星を喰うもの
もはや魔除けの存在感。
トランスフォーマー・星間皇帝ユニクロン。日本ではタカラトミーを入り口としたクラウドファンディングで募集され、製作が決定した超巨大玩具です。申し込んだのはもう1年半くらい前だったかな?
とにかくデカいとは聞いていたので、私も心構えをしていたつもりでしたが、なんせ1年半前なので、その巨大さのことはすっかり頭から飛んでいました。
まず箱自体がとんでもねぇ!
家の玄関から入るかどうかという大きさの上、開けてみたら、箱の中身を取り出すために、きっちりと梱包バンドで固定されています。これを手で持って引っ張り上げないと、中身が出てこないくらいの重さというわけです。
実際やってみると、重すぎて持てません。あとで計ったら、中身は7.4kgありました。しょうがないので、箱をひっくり返して自重で取り出しました。ついでにいうと、中身を取り出した後の箱だけで、6.2㎏ありました・・・。
箱から出して、本体をスタンドに立てたところ。スタンドは非常にしっかりしており、超重量にも十分耐えます。
実際のこの球体の大きさですが、時代劇で織田信長が回しているような地球儀だとでも思ってください。もう「持つ」んじゃなくて「抱える」物体だよ。
両横に、惑星リングを装着したところ。リングはいくつかの部品が結合して1つの輪になっていますが、その輪の半分だけで、和弓くらいにはなります。
またこれを本体に差し込むだけでもう大変。まだ冬なのに、汗が出てきます。
さすがに巨大アイテムだけのことはあり、細部にまで非常に細かく美しいモールドがされています。また本体正面の口の部分は・・・。
周囲のダイヤル状の部品を回すと、ギアで連動してガシャっ!と開き、いかにも何か「喰っている」感じの動きをします。これは非常に楽しい。
ではいよいよ変形開始!
まずは、周囲の輪を取り外します。ええっ!あんなに苦労したのに!
左右の装甲を開いていき・・・。
これでもかというくらいに畳み込みます。
続いて背面装甲をジョイント部から外し、一部を前に回します。
前面もジョイントから外します。
背部に回り、巨大な腕を展開します。いろいろヒンジで繋がっていますが、非常に丈夫な材質と、異常なまでに固いジョイントのおかげで、破損の心配はありません。ってか、本当にここを外していいのかどうか心配なくらいにジョイントが固く、初見での変形は難易度が高いです。
背面から脚部を下ろし、ポーズを整えます。股関節や膝、足首もやたら丈夫で、スタンドなしでもこの巨体を自立させることができます。
背面装甲は幾重にも重ねて、両脇のジョイントで背中にまとめます。
脚部の装甲も同様に、もう何がどうなってるのかわからないくらい重ねて、すねの横と裏を形成します。こちらも非常に強固なジョイントで保持され、足を動かしても外れる心配はありません。まぁその足を動かすだけで一苦労なんだが!
邪悪なボディがほぼ完成。「マイクローン伝説」当時の玩具とは異なり、頭部は別パーツ(あれが本体だからねぇ)扱いです。
ここに、先ほど取り外した惑星リングを、あちこち曲げて回して、ドラゴンゾンビのような翼にして取り付けます。
最後に頭部をヘッドオン!
星間皇帝ユニクロンの登場!
身長約70㎝、さらに両幅は約1m、重量は7.4㎏!変形玩具としては史上最高?の大きさではないでしょうか。こいつを撮影するために、模造紙2枚を背景にしたのですが、全然足りませんでした。
指の関節まですべて可動、またかなりの部分にクリックが入っているので、非常に安定したポーズがつけられます。股関節も膝も足首もしっかりしている上、腰まで回るというダイナミックさ。両肩のみ、左右に開くことができないのですが、もし動かしたら翼と干渉してしまうので、ここはしょうがないかな・・・という感じです。
(3月29日追記)
ところがYさんから情報をいただきました。「肩も左右に回せるらしい」。
ええっマジ?全然動く気配ないんだけど?
よく見ると、肩の基部にラチェットがあります。ちょっとやそっとじゃ動きませんが、本体押さえて力いっぱい腕を横に開くと・・・ああっ動いた!やったー!
これは言われなきゃ試す気にならんわ・・・説明書に記載ないしな・・・本当に助かりました。情報ありがとうございました!
頭部は、フェイスパーツをダメージ表現のものと交換できます。
また装甲を外すと、中に機械の目玉がありますが、後ろのレバーで左右にぐりぐりと動かせる気持ち悪さ。
同スケールのロディマスとメガトロンも付属し、摘まみ上げて食べちゃうぞポーズもできます。
まあとにかくね。
遊んでいて、こんなに体力を消費したアイテムは初めてです。パーツを動かすために、本体を押さえているだけで重労働ですからね。撮影をしながらとはいえ、箱から出して変形完了まで4時間くらいかかったよ・・・。
それだけに存在感は圧巻!は良いんだが、置き場所どころか、片付けないと寝る場所もないよ!
皇帝は存在自体がワガママだな・・・。
| 固定リンク
「鋼鉄の凱歌」カテゴリの記事
- 完全変形アイアンカッター(2024.08.18)
- 変化・超鳳凰(2024.08.11)
- HEAVY METAL(電子音声)(2024.08.04)
- 空にそびえる(2024.07.28)
- ホルスの夜明け(2024.06.09)
コメント
>値段的には
まぁバンダイさんとか、10万のνガンダムとか出してましたしね。サイズはさすがにこれには及びませんが。
>サイズ的には
メトロフレックスとかもかなりでかいので、あちら的にはそんなに違和感がない・・・いやあるわおかしいわ、企画する方も買う方も(汗
>両肩
ええっ開くんですかこの肩!ああっほんとだ根本動く!
これは「ダイジョブだよ動かしても」って言われないと、怖くてやる気にならないですね・・・。情報ありがとうございました!
投稿: 腰原 仁志 | 2021/03/29 18:23
めちゃくちゃ固いけど肩は左右に開くようですよ。
それにしてもデカイw
4万分の1スケール位になるんでしょうか。
投稿: よん | 2021/03/28 22:53
よくバンダイが「頭がおかしい」言われる玩具出してる印象だけど、これはこれで…
値段的にはバンダイはもっとすごいの出してたかな?
どのサイズになってもTF玩具と絡められるわけのないのになんでこのサイズで出したかな。そりゃでかけりゃでかいほど良いキャラクターだけど。
まぁ、サイズ的にはアメリカとかで設定サイズとの比率でとんでもないサイズのバンブルビーとか(簡易変形だけど)いたりするから玩具サイズとしてはそんな奇抜でもないのかな?
投稿: ズッツトン | 2021/03/28 12:32