模型道限りなく

2024/05/04

熱く吠えろよ

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マシンバッファロー!

以前から悪戦苦闘していたものが、ようやく完成しました。スーパーミニプラ ライブロボ用・ビッグスケール マシンバッファローです。本家バンダイさんからは全く発売の気配がないので、3Dプリンタで作成しました。

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まずはblenderで設計します。今回は中にライブマシンが格納されるので、今までのような単なるムクではなく、プラモデルのようにガワを作ってジョイント設けて、部品ごとに作成して組み合わせる必要があります。やってみるとこれが難しかった……。「物体」を設計するのではなく、「物体の外側とその骨格」を作るわけなので、今までの経験と違う場面が多くてね。

人によってやり方は異なると思いますが、最初に全体をデザインし、その外側のポリゴンを元に厚みを付けた「ガワ」を作って、それを組み立てるための凸凹ジョイントを設計します。つまり普通にプラモデルの設計をするようなものですね。

これは面白いけど、ある程度の経験と知識が必要になります。ガワの厚さが薄すぎると折れるし曲がるし、あんまり厚いと加工も大変になるし。また凸ジョイントも「この材質だと直系2mmは無謀」「3mmは正義」などと、やってみないと分からないことが多すぎます。ジョイントの方向も「縦にすればパーツの位置合わせは正確」「でも持つと抜けやすい」とかね。

それに実際に動かしてみないと、あちこちのパーツが干渉したりするのが分かりません。なので、アニメファイルで動作確認もします。やっぱりアニメ作るのは楽しいね。

なんとかうまい感じになってきたので……。

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超次元プリンタで印刷、仮組してみます。設計はバッチリ…ではありません。いろいろ間違えて部品いくつも作り直しました。
FDMプリンタではやはり積層痕も目立つので、後処理は必須ですね。

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機体の裏面にはモールド入れてみました。よくこんな細かいのできるな……さすがは超次元プリンタ。


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全部の積層痕を消してると大変、めんどくさすぎなので、目立つところだけポリパテで埋めて塗装します。残りはどうせシール貼るし、ごまかせるね!いやそんなことなかったけど!


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シールの作成には、3DCGソフトの「UV展開」という技術を使います。ポリゴンごとに分解して、そのテクスチャの位置を決めるための機能です。昔はこんなんなくってカンだったから、技術の進歩はありがたや。


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耐水性のものに印刷します。これもやっぱプロの方は凄いですね。どうやったら一番効率よく、かつ作る人がわかりやすい構成になるか、考えるだけでもかなり大変です。
素人がやるには、大きさや角度が間違っていたらシールが勿体ないので……。

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いらない紙でテストプリント。色が付くと、とたんに本物っぽくなりますね。

今回使用したのは耐水性の光沢シールなので、先ほどの写真の通りつやつやぷうです。このままだとPLA製の本体やライブロボたちと合わせたときに雰囲気が浮いてしまうため、全体にエナメル製のつや消しトップコートを吹きます。

そうやって試行錯誤して……。


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マシンバッファローの完成です。機首だけはつやつやが欲しかったので、メタルシルバーと光沢コートにしています。


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機体の前後はこんな感じ。めんどくさそうなスジ彫りやラインが、きちんと出るのは3Dのありがたいところですねー。背部ジェットエンジンのノズルの上にある白い板みたいなものはストッパーで、これを下げることでハッチのロックが解除されます。


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もちろん各部が展開、中からライブマシンが発進できます。まずは上部ハッチのパネルラインで区切られた部分を押してロック解除、ハッチを開け、カタパルトを伸ばして、ジェットファルコンの発進。ハッチはアームで保持できます。


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続いて下部前面ハッチのライブマンマークを押してロック解除、カタパルトを伸ばして、アクアドルフィンの発進。もちろんここからもランドライオンは出てこれますが。


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後部カタパルトも開くので、ランドライオンはそっちから発進させます。原典のビッグスケール版にはなかった、ハッチを支えるためのシリンダー機構を搭載、連動して伸長します。


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なおビッグスケールでは、ジェットファルコンの入る上部の後方は閉じていました。単に成型の都合だとは思いますが、普通に飛行物体が母艦に帰還するんだったら、進行方向に着艦した方が良いですよね。なのでそちらも開け、帰投が簡単になるようにしました。


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翼の裏も一応モールドがあります。昔はこれ手で掘ってたんでしょうかね……。気が遠くなります。脱帽。


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他のライブマシンも格納は可能ですが、原典通り、いくつかのパーツを外さないと収納できません。まあ幅も高さも、追加戦士用には考えてなかったはずですし、しょうがない。


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また参考にした当時品ビッグスケール版と比べると、こんな感じ。あれ?意外とデカい?そしてもっと機首や着陸脚、前後に伸ばしても良かったね。まぁいいや。


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適当にジオラマっぽくしたところ。やっぱ母艦と一緒のメンテナンスは雰囲気出ますね。


