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2023年6月

2023/06/23

スラッシュゼロ

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ストライクレーザークロー!


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超合金 ライガーゼロ。ゾイドの超合金という、本来あり得ない存在ですが、メーカーの垣根を超えたコラボレーションが実現、日本の誇る2大メーカーの名に恥じない仕上がりで登場しました。


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最初は「素体」と呼ばれる野生の姿で封入されており、そこに各種アーマーを装着することで完成します。腹部にはちゃんとゾイドコアがあり、取り外しもできます。またLEDで目が赤く点灯します。


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頭部コクピットにはパイロットが乗り込めます。ただ発光部品との交換仕様なので、このまま目を光らせるとパイロットが邪魔で、あまりきれいには見えません。


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ダイアクロン隊員を入れてみましたが、ちょっとオーバースケールで、ハッチを閉じることはできませんでした。残念。

では各部のアーマーを取り付けましょう。


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ライガー・ゼロアーマーの完成!2種類の白と黒、そして刺し色の金が非常に映えます。各関節は自由度が高く、しなやかなネコ科の動きを再現できます。


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実はこのライガーは可動に際し、普通のロボットのように胸や腰をブロック構造で大きく曲げるのではなく、本当の獣のように、骨の1個1個を少しずつ曲げられるようになっているのです。そのためメカなのに野生の獣のように、とても自然な動きが付けられます。まさしく機械生命体!
走行の際にフォーミュラーカーのようにダウンフォースを受けるべく、腹部のスタビライザーを展開させることもできます。


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また冒頭のストライクレーザークローの際は、ライオンやトラのように、足の指の部分からさらに尖ったツメが展開します。さらにそれだけではなく、大きく腕を振り上げた状態を再現するために……。


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肩や股関節には、凄いスイング機能が付いています。この丸の中がスイング基部で、肩よりずっと腰に近い位置から生えています。そのため、腕を振り上げる際には肩を回すだけでなく、このスイング基部からさらに回転させることで、非常に大きく腕を上げることができるのです。これは凄い割り切り方ですが、実際に素晴らしい効果を上げていると思います。


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いやーいいわこの子。ずっと飾っていて咆哮させておきたい。この後、プレミアムバンダイ限定で、チェンジングアーマー3種類も発売されるそうです。これはポチるのはしょうがない。ああしょうがない。

ライガーゼロの魅力は、各種装甲を交換することで、どんな状況にも対応できる全く違う能力を持ったライガーを誕生させられることでした。どのアーマーも非常に強力でしたから。

しかし最終回、他のチェンジングアーマーで歯が立たなかったラスボスを、原点であるゼロに換装し、その野生の力で完膚なきまでに叩きのめすのは、本当に痛快でしたね。最後の最後に1度だけ叫んだ「インストレーションシステム、ゼロ!」のカッコよさったら!

それもあって、各種チェンジングアーマーも魅力的ながら、やっぱり一番好きなのは最初のゼロ!ということになるのです。

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2023/06/18

行間を読め

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この記事は6月18日現在、「王様戦隊キングオージャー」のネタバレが含まれます。本放送を楽しみにされている方はご注意ください。


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DXタランチュラナイト 地底ガーディアンウエポンセット。クモオージャー・ジェレミーのシュゴッドたちです。しかしクモやムカデはともかく、セミって地底なの?まあ幼虫はそうか……。


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まずはゴッドタランチュラ。劇中の糸につり下がって登場するシーンが蘇ります。


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写真だと見えづらいですが、ちゃんと脚は8本あります。後ろ中脚だけ細く、ちょうど隠れる位置にあるので見えていないだけです。

ここから後部を取り外し、手足を変形させて……。


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タランチュラナイトの完成!

