飛べ！重爆！

白銀の翼！

 
ART STORM Action Toys・完全変形グロイザーX。実に美しい爆撃機状態です。この製品では、映像のグロイザーよりかなりアレンジがされているためか、この状態を主題歌でいうところの「超爆」ではなく「重爆」と呼んでいます。

後ろから見ると、その名の「Ｘ」がより強調されたかのようなシルエットになります。こうしてみると、元のデザインからはそんなに離れていませんね。

背部には機関砲も装備。背面パネルを展開すると、Ｇジェットが発進準備します。

また両翼に懸架された増槽には、ＧドリルとＧマリンが内蔵されています。

わずか２㎝程度ではありますが、いずれもかなり良くできていて、グロイザーの巨大さを実感させるにはちょうどいいです。しかしＧドリル……ネジそのものみたいな凄いデザインですね。劇中ではかなり活躍していた記憶がありますが、これ何かに刺さったら、本体のほうが回っちゃうんじゃないか？ｗ

切り札・巨大空中魚雷フライング・トーペドーもきちんと再現。大きいために１発しか搭載できず、運搬車で移動させる描写がありました。最終回で連発していたのはなんなんだろう……。

そしてもちろん、この製品最大の見せ場である、ロボモードへの変形も差し替えなしで可能です。

まずは最大のキモである、翼の変形。両端を畳んで、肩と一体化させます。また増槽はそのまま下腕部になります。

脚部の赤いロケットノズル部分は、スライドすることでロックが外れ、脚に畳まれます。

腕を下ろし、下半身を180度回転させると……。

グロイザーＸ、ファイトアップ！ロボモードの完成です。

劇中ではロボとして活躍する回数自体が少なく、たいていはフライング・トーペドーぶち込んで終わりだったので、たまに変形されると価値がありましたねｗ

しかしながら劇中のトンデモ変形（まるっきり翼を収納してしまう）を再現するのは無理がありすぎるので、この製品ではあえてスタイルそのものをアレンジし、肩に畳む方式にしています。結果的に安定した変形と安心の可動を保証されていますので、ずっしりした手応えと相まって、非常に満足度の高い玩具になっています。

半面、肩に翼をつけているため、腕を前方に回してパンチとかさせると、肩幅が異常に後ろに広いのがバレてしまいますが、まぁこれはしょうがないｗ

しかしだいたい半世紀近く過ぎて、安定した完全変形のグロイザーで遊べる日が来るとは、なんて幸せな21世紀でしょう。

好きすぎて、ダイヤブロックで完全変形版を作った人もいますが、これもいつかちゃんとブロック以外で立体化したいねぇ。

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