ところで余談ですが、友人の原型師さんに聞いたところ、最近はCADや3Dプリンタの性能が上がったこともあり、若い原型師さんが増え、またテクニックも上達しているそうです。しかし「物を立体化」することが得意でも、「それを製品にするために部品化できる」人はまだまだ少ないとか。

今回のマシーンバッファロー作っていて、私もしみじみ思いました。立体を部品化する際には、重量や材質の配分、ジョイントの位置や太さ、各部への力のかかり具合、さらに最も大切な組み立てやすさなど、それまでとは全く違った考えが要求されます。プラモの金型作る方々って凄いわ……と。

なのでそういったお仕事を目指している方は、「単に立体を設計」できるだけでなく、その後の「量産するための考慮」ができるようになると、お仕事の幅がぐーんと広がるようですよ。いやこんな言葉に責任もてんけど!

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2024/02/17

超次元プリンタ

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ブレイバーンじゃないよ!ハイパーガジェットだけど!

今までさんざん働いてくれたうちの3Dプリンタ(光造形式)ですが、先日ついに力尽きました。いくら違うデータを入稿しても、全く同じゴミを印刷するようになったのです。メーカーさんにお尋ねしたところ、どうも基盤そのものがイカレてしまったそうなので、現在は送っていただく基盤待ちです。

光造形プリンタは、自分の中で本当にエポックメイキング。本体の値段の30倍くらいは楽しませてもらいました。ドラゴンクエスト「蒼天のソウラ」に登場するえぐみマーク2作ったり、ドルセリオン作ったり、マシンハヤブサ作ったり、マイトガインの腕カバー作ったり、大人用オージャカリバー作ったり……。個人的に、こんな素晴らしい「玩具」はそうそうなかったですね。

そんな折、以前から興味があったFDM形式のプリンタのカタログが目に留まりました。FDMとは、液体レジンを光硬化させるタイプではなく、プラやABSのフィラメントを熱で溶かしてノズルから噴射、立体物を印刷させる形式です。簡単に言うと、ケーキ屋さんがチョコペンでクリームを一筆書きで描いていくようなもの、でしょうか。

はっ!タイミングよく、新しいパソコンを買うために貯金していた共済貯金が満期に!


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……というわけで、ついに導入してしまいました。2代目の3DプリンタはBambu Labという会社のP1Sという名前、光造形ではないFDM造形形式です。しかもAMS機器(後で説明します)搭載の上位機種!

まずは開封、そこで驚きました。何が凄いって、添付の初期設定説明書が日本語だよ!いやこういうのって大概、英語が中国語だったからね。やっと日本人にも普通にわかるようにしてくれたか……(安堵)。

本体と印刷原料のセッティングは非常に簡単、15分で使えるようになりますと書いてありますが、1時間かかりました(簡単?

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まずは説明書通りに、サンプル品を印刷してみます。この機種はこんな感じに、工程をカメラで見ることができます。


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さらにWi-Fiで繋がっているので、PCでも外出中のスマホでも、アプリでリアルタイムに見られ、印刷完了報告をしてくれます。印刷途中でも、状態がおかしいようなら即座に一時停止、中断もできます。これは非常に、いやめちゃくちゃ便利。

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FDMの印刷は、熱したプレートに、1本のノズルが溶かしたフィラメントを噴きつけることで行います。ノズルを保持しているアームは、すごい勢いで左右にぎゅんぎゅん動き回り、薄い膜を1枚ずつ描いていきます。音は結構うるさく、たぶんこれが動いている部屋で昼寝とかはできないでしょう。印刷開始したばかりのころは、ほんとうに薄焼きのホットケーキか、もんじゃ焼きでも作っているかのようです。

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数分で、ほぼ単色の塊が完成。

なんか良く分からないものができましたが、どうやらスクレイパー(出来上がった印刷物を、プレートからはがすやつ)のホルダーのようです。まだ温度調整をしていないので仕上がりが雑ですが、このくらいなら実用の範囲でしょう。

そして特に何の設定もしていませんが、よく見ると、出来上がったもののロゴに色がついています。どういうことなのかは後述。

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では次に、自分で作ったデータを印刷にかけてみます。まずはSMP・ドライアスの胸パーツ。別に元のパーツに不満があったわけではなく、誤って踏みつぶしてしまったので、設計して3Dプリントしただけです。

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写真左(白)が光造形プリンタによる印刷物、レジン製です。右(緑)はFDM成形プリンタのもの、材質はPLA製です。

上の比較写真だと、一目しただけではあまりわからないかもしれませんが、レジン製(光造形)の方は全体が非常に滑らかです。それに反して、PLA製(FDM成形)のものは積層痕が目立ちます(もう1枚上の写真を参照)。これは造形方法と材質の仕様なので、ある程度仕方ないです。

一方でレジン製は重く、PLA製の数倍の重量があります。部品の1個2個ならともかく、ロボの全身などをオールレジン製で作る場合には、自重との戦いも考慮しないといけません。オールレジンのオールレンジ攻撃……うぷぷぷ。

