勇者七変化
彼もまた別の星の勇者だった。
THE合体・セブンチェンジャー。「伝説の勇者ダ・ガーン」の、最初は恐ろしい敵として登場、実はヤンチャー王子を護る別の星の勇者だった、印象的なキャラクターです。そのプロポーションはまさしく劇中通り!立っているだけでカッコいい!
全身の関節は適度に固め、動かしているだけでもう満足するようなキッチリ感が味わえます。このシリーズ毎度のことですが材質のチョイスが素晴らしく、全身が固そうでいて実は割と柔軟なプラなのが実に安心できます。
また構造的に、胸飾りが邪魔をして、腕を真正面に回すことができないように見えますが……。
実は肩関節が(変形の都合もあり)ぐっと前に回せるので、胸の正面で大型剣両手持ちもできます。
THE合体のシリーズではありますが、合体はしません。その代わり、劇中同様の驚異の7段階変形を行います。
まず最初に、基本形態に変形させます。全ての形態はここから繋がって変形していきます。胸飾りは映像と同様、いったん分離して本体の変形後に再合体させます。
1番目はトレーラー形態。玩具的には一番見慣れた形態のような気がしますが、劇中での登場回数はそんなに多くなかったそうです。トレーラーというより、ヤンチャー王子のキャンピングカーみたいなものだったのかも知れません。
2番目は戦車形態。ガラッとイメージが変わり、重砲撃タイプになります。脚部の砲塔が大型なのもいいですね。
3番目は潜水艦形態。潜水艦の艦橋は、ひっくり返って出てきた上、ラダーまで展開します。なんでしょうこの素晴らしいこだわり!実際問題として、潜水艦に見えるかと言われるとちょっとアレですが!
4番目はジェット形態。これが一番出動回数は多かったかな?翼部分は脚部から展開後、スライドして胸の方に移動し、フォルムの印象を変えています。
5番目はグリフォン形態。細い脚、嘴の造形が独特で良いですね。首回り(ロボ形態の脚の裏)のミサイルランチャーは、蓋がちゃんと開きます。
6番目はジャガー形態。グリフォンが上下(前後)ひっくり返ってこうなります。脚が細いにもかかわらず、ワイルドな印象を与えます。
最後、7番目がロボット形態。なんて見事なヤマトナデシコ七変化(違
セブンチェンジャーは、ダ・ガーンチームと違い、たった一人でヤンチャー王子を護ってこなければならなかったため、地形や状況に合わせて変形する機能が必要だったのだと思われます。しかしそのために自分の星は一人では守り切れず、心を隠して敵陣営に与せざるを得なかったわけですが……そう思うと7段階変形にも、いろいろ切ないものがある気がします。
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コメント
ダ・ガーンの物語は、ほとんどのキャラに「救い」が残されている(オーボスですらアレはある意味「救い」ですからね)にもかかわらず、セブンチェンジャーだけは…。彼を失ったヤンチャーが、地球で元気を取り戻してくれていることを祈ります。
投稿: I.G. | 2024/09/30 07:03
こんにちは。映像から飛び出してきたかのようなセブンチェンジャー!さすがのメカスマ!さすがのゴッドブレイブスタジオ!
余談ですが、カラオケで「風の未来へ」を歌うとアニメ本編のシーンが流れてくるのですが、いつもセブンチェンジャーの場面で涙して歌えなくなってしまいます。大好きだなぁセブンチェンジャー。
投稿: みんち。 | 2024/09/29 08:16