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2023年8月

2023/08/27

メタルのカード

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実際にはできません(乗せてるだけ


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METAL CARDBOT・HEAVY IRON。韓国製の玩具で、その名の通りビークルとカードのセットです。カードは主人公が使う、本体の強化アイテムのようですが、番組全然知らないので想像だけで言ってます。スタイリッシュになったコンボイ司令官、という感じですね。


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トレーラーは後部が分離、さらに上下に分かれます。トレーラーのキャブ部分の正面に目のようなマークがありますが、どうやらここが「顔」のようです。


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トレーラー下部は縮めて脚部になり、上部は武器と両腕に分かれます。キャブ部分が胴体と頭になります。それらを組み合わせて……。


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HEAVY IRONの完成です。日本だったらキャブ部分が小型ロボになるくらいの仕込みはしそうですが、そういったものはありません。その分各関節はしっかりしており、遊んでいてストレスを感じません。


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そしてカードは分離し、裏を展開すると胸アーマーになります。表部分はロボには使用しません。


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胸アーマーを装着したところ。強化されたという感が伝わっていいですね。なおこのシリーズにはほかにもう数体いますが、いずれもカードの変形は異なっており、胸アーマーを装着できるのは(今のところ)このHEAVY IRONのみのようです。


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可動部はかなりしっかりしており、膝関節があまり動かない以外は特に不満点はありません。腰も回るしフォルムはスタイリッシュだしと、何となく「勇者の系譜」を感じます。


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続いて別売のBLACK HOOK。こちらは帆船とカードのセットです。


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海賊船モードは実に味があり、こういうの待ってたんだよ!という気持ちになります。大きな帆もいい感じです。


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後ろから見るとわかるとおり、ロボの上半身が艦橋(と宝物庫?)になっています。そのため……。


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上半身だけロボにした突貫モードとかもできます。劇中でやってるかどうか知りませんが。


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上の写真で肩に装備しているのは、BLACK HOOK用のカードが変形した二連の大砲です。薄いカードの中から砲塔とグリップが出てくるのはかなり面白いですね。


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ただ何故かこれ、海賊船のくせに底に穴が開いていますw コンセプト的にどうなんだそれ、と思いますが。いろいろ開いて変形させていくと……。


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キャプテンモードの出来上がり。マッシブだけどメリハリの利いた体型、錨型のオノなど、見た目のインパクトも大きくて楽しい玩具です。


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先ほどの二連大砲の照準を展開、構えさせることもできます。パッケージだと(CGだから)両手でこの砲塔を持って構えているのですが、残念ながらそれはできません。


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とにかくよく動くし(腿の横ロールだけちょっと緩すぎるのですが)カッコいいポーズが付けられるし、変形も楽しいしでお勧めの逸品です。


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HEAVY IRONとの並び。HEAVY IRONのサイズはそれこそ昔の勇者玩具(1号ロボ)並み、BLACK HOOKはキャプテンシャーク並み、と言ったらわかる人にはわかりますかね。


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なのでやってみたくなった、なんとかパーフェクトとかなんとかマックスキャノンモード。上でも書きましたが乗ってるだけです。

しかしこのシリーズ、なかなかいいですね。ここ10年くらいの韓国製玩具はかなり我々のハートをくすぐる物が出てきており、いつもひそかに楽しみにしています。普通に日本で売ってもらいたいのですがね。


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2023/08/19

獣王の資格

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「なんだと?」

思わず二度三度目をこすったり。


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ある日届いた「獣王」と書かれた黒い箱。MICRO COSMOS社の「MC-03 BEAST LOAD」です。パッケージには謎のロボのデザインがありますが、なぜか大事な顔の部分に稲妻が走っていて見えません。


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中にいたのは、黒いボディのちょっと地味目なごついロボ。各部になんか見覚えのある部品がありますが、これだけではちょっと良く分かりません。


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しかし、「何故か」「一緒に」別の白い箱が同梱されています。なんだろうこれ初回特典かな?(白々
どうも先ほどの黒いロボと、いくつかパーツを交換するようです。


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組み立てるとなぜか、大きな4つのキューブみたいなものが出来上がります。説明書が非常にわかりづらいので……もしかしたら意図的にかも知れませんが……、これで合ってるのかどうかも不明です。


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それらを開いていくと、5匹の守護獣(仮)が登場します。なぜか1体を除いてデジャヴを感じます。


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おそらく中核を成す肉食恐竜。ゴジラ的な2足歩行のデザインは時代というものですね。今は前傾姿勢が主流だしね……。


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尻尾は取り外せ、根本は開いて合体後の腰裏装甲にすることができます。これはちょっと斬新ですね。い、いや何と比べて斬新なのか分からないが!


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小さな翼竜みたいなものも付属します。足には小型砲塔を取り付けることもできます。これにもさらに斬新な仕掛けがあって……。


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クリアパーツが美しい翼と組み合わせ、ラドンのようなかなり大きい翼竜にすることができるのです。これはなかなか迫力があっていいですね。他の守護獣(仮)と並べた時、いつもこれだけ小さかったですから。いや何のいつもか知らないが!