また印刷時間ですが、レジン製はこのサイズで2時間弱くらいかかります。それに比べて、PLA製はわずか十数分で終了です。新型機種ということもありますが、この速度は圧倒的です。

そしてレジン製はこの後のケア(洗浄、2次硬化)が必須ですが、PLA製はそういったことはあまり必要ありません。サポート材を剥がすだけでも大丈夫です。

どちらがどう優れているかは、作るものによりますね。女性フィギュアなら滑らかなレジン製の方が適していますし、ガンプラの部品作りなら(積層面を削る必要はあるとして)PLA製の方が楽ちんです。

そしてFDMの印刷の細かさは、積層の厚さで決まるようです。先ほど印刷したのは積層が0.4mm。今度はこれを0.2mmにしてみましょう。印刷予想時間は当然ですが倍程度に伸びますが、その分細部は細かくなります。ついでにフィラメントも白(シルクタイプ)に替え、印刷をかけてみると……。

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なんだこれ!やたら綺麗でつやつやぷう!

よ~く見ると積層痕もありますが、非常に滑らかでむしろ美しいほどです。例えて言えば、先ほどの積層痕が「木目」なら、今回のは「絹糸で全身を包んだ」みたいな感じでしょうか。フィラメントの種類でも、仕上がりが全く異なるのですね。

ではもうちょっと、大きなものも試してみましょう。別のデータ、設計中だったマシンバッファローの形状テストモデル(本来の大きさの1/5くらい)を、FDMプリンタに印刷させます。デフォルトのフィラメント設定で印刷させると……。

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形はまだしも、あちこちに隙間が見えており、まるで蚕の繭のようです。これはちょっとがっかり。素材にするならともかく、このまま使うのは無理です。

この失敗は、調べてみるとどうもフィラメントとプレートの加熱温度が影響したようです。今は真冬、こちらはファンヒーターなしでは生きていけないような地域ですので、周りの気温にかなり左右されたのでしょう。FDM形式は温度管理が最重要とは聞きましたが、本当にその通りのようです。

そこで、それぞれの設定温度を5度だけ上げてみました。テストしてみると、今度は表面がきれいに繋がり、うまくいきそうです。ならばさらに踏み込んで、先ほどから話に出していたAMSも使ってみましょう。印刷中の状態は……。

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こんな感じです。おや?

プレートは一枚、印刷ノズルも1個のはずなのに、いろんな色の部品が載っています。しかも部品ごとに色が異なるのならまだしも、同じ1個の部品なのに、途中から色が変わっているものがあるのがおわかりでしょうか。

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それを組み立てたのがこちら。未塗装、研磨もしていない状態の、形状試作版マシンバッファローです。サイズは手のひらに乗るくらい。未塗装なのに、部品がちゃんと色分けされています(色がセブンイレブンカラーなのは、単にその色のフィラメントがプリンタに付属してきたからで、深い意味はありません)。雑ではあるけれど、ラインやマークが入っていますね。

これこそがAMS(オートマチック・マテリアル・システム)の真髄!驚異の「多色同時印刷」なのです!わかりやすく言えば、「ついにおうちで、『色プラ』が作れるようになった」のですよ!な、なんだってー!ジオン驚異のメカニズム!

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それを可能にしているのが、プリンタの上部に載せられた複数のフィラメント。これをAMSが制御し、プリンタの指示通りにフィラメントをとっかえひっかえすることで、多色同時印刷を可能にしているのです。
ノズルは1個なので、積層1層ごとに色替えの指定があるたび、すでにノズル内にある古いフィラメントを排出、新しい色のフィラメントに切り替えて、再度印刷を始めるという仕組みです。そのためフィラメント効率も悪く、時間も単色印刷に比べて数倍……ものによっては十数倍……かかります。

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また、切り替えるたびに排出されたごみフィラメントも、凄まじい勢いで溜まっていきます。(単色の場合にはこんなに出ない)なんだこれ勿体ない、再利用できないのか?と思ってしまうほど。まあプラモのランナーだと思えば腹も立たない……立つわ!

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そしてこの色分けは、付属のスライサーソフトだと結構めんどくさく、なかなか楽に、綺麗には塗分けできません。線が真っすぐ引けないんですよね。(そのために出来上がったものも、ラインがふらついている)なんかいいソフト使えばいいのかもしれないけど……。まだまだ試行錯誤が必要です。

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それでも、たった1度の成形で多色部品の印刷物ができてくるのは感動ものです。うちのはAMS4スロットなので、同時印刷は最高でも4色までですが、この機種は合計4台増設が可能、つまり最大16色同時発色印刷が可能だそうです。AMS16万円くらいするから、絶対やらんけど!

そういうわけで、また新しい扉が開いていく気がする冬の終わりでした。人類の英知に幸あれ!モノ作りは楽しいねぇ。

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2023/04/02

大人用オージャカリバーで遊んでみた

 

先日作成した大人用オージャカリバーですが、実際に振り回して遊んでいるだけの動画を作ってみました。
これをみた大きいおともだちが「いっちょ自分もやってみるかな!」と踏み出していただければ幸いです(いやどうだろう

 

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2023/03/26

真・王凱武装!

