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2025/04/19

なんとかするしか

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ないのでなんとかしました。

前回ご紹介したミニフォース ダイノイドのマグキロですが、私が購入したものは、到着当時から右股関節の部品が割れていました。淡々と書いてますが結構ショックでしたw


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右股関節と腿を繋ぐ部分は、打ち込み式のピンで止められています。ここは適度な硬さがあってポーズ保持にはいいのですが、その加減を調整するため、股関節と腿の間にクリックが刻まれ、それを押し付ける形でピンを刺しています。そのため、両者には適度なテンションがかかります。

他の子たちはまだいいのですが、このマグキロはなぜか、股関節部品の前面の厚さがわずか1mm程度。もっと薄い部分もあります。そのため、どうしてもここが壊れやすくなるのでしょう。新品でこれですからね。ネットでも同様の症状を散見しました。

普通だったらメーカーさんに直訴ですが、なにせこの子達は韓国製。連絡を取りようがありません。少なくとも私には無理です。

じゃあどうするかっていったら、なんとかするしかないじゃんね。


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というわけで、まずは本体をばらします。簡単に考えていたら、これがまずとんでもない難関でした。

股関節は腰部分で挟み込まれており、その腰はさらに胸部分で挟まれています。右肩の装甲に数か所ネジ穴があるので、ここから分解できるのだろうと覗き込んだところ。

なんと、そのネジ穴からはネジの頭が見えません。なんか少しずれた位置に、ネジがあるのが分かります。え何どういうこと?
もしかしたらドライバーが届くのかと思ってやってみましたが、もちろん無理でした。

マグキロは背部に回転する武器装備の際の台座があり、そこも股関節と同じピン打ちです。その装備台座を回転させると、右肩装甲も一緒に回ります。もしやと思って、装備台座を90度回転させると……ネジ穴が、奇麗にネジに揃いました!

こういうことか!とネジをばらしましたが、それだけでは外れません。さっき書いた打ち込み式のピンを抜かないといけないのです。しかもネジを抜いた後だと、微妙に装甲がずれてしまうので、ピンが抜けません(無理すると壊れる感じ)

ですので正解は

「打ち込み式のピンを、シリコンスプレーとか使って慎重に抜いてから、右肩装甲を90度回し、ネジ穴をネジに合わせる」

だったわけです。そんなの初見でわかるか!w


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まあ概要がつかめたので、あとは設計するだけです。blenderでギア部分と、装甲を厚めにした腰部品を作ります。


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3Dプリンタで、試作品を印刷します。強度を考えてPETGで作ってみました。後に腰部分は、PLAでも大丈夫だとわかりましたが。


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色も塗ってみます。がんばってモールドも入れたのがお判りでしょうか。


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あとは抜いたピンを元に戻して……。


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組み立てていきます。打ち込み式のピンは、ほんとめんどくさい……。


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全体を元に戻して……。


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復活!

関節保持力も上々、なにしろ壊れにくいものが完成しました。

あちらの国の玩具、最近はほんと凄いものが続出していますが、こういうのを見ると、大変失礼ながら「まだ頑張れる余地があるのかな」と思います。こういったものへの対応って、韓国のサポートセンターはどうしてるんでしょうね。

Amazonのアソシエイトとして、Gear-Gearは適格販売により収入を得ています


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T-SPARK トランスフォーマー マスターピースG
オプティマスプライム Style Gen.

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ミニフォース ダイノイド
レックスカイザーD6

 

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