備しており、剣の各部を回転させることで、好きなポーズをつけることができます。パーツの90度直角な部分同市を合わせると、堅牢な剣(まっすぐ)を維持でき、どちらかの丸い角を合わせれば、ボールジョイントを中心に90度倒すことができます。


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キューブを後ろから見たところ。かなり堅牢にがっちり固まっています。いろいろ各部を畳み、つま先を1か所のみ反転させることで接合、綺麗な正六面体を維持しています。

そして、変形パターンはロボだけではありません。全身の各ブロックを回転させ、エンブレムやソードを付け替えることで、他の様々な形態に変化させることができます。


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ジェットモード!

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足裏のジョイントでぴっちり脚が閉じており、さらに脛裏のフィンのジョイントにソード部分が固定されています。


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ドラゴンモード!

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エンブレムは右腰のジョイントに、ソードは左足先のジョイントに付けなおします。フォルムが大きく変わるのが楽しいところです(自賛


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スコーピオンモード!

ソードは部品を水平回転させることで、倒れる方向と保持力を変えることができるため、尻尾はこの状態でもちゃんと形を維持していられます。


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And more……

他にまだいろいろできるよ。あと6種類くらいはやってみました。


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変形パターンは自由自在、あなたの想像力が新たな形を生み出し、キューブに力を与えます。あなただけの形を作り出し、相棒をかわいがってください。(そう説明書に書いてある、という設定)


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個人的には、もしこれが製品として発売されていたのなら、ノーマルカラーも限定クリスタルカラーも両方買っちゃうだろうなぁwというくらいに気に入っています。なんかカチャカチャ動かしているだけで、すごく楽しいんですよね。

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2025/05/11

完全伸縮ゲッター3

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へへ……
ちったぁ驚いたか、ハチュウ人類ども……

これが「差し替えパーツなしで、腕が本当に伸縮するゲッター3」だ!


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pose+ METAL HEAT シリーズのゲッター3は、あのデザインをきちんと再現した上、腕も伸ばした長いパーツが付属する逸品でした。純粋に動かしていて楽しい、これは玩具の基本ですね。


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そんな折、100均ショップで件のものを見つけました。伸縮チューブロボット MA-1588という製品で、手足が柔らかいジャバラでできています。


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これがまたやたらよく伸びるうえに、曲げた時でも保持力が高く、かなり遊べる優れもの。そこでひらめきました。

「改造すれば、魔神バンダーとか、ボスボロットとか、ロボコンとか、ロペットとか、万能タンク・グラタンとかできるんじゃないのか?」

もちろん筆頭格はゲッター3ですが。


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そこで速攻バラしてみます。君の犠牲は無駄にしない……。


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よく考えたらジャバラ2本でよかったので、2本は無駄になった(おい

両端は大きな段差がついた造形で、その部分は伸縮しません。そこをゲッターのボディ(肩口)に差し込むようにすればいいでしょう。

実際はめてみたところ、たまたま太い部分の内径がゲッター3の腕とほぼ同じ8.4mm。少し外側から抑えれば、それだけで十分はめ込んだときの保持力がありそうです。


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blenderで、手首のジョイントと肩に差し込むときのスペーサー、そして外形のリング部分を設計し、3Dプリンタで印刷します。印刷時間は30分もかかりませんでした。


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なんかポテコみたいになった。


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スペーサーを太い部分にはめ、その上から外形リングを差し込んで止めます。さらにジャバラに、4個の外形リングを差し込みます。


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最後に手首ジョイントを差し込み、保持用のスペーサーで固定した上から、最後の外形リングを差し込んで止めます。本物の手首を差し込んで……。


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肩から交換して完成!見た目のフォルムは違和感ないですね。色合いは、ちょっと違うけどしょうがない。まあアニメのゲッター3の腕はこういう色だったしな!

そして、手首を引っ張ってみると……。


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伸びる!


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伸びーる!


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伸びーーーる!