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「ヤンマ総長~!オージャカリバー買ってきたけど、やっぱりサイズが子供用だよぉぉ!」


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「このスカポンタヌキ!なきゃテメェで作れ!」


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というわけでやってしまいました。「王様戦隊キングオージャー」5人の専用武器・オージャカリバーを大人用に改造完了です。全長84㎝、たぶん劇中でもこのくらいかな?というサイズになっています。うあはははは!テンションMAX!


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まずはその前に、本来のオージャカリバーの解説。5人の王様の共通武器ですが、どのレバーを最初に引くかで変身するキャラを選択できます。

 

音声&発光ギミックは非常に綺麗、またレバーを引いていくごとにBGMが豪華になっていくのが、いかにも「全員の力を合わせる」という感じでとても楽しい玩具です。

しかし!やっぱなぁ!大人が持つには短い!

特に今回、それぞれが肩に担いだり腰から下げたり背中から下げたり、地面に垂直に刺したりと、持ってるだけで絵になります。これはやっぱやってみたいじゃんね!大人だってさ!


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まずは本体の裏のねじを片っ端から外し、ブレード部分を慎重に引き抜きます。なるほどこういう仕組みなわけね。


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それを、基部だけ参考に、ブレードを大型したものを3DCGソフトで設計します。これを本物の刃先と交換するわけです。


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一発で出力するのは到底無理なので、いくつかの部位に分けて印刷します。なるべく軽く、かつ折れないよう、内部はかなり空洞になっています。これらを組み合わせて一繋ぎの剣先にするのです。


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仮組してみます。お、バランスはなかなかいい感じ。

 

その状態で先ほどの発光ギミックを発動すると、たまたま使ったクリアグリーンのパーツから光が漏れ、実に綺麗に見えます。完成してしまうと光は漏れないので、もうこの光景を見ることはできません。


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出力したものを接着、磨いていきます。どうしても反ったり繋ぎ目が見えたりしますので、ここからポリパテ埋めて削って磨いてまた埋めてと、地獄のような時間が発生します。

それらを乗り越えて……。


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見たか!オージャカリバーの威光を!
やっぱこのくらいのサイズでないとね!

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完成したものを比較すると、もう全然別物になっているのがわかります。ああ、ヤンマ総長の「クィクィッ」っていうあの構えで撮影すればよかった。


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また発光ギミックは生きているので、そのまま使えます。もう光は漏れませんね。ちょっと残念でもあります。


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いやー満足満足。俺様は、邪悪の王となる男!です!

どうせ1年もしないうちに、CSMとかでちゃんとした完成品が発売されるような気がしないでもないですが!
良いんだよ!俺様は今、欲しいんだよ!
我がままに、自分の道を行くがよいって、ヒメノちゃんも言ってくれてんだよ!

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2022/08/21

続・天上天下無敵合体

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再び登場!SRX!

何か前と違うの?という話は後ほど。


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RIOBOT・SRXは天下無敵の傑作アイテムなのですが、いくつか外れやすい部品があります。なんせ設定でも超能力で無理やり合体させているらしいからしょうがない(えっ)。

一番問題となるのは、R-3を中心とした腰、正確には腿の部分です。ここはR-3の膝と腿カバーで可動関節をはさんでいるのですが、いずれも前後から押さえているだけなので、力が入ると外れやすいです。特にこの2個の部品は脛との合体パーツでもあるので、ここが緩むと膝から下そのものが抜け落ちます。

左右からくっついている、R-3の腕とシールド部分も同様です。腿はポーズ付けの際には必ず触る部分ですし、合体の際に重心がかかる一番重要なパーツですので、ここがばらけると合体自体が危うくなります。

そこでちょっと考えてみました。「腿を前後左右から押さえるカバーがあればいいんじゃない?」


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まずはパターンゲージを使って、腿のあたりの形を認識します。


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そのラインに沿って線を引き、大体のイメージとサイズを計算します。しかし酷いなこの図。


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設計図ができたら、LightWaveで図面を起こしてデータを作ります。


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プリントします。大体イメージ通りのものができそうです。

ただここで問題となるのは、プリントする部品の材質です。いつもは剛性に定評のあるRESIONE 3Dプリンターレジン K absというものを使っているのですが、今回は弾性も欲しいところです。そこで同シリーズのF80というものを検討しました。こちらはゴムのようにしなるものができるのですが、その反面かなり破れやすい上、プリントの設定も難しいです。私もマシンハヤブサのタイヤで何度も失敗しました。

そこで両方を混ぜ、弾性に富みながら非常に丈夫なレジンを調合することにしました。今回の割合は5:5です。それを使ってみると……


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なんと非常に丈夫な上、曲げることもできる良い部品が出来上がりました。この手ごたえは新感覚。なお公式でも推奨されていますので、調合自体は問題ありません。


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はめてみるとピッタリ!弾性があるので本体にかっちりはまり、かつ前後左右から部品を押さえるので、動かしても腿がばらける心配はほぼありません。


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色的にはもっと明るい赤でも良かった気がしますが、手元に綺麗な赤がなかったので、とりあえずこんなところで。


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どうですかばっちりですヨ!やっぱストレスなく遊べるのが一番ですね。


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またR-3パワード時にも後部に装着できるようにしてあるので、余剰パーツではありません(ここ大事)。合体の時にどこからか出してこなくちゃいけない部品は興ざめですからね……

以上、いつもの「必要は発明の母」のコーナーでした。

 

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2022/07/29

唸れマシンハヤブサ

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マシンは僕だ!僕がマシンだ!