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背中に大砲を搭載できる、黒いマンモス。腹部の装甲が展開し、腕の銀色の部分を覆い隠せます。


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黄色の剣歯虎は可動部が多く、ネコ科の獣らしい柔軟なポーズを付けられます。


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青い角竜は、尻尾と頭部以外にあまり可動部はありませんが……。


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角をチェーン付きのものと交換し、アンカーを発射したかのようにして戦うことができるようです。


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それらが合体して、お祭りの山車みたいなものに。写真は撮りませんでしたが、各部にジョイントがあるため、余っている砲塔とか好きに取り付けられます。

そしてこのタンカーが(あっ言っちゃった)立ち上がり……。


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完成!BEAST LOAD!

巨大な翼が斬新、なかなか良いじゃないこれ!と感心します。


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背中は……たぶんこうだと思うのですが、説明書に全く記載がないため分かりません。翼竜の頭部を伸ばして、先ほどの肉食恐竜の尻尾と組み合わせ、ジェネシックガオガイガーみたいにしてもいいのかもしれません。


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各部はかなり関節がしっかりしており、可動域も広く、安心して遊べます。背中の翼部分のみちょっと外れやすいのですが、個体差かも知れません。


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またマンモスの後ろのパーツと翼竜の胸部パーツを外すと、「胸マンモス」の状態での取り付けも可能です。これはこれでカッコいいというか、余剰パーツを出さないためには本家もこの方が良かったのでは、とすら思います。い、いや何が本家か見当もつかないが!

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ところでこの獣王、実はサイズがスーパーミニプラの戦隊ロボシリーズとほぼ同じです。
ということは……。

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スーパーミニプラのドラゴンシーザーも装着可能なわけです。

乗せてるだけですが「獣帝大獣王」とでも呼びたくなる相性の良さ。


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なので「究極大獣王」もなんとかできました。ほぼ違和感ないですね。


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非常に目の付け所が良く、特に翼竜をボリュームアップしたことで印象を大きく変えたのはいいリファインだと思います。拡張パーツも多くて「自分だけの獣王」を創造しやすいのも楽しい点です。

「獣王」じゃなくて正式に「獣神」を名乗れるように申請して欲しかったな、勿体ない……と思う夏の朝。

 

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2023/08/05

新たな伝説が始まる

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この記事は8月5日現在、「王様戦隊キングオージャー」のネタバレを含みます。本編を楽しみにされている方はご注意ください。


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DXキングコーカサスカブト ガーディアンウエポンヘラクレスアックスセット。ついにキングオージャー最大の謎が立ち上がりました。いやまだ全然他にも解決してない、大きな謎は山ほどあるけど……。


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キングコーカサスは、普段はその通りシュゴッダムの王城、コーカサスカブト城の姿をしています。しかしスズメちゃんが寝物語に聞き出したことによると(あんな色気もヘッタクレもない寝物語は初めて見ました)、巨大ロボットへの変形機能を備えているようです。


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まずはシュゴッド形態。クワゴンと並べると単体でこれですから、その大きさが伺えます。


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立ち上がって、腕に変形したガーディアンウエポン ヘラクレスアックスを持たせ、ロボモードの登場。足首が斜めに回り、迫力を出した立ち姿にできます。

そして絶対やってくれると思った、驚異のシュゴッド20体合体!


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全身はバラバラになり、胴体を真っ二つにして腕を外します。キングオージャーの方は、基本的にエクストリームキングオージャーの状態から始めます。


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胴体を折り畳んで脚部にし、その横にキングコーカサスの腕を取り付けます。


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その中にゴッドカマキリとゴッドハチを挟み込むようにし、巨大な脚部にします。カマキリとハチの裏側には凹ジョイントがあったので、どうせ何かくっつくだろうとは思っていましたが、こんなに強固に合体するとは予想外でした。


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そしてエクストリームキングオージャーの腿に合体します。エクストリームキングオージャーの状態だと、上半身の重量に膝関節が負けがちだったので、こんな重い奴くっついて大丈夫か?と思いましたが……。


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実はこの時、ゴッドタランチュラの脚が後ろから膝関節に差し込められるようになっており、重い上半身をちゃんと支えられます。もちろん固定するために膝や腰は動かせなくなりますが、この上体を支えるためならしょうがないですね。


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また各種ガーディアンウェポンは、基本的にゴッドタランチュラの手足に片っ端からくっつけていきます。そのために8本手足があるクモが必要だったのか!(知らんけど


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最後に頭部に、キングコーカサスの頭部と前羽を取り付けます。


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その前羽部分を開いて、新たな胸部装甲にします。最後に、額にヘラクレスアックスの角を取り付け……。


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ゴッドキングオージャーの完成!