手足が細く、腰も括れているのでスタイリッシュ、色も差し色の金が良い感じです。


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各関節が良く動き、また胸と腰に関節があるので、体をかなり前屈させることができます。劇中のスパイダーマンアクションも結構できます。


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続いて地底のお供たち。写真左からガーディアンピード(ムカデ)、ガーディアンシケイダー(セミ)。シケイダーってスゲェ名前だな……。


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ピードは体をぐるっと回し、ピードチェーンソーになります。これはなかなか面白い見立て。自分の手首も斬ってしまいそうで怖いですが。


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シケイダーの方は、翅をぐるっと回してシケイダーブレードにします。この際、実は両目が回転関節になっていて、そこを中心に剣部分を前へ向かせます。


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両者とも軽いので、装備してアクションさせてもポーズはばっちり。キングオージャーほど虫の脚が多くないので邪魔にならない、というのも利点です。また脚部も腕と同様のはしご型ジョイント(?)なので、ここに武装をさせることも可能です。


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ここで終わりなのだろうと思っていたら、パッケージにはまだ記載がありました。

「極限14体合体!」

え?もうやっちゃうの?


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キングオージャーの背中に、逆さまになったタランチュラナイトを合体させます。その上から、トンボやパピヨンをつけるようになります。またタランチュラナイトの尾部(糸を吐くところ)は、タランチュラナイトの腕に持たせます。すると……。

 

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完成!エクストリームキングオージャー!

10体合体のキングオージャーに、3大守護神を追加、さらにタランチュラナイトの合体した姿です。


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背部に結構なボリュームが付くので、自立させるのは結構難しい。ちゃんと立つ関節の位置はあるんですが、なんせ重いのでそこら辺の調整が大変です。

あっ!この写真、ゴッドアリ付けるの忘れてた!13体合体だった!(てへ


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また頭部には、タランチュラナイトの尾部から取り外した王冠を取り付けます。やっぱ王様には王冠。


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立たせるのに苦労した分、ド迫力には脱帽です。もう、ごちゃごちゃしてること自体が美学のような気がします。まだ始まってから十数話しか経っていないのに、この集合ぶり。本編と同じように密度の高いアイテムです。

本編は映像もそうですが、話の展開とキャラの立たせ方が非常に上手で、毎回「え?」とこちらを驚かせてくれるのがとても楽しみです。王様たちの関係も一筋縄では行かないくせに、ギラとヤンマとヒメノの「末っ子とお兄ちゃんとお姉ちゃん」にしか見えないやり取りがもう尊くて。ああ、推しはもちろんリタ様です。

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2023/06/11

宇宙の騎士

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それでもテッカマンは行く!


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ロボ道・宇宙の騎士テッカマン。タツノコヒーローの中でもハード路線だった彼が、ワルダスターの戦いから帰還しました。全高10数cm、人型フィギュアですが「ロボ道」のジャンルでの発売です。


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背部もディテールはばっちり、マッシブなフォルムと背中のラインが実にいい感じです。テッカマンは後姿が良いんだよねー。本家もブレードも。


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LEDが内蔵、目とボルテッカ発射装置が光ります。膝立ちもばっちりできるので、あのポーズが決まります。


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可動範囲は広く、肩は前方に回転軸があるので、大きく腕を前に伸ばせます。また腿も関節がスイングし、腰の装甲と足が干渉しないように動かせます。


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広く足を踏み出すとさすがに転びますので、他のスタンドを使って、テックランサーの投擲ポーズ。しかしほぼ唯一の武装を投げて敵を倒すってのは、テッカマン一人でワルダスターの大軍を相手にせざるを得ないのに、そんなコンセプトで大丈夫なのか?と心配になります。


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またテックウィン(ムチ)も付属します。というか武器はランサーとウィンしかない!なんという男気(無謀)な尖塔スタイル!


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なので、劇中で印象的だった「ムチで投げた槍を掴んで回収する」もできます。いやホントよくこんな戦法で戦い抜けたな?