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以前書いたように、ポピニカPA-87・マシンハヤブサ。……だったもののジャンク品を入手したので、足りないパーツを3Dプリンタで製作し、現代に蘇らせました。もちろんV1からV5までの全エンジンとV2タイヤも換装可能な、驚異のスーパーマシンです。


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このようなジャンク品だったものも……


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こうなっちゃうんだから、21世紀のテクノロジーは本当にありがたいねぇ……(しみじみ)。

では具体的な工程を記載します。


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まずは塗装が剥げ気味な本体をばらし、ツールクリーナーに漬けて、完全に塗料を取り除きます。ロールアウト直後みたいでカッコいいね。


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紅いラインは塗装しますが、文字の入った部分のために水性デカールを作成します。この「HAYABUSA」の文字にかかる、黄色い丸に「1」のナンバーの位置ですが、媒体やアイテムによって文字の前にあったり後ろにあったりします。今回はとりあえず前にしました。

インクジェットプリンタで水性デカールを製作する場合、印刷したものが水に溶けないよう、出来上がったものをクリア塗料などで保護する必要があります。それでも貼り付けた後に動かしたりすると、簡単に印刷物が壊れたりしますので、予備もたくさん作りました。


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塗装してからデカールを貼ります。ちょっといい感じになってきました。


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続いてコクピットやエンジンを作ります。コクピットはダイアクロン隊員が乗り込めるようスペースを取っています。というか元の部品がないので、ほぼ全てのパーツは想像とネットの情報だけで再現、自分の好きなようにアレンジしています。


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交換用タイヤも作ります。最初ただの筒だったんですが、せっかくだから「MACHINE HAYABUSA(V2)」のロゴも入れました。タイヤの直系は2㎝弱、そこに人間がロゴを彫ったら気がどうかするレベルのサイズですが、こういうときCGは楽ですねぇ。

これらを全部出力、塗装して組み立てて……


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「ダイアクロン隊員が乗り込める、ポピニカ・マシンハヤブサ」の完成だ!


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もちろん原典通り、エンジン部はボタン1発で換装可能。コクピットも本体から発射できます。しかし今の目で見ると、コクピットだけで軽自動車くらいあるはずですよね……コレ公道走れるサイズなのか?

まあいいや!


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まずは初期装備のV1エンジン。ロケットエンジンの前後からバーナーを吹かすことで、急加速・急減速が可能な「驚異のスーパーマシン」です。


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シンプルだけど美しい。個人的にはやっぱりこれこそが「マシンハヤブサ」っていう気がしますね。


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続いてラリー仕様のV2エンジン。砂漠などを走っても砂を吸い込まないよう調整がされているらしいです。そもそもこの車体でラリーってどうなのだろう、という気もしますが。


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V2は専用のラジアルタイヤを装備しますので、タイヤが交換できるようにしてあります。タイヤパターンは、どういうものが良いのか見当が付かなかったので適当です。


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ポピニカ・マシンハヤブサは、後輪のみを磁石で脱着する仕様です。しかしラリーに出るなら、前輪も交換しないと無理だと思うので、結局全てのタイヤを交換できるようにしました。


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ハヤブサのお父さん因縁のV3エンジン。アップダウンの多い道に強い高トルクタイプです。


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全エンジンそうですが、背後にはそれぞれのナンバリングも刻んであります。「V3」って入ってるのが見えますかね。


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ライバル・流れ星の竜とのエピソードに登場したV4。左右前後のロケットエンジンを吹かすことで急旋回が可能です。


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「V4エンジン、ゴー!」の掛け声とともにぎゅんぎゅん急旋回するのは、乗ってる人間大丈夫なのかこれ、と心配になるくらいでしたが、カタルシスがありました。やっぱ新しい技術とテクニックの融合ってのは燃えるね。


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最後は、全てのエンジンの性能を備えた万能にして最高のV5。


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物凄い重装備。なんせロケット5個積んでるわけですから、前後のノズルも合計10個必要、作るのが大変でした。V1エンジンって楽だったなぁ……。


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またダイアクロン隊員たちを並べると、整備中の雰囲気が出てさらに気分上々。
汗と涙で直したぜ!

