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2021年3月

2021/03/28

星を喰うもの

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もはや魔除けの存在感。

トランスフォーマー・星間皇帝ユニクロン。日本ではタカラトミーを入り口としたクラウドファンディングで募集され、製作が決定した超巨大玩具です。申し込んだのはもう1年半くらい前だったかな?

とにかくデカいとは聞いていたので、私も心構えをしていたつもりでしたが、なんせ1年半前なので、その巨大さのことはすっかり頭から飛んでいました。


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まず箱自体がとんでもねぇ!
家の玄関から入るかどうかという大きさの上、開けてみたら、箱の中身を取り出すために、きっちりと梱包バンドで固定されています。これを手で持って引っ張り上げないと、中身が出てこないくらいの重さというわけです。

実際やってみると、重すぎて持てません。あとで計ったら、中身は7.4kgありました。しょうがないので、箱をひっくり返して自重で取り出しました。ついでにいうと、中身を取り出した後の箱だけで、6.2㎏ありました・・・。


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箱から出して、本体をスタンドに立てたところ。スタンドは非常にしっかりしており、超重量にも十分耐えます。

実際のこの球体の大きさですが、時代劇で織田信長が回しているような地球儀だとでも思ってください。もう「持つ」んじゃなくて「抱える」物体だよ。

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両横に、惑星リングを装着したところ。リングはいくつかの部品が結合して1つの輪になっていますが、その輪の半分だけで、和弓くらいにはなります。
またこれを本体に差し込むだけでもう大変。まだ冬なのに、汗が出てきます。


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さすがに巨大アイテムだけのことはあり、細部にまで非常に細かく美しいモールドがされています。また本体正面の口の部分は・・・。


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周囲のダイヤル状の部品を回すと、ギアで連動してガシャっ!と開き、いかにも何か「喰っている」感じの動きをします。これは非常に楽しい。


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ではいよいよ変形開始!
まずは、周囲の輪を取り外します。ええっ!あんなに苦労したのに!


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左右の装甲を開いていき・・・。


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これでもかというくらいに畳み込みます。


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続いて背面装甲をジョイント部から外し、一部を前に回します。


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前面もジョイントから外します。


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背部に回り、巨大な腕を展開します。いろいろヒンジで繋がっていますが、非常に丈夫な材質と、異常なまでに固いジョイントのおかげで、破損の心配はありません。ってか、本当にここを外していいのかどうか心配なくらいにジョイントが固く、初見での変形は難易度が高いです。


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背面から脚部を下ろし、ポーズを整えます。股関節や膝、足首もやたら丈夫で、スタンドなしでもこの巨体を自立させることができます。


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背面装甲は幾重にも重ねて、両脇のジョイントで背中にまとめます。


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脚部の装甲も同様に、もう何がどうなってるのかわからないくらい重ねて、すねの横と裏を形成します。こちらも非常に強固なジョイントで保持され、足を動かしても外れる心配はありません。まぁその足を動かすだけで一苦労なんだが!


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邪悪なボディがほぼ完成。「マイクローン伝説」当時の玩具とは異なり、頭部は別パーツ(あれが本体だからねぇ)扱いです。
ここに、先ほど取り外した惑星リングを、あちこち曲げて回して、ドラゴンゾンビのような翼にして取り付けます。


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最後に頭部をヘッドオン!

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星間皇帝ユニクロンの登場!
身長約70㎝、さらに両幅は約1m、重量は7.4㎏!変形玩具としては史上最高?の大きさではないでしょうか。こいつを撮影するために、模造紙2枚を背景にしたのですが、全然足りませんでした。


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指の関節まですべて可動、またかなりの部分にクリックが入っているので、非常に安定したポーズがつけられます。股関節も膝も足首もしっかりしている上、腰まで回るというダイナミックさ。両肩のみ、左右に開くことができないのですが、もし動かしたら翼と干渉してしまうので、ここはしょうがないかな・・・という感じです。

(3月29日追記)

ところがYさんから情報をいただきました。「肩も左右に回せるらしい」。
ええっマジ?全然動く気配ないんだけど?