うわはははこれ楽しいぞ!伸びて戻してをさんざん繰り返しても全然壊れないし、気持ちよく遊べます。純粋に動かしていて楽しい、これは玩具の基本ですね!(フラグ回収


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腕を最大限に引っ張り出すと、さすがに手首そのものが重いので支えきれませんが、少しずつ伸ばした状態であれば十分ポーズが保持できます。っていうか本来の腕より良く曲がって安定するので、普通にこれを標準装備していればもう、他の腕は不要ですw やったー!

 

貴様らにも味わらせてやるぜ!

ゲッターと100均アイテムの恐ろしさをなぁ!

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2025/04/20

完全変形スクランブルダッシュ

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ダダッダー!


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ジャンボマシンダー・マジンガーZに続き、グレートマジンガーも昨年末に発売されました。大型のマジンガーブレードがメッキで新造されたわくわくものです。着脱可能なスクランブルダッシュも付属、大空の勇者のご威光をたっぷり味わえます。当然ながら、スクランブルダッシュは無可動です。まあそんなの当たり前ですが。

でもやっぱり、あの「ジャキーン!」って羽根が生えるやつ、やりたいじゃんね?


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早速設計に入りました。

希望としては翼幅は40㎝以上、畳んだ時には翼が前からは見えない20数㎝程度が理想です。最初はスプリングで気持ちよく展開する、いかにも玩具らしい遊びができるものを考えていたのですが、本体が大型なので、かなり強力なスプリングを使わなくてはなりません。そうするとその分と翼の底の厚みが加わるので、前から見たとき、かなり翼が出っぱなしになってしまいます。ですので今回は、見栄え重視のものにしました。


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印刷してみます。最初は1/2サイズで作って、何度もすり合わせをしました。翼を10枚くらい無駄にして……。


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前からは少なくとも翼端は見えない、良い感じの大きさのものができました。本来付属するスクランブルダッシュは、腰の部分に細い部品で巻き付く感じですが、私が作成したものは大きいので、その合体方式だと不安定です。そのため、ジェットスクランダーと同様のベルト方式にし、後ろでブースターに合体させています。

これを伸ばしてみると……。


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やったー!雰囲気ばっちり!

差し替えなしで、ブースター本体から、4段階スライドする翼が生えてきます。正面から見た際になるべく翼のラインが繋がって見えるよう、上下はかなり削り込んで設計しました。斜めから見ると段差見えるけどね!


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背中から見るとかなりデカい!w

これはちょっと想定外、というか本当はもっと上下に短かったのですが、スクランブルダッシュは伸長するとき、斜めにスライドします。そのために、翼の上下の長さ以上にブースターが大きくならざるを得ません。いったん横に回転させて伸ばすことで、ブースターの大きさを縮めることも考えましたが、それではスクランブルダッシュらしさが欠けてしまいます。そのため「後ろはデカくてもいいや」となりましたw


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でもやっぱデカい!グレートブースターみたいだなw


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でも翼なんか、いくらデカくたっていいしな!(ロボ者の偏見)

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ガンガン伸ばします。スライド軸にはクリックが入っているので、所定の位置で固定できます。

 

楽しかったので歌まで作りました。水木アニキの歌というより、「アニメよく知らないヘビメタの歌手が作らされた」歌みたいになっていますがw

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2025/01/12

カオスなことになってきたな!

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「行くぜビュンディ!」「ああ、ブンドリオ!」
っての本編でもやって欲しいですね。

DXビュンビュンマッハーロボは、玩具的にはブンブンジャーの2号ロボというより、DXROBO UNIVERSE シリーズの1号ロボという立ち位置なので、ビュンビュンカーとの連動も腕にあるくらいの最低限、上記の写真は現状存在できません。何より肩のジョイントはブンドリオと凸凹反対なので、ブンブンレオレスキューとかチャンピオンキャリアーとか、本当は合体できないんですよね。


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それはあまりにも気の毒!

というわけで、3Dプリンタの出番です。DXROBO UNIVERSEのフレームに装着できるブンブンカー用のジョイントを作り、それをビュンディーに取り付けてやればいいのです。


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印刷したものがこれ。各部ジョイントと肩装甲、そしてつま先ブロックです。肩装甲は単に見栄えをよくするためのものですが、つま先は今後の合体の時に足の長さを合わせるために必要でした。


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各部ジョイントはUNIVERSEフレームと気持ちよく合うよう、長さを合わせてあります。数回やり直したけどね……。0.1mm変えるだけで「合体の気持ちよさ」が変わってしまいますから。昔の方々は、よくこんなの手作業で合わせられたなぁ。


そして各部に、ブンブンカーやDXチャンピオンキャリアーなどを合体させ……。


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DXビュンビュンマッハーロボチャンピオンの参戦だ!