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並べると圧巻!ああ面白かった。500円で入手したジャンクで、これだけ楽しめるなら十二分に元を取りました。水性デカール代が一番高かったような気がするが……

 

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2022/07/09

男のロマンを歌うんだ

先日、オークションで玩具のジャンク詰め合わせを落札しました。十数個入っていて、まあ単価にしたら1個500円以下くらいでしたか。
お目当てのものは別にあったのですが、その中から個人的には目を見張るものを発見しました。

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当時品ポピニカPA-87・マシンハヤブサ(の欠片)です。昔とっても欲しかったのですが、なかなか機会に恵まれず、今まで入手はできませんでした。これも痛んだ本体はさることながら、タイヤ以外の各パーツがないので、普通はただのゴミです。

でも。


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なきゃ埋めようw

現物がないので想像とネットの情報だけでねつ造しますが、足りないパーツを片っ端から3Dプリンタで作ります。すると。

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「ダイアクロン隊員が乗り込めるポピニカ・マシンハヤブサ」という、男のロマン溢れるものが誕生します。


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もちろんエンジン部はボタン1つで交換可能、そして見えづらいですが背部に刻まれた「V1」の文字!ということは!
ちゃんとV2タイヤも、ゴムで作ろうと思っています。

まだまだ先は長いですが、500円でこれだけ楽しめるんだから、えらくコストパフォーマンスのいい趣味見つけたなぁw

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2022/06/25

3つのメカが一つになって

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本日のお題は、超合金魂GX-23・ザンボット3。ではありません。その途中経過が本題です。

その前に、ザンボットコンビネーションを解説しておきます。


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まずはボディとなるザンブル。完全変形ではなく、合体時にはドリルやキャタピラ部など、半分程度の部品を取り外します。まあ昔の超合金魂だからしょうがない点はあります。調べたら発売は、もう18年も前だった。


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脚部を形成するザンベース。こちらも上部のブースターをいったん取り外す必要があります。設計が昔だからというだけでもなく、そもそもザンボットの変形は無理があるので……伸びたり縮んだりな部品が多くてね。


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最後は中核をなすザンボエース。飛行形態・ザンバードから変形、さらに内部からザンボットの頭部が出てくるという、複雑で面白い構造になっています。しかしそれが災いして……


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購入してから数年で、股関節と膝関節が破損しました。取り立てて乱暴に扱った覚えはありません。じっくり見ると、この関節部分はどうも割れやすい材質のようです。残っていた膝関節も、クラックが入っています。何という事でしょう。

なんとか直そうと思ってはいたのですが、ここは力もかかり、変形にも重要な箇所なので、なかなかいい代用部品が見つかりませんでした。そしてそれから幾星霜。……もうお分かりですね。


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壊れたら作ってしまえw


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LightWaveで部品を設計、股関節と膝関節を3Dプリンタ製の丈夫なものに置き換えます。膝関節は軸が打ち込み式だったので、慎重に引き抜いて取り替えました。


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きちんと自立、変形ももちろん可能なザンボエースの復活です。なんか非常に嬉しい。私この子とても好きだったからね。

ただ他の連中の例にもれず、ザンボエースも変形の際には差し替え部品が発生します。胸の黄色い翼部分ですね。ここはエースの時には小さめなのですが、ザンバードの時には大きな尾翼、そしてザンボットに合体した際は印象的な胸飾りになります。大きさは各形態で全く異なるので、魂版でも部品の差し替えで再現していました。が。

……もしかして、今なら何とかなるんじゃね?


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というわけで、ついでに折りたたみができる胸飾りを設計しました。胸の厚みは多分増しますが、まあそこはしょうがない。


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プリントしたものを塗装して組み上げ……


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ザンボエースに装備!

畳まない状態でこれで、さすがにちょっと大きいようですが、同時にそんなに違和感ない気もします(贔屓目)。

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そのままザンバードに変形、尾翼を立てます。X字型の翼っていいよね。

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そして実は、ガンベルトを付けると、むしろ下半身とのバランスがちょうどいい感じになります(狙ったわけではない)。ポンチョ着た荒野のガンマンみたいで、割といいじゃない。


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ヒンジが左右5か所にあるので、こうやって畳むこともできます。さすがに大きく見えますが、こっちの方が映像的には近そうです。


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胸飾りを畳めるようにしたのは、映像に近づける意味もありますが、ザンボエースの本領発揮であるガンアクションの際に……


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射撃体勢を取っても、邪魔にならないようにです。銃を戦場で組み上げるロボットって、斬新でしたね。


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もちろんそのまま、ザンボット3に合体できます。


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ヒンジが気になるなら、本来の胸飾りと差換えればいいのでノープロブレム。

10年くらい前、ザンボエースが破損していたのを発見した際は絶望したものですが(割とよく小さなことで絶望する)、なんとかなっちゃういい時代。っていうか、ザンボット3自体もそろそろ魂版のリニューアルが欲しいなぁ。ザンブルも今なら、交換パーツ無しの変形が再現できると思うんですが。

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2022/06/16

祭りだ祭りだ!

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3Dプリント祭りだ!

