« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »

2020年1月

2020/01/31

熱く甦れ

Dscn2096

強くあるために!


Dscn2068

以前のとろけるスーツを着ていたクウガですが、その後ちょうどいい感じの新しいスーツが手に入ったので、着せ替えました。1/6の男性フィギュア用ジャンプスーツで、たぶんブルースリーとかそういうキャラ用のものだと思います。


Dscn2066

着せ替えに当たって、まず素体とそれを包むマッスルパーツを見直します。腕は特に問題ないのですが、腿のそれは可動範囲が狭く、マッスルパーツを付けたままだと、股関節が45度、膝が90度くらいしか曲がりません。ここら辺は、20年前の玩具の限界ですね。
そのため、腿パーツは外して新造することにしました。幸い(?)接着剤が劣化しているので、簡単に外れます。

また見ると分かりますが、胸に比べて腰が細いため、クウガのボリュームある胸部装甲を着せたときに、腰との落差がはっきりわかってしまいます。


Dscn2071

そこで、腿と腰のボリュームアップパーツを製作しました。使うのはホームセンターで売っていた、電源コードなどを保護するためのスチロールパイプです。1mで178円だったかな。


Dscn2070

これを削って、腿のラインになるように仕上げていきます。また膝の装甲も、ネオジム磁石で脱着できるようにしました。これなら、スーツに穴を開けなくて済むので、失敗の心配がありません。


Dscn2072

着せてみると、だいたいいい感じに足のラインが繋がりました。この後、腰のボリュームアップパーツも作りましたが、撮影忘れました。


Dscn2073

またこのままだと、首回りが寂しいので、そこらに転がっていた1/6タイツを切り、仮面から首へのつなぐ部分を隠します。


Dscn2069

肩アーマーは、もともとはスーツにそのまま繋ぐ仕様になっていました。スーツは廃棄してしまったので、胸アーマーにマジックテープで接続する方法に変更します。

これらを全部行ってから、素体にアーマーを着せてみると・・・。


Dscn2085

No fear, No pain!
まぁまぁいい感じじゃないですかね。

そこで部屋を暗くして、撮影してみると・・・。


Dscn2081 Dscn2078

複眼と、アークルが熱く輝いているのが分かります。


Dscn2075

恐れるものは何もない!
腿と膝の可動域を広げたために、ぐっとしゃがみ込むポーズが取れるようになりました。ブーツは軟質素材でかなり柔らかく、また素体にはつま先関節もあるので、ブーツを履いたままでも、足首より下も結構ちゃんと動きます。


Dscn2093

お腹に撒いたボリュームアップパーツのおかげで、胸から腹に繋がるラインもいい感じです。ただ膝は、今回はネオジム磁石を使いましたが、よく考えたらマジックテープでよかったわ。


Dscn2097

しゃがみ込んで・・・。


Dscn2089

マイティキック!


Dscn2092

20年の時を経て、伝説が甦る!
はぁー大満足。1/6サイズの可動フィギュアで、アークルと複眼に点灯ギミックがあるのはこのシリーズだけ(たぶん)なので、復活できた感慨もひとしおです。

問題は、あとドラゴンとペガサスとタイタンとグローイングの「とろけるスーツ」を何とかしなくちゃいけないことなんですが・・・。気が重い・・・。

| | コメント (2)

2020/01/19

合身GO!

Dscn2051b_20200119115602

赤いボタンを知ってるか!


Dscn2040

P+03、戦国魔人ゴーショーグン。
以前のバクシンガーと同じ、香港のメーカー・POSE+の製品です。全高約38cm(ゴーフラッシャー展開時)、ずっしりした合金の手応えがワクワク感を引き立てます。

ゴーショーグンは、進化するエネルギー「ビムラー」を原動力とし、ビムラーの秘密を守る組織「グッドサンダー」のメインロボとして活躍しました。デザインや名前から、戦国武将の鎧などをモチーフとしているのは想像がつきますが、「グッドサンダー」の語源が「真田幸村の『九度山』」だというのは、この製品の解説書で初めて知りました。そうだったんだ!
香港の方から、日本アニメの設定をご教授いただく日本人・・・。


Dscn2038 Dscn2037

あの頃のロボの箱体型ですが、メリハリのついたプロポーションでデザインされ、素立ちでもポーズを付けても実に素敵。各関節はクリック入りで安定した可動、また各部のスライドギミックやヒンジによるアーマー接続などによって、かなりの可動域を誇ります。腕のアーマーは回転し、可動の妨げにならないよう考慮されています。

 

Dscn2027

各種武装もばっちり。まずは印象的なゴーサーベル。
肩の関節が、胸の前にまで動かすことができるため、両腕で構える「大張一刀流」も難なくこなします。

 