先述した通り、もともとテッカマンの武装は切り札のボルテッカ以外、槍とムチしかありません。ですのでこのアイテムも、それ以外の付属品は交換用手首のみです。


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やっぱり、愛機(愛馬)ペガスは欲しいところなのでBRAVE合金版を引っ張り出しましたが、スケールは全く合いません。なので冒頭の写真は合成です。これ用のペガス欲しいなぁ……全高45cmくらいになってしまいそうだけど。

 

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2023/06/03

いでよ神の戦士

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ここに来るまで16話!


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鋼WORKS THE合体・超獣機神ダンクーガ。何度も立体化されているダンクーガですが、その中でも最大クラスの大きさと重さのアイテムです。なんせ合体後の全高は30㎝!


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まずはイーグルファイター。翼幅だけで9㎝もある、合体できるこの機体にしてはかなりのビッグサイズです。またその大きさのおかげで、今までのどの合体イーグルでもできなかった、「肘部分の折り畳み」を可能にしています。腕を真後ろに、棒のように投げっぱなしではないのです!


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エフェクトパーツでアグレッシブモードも再現可能。クリアパーツは、かなりきちんとはまる上にとても綺麗です。


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そして驚愕のフル可動・ヒューマロイドモード!腰や膝どころか、肘や手首まで動くという、合体物としては史上初の仕様です。これ単体でも十二分に遊べます。


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続いてランドライガー、ランドクーガー。ノーマルモードは脚と腕、脚と胴体がジョイントで接続され、きっちりまとまります。

 

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アグレッシブモード(ビーストモード)も迫力十分。後ろ足も、肉食獣の「く」の字に曲がった状態を再現できるように設計されています。

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ヒューマロイドモード形態もばっちり。なんせ大きいので、この状態で1/144ガンプラくらいのサイズです。


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銃を持たせるために、グリップ部分が回転して拳に差し込め、そのあと銃身を回して位置を調整するようになっています。ひっかかって邪魔になりりやすい銃底を逃がすためのいいアイデアです。


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最後はビッグモス。腰関節が斜め後ろにスライドし、さらに腿が斜めに開いて、体形をきちんとタンクらしくできるようになっています。


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アグレッシブモード(ビーストモード)。パワフルな象のフォルムが実にいい感じです。


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ヒューマロイドモード。後のダンクーガの写真と比べるとわかりますが、ダンクーガの時より、胸の飾り(象の鼻)と肩が小さくなっています。それぞれ装甲が折り畳め、モスの状態だと小さく見えるのです。


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ダンクーガ本体の80%を占めるので(当社検証)、関節も重量に負けないよう、物凄くしっかりしています。当然バリバリのフルアクション仕様です。


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それではいよいよ、獣を超え人を超え、今 神になる!


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ダンクーガの完成だ!なんて男前なダンちゃんなんだ!惚れ惚れ……。

イーグルの合体はマグネットが使用され、安定する上に破損の心配も少ない、素敵な仕様です。また足首の2機は、モス足裏の専用合体ジョイントで接合されています。このジョイント基部が丈夫な上によく動くため、飾って安心動かして満足、隙のない作りになっています。


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もちろん飛行ブースターも付属、背部の断空砲を外さずに装着できます。翼は基部で回転、上下反転や背部に畳むことも可能です。


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「断空砲、フォーメーションだ!」

スパロボでおなじみのアレもばっちり。


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しかもさらに驚くことに、差替えなしで口が開き、叫び顔が再現できます。言われるまで全く気が付かなかったほど、開口前の造形が良くできており、普通にモールドかと思っていたら分割線だった!です。


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このデカさでありながらアクションはバリバリ、動かしていて不安な点が全くありません。丈夫なスタンドも付属しますが、普通に立たせておくには全く心配いりません。


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いや本当に凄いなこの子!参りました。

個人的には、このダンクーガの「発売前」「発売後」が分岐点になるんでは、と思うくらい完成度が高く、またエポックメイキングなアイデア山積みな傑作です。素直にスタンディングオベーションします。ブラボー!ブラボー!

 

 

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