なんかやたら面白いドンブラザーズですが、DXドンオニタイジンもなんか玩具の賞を受賞したそうで、おめでたいことです。

ただ映像を見ていてちょっと残念だったのが、出陣&勝どきシーンで強烈な印象を残す、例の軍配は付属しません。もはや標準装備でもよさそうなくらいの必需品ですが、たぶん玩具開発の時は、軍配のことは想定されてなかったのでしょうね。

……なら作ってしまえw


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いつものようにLightWaveで設計します。曲線で囲んだただの板に模様をステンシルで刻むだけなので、製作は非常に簡単です。


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プリントしたものを黒と金で塗装します。黒い部分(分かり辛いけど)漆塗りみたいな光沢と、ちょっと被膜にひびが入っているような仕上げをしました。金のラインはステンシルで刻んであるとはいえ、手塗りでするのは超大変なので、泣きながらマスキングをしてスプレー塗装しました。紐はそこらに転がっていた糸です。

これをドンオニタイジンに装備させると……

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バッチリじゃないかお供たち!

軸にはキジンソードと同様、拳のジョイントで保持できるよう、凹モールドを入れてあります。

とても楽しくなってきました。他にも何か作りたいな……


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また倉庫をあさっていたところ、モスピーダ放映当時品のレギオス・エータが発見されました。たぶん弟が実家に遺していったもので、自分で映像イメージに近くなるよう、リペイントしたと思われます。しかし御多分に漏れずこの子も、左翼が折れて欠損していました。

翼は、先日作成したデータがありますので、問題なく元に戻せます。しかしこれを眺めているうちに、一つ気になることを発見しました。


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千値練製のレギオスには、機体上部の腕と腕の間に、ミサイルランチャーがあります。そう言えば映像はそうでした。なんで当時品には付いていなかったのかわかりませんが……むしろない方がカッコいい気もするけど……せっかくだから、こっちも作ってしまいましょう。

 

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じゃあまた設計。こちらもシンプルなので簡単です。塗装しやすいよう、ミサイルと蓋と本体は別パーツにします。

なお本来はミサイルが縦2烈、横4列なのですが、当時品は腕と腕の間が広いため、それでは間延びしてしまうので、少々アレンジしました。


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割と簡単にできました。そう言えばこういう映像だった気がする。これで〇十年の時を経て、兄弟での合作が完成したことになりますね。あ、「遺していった」と書きましたが、弟はもちろん元気です。


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もちろん装着したまま変形し……


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そのままアーモソルジャーに変形できます。うんうん、懐かしいなぁ。

しかしまたしても見ていると、何となく迫力が足りないような気がします。何だろう。


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あれか、銃もデカいのがいるか!

というわけで、デカいミサイルポッドも作成します。ちゃんと銃口にライフリングも切ってありますが、作ったらほとんど見えなかった。


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現物と比べて、倍近い大きさの銃ができました。マガジン部はマグネットで脱着できるようにしてあります。


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大きいから、やっぱ指揮官機たるレギオス・ゼータに装備させましょう。マガジンは取り外し、右腕部分に装着してます。


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アーモソルジャーにすると、迫力抜群。やっぱりこのくらいのサイズの方が、破壊力がある感じがしますね。


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ただちょっと大きくし過ぎて、当時品の経年劣化が始まった腕関節だと、重すぎて腕が下がって来たりますw ここまでは計算しなかったなぁ。兄上も意外と御甘いようで。


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そんなわけで、うちのジャンク品だったレギオス軍は、復旧を遂げて正式配備となりました。良かった良かった。弟も喜んでくれるかな。

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うむ余は満足じゃ!

しかし3Dプリントは頑張れば手の届く世界になってきましたが、出来上がったものを塗装するのはまた話は別ですね。この入り組んだ軍配をマスキングするのは根性が要りました。簡単にイラストを印刷できるマスキングテープ、もしくは切り出せる小型の家庭用プロッターとか出ないかな……

 

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2022/06/05

甦る紅き翼

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一見、普通のレギオス・ゼータの当時品に見えますが……

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倉庫を発掘して発見された可変玩具、学研1/35レギオス・ゼータ。「機甲創世記モスピーダ」の当時品、フラッグシップ的存在の玩具でした。しかしうちのゼータは左翼の中央からヒンジの部分で折れており、翼の半分が紛失していました。

レギオスは非常に好きだったので、壊れたときには結構なショックでした。何とか直そうと思ったのですが、変形するし力のかかる部品だしで、当時の技量で修繕は不可能でした。割と絶望した記憶があります。

しかし今なら……?