Dscn2022

投擲武器としても使えたゴースティック。(スティック?)
ハルバード部分はオマケみたいな考え方なんですかね・・・。


Dscn2033

ほぼ唯一の実体弾兵器、スペースバズーカ。私はスーパーロボット大戦では、ゴーフラッシャーとともにほぼメイン武器として使っていました。
肩のアーマーには、ヒンジと共にスプリングが仕込まれており、これを構える際にも、全く支障がないよう設計されています。また非常に広い可動域のおかげで、膝立ちシュートも非常にカッコよく決まります。


Dscn2031 Dscn2026

これだけよく動いて安定し、カッコいいゴーショーグンですが、このアイテムの凄さは、これだけではないのです。


Dscn2041

ゴーショーグンは、その指令塔でありエネルギー源でもある小型ロボ「トライスリー」を内蔵することで、本来の力を発揮します。もちろんこのアイテムにも、キングアロー、ジャックナイト、クイーンローズの3機のメカが付属、変形合体してトライスリーになります。


Dscn2043

このトライスリーは、合体しても全高8㎝程度なのに、差し替え全くなしで完全変形合体!細かいヒンジの塊ですが、緩い部品や関節などはなく、きちんと合体するのは感動ものです。

カッコ良さもまあ、差し替えなしで棒立ちならこんなものか、という気もしますが・・・。


Dscn2045 Dscn2047

動かしてみるとあらビックリ!
とんでもなくカッコいいトライスリーが、大・登・場!します。
腕部は可動・プロポーション重視のものと交換することができ、脚部はこのサイズながら足首の傾きまで再現。

何だコイツ!まるでメインメカのような扱いじゃないか!ゴーショーグンどころか、こっちが本体でもおかしくないぞ!前座ロボだとか思っててごめんよぉ!


Dscn2021

そして、胸と両脚のハッチを展開し、各部にトライスリーを内蔵します。
合身GO!


Dscn2050 Dscn2053

放て、ゴーフラッシャー!
うおおぉぉぉ超カッコいいぞ!(今回こればっか


Dscn2054

背部のバックパックに電池を入れることで、ゴーフラッシャー部分が発光、ビムラー第2段階発動を再現できます。余談ですが、ビムラーは成長すると、敵のロボとかそんなのに自我を芽生えさせ、自らの罪を反省させて自壊させ、最終的には全ての兵器を無効化するという、まぁとんでもないシロモノでした。神様とかそういうんじゃなく、人類を新たな段階へといざなう存在だったので、どっちかというと「鏑矢」ですかね。戦国的には。

ではその発光シーンを見てみましょう。


Dscn2049

といいたいところですが、実は指定されている電池は「LR726」という、なんか日本のそこらの電気屋さんではほぼ売ってない謎の型番。どうも海外では多く使用されているようですが、こちらではそれこそ、密林から輸入してもらうくらいしか手がなさそうです。というわけでお預け。トホホ。


Dscn2061

しかし、もうそんなことはどうでも良くなるくらい素敵!もうひたすら遊び倒していました。

海外製品なのに、日本のアニメ、しかも本放映わずか26話の作品!をこれだけ愛してくれてる証拠を突き付けられると、もうこっちまで嬉しくて泣きそうです。解説書の変な日本語や誤植もちょっとありますが、そんなのは愛の前では許容範囲です。
まぁさすがに、電池の問題までは気付かなかったようですが・・・。

| | コメント (5)

2020/01/13

サムズアップを再び

Dscn2017

本日はちょっと、趣向が変わっております。

超装可動・仮面ライダークウガ(マイティフォーム)。今からもう20年くらい前の玩具です。
発光ギミックを内蔵した可動素体に、スーツとマスクをかぶせ、ポーズ付けして遊べるもので、シリーズはクウガの5フォーム(グローイング含む)、そしてアギトが出ていました。
発光が綺麗なのと、造形も当時にしては頑張っていたので、結構好きで飾っていました。

平成も終わったことだし、久しぶりに押入れを片付けるか・・・とやっていたら出てきたので、今でもちゃんと動くか、確かめることにしました。

ところが!


Dscn2008

なんとスーツが溶けている!