よく見ると、肩の基部にラチェットがあります。ちょっとやそっとじゃ動きませんが、本体押さえて力いっぱい腕を横に開くと・・・ああっ動いた!やったー!
これは言われなきゃ試す気にならんわ・・・説明書に記載ないしな・・・本当に助かりました。情報ありがとうございました!


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頭部は、フェイスパーツをダメージ表現のものと交換できます。


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また装甲を外すと、中に機械の目玉がありますが、後ろのレバーで左右にぐりぐりと動かせる気持ち悪さ。


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同スケールのロディマスとメガトロンも付属し、摘まみ上げて食べちゃうぞポーズもできます。


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まあとにかくね。

遊んでいて、こんなに体力を消費したアイテムは初めてです。パーツを動かすために、本体を押さえているだけで重労働ですからね。撮影をしながらとはいえ、箱から出して変形完了まで4時間くらいかかったよ・・・。

それだけに存在感は圧巻!は良いんだが、置き場所どころか、片付けないと寝る場所もないよ!
皇帝は存在自体がワガママだな・・・。

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2021/03/21

見る見る変わる姿こそ

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燃えるゴーディアン!


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超合金魂GX-95、闘士ゴーディアン。大ヒットした「DX超合金・分身合体ゴーディアン」から何と40年もの時を経て、快男児ダイゴとその相棒たちが帰ってきました。


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まずは主人公のダイゴ。手足がフル可動、関節は適度な固さで非常によく動き、かつ丈夫にできています。「やるぜ凄いぜクリントも」無可動ですがついてきます。


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第一段階。小型ロボ・プロテッサーを召喚して・・・。


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脅威の分身合体の開始!ダイゴがきちんと内部に収納されて・・・。


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プロテッサーの完成。関節は分身合体の都合上、独特な構造をしていますが、両肩やひじはきちんと動きます。股関節はさすがにちょっと限界がありますが、なんとこの入れ子状態のくせに、腰がある程度回転するという驚異の設計。


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主力にして万能武器・ゴーディアンボムが付属します。ほんとにここまではきっちり、アメフトモチーフなんですね。


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展開して差し替え、緑光剣を再現できます。


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そしてドリルボムにも変形可能。とにかく便利な武器だこと。


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続いてデリンガーの召喚。


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こちらも同様にプロテッサーを収納しますが、プロテッサーはダイゴと異なり、脚部の真ん中に関節があります。プロポーションを保ったままデリンガーの膝を動かすためですね。


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デリンガーの完成。おお、何かコイツカッコいいぞ!すねのきゅっと引き締まった感じが、非常に好みです。


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赤光剣と、斧のマグナムパンチが付属します。デリンガーは、最終合体後も中から分離して敵にとどめを刺すなど、出番の割には戦闘で活躍していた印象があります。


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最後に、巨大なガービンを召喚し・・・。


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最後の分身合体!


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ガービンの完成!

・・・しかし、この完成の瞬間、私の胸にはなんかこう、非常にこみ上げるものがありました。というのも、ガービンの胴体のダイキャストの色合い、重さ、そして手触りが、当時品のDX超合金と非常に近いものがあるのです。推測でしかありませんが、おそらく開発の方々は、あの時の感触を再現するよう努力されたのではないでしょうか。なんかねぇ・・・心からお礼を言いたい!


