スラッシュゼロ
ストライクレーザークロー!
超合金 ライガーゼロ。ゾイドの超合金という、本来あり得ない存在ですが、メーカーの垣根を超えたコラボレーションが実現、日本の誇る2大メーカーの名に恥じない仕上がりで登場しました。
最初は「素体」と呼ばれる野生の姿で封入されており、そこに各種アーマーを装着することで完成します。腹部にはちゃんとゾイドコアがあり、取り外しもできます。またLEDで目が赤く点灯します。
頭部コクピットにはパイロットが乗り込めます。ただ発光部品との交換仕様なので、このまま目を光らせるとパイロットが邪魔で、あまりきれいには見えません。
ダイアクロン隊員を入れてみましたが、ちょっとオーバースケールで、ハッチを閉じることはできませんでした。残念。
では各部のアーマーを取り付けましょう。
ライガー・ゼロアーマーの完成!2種類の白と黒、そして刺し色の金が非常に映えます。各関節は自由度が高く、しなやかなネコ科の動きを再現できます。
実はこのライガーは可動に際し、普通のロボットのように胸や腰をブロック構造で大きく曲げるのではなく、本当の獣のように、骨の1個1個を少しずつ曲げられるようになっているのです。そのためメカなのに野生の獣のように、とても自然な動きが付けられます。まさしく機械生命体!
走行の際にフォーミュラーカーのようにダウンフォースを受けるべく、腹部のスタビライザーを展開させることもできます。
また冒頭のストライクレーザークローの際は、ライオンやトラのように、足の指の部分からさらに尖ったツメが展開します。さらにそれだけではなく、大きく腕を振り上げた状態を再現するために……。
肩や股関節には、凄いスイング機能が付いています。この丸の中がスイング基部で、肩よりずっと腰に近い位置から生えています。そのため、腕を振り上げる際には肩を回すだけでなく、このスイング基部からさらに回転させることで、非常に大きく腕を上げることができるのです。これは凄い割り切り方ですが、実際に素晴らしい効果を上げていると思います。
いやーいいわこの子。ずっと飾っていて咆哮させておきたい。この後、プレミアムバンダイ限定で、チェンジングアーマー3種類も発売されるそうです。これはポチるのはしょうがない。ああしょうがない。
ライガーゼロの魅力は、各種装甲を交換することで、どんな状況にも対応できる全く違う能力を持ったライガーを誕生させられることでした。どのアーマーも非常に強力でしたから。
しかし最終回、他のチェンジングアーマーで歯が立たなかったラスボスを、原点であるゼロに換装し、その野生の力で完膚なきまでに叩きのめすのは、本当に痛快でしたね。最後の最後に1度だけ叫んだ「インストレーションシステム、ゼロ!」のカッコよさったら!
それもあって、各種チェンジングアーマーも魅力的ながら、やっぱり一番好きなのは最初のゼロ!ということになるのです。
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