祭りだ祭りだ!
3Dプリント祭りだ!
なんかやたら面白いドンブラザーズですが、DXドンオニタイジンもなんか玩具の賞を受賞したそうで、おめでたいことです。
ただ映像を見ていてちょっと残念だったのが、出陣&勝どきシーンで強烈な印象を残す、例の軍配は付属しません。もはや標準装備でもよさそうなくらいの必需品ですが、たぶん玩具開発の時は、軍配のことは想定されてなかったのでしょうね。
……なら作ってしまえw
いつものようにLightWaveで設計します。曲線で囲んだただの板に模様をステンシルで刻むだけなので、製作は非常に簡単です。
プリントしたものを黒と金で塗装します。黒い部分(分かり辛いけど)漆塗りみたいな光沢と、ちょっと被膜にひびが入っているような仕上げをしました。金のラインはステンシルで刻んであるとはいえ、手塗りでするのは超大変なので、泣きながらマスキングをしてスプレー塗装しました。紐はそこらに転がっていた糸です。
これをドンオニタイジンに装備させると……
バッチリじゃないかお供たち!
軸にはキジンソードと同様、拳のジョイントで保持できるよう、凹モールドを入れてあります。
とても楽しくなってきました。他にも何か作りたいな……
また倉庫をあさっていたところ、モスピーダ放映当時品のレギオス・エータが発見されました。たぶん弟が実家に遺していったもので、自分で映像イメージに近くなるよう、リペイントしたと思われます。しかし御多分に漏れずこの子も、左翼が折れて欠損していました。
翼は、先日作成したデータがありますので、問題なく元に戻せます。しかしこれを眺めているうちに、一つ気になることを発見しました。
千値練製のレギオスには、機体上部の腕と腕の間に、ミサイルランチャーがあります。そう言えば映像はそうでした。なんで当時品には付いていなかったのかわかりませんが……むしろない方がカッコいい気もするけど……せっかくだから、こっちも作ってしまいましょう。
じゃあまた設計。こちらもシンプルなので簡単です。塗装しやすいよう、ミサイルと蓋と本体は別パーツにします。
なお本来はミサイルが縦2烈、横4列なのですが、当時品は腕と腕の間が広いため、それでは間延びしてしまうので、少々アレンジしました。
割と簡単にできました。そう言えばこういう映像だった気がする。これで〇十年の時を経て、兄弟での合作が完成したことになりますね。あ、「遺していった」と書きましたが、弟はもちろん元気です。
もちろん装着したまま変形し……
そのままアーモソルジャーに変形できます。うんうん、懐かしいなぁ。
しかしまたしても見ていると、何となく迫力が足りないような気がします。何だろう。
あれか、銃もデカいのがいるか!
というわけで、デカいミサイルポッドも作成します。ちゃんと銃口にライフリングも切ってありますが、作ったらほとんど見えなかった。
現物と比べて、倍近い大きさの銃ができました。マガジン部はマグネットで脱着できるようにしてあります。
大きいから、やっぱ指揮官機たるレギオス・ゼータに装備させましょう。マガジンは取り外し、右腕部分に装着してます。
アーモソルジャーにすると、迫力抜群。やっぱりこのくらいのサイズの方が、破壊力がある感じがしますね。
ただちょっと大きくし過ぎて、当時品の経年劣化が始まった腕関節だと、重すぎて腕が下がって来たりますw ここまでは計算しなかったなぁ。兄上も意外と御甘いようで。
そんなわけで、うちのジャンク品だったレギオス軍は、復旧を遂げて正式配備となりました。良かった良かった。弟も喜んでくれるかな。
うむ余は満足じゃ!
しかし3Dプリントは頑張れば手の届く世界になってきましたが、出来上がったものを塗装するのはまた話は別ですね。この入り組んだ軍配をマスキングするのは根性が要りました。簡単にイラストを印刷できるマスキングテープ、もしくは切り出せる小型の家庭用プロッターとか出ないかな……
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コメント
>ガシャポンのドンプラスターがDXドンオニタイジンにちょうど良いサイズです。
おお!それいいですね!特にドンオニタイジンは巨大化前もありますし、実に楽しく大合体ごっこができそうです。良い情報ありがとうございます。
>カッティングプロッターで使えるマスキングシートというのがあるようです。
さっそく行ってみました。こちらも良いですね!お値段もそんなに驚くほどじゃない……まあかなりいいプリンタくらいか……ですし、冬のボーナスで検討する意義がありそうです。こちらも良い情報ありがとうございます!
と思っていたら!
本日、うちの妻に嬉々としてこの軍配と、レギオスのミサイルランチャーを自慢していたところ。
「このミサイルの色分け凄いでしょ。パーツ分割しておいたんだ」
「ふーん」
「軍配はここ塗るの大変だったから、いつかマスキングシートをカットできる機材買おうと思うんだ」
「ふーん。ところでさあ」
「え?」
「何でわざわざウチワに、色塗るの?」
「軍配な。いやそういう色設定だし」
「そうじゃなくって、散々今自分で、パーツ分割?したって自慢してたじゃない。そのウチワも、分けとけばいいだけじゃないの?」
え。
あ。
お前天才か!
散々ミニプラの色分けパーツを見ておきながら、自分ではその発想に至らないとは……
投稿: 腰原 仁志 | 2022/06/18 17:50
To 藤原さん
カッティングプロッターで使えるマスキングシートというのがあるようです。
↓はカッティングプロッターとマスキングシートを使っている鉄道模型な人のページ
https://tobutetsu.seesaa.net/article/202005article_1.html
鉄道車両だと同一形状のマスキングをいくつも使うのでコピペで量産できるのはありがたいでしょうね。
投稿: ぱ | 2022/06/18 14:04
ガシャポンのドンプラスターがDXドンオニタイジンにちょうど良いサイズです。
私はブラスターのグリップに両面テープを貼ってお手軽に持たせています。
投稿: 紙粘土 | 2022/06/18 09:21
おお、小型カッティングプロッターって今結構お手軽なお値段なんですね。ありがとうございます。むしろ問題は紙の方か……マスキングテープとして使える紙で、プロッターで切れるようなものがあれば、これで重宝しそうですが、さてどんなもんかな。いろいろ調べてみます。
アルプスのプリンタは憧れでした。買えるような経済状態になったらもう売ってなかったのが(落涙
投稿: 腰原 仁志 | 2022/06/17 06:02
小型のカッティングプロッタ……グラフテックのCAMEO4とかでしょうかねぇ? 確かA4サイズだったかと。
以前だとデカール作りにALPSの熱転写プリンタが使われていましたね。
インクリボンに金や銀のメタリックなものや「白」すら存在したことで模型ファンにとってはインクジェットやレーザーにはないメリットがあったと。
残念ながらメーカーが手を引いてしまい消耗品も供給されなくなってしまいましたが。
投稿: ぱ | 2022/06/16 06:29