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多彩な武装が付属、手首も武器持ち手が4個付属します。写真はマイテイライボー。棍か何かかな。


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脚部フットミサイルは、展開して別パーツを取り付けます。


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ドリル状のデュークスクリューは、玩具的には非常に印象深い武器でしたね。


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顔パーツは、前期型のものも付属し、好みで交換できます。これはこれで悪くない感じ。

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そして攻防一体の盾・シャインシェルド。割と重めな楯ですが、実は・・・。


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花弁のように周囲が展開し、ビーム砲発射状態を再現できます。


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最強武器の白光剣も付属。やっぱデッカい武器はいいねぇ。

玩具としてのゴーディアンは、以前にBRAVE合金版も出ていましたが、精度と丈夫さを抜きにしても、この「当時品をリスペクトする」姿勢は超合金魂の方に軍配が上がります。


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こちらが当時品ですが、ガービンのボディの雰囲気と手触りが、魂版のリスペクトぶりを感じさせます。首元に「3」の番号がありますが、これは原典の映像にはありません。もちろん魂版にもありませ・・・


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と思ったらなんと、番号は内部に刻印されていました!これを「愛」と「敬意」と呼ぶんだな!リメイクというのはこうでなければ!

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2021/03/14

たたかえV-MAX

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遊びがワイドMAX。

ダイアクロン・バトルコンボイV-MAX。ボレットコア2個、バトルコンボイ本体、そして巨大なコンテナのセットです。なので、上の写真には同梱されていない連中がごちゃまんといますが、ご容赦ください。
遊び甲斐がたっぷりありそうなので、説明書の順番通りに組み立てていきましょう。


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まずは飛行戦闘マシンMAX-01。バトルコンボイの上半身を形成し、前部にボレットコアAを装着します。もちろんコアには、ダイアクロン隊員が乗り込めます。


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後部を展開し、飛行翼を開いて、ランディングギアを起こします。高火力のV-TOL機という設定だそうです。
後部の翼はいずれも横に180度展開するため、使い方によって水平翼にも垂直尾翼にも見立てられるといういい設計。


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そして何と説明書では、もうここでいきなり「ヴァースライザー1号:飛行ユニット(別売)」との合体例が出てきます。いきなり別売品使うのかよ!まあカッコいいけど!


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続いて、走行戦闘マシンMAX-02。写真は上部を展開した攻撃モードで、ボレットコアBが合体しています。こちらは運搬トレーラーも兼ねているようです。


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付属のメンテナンスデッキを搭載し、アブソリュートサイクロン砲装備状態もできます。しかし、こういうカタパルトぽいものを見てしまうと。


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どうしても「ゴーゴージェット・ゴーゴーカー」をやらせたくなるのが私たちの世代。


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本来はメンテナンスデッキですので、こうやってトライヴァース(別売)とかを乗せるのが本分なのでしょうね。これもまたパトレイバーみたいで楽しい。


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そして、01と02が合体し、多重攻撃戦闘車M.R.V.となります。
ここからボレットコアBを分離させ、立ち上がると・・・。


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バトルコンボイV-MAXの完成!実に「コンボイ」しています。

今となっては、トランスフォーマーのコンボイがなぜダイアクロンに?と疑問を持つ人の方が多いかもしれません。こっちが本家なんだけどねぇ。


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各部は相変わらずよく動き、関節もいい感じに固いので、バトルポーズを付けるのも非常に楽しいです。


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また、さきほどの別売ヴァースライザー1号飛行ユニットを付けると、いきなり機動力が上がった感じになります。カッコいいよねこの組み合わせ。別売だけど・・・。

 

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続いてD.F.O.=司令機。ハッチが展開し、こちらもダイアクロン隊員が乗り込めます。


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司令機は、箱の半分を占めていた超巨大なコンテナマシンと合体し、ポッドグランダーになります。凄くごつい感じがとても好み。


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横のクローラー部は、展開して戦闘バイク(別売)を収納できます。この際、ハッチを横に引き出すと、自動的にクローラーのタイヤ部分が沈み込むという驚異の設計。どんな必要性があるのかわからないんだけど凄い・・・。


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そして前部に01を合体させ、戦闘母艦ライノグランダーの完成です。


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後部ハッチを展開し、内部に02を格納することができます。これで一個小隊ということでしょうかね。


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そしてコンテナ部分は、再度もリアもハッチは全て展開。アウトリガーで支えることで・・・。


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大型基地へと変形!
この写真はすべて同梱品だけで撮影しており、別売品は使っていません。にもかかわらずこの遊びの広がりそうなスペック!