バランスも全体のフォルムも、いかにもスーパー戦隊ロボの合体という感じになりましたが、いかがでしょう。これでビュンディーも合体ロボの仲間入り!焔先斗も(感性が小学生のままだから)大喜びしてくれることでしょう。


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また以前開発した、ビュンビュンマッハーロボたち用のフル可動フレームですが、より安定して可動も安心のVer.2を作りました。色は白にしてみましたが、ビュンディーの青いボディに合わせると、なんとなくF1カーみたいでしっくりきます。


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こちらは今月発売のDXROBO UNIVERSE・ゴーカイオー。もちろん海賊戦隊ゴーカイジャーのメカですが、故あってブンブンジャーにも登場しました。あの回はほんとびっくりしましたね。「あ、貴方出てくれるのか!」って。


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5台のゴーカイマシンに分離します。形状や仕組みはDXROBO UNIVERSE仕様なので本編とは異なりますが、雰囲気は出ていますね。

このガワを、先ほどのフル可動フレームに装着させると……。


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腕はかなり動かせますが、ゴーカイオーの場合、ボディが全部ガレオンなので胸と腹と腰の装甲が一体化しており、脚部が思ったほど開きません。ちょっと迫力に欠ける結果となってしまいました。残念。

いよいよブンブンジャーも佳境、さっきのゴーカイジャー登場の話もそうですが、素晴らしくカオスなことになってきましたね。ほんとに日曜日が楽しみです。

 

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MODEROID 完全勝利ダイテイオー

 

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2024/11/16

UNIVERSE FRAME

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バカな!トッキュウオーがこんなに動くなんて!


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以前ご紹介したDXROBO UNIVERSEシリーズ、共通フレームで組み換え遊びができるのはとても楽しいのですが、可動域が肩くらいしかない(腿は横にしか回らない)という残念な点がありました。いや、子供のDXロボ玩具としては満点なのですが、大人の目で見るとねっていう話です。そもそも子供のものなんだから、これはこれでいいのです。


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しかし大人はないものねだり。ないならしょうがない。作ってしまえ。


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というわけでできたのが、DXROBO UNIVERSE用の可動フレーム。元の玩具のフレームとほぼ同じサイズですが、全身17か所に可動域を設けてあります。材質はPETG HFというペットボトルの材質と同じようなものを用いていますが、それより紫外線に強く、またプラより硬くて柔軟性があり、ABSとほぼ同じ硬さを持っている優れものです。


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胴体中央フレームは動かす必要がないので、玩具のものをそのまま使用しています。また各部の四角い凸凹ジョイントは、玩具のものを脱着できるよう、同じ仕様にしてあります。差込みと保持の感触は、玩具とほぼ変わりないものになっています。まぁその感触にいたるまで、十数回作り直しましたがね……。


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各部の丸い穴はビスを刺し、強度と保持力を調整できるようにしてあります。が、実際作ってみたら保持力がかなり良い感じだったので、調整の必要はありませんでした。むしろ固すぎて何度か折れたw

完成したこのフレームに、トッキュウオーの装甲を取り付けてみると……。


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この通りだぁ!


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装甲自体は玩具そのものなので、イメージは全く変わりません。そのくせ良く動く!遊べる!楽しい!壊れない!やったね!


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ただ実は、そのまま装甲を付けるとみての通り、腰関節はトッキュウオーの装甲と干渉してしまうので、あまり前後に動かせません。


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そこで追加ジョイントパーツを作りました。玩具のジョイントとほぼ同じ凸凹ジョイントが、前後についています。


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これを本体に取り付けることによって、トッキュウオーの装甲を浮かせ、干渉しない空間を作っているのです。簡単工作なのに、こうかはばつぐんだ!


