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2021/07/04

Z~刻を超えて~

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いろんな解釈があるもんだなぁ(感嘆

先日紹介した、完全変形をこなすMETAL ROBOT魂・Zガンダムですが、昔も一応変形するモデルはありました。


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これは放映当時の玩具・Zガンダム。さすがに30年ほど前の玩具だけに、プロポーションはいろいろ思うところがありますが、それでも「安心して遊べる」点においては傑作でした。頭部の角は軟質素材なので、変形の際に折れる心配がありません。

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ウェーブライダーは意外なほどよくまとまっており・・・まぁちょと寸胴ですが・・・、シールドとビームライフルを付けなおすだけでちゃんと変形します。また、機首とフライングアーマーはボールジョイントで確実に固定できるため、遊んでいてもフォルムが崩れる心配がないのも、後続勢力のことを考えると割とポイント高いです。


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続いて、押入れから発掘された昔の変形Zをご紹介します。まずは可変戦士・Zガンダム。かつて「可動戦士ガンダム」という、可動にこだわったジャンルの完成品トイがあったのですが、その流れのものです。これは可動は二の次にして、完全変形にこだわって設計されたようです。

プロポーションはなかなかだし、各部もさっきの当時品に比べれば、ずっとスマートです。頭部の墨入れがきつい気がしますが、あの頃はこういう塗り方多かったしね。


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背部も綺麗にまとまっており、かなりTVイメージに近いです。シールドが大きい気がしますが、これにはサイズ伸縮の機能がなく、ウェーブライダーになるときのままなので、しょうがないですね。


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変形パターンはMETAL ROBOT魂とは少々異なっており、腰前部のアーマーは、股関節にそのままくっついて一緒に移動します。股関節の移動はシンプルですが、結構きちんと変形できます。腹部も単純な横スライドでなく、ヒンジで畳むようになっており、幅と同時に高さも調整しています。

頭部のアンテナは造形がシャープなのに、軟質樹脂なので安全に変形できます。ただ、変形時に胸部アーマーにひっかかりがちなのが難点。壊れる心配がないのはありがたいのですが。


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変形後も、プロポーションは良好です。脚部の変形も、壊れそうな心配はなく、誰でも簡単に扱うことができそうです。

このアイテム、変形に関しては十二分、むしろ安全・確実な分だけMETAL ROBOT魂よりもいいんじゃね?と思うかもしれませんが、実は・・・


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横から見ると、なぜか胴体部分に隙間があり、頭部が見えてしまっています。ななななんだこりゃ勿体ない。ここさえ薄く畳めるか、シールドの横をもっと大きくするかしてれば完璧だったのに・・・。


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最後に、今回最大の問題作・完全変形Zガンダム。なんと食玩です。プロポーションは、独特としか申し上げようがありません。ってか全然違うぞ!どことなく工業製品っぽい雰囲気があります。


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背部のフライングアーマーも全然違います。そして食玩なので、手も足もフライングアーマーも、すぐすっぽ抜けます。関節の保持力も、あってなきがごとしです。でもなぜか愛らしい。なんかねー、うんと頑張って「自分のZを設計した」、そういう愛を感じるんですよ。


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変形パターンも独特、頭部は180度ひっくり返して収納されます。また難関の頭部の角は、頭部ごと差し替えて交換します。「完全変形」じゃないじゃんね!でもなぜか愛らしい(二度言った)。

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ウェーブライダーは、機体をなるべく平らにするのは諦めたのか、かなり厚みがあります。しかしフライングアーマーが大きめなので、割とちゃんと飛行機っぽく見えます。まあ、あちこちすっぽ抜けるんですが!


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並べてみると、いろいろこだわりがあるもんですね>Zガンダム。可変戦士が意外なほどカッコ良く、METAL ROBOT魂に見劣りしないくらいです。これでシールドさえ、なんとかなってればな。食玩版はまあ、食玩だからね。


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個人的には、やっぱり大きさも完成度も安心感も、PG(パーフェクトグレード)がトップだと思います。超合金魂の記念すべきNo.100は、ガンダム系が来ると思ったんだけどな・・・。本命はRX-78、次点がZ。大穴で百式(笑)とかね。

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コメント

可変戦士は、なるべく劇中通りに変形させながらつじつまが合っていた、当時にしてはよく頑張ったものでしたねー。腰前アーマーは、いつから畳むようになったんだろう?

>PG

ちゃんとボリュームある手足なのに、きちんと薄いウエーブライダーになるのはほんと凄かったですね。肩の畳み込みをシリンダーで動かす(ように見せる)とか、感動しました。まあ、あのサイズだからこそできたんでしょうけどね。

投稿: 腰原 仁志 | 2021/07/11 07:52

こりゃまた激しく懐かしいものを(笑)
可変戦士の腰前アーマーの位置は実はこれが設定どおりなので、最初の1/100プラモとかもこうでしたねー。

>個人的には、やっぱり大きさも完成度も安心感も、PG(パーフェクトグレード)がトップだと思います。
ほんと、そう思います。きちんと変形するのに手足頭全部可能な限り太く作ってあって、あのプロポーションすごく好きです。

投稿: L | 2021/07/10 22:51

工業的デザインの食玩ありましたよね、ADAPTだっけ?あの流れなのでしょうかね。デザイン自体は、あのサイズで変形しようと思ったらアレでいいのではないか。という気がします。

もともと、破損してでも本体を守るための盾を、飛行機の機首にするっていう発想自体がどうなんだソレ、ですからね。ちょっとでも曲がっちゃったらまっすぐ飛ぶのも危ういんじゃないのかな。

>ハイコン

ありましたねー。Zは物凄かった(適当だった)ですね。ZZはとっても良くできていたんですが。

投稿: 腰原 仁志 | 2021/07/10 12:19

食玩のは本来このラインで正解なんだとは思ってます。
そもそものこのシリーズがアレンジ強いデザインやつだったはず。これは単独でしたっけ?だから原典と比べるとなんだこりゃでも有りなんだろうなぁ~と。 
ただシールドにフライングアーマーの先端が付いてるのだけがなんか、納得いかない。アーマー大きくしたらいいだけじゃ?すぎて。まぁそもそもシールドがフライングアーマーの中核なす時点でおかしいんだけど。
自分が人型固定Zガンダムをウェーブライダーにする時はTVシリーズの設定イメージしながら作ってるけど、設定画見ないから形になったとき確認するとだいぶちがってたりするんですよね。
egZガンダムとかで人型固定の出たらまた改造したいな。
可変物は可変タイプで出してほしいけど、人型固定も欲しいんですよね。可変タイプはいじりづらい。
そういえば、当時品のハイコンモデルも大分すごい形だった気が…

投稿: ズッツトン | 2021/07/04 12:42

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