各部の金メッキがやたら綺麗、思わず拝んでしまいそうな豪華絢爛ぶりです。まあ神様だしね。


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頭部フェイス部分はキングオージャーと同じデザインですが、実は本来の頭部はパピヨンの一部として背中についているため、この頭はキングコーカサスの体内に入っています。


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背中もかなり凄いことになっていますが、このボリュームで安定して立っているのは凄いことです。少なくとも、エクストリームキングオージャーの状態よりはずっと安心して飾っておけます。


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いやー凄まじい。今年はほんと面白いなぁ……。


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で締めたいところですが、実はキングコーカサス、なぜかまだ脚部が分離するという謎のギミックがあります。ちゃんと中にスプリングが入った、しっかりしたジョイントです。単に破損防止なのか、それともまだ何か切り札があるのか……。なんせ8回に1回は最終回を見ているような気がする番組なのに、時機的にはまだ折り返し地点なので、もしかしたら……などと期待してしまいます。

 

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2023/08/01

俺たちの勇気は死なない

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ガオ・ファイ・ガー!


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超合金魂GX-104・ガオファイガー。「勇者王ガオガイガーFINAL」から登場した、純粋な地球産のガオーマシンたち。ガオガイガージェネシックガオガイガーと異なるのは、意図的に機械的・人工的なデザインでまとめられているところのようです。


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まずはガオーファントム。飛行機なのか何なのかすらもよくわからない形態ですが、割と全身は綺麗にまとまっており、新時代の感じがしました。コクピット部はキャノピーが上に開きます。


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変形してガオファーに。股関節はガオーファントムから2重関節でがっちり狭まり、プロポーションの確立と、この後の重い部品を加えても十分自立・可動ができる、強固な仕組みになっています。


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頭部は差し替えで、叫び顔のマスクと交換できます。各部の可動域も広く、これだけで十二分に遊べます。


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ステルスガオーⅢ。他のガオーマシンはみな「Ⅱ」なんですが、これだけⅢです。スターガオガイガーの、両翼端に巨大ウルテクエンジンを積んだのがⅡですからね。これはあのポッドみたいなエンジンは付きませんが、翼端が開いてウルテクエンジンが稼働するエフェクトが付属します。


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ライナーガオーⅡ。新幹線から、宇宙で運用できるロケットに変更されました。6基の増槽は合体時、スプリングで一斉にパージするギミックが付いています。


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ドリルガオーⅡ。これだけあんまり変わりがないように見えますが、なんと!ドリルは4段階に分かれており、先端部を回すと、連動して1段目と3段目が正方向に、2と4が逆方向に回転するギミックがあります。これが実に回していて気持ちがいい!

また写真では見えませんが、キャタピラは1個1個、独立したプラ部品でできており、触って回しているだけで、その手間暇のかけ方に感動します。


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いつもならここでファイナルフュージョン!に行くところですが、実はこのガオファイガーには、「vsベターマン」編に登場した「高速飛行形態」への変形ギミックが搭載されています。合体に際していくつかジョイントが必要ですが、外れやすいことはなく、このままでも十分ブンドドできます。翼には、ウルテクエンジン稼働時のエフェクトを付けます。


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しかし飛行形態というので、てっきりガオーファントムと各機が合体しているのかと思ったら、実は「ガオファイガーの両腕にドリルガオーを装備し、背中にステルスガオーを付けた」ガオファーの攻撃形態のまま、バンザイして飛んでいるのでした。なんか疲れそうだね!


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では本番のファイナルフュージョン!

合体パターンはいつも通りですので省略しますが、説明書にはこの時「ガオファーの胸のパネル(ファントムリング発生装置)を180度回転させる」とあります。その通りにしますが、別に中の空間が広がるとか、そういう設計ではありません。その証拠に合体準備が整ったら「ファントムリング発生装置を戻します」と続きます。そう、これは単に「映像の再現」をさせてるだけなんです!合体には何の関係もないんです!だがその心意気に痺れます!脳内にあのBGM流れますしね。


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ライナーガオーはちゃんと、胴体を貫いて合体する仕様です。なおフォーマットが違うため、ガオガイガーとは手足とも互換性がありません。


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ステルスガオーは下部の蓋を開き、頭部を展開します。


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腕はもちろん、上腕部を下腕部に差し込むと、回転しながら拳がせり出します。


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ヘルメットを被せて押し込むと、額のGストーンもせり出します。ここら辺は本当に「良く分かっている」仕様です。


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ガオファイガーの完成!

頭部と拳を見栄え(可動)重視のものに変更していますが、それらがなくても全く問題ありません。


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さらに、Gストーンの輝きと紋章を再現した左拳も付属しています。これがまた、透過光を利用して光っているように見せる優れもの。


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また後継機だけあり、ガオガイガーの武装であるゴルディオンハンマー、ディバイディングドライバーはそのまま装備できます。台座には専門のハンマー保持パーツまでついています。

ガオファイガーは、そのあとに出てきたジェネシックガオガイガーの印象が強烈すぎて立場が薄いように思われがちですが、私は「敗北の美学」を感じるとても好きな機体です。あの後、ちゃんと復旧してもらい、vsベターマン編ではルネが搭乗しているようですね。俺たちの勇気は死なない!

 

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