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なのでビュンディーも生き生きと動かせます。なんかホント楽しそうだな?カオスなことになってきたぜ!


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同様に以前作成した大連王も、ダイナミックに動かせます。このために大連王の両肩は、白い部分が上下と左右にスライドできるようにしてありました。めんどくさがらずに作っておいてよかった。なお大連王のみ肩幅が他のロボより広いので、中央の胸ブロックも新造しています。


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エンジンオーももちろんできるのですが、これだけ両ひざの裏の装甲が長く、膝を曲げても干渉してしまいます。もっと上の部分から曲がる関節を作っても良かったのですが、今回はUNIVERSE用の共通可動フレームを作るのが目的だったのでやめました。


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ほんの少し肘を曲げるだけで、巨大ロボの印象はグンと替わりますね。特にトッキュウオーは、合体玩具だと構造的に腰が回ることはできないので、それができるフレームを内蔵するとやたらアクティブになります。うむ。余は満足じゃ。

本当はこんなの自作しなくても、メーカーさんから出してくれればありがたいのですが、それよりこのシリーズちゃんと続いて欲しいですね。次のゴーカイオーで終わりじゃないだろうな……?

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DXROBO UNIVERSE エンジンオー

 

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2024/09/07

鉄を斬る武器

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以前作成した、ジャンボマシンダー・マジンガーZ用の完全変形アイアンカッターですが、その後もっと簡単に変形できるようブラッシュアップしたMrk-Ⅱを作成しました。


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これだけならわざわざアップする必要はないのですが、せっかくなので、音楽作成プラットフォームサイト「Suno」に歌詞を放り込み、歌を作ってもらいました。ただし著作権に配慮した結果、劇中に登場する言葉をなるべく避けたところ……

なんかヒドいマヌケソングが出来上がりました。!

 

Sunoは、歌詞を日本語で作っても全く問題なく、伴奏から歌まで入った曲を作成してくれます。この曲の中で「3Dプリンター!」と叫んでいる部分がありますが、そこも普通に鍵括弧で囲んで、!マークを語尾に付けたら、こうなりました。
著作権は作成を依頼した本人にあり、会員なら商用利用も可能だそうです。入力する歌詞の著作権には気を付けねばなりませんが、ちょっとした動画にBGMを付けたり、メロディのインスピレーションを得るのには使えるんじゃないでしょうか。あと電波ソングを作るのにもw

まあ何だか、K-POPの人が慣れない日本語で歌うようなものができましたが、ご笑納くだされば幸いです。

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仮面ライダーガヴ
DXガヴガブレイド&ゴチスピーダー

 

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2024/05/24

勝利のシグナル

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ドリル特急、発進!

念のため言っておくけど、市販品じゃないよ!


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先日発売されたTHE合体マイトカイザーは出来栄えは抜群ですが、ドリル特急となってカイザー1から5を運搬するためのカイザーキャリアはまだ発売されていません。発売決定のアナウンスはありましたが、5/21時点で予約も始まっていないので、まだ先なのでしょう。


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なので我慢しきれず、3Dプリンタで作ることにしました。本体はほぼ箱とコンテナの組み合わせなので簡単なもの……と思っていましたが、実際に設計始めて困難にぶち当たりました。


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というのは、発進シーンを映像や当時玩具と同様に再現しようとすると、カイザー2から5はキャリアに対して横を向いた状態……この図だと下ですね……になります。しかし見ての通り、それだとキャリアの横幅が非常に大きくならざるを得ません。THE合体のマイトカイザーはプロポーションが良いので足が長く、カイザー4と5が大きいので、なおさらです。

またこの搭載方法だと、カイザー1から3までのコンテナに、かなりのデッドスペースが発生します。空っぽの荷台を運ぶのは、運送業にとってはなるべく避けた方が良い事案のはず。これもなんとかしたいところです。


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そこで、通常運搬時は全てのマシンが、進行方向に対して前(この図だと左)を向くように、コンテナを配置します。そして発進時には、そのコンテナが回転し、進行方向に対して左(この図だと下)を向くようにしました。


ちゃんと動くかどうか、アニメファイルで確認します。うんたぶん行けるはず。印刷だー!


