虎龍の剣 というおはなし
この記事は8月27日現在、「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」のネタバレを含みます。
本編を楽しみにされている方はご注意ください。まあもうCMに堂々と出てるけどね……
「タロウさん、今こそボクと合体しましょう!」
「百年早いわボケェぇええ!」「ええっ?」
とマジでやりそうで怖い。
DX虎龍攻神(トラドラゴンジン)。「暴太郎戦隊ドンブラザーズ」6人目(と7人目?)のドンドラゴクウ(とドントラボルト)のロボタロウ形態、2個セットです。まあ両方とも、ジロウの分裂した人格なのですが。
ドンロボゴクウは黄金の龍、劇中の通り長く細長いボディです。手足はある程度動き、ポーズを付けられます。
説明書にはありませんが、腰のところをこのように一段階曲げると、単調に細長いイメージを緩和することができます。
ドンロボボルト。暴れん坊のトラのイメージです。背中に合体用ジョイントと、ツメ型の武器を装備しています。
この2体が合体して、トラドラゴンジンになるのですが……
まずはドンロボボルトが立ち上がり、合体準備に入ります。ちょっとGGGのギャレオンみたいですね。あんなに理知的じゃないけど。
続いてドンロボゴクウも立ち上がり、各部を分解します。胸部が展開して……
そのフレームの中に、ドンロボボルトが収まります。脚部も拘束具が展開します。
背中をぴっちりはめ込むと、連動してドンロボボルトの中から頭部が飛び出してきます。
両腕をドンロボボルトのジョイントに取り付け……
龍の頭部をかぶせます。
最後にお約束のサングラスを展開し、両肩に合体ジョイントを開いた盾を装着します。
トラドラゴンジンの完成!ドンオニタイジンにも引けを取らない、大型の2号ロボです。
この簡易ゴーディアンみたいな合体システムにもかかわらず、両肩や肘、腰や膝がある程度動くのは驚きです。DX戦隊ロボなら、腰から下は棒立ちでも不思議じゃなかったのにね。
また最初に情報を見たときははてっきり、「ドンロボボルトの強化装甲合体」だと思っていたのに、ふたを開けたら「暴れるドンロボボルトの拘束具」だったのは笑いました。この胸のフレームが、ドンロボボルトの檻だったとは!毎回律義に「ハウスハウス」ってやってるし。
この姿は、「暴れ者のもう一人の自分を抑え込むことに成功した、表のジロウ」の象徴なので、普通の戦隊ものなら「良く自分を抑え込んだな、ジロウ!」と言ってやるところですが。この番組、その表のジロウの方が「(使えないお供の)皆さんは処刑しようかなって」とか笑顔で言い出す奴だから……。
それはさておき。
いよいよ、ドンオニタイジンとの超合体だ!
まずは、ドンロボボルトと武器、そしてキジブラザーズロボタロウと合体用ジョイントで右腕パーツを組み上げます。
左腕は、ドンドラゴクウの脚部とサルブラザーズ、そしてキジブラザーズの半身で形成します。
ドンドラゴクウの腕は、キジンソードと組み合わせて……。
以前からバレバレだった、ドンオニタイジンの両足裏に合体します。
ドンロボタロウの肩を後ろに回し、強固なジョイントで両腕を取り付けます。
ドンドラゴクウの胴体に裃パーツを取り付け、胸飾りにします。
最後にド派手な兜をかぶって……
トラドラオニタイジンの完成!
全長は約40㎝になり、飾っておくだけで「大丈夫かコレ?倒れてこないか?」と心配にすらなります。
さすがに重量も半端なくなりますが、両肩のジョイントは非常に強固なので、腕を回しても安定しています。ただいろんなところが干渉して、このくらいまでしか腕は上がりません。
それでもある程度足腰は動かせ、ド迫力で飾っておくことができます。なんかもう、言葉を失ったわ……。
本編ではまだ登場しませんが、そもそもドンオニタイジン自体が、強化する必要など全く感じられないほどの無敵ぶりなので、何のために合体するのか見当もつきません。ジロウが一人で気の毒だから合体してあげる、というのも考えられなくはないですが、ドンモモタロウがそんな殊勝なやつとも思えないしw
そして呆れたことに、このトラドラオニタイジンの状態ですら、まだ未使用のジョイントがいくつかあります。ええっこれ以上どうすんの?まだ何かやるの?ほんとに掟破りな番組だな……。
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