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2022/07/29

唸れマシンハヤブサ

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マシンは僕だ!僕がマシンだ!


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以前書いたように、ポピニカPA-87・マシンハヤブサ。……だったもののジャンク品を入手したので、足りないパーツを3Dプリンタで製作し、現代に蘇らせました。もちろんV1からV5までの全エンジンとV2タイヤも換装可能な、驚異のスーパーマシンです。


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このようなジャンク品だったものも……


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こうなっちゃうんだから、21世紀のテクノロジーは本当にありがたいねぇ……(しみじみ)。

では具体的な工程を記載します。


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まずは塗装が剥げ気味な本体をばらし、ツールクリーナーに漬けて、完全に塗料を取り除きます。ロールアウト直後みたいでカッコいいね。


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紅いラインは塗装しますが、文字の入った部分のために水性デカールを作成します。この「HAYABUSA」の文字にかかる、黄色い丸に「1」のナンバーの位置ですが、媒体やアイテムによって文字の前にあったり後ろにあったりします。今回はとりあえず前にしました。

インクジェットプリンタで水性デカールを製作する場合、印刷したものが水に溶けないよう、出来上がったものをクリア塗料などで保護する必要があります。それでも貼り付けた後に動かしたりすると、簡単に印刷物が壊れたりしますので、予備もたくさん作りました。


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塗装してからデカールを貼ります。ちょっといい感じになってきました。


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続いてコクピットやエンジンを作ります。コクピットはダイアクロン隊員が乗り込めるようスペースを取っています。というか元の部品がないので、ほぼ全てのパーツは想像とネットの情報だけで再現、自分の好きなようにアレンジしています。


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交換用タイヤも作ります。最初ただの筒だったんですが、せっかくだから「MACHINE HAYABUSA(V2)」のロゴも入れました。タイヤの直系は2㎝弱、そこに人間がロゴを彫ったら気がどうかするレベルのサイズですが、こういうときCGは楽ですねぇ。

これらを全部出力、塗装して組み立てて……


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「ダイアクロン隊員が乗り込める、ポピニカ・マシンハヤブサ」の完成だ!


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もちろん原典通り、エンジン部はボタン1発で換装可能。コクピットも本体から発射できます。しかし今の目で見ると、コクピットだけで軽自動車くらいあるはずですよね……コレ公道走れるサイズなのか?

まあいいや!


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まずは初期装備のV1エンジン。ロケットエンジンの前後からバーナーを吹かすことで、急加速・急減速が可能な「驚異のスーパーマシン」です。


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シンプルだけど美しい。個人的にはやっぱりこれこそが「マシンハヤブサ」っていう気がしますね。


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続いてラリー仕様のV2エンジン。砂漠などを走っても砂を吸い込まないよう調整がされているらしいです。そもそもこの車体でラリーってどうなのだろう、という気もしますが。


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V2は専用のラジアルタイヤを装備しますので、タイヤが交換できるようにしてあります。タイヤパターンは、どういうものが良いのか見当が付かなかったので適当です。


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ポピニカ・マシンハヤブサは、後輪のみを磁石で脱着する仕様です。しかしラリーに出るなら、前輪も交換しないと無理だと思うので、結局全てのタイヤを交換できるようにしました。


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ハヤブサのお父さん因縁のV3エンジン。アップダウンの多い道に強い高トルクタイプです。


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全エンジンそうですが、背後にはそれぞれのナンバリングも刻んであります。「V3」って入ってるのが見えますかね。


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ライバル・流れ星の竜とのエピソードに登場したV4。左右前後のロケットエンジンを吹かすことで急旋回が可能です。


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「V4エンジン、ゴー!」の掛け声とともにぎゅんぎゅん急旋回するのは、乗ってる人間大丈夫なのかこれ、と心配になるくらいでしたが、カタルシスがありました。やっぱ新しい技術とテクニックの融合ってのは燃えるね。


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最後は、全てのエンジンの性能を備えた万能にして最高のV5。


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物凄い重装備。なんせロケット5個積んでるわけですから、前後のノズルも合計10個必要、作るのが大変でした。V1エンジンって楽だったなぁ……。


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またダイアクロン隊員たちを並べると、整備中の雰囲気が出てさらに気分上々。
汗と涙で直したぜ!

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並べると圧巻!ああ面白かった。500円で入手したジャンクで、これだけ楽しめるなら十二分に元を取りました。水性デカール代が一番高かったような気がするが……

 

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コメント

>エンジンの換装あってこそ

やっぱりこれが一番燃えますからね。V5が出たことによって他全部不要になった…とか言ったらおしまいなのですが!

>マッハGoGoGoもサーキットもオフロードも走ってましたし

まあ主役機を統一しなければならないのは、あの頃の宿命ですしね。ちゃんと変えていたグランプリの鷹が凄かった、のかな。

>「田宮模型の仕事」

模型作るために本物のポルシェを解体してしまう天才のお話ですね…

>写真を見ただけで主題歌のイントロが響いてきましたよ!

ありがとうございます。本当に光栄です。作ってる最中ずっと私も、あの歌がヘビーローテーションで脳裏に流れていました。

>アニメ版のV4エンジン

ポピニカの横4連だと、V3とたいして違わないので作って面白くないですし、エンジン上部が円形をしている アニメ版の方がデザイン的にも美しいですしね。

投稿: 腰原 仁志 | 2022/07/31 03:00

ちゃんとアニメ版のV4エンジンですね あれ玩具デザイン時は横並びのエンジンだったのをさすがにアニメ描写だと無茶だと思ったのか見た目がダサいと思われたのかな まあopでタイヤに火を吹かせるんだから横並びで問題なかった気がしなくもなく

投稿: Sad | 2022/07/29 22:00

ついに完成されましたか!
凄すぎる…当時のポピニカを圧倒的に上回るパーフェクト仕様ですね。
このまま商品化されても全然問題無しの、マシンハヤブサTOYの決定版になるのではないでしょうか!?
写真を見ただけで主題歌のイントロが響いてきましたよ!本当にお疲れ様でした。
また驚きの作品を期待しています!

投稿: クロ | 2022/07/29 21:31

おぉ遂に完成ですか。おつかれさまです。
やはりエンジンの換装あってこそのハヤブサですねぇ。
ラリーとか用途別にというのは後のサイバーフォーミュラに繋がる気もするけど、マッハGoGoGoもサーキットもオフロードも走ってましたし、マンネリ回避のためにはこうなるのかな?
タイヤの文字の件は「田宮模型の仕事」を思いだしますね。

投稿: ぱ | 2022/07/29 19:31

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