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本体がデカいので印刷も結構時間がかかりました。両サイドには1~5までのナンバリングを、シールで再現しています。羽根や胸飾り、ドリル特急本体を取り付けて完成。


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前後から見ても、まぁまぁ列車らしいギリギリくらいの幅広さになったのではないでしょうか。材質的に強度が心配だったので少し厚めにしましたが、実際に作ってみたら、もっと横幅を縮めても良かったようです。

では発進のため、「カイザーステーション」への変形開始!


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最初に正面から見て右側の外蓋を展開します。蓋には内部に凸ジョイントがあり、運搬時にコンテナが回ってしないよう固定しています。


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内部コンテナが回転するためのスペースが確保できたので、本体下の見えない部分にあるバーを動かして、コンテナをスライド、その後に回転させて横を向かせます。この写真ではカイザー1の後ろがスカスカだったので、後ではちゃんと壁を作りました。

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続いて向かって左側のハッチを開きます。これは全て個別に動いて展開します。この状態ではもう、内部コンテナが横を向いています。


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発進用のハッチを展開して……


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全機スタンバイ!

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発進!

いつになっても、基地からの発進シチュエーションは燃えますなー。


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この時カイザー1だけは、DX玩具と同様横向きのまま、カタパルトに乗っています。でもそれだと一斉発進の際にまとまらないので、専用のカタパルトを作成、スライドして出てきた際に上部だけ90度回転し、他の機体と同様に前を向けるようにしました。


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正直言って、当時は「カイザーキャリアとかいらない派」でした。だってとにかく邪魔なんだよねw 最初からカイザージェットで飛んでくりゃよくね?と思っていたものです。

しかし出来のいいマイトカイザーで遊んでいると、やっぱり発進、格納、収納とかやってみたくなります。そしてつらつら考えるに、邪魔だったのは「カイザーキャリアの横幅」だったことに思い当たりました。しまうときとか場所ばっかり取ってね(汗

なのでそこを狭め、ドリル特急としてもまあなんとか許容範囲に収めることができたのは僥倖です。
ついでと言っては何ですが、万が一のこの後のことを鑑み、キャリア後部には他の列車も牽引できるためのジョイントも用意しておりますw

 

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2024/04/10

開発状況04.10

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とりあえずここら辺まではできました。


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開発中の、スーパーミニプラ ライブロボ用・ビッグスケール マシンバッファロー(なんか日本語が変)。ライブロボ自体はライブボクサーと合わせて発売済みですが、母艦のマシンバッファローはどうも一向に発売される気配がありません。

なら!作ってしまえ!

というわけで、超次元プリンタ = FDM式3Dプリンタの力を発揮してもらい、PLA製での開発を始めました。もちろん3機のライブマシンを搭載、前後のハッチが展開し、発進カタパルトが伸縮します。


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背部から見たところ。だいたいいい感じになってますね(自賛)。


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後部ハッチには、原典にはなかったシリンダーの伸縮を盛り込みました。やっぱりただ蓋が開くより、こういうダミーでもあった方が、ミニチュアらしくなりますしね。

実際の動きはこんな感じ。見やすくするために左半分は省略しています。

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まだこの後研磨、塗装、そして楽しい(地獄のような)シール印刷が待っています。やっぱミニプラはシールだしね。


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2024/03/20

気分はバクアゲ

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またこの季節が来ちまったなぁ!


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DXブンブンハンドル。爆上戦隊ブンブンジャーの共通武器、ハンドルでマシンをコントロールする以外に武器にもなる機能があります。


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変形してロッドモードに。第1話でブンレッドがブン回していたのは印象的でしたね。


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また中央にブンブンチェンジャーをセット、やかましいくらいにサトシ(違う)が喋ります。デザイン的にも、ハンドルの真ん中にメーターが来るのっていいよね。


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しかし毎度のことながら、ロッドモードは子供サイズ、全長30㎝に満たない長さです。いや、子供ですらロッドじゃなくってドライバーだろ?というくらい。これはやっぱ……やらねば、なぁ?