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というわけで、壊れた左翼と一緒に、まだちゃんとしている右翼も、金属線を抜いて本体から外します。これを参考に……


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デジタルノギスでサイズを測り、LightWaveで3DCGを設計。複雑な部品ではないので、全体の図面自体は簡単です。むしろ変形時のクリアランスとテンションの調整が0.1mm単位で必要なので、ヒンジの位置や金属線を通す場所などに神経を使います。これを3Dプリンタで出力しますが、材質的にはある程度のテンションに耐えなけばならないので、弾性があるお高めのいいレジン(今回はRESIONE 3Dプリンターレジン K absというやつ)を使いました。


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出力してみたもので仮組(黒い翼パーツ)。おお?なかなかバランスいいぞ?全体像と、本体とのヒンジの接合はばっちりです。

ただ実際に中に金属線を通してみると、翼を広げた時、少し緩い(水平状態から少し垂れてくる)ような手応えでした。これは当時品もそうで、それと同じサイズで出力したから当たり前なんですが。
そこで0.1mmほど穴の位置を微調整して、少しきつめにしました。

また3Dプリントでは一般的に、左右対称のものであれば、どっちか作ってそれを反転コピーすれば大丈夫です。今ほとんど3DCADで設計しますからね。しかしこの当時品は40年近く前の物のため、おそらくですが原型は手作業で金型を作成したと思われます。そのため左右で僅かですが差があり、同じ翼のヒンジを反転コピーしても、右側はちょうどいいけど左側は緩い、というようなことがありました。ですので、左右別々に微調整しています。

今ならこんなことPCで簡単ですが、当時の原型師さんはこれ、みんな手作業でやってたんでしょうね……気が遠くなるわ……。


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そうやって調整・再出力したものを、磨いて塗装します。玩具のレギオスの翼は真っ白ではないので(ただの経年変色かもしれませんが)、ホワイトに僅かのオレンジと黄色を調合、翼の色を調整しました。


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中に1.5mm真鍮線を入れ、ヒンジの可動と変形のチェック。問題なくいけそうです。さらに当時品の翼からシールをはがし、プリント品のだいたい同じ場所に再貼り付けします。

これを本体にセットし、慎重に金属線を挿入すると……


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ほら見てバッチリ!
サイズはデジタルで計ったんだから、合うのはまあ当たり前です。しかし翼の色が本体のほかの部分と比べて全く遜色ないのは、ちょっと自慢しても良いよね!プラモ作り続けた経験はちゃんと生きてるよ!


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なお左の翼にはシール未添付です。なんせ元の翼が紛失してるからねぇw

右の翼のそれをコピーして、シール台紙に印刷しようとしたのですが、うちのインクジェットプリンタは壊れたままだったのを思い出しました。3Dには金かけるけど、2Dはおざなりなのな!>私

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なお映像、そして例えば千値練製のレギオスは、翼の大部分が本体と同じ色で塗られています。こちらも映像のように翼を赤く塗ろうかとも思ったのですが、そうすると本体のほかの部分も赤く塗らなければならない場所が多すぎるので、今回は「当時品の再生」にとどめました。

そして翼が直ると、ちょっと欲も出てきます。レギオスは、アーモファイター形態ではビームキャノンを翼下に懸架する設定でしたが、当時品ではそれは不可能で、ソルジャーとダイバーの時に手に持たせることしかできませんでした。ただでさえ翼を水平に保つのが大変なのに、そこに銃を懸架したら形態の保持が大変なので、諦めたのかもしれません。

しかしやっぱり、どこかにビームキャノンを搭載したいものです。飛行時に武器が余剰パーツって、納得いかないですからね。


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そこで新たに3Dプリンタで、ビームキャノンのグリップを保持して機体上部(ソルジャーの腕)のねじ穴に差し込んでおけるホルダーを作成しました。これなら変形後も、腕のホルダーから銃部分を抜くだけなので、運用としても便利そうです。

何?翼に懸架しないと地上からの攻撃に対応できない?

当時品は最初から付けられないんだから、どっちにしても地上攻撃は無理だ!諦めろ!


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変形させてみます。まずは翼を出したまま脚部を展開。


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続いて腕を出した、アーモダイバー形態。バルキリーはともかく、レギオスはこの形態では翼を畳んでしまうので、あんまり中間形態の意味がない気がするけど……。


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もちろんアーモソルジャー形態にも、問題なく変形できました。でもやっぱ、背中の片方だけマークがないと目立ちますねw
しょうがない、インクジェットプリンタ修理してもらうか……


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また先ほどの銃を保持するホルダーは、左腕の内側にあり、装着したままでも通常運用時はまったく邪魔になりません。


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そうやって復活となった本体を動かして遊ぶと、達成感の塊!
千値練製の現代品なども素晴らしく良くできていますが、やっぱりこう「何も考えずに遊べる玩具」ってのは、それだけで気分が高揚します。


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個人的に、当時玩具のレギオスの変形システムはバルキリーよりも好きでした。なんか変形過程が「おしゃれさん」な感じに思えたんですよ。まあ壊れやすい部品もありますが……特に翼はね。うちにはエータのジャンク品もあるのですが、そっちも両方の翼が折れてますし。

その最大の弱点も、個人で何とか直せる時代が来たかと思うと、今更ながら感動します。当時の自分に教えてあげたいですね。

「大丈夫だ!未来と科学を信じて30年待て!壊れたからって捨てるなよ!」

 

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