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司令部は機体から分離し、基地に下がってくることができます。実用的っぽくて楽しいギミックですね。


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そしてなんと、基地部分はジョイントを外すことで、それぞれ単独で構成されるコンテナになります。前部と後部のハッチ以外は共通部品なんで、別売のコンテナを買い足すことで、いくらでもトレーラーと基地を拡張できるわけです。いやさすがに買わんけど・・・。

今回、しつこいほど「別売」の文字が出てきましたが、まぁそれだけ拡張性と、他のアイテムのとの親和性が高いということです。恐るべしランドマスター(ダイアクロン隊メインコンピューター)の販売戦略・・・。

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2021/03/06

45・バーン!

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バンバン ババババーン!

この記事は3月6日現在、「機界戦隊ゼンカイジャー」のネタバレを含みます。本放送を楽しみにされている方は、ご注意ください。


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全界変身銃・DXギアトリンガー。ゼンカイジャー全員が使う変身アイテムです。

今回のキーアイテムは、丸いチップのようなセンタイギア。ギアトリンガーには、「45・ゼンカイザー」と、「16・ゼンカイジュラン」が付属します。


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後部のカバーを開け、中にセンタイギアをセットします。ギアは表面の番号が書かれた「ヒーローサイド」と、戦隊マークの入った「機界サイド」があり、それぞれでこの後の効果が異なります。

まずはゼンカイザーギアのヒーローサイドを上にしてはめ込み、カバーを閉じ、本体右のハンドルをぐるぐる回します。すると連動して銃身のガトリングが回転し・・・。


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LEDが発光、「45・番!」という独特の叫びと共に、「バンバンバン!バンバンバン!」という感じの変身待機音が始まります。45番はもちろん、ゼンカイザーがスーパー戦隊シリーズの45番目だからですね。

そこでトリガーを引くと
「ババババーン!ゼーンカイザー!」
と名乗りを上げ、ゼンカイザーへの変身が完了します。

変身後、再びハンドルを回すと、必殺技モードとなり
「スーパーゼンカイターイム!」「ダイゼンカイ!」
と、もう初っ端から大全開な感じの大騒ぎが始まります。

同様にゼンカイジュランギアをセットすると、「16・番!ゼンカイジュラ~~~~ン!」と、凄い巻き舌の名乗りが上がります。



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紙の説明書には記載がありませんが、前部グリップには底部が展開するギミックがあり、バズーカのように立てておけます。まあこれがなくても自立するんですが、もしかしたら強化合体とかするのかもしれませんね。

また先ほどのセンタイギア、裏面の機界モードでセットすると合体司令モードとなり、今度は「ビッグバーン!」「全界合体!」と叫びます。ゼンカイジュランのギアを使うと「ゼンカイジュラ~~~~ン!」となりますので、おそらく巨大化でもするのでしょう。


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同時発売の、ゼンカイバックル。25・ゼンカイガオーンギアと、29・ゼンカイマジーヌギア、30・ゼンカイブルーンギアが付属します。これでおそらく、初期メンバー全員分のギアが揃うと思われます。


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内部に、6個のギアを収納できます。まぁ45戦隊もいるんだから全く足りませんね・・・。

なおこのギアですが、外側から形の区別はほぼつきません。なのに音声がそれぞれ区別されているということは、どうも内部にICチップか何かが入っていると思われます。今回はいろいろと掟破りが仕組まれていそうですね。

(追記)

と思っていたら、どうも「ギアの形で判読しているらしい」という情報をいただきました。なんですと!そんなアナログなのに、戦隊全部判別できるような仕組みなの?すげーすげー。カイトのお父ちゃんたちスゲー!

玩具的にもストーリー的にも。どうか幸せな一年でありますように。

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