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検証のために分解してみると、先端部分がねじ止めされているだけです。基部から延ばしたいところですが、変形のためにかなり丈夫な材質が使われているので、ここをばらして作り直すと、耐久性に欠けるような気がします。


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そこで先端部以降を伸長できるよう、設計に入ります。最近はすっかりblenderばっかり使ってるなぁ。


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基部に2段階の折り畳み部分を入れ、伸ばすことで長さを確保します。回転部にはロック機構があり(丸い部品)、押し込むことでロックが解除、戻すとしっかりラチェットで固定できます。


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他のパーツも超次元プリンタで出力し、磨いてからサフを吹き、メタリックブルーで塗装、仕上げにクリアコートします。


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組み立てて、正面から見たところ。ほとんど前と変わっていません(自賛)。しかし実は……。


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背部に2段階に折りたたまれ、さらに中央からスライドして先端が伸びるギミックがあります。そのため、実際に全部を伸ばすと……。


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とてもじゃないが、室内では撮影できないサイズになります。全長80㎝!しかも先ほどのロック機構に加え、本体をスライドさせて変形部をがっちりとホールドすることができるため……。

変形がとても簡単な上、大人が振り回しても全く問題なく遊べるほど、しっかりした……まあ気持ちの問題だけど!ブンブンハンドルが出来上がり!やったー!

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これでようやくこちらに本腰が入れられます。


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爆上戦隊ブンブンジャー DXブンブンハンドル

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2023/10/29

ドルドルドルドル

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♪ ドルギラン ♪


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超合金魂・電子星獣ドル&ギラン円盤。記念すべき宇宙刑事の最初のメカ、SFスピリット溢れる異形の母艦がリニューアルされました。BGM機能も付いています。


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まずはギランの分離。敵・マクーの円盤が3機付属し、戦闘バンクシーンを思い出させます。スイッチでBGM「宇宙の王者ドルギラン」が流れます。


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内部にはサイバリアンとギャビオンを搭載、前部カタパルトからミサイルのように打ち出すこともできます。結構な勢いでぶっ飛びます。
機体左側の突き出た細長い部分からは、原点の玩具は円盤を射出する機構がありましたが、さすがにそのオモチャ的ギミックは再現されていません。


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続いて分離したドルの変形。当時玩具では、尻尾の先が下から出てしまう以外は完全変形でした。


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魂版では、尻尾の先と首は180度畳めるようになっており、頭部も長い尾も全部ボディの中に入ります。


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頭部はギャバンが乗っているものと、乗っていないものとで交換できます。

しかし!

この魂版は、いわゆる「完全変形」ではありません。(パッケージにはそう書いてあるけど……)


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なんと、変形に際しては「頭部の一部と一体化したヒゲ」を外して、残りの首を胴体に収納するようになっているのです。ヒゲは(なぜか)硬質部品なので、取り外さないと途中で折れてしまう心配があるからでしょう。

いや気持ちはわかるけど、我々が欲しかったものってソレじゃないよね……。差し替えなしで変形できるドルギランだよね?

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なのでサックリ設計を始めました。いつもの3Dプリンタの出番です。頭部を、柔軟性のあるレジンに調合したものに差替える予定です。


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材質を破損の心配のいらないものにしたとはいえ、内部で干渉しないよう、ヒゲは頭部部品と分離させ、回転軸を設けました。


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印刷してみたところ。なんか割とそれっぽくなりました。


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仮組しましたが、きちんとはまります。ヒゲの形状は個人的好みで、原点と少し変えています。


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またレジンは柔軟性を持たせたので、このくらい曲げても全く折れる心配はありません。


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さらに回転軸のおかげで、変形・収納時に他のパーツに干渉するのを避け、また上下も反転できるため、ヒゲに表情を付けることもできるようになりました。


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実際に収納を開始します。


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バッチリじゃないか!


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こうして、変形前後で全くパーツを外すことなく、謳い文句通りの「完全変形ドルギラン」を成し遂げました。やったー!


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しかし……私はあんまりこういうことを言いたくないのですが、こんな簡単なこと最初から(削除

というか、なぜ「変形の際にヒゲを外す」仕様にOKを出したのかが伺いたいです。造形や塗装は美しいのにねぇ……。

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