黒い合皮が、ベチョベチョになって崩壊し、触ると黒いコールタールのようなものが手に付きます。裏の布地は無事なので、中の素体に影響はありませんでしたが、持つだけで自分の心にダメージが来ます。
また、その触った手で装甲を持つと、その黒い物質が装甲に付着してしまいます。もう脱がすのも一苦労。

そう言えば思い出しました。
これは当時も、早くから「スーツが崩壊する」と指摘されており、バンダイさんから交換用のスーツを送ってもらったんでした。しかし、もともと着せ替えを想定したアイテムではないので、脱がすのも結構大変。まだ別にスーツにダメージはなかったので、「まあいいか」って放置していたんでしたっけ。
令和になったらこのザマ(いや多分ずっと前から)だよトホホ。おまけに、交換用のスーツ、どこにしまったか覚えてないし。なんで素直に、最初に交換しておかなかったんだろう・・・バカバカオレのバカ。


Dscn2019

悔やんでいてもしょうがないので、思い切って全部脱がします。中の素体は無事でした。可動範囲がかなり広く、肩を胸の前に持ってくるポーズも可能な設計になっていました。もとは確か、ウルトラの星計画の素体だったような気がします(そのため、胸の中央にLEDを収める空間が残っている)

素体は関節も固めですし、今でも十分使えます。腿や肩には追加のボリュームアップ筋肉パーツがありますが、膝などはこれで少々可動範囲が制限されています。削っちゃおうかな・・・。


Dscn2009

電池を入れてみましたが、全く問題なく、頭部とベルトが発光します。光量も明るく、良い感じです。

これは・・・根性入れて修理するしかないな!

というわけで、スーツは思い切って処分しました。装甲に付いた黒い物質は、幸いにも石鹸で綺麗に落とせます。家に余っていたヒーロースーツを、サイズを調整して着なおし・・・。


Dscn2012

マイティフォームの復活!

ちょっとまだ、質感が気に入らないので、他のアイテムも探してみます。しかしとりあえず、あと20年保管していても大丈夫な程度にはなりました。

なぜスーツを処分するだけでなく、ちゃんと復旧させたかというと・・・。


Dscn2016

どうしてもこれをやりたかったわけですよ。
単にクウガのフィギュアなら、これからもきっと発売されると思いますが、五代雄介のこんなアイテムが、今後出てくるとは思えない(いろんな意味で)のでね・・・。

| | コメント (3)

2020/01/01

Ωの鼓動

Dscn1908z

いけオメガ!デストロンを踏みつぶせ!

 

Dscn1906

トランスフォーマーシージSG-39、オメガスプリーム。武骨な独特のデザインで異彩を放っていた彼が、最新シリーズに登場しました。フォルム自体は旧シリーズからさほど変わっていませんが、変形機構はかなりのイメチェンが図られており、旧来のイメージを一新しています。全高は40数cm、以前のダイナザウラーにも引けを取らない馬鹿でかさです。


Dscn1911

頭頂部には、集光して目を光らせるギミックがあります。他の連中は、「頭部の後ろから光を当てると目が光る」ものが多いのですが、こいつは「頭頂部から光を当てる」仕組みになっています。そのため、箱から出した時いきなり目が光っているように見え、「あれ?最初から電池入ってるの?」とか思いました。


Dscn1910

背部のレールの翼は、スライド式のジョイントで結合され、取れにくく壊れにくいよう考えられています。タンクのようなバックパックもいい感じです。


Dscn1907 Dscn1908

このサイズにもかかわらず、各関節はバリバリ動き、各部ラチェット機構のおかげで保持力も抜群です。また下半身の材質が、純然たるプラスチックではなく、割と軽めで丈夫な材質・・・ジャンボマシンダー的な感じ・・・なので、サイズの割には割と重さを感じません。

ただその強固な股関節は、動かすときにかなりラチェットの効いてる大きな音がするので、夜中に遊ぶには注意が必要です。ってかすげぇうるせぇ!


Dscn1916

付属品はどシンプル、月面探査車とファイアエフェクトのみです。一番大きなエフェクトは中間で分割、5種類に分けることができます。


Dscn1941

これらを取り付けて、オメガスプリーム一斉砲撃だ!ってのもできます。

さて、オメガスプリームなので、原典通り月面基地とロケットに変形できます。しかしその変形パターンはかなり旧製品と異なっており、どっちかというとアーマーを取り付けていった旧製品に対し、今回は本当に「合体ロボット」という感じになっています。
まぁ昔のは、電動歩行ギミックに力を入れていたせいもありますがね。


Dscn1917

まずは肩と腰のアーマーを開いて、胸部と頭部が分離します。


Dscn1918 Dscn1919

変形して重戦車に。砲塔には、先ほどのファイヤエフェクトパーツを取り付けることもできます。


Dscn1938 Dscn1923

腕部も独立し、分離します。旧製品では、腕部分を分離して再度組み立てていましたが、今回は肩から腕までひとつながりの構成です。


Dscn1937 Dscn1925

各部を展開してはめこみ、巨大なロケットになります。全高なんと60cm強!


Dscn1926 Dscn1927

胴体と翼は、それぞれ変形して、基地とその周りを囲むレールになります。これらを全部組み合わせて・・・。


Dscn1928

サイバトロン・月面ロケット基地の完成!
旧玩具と異なり、基地のレールに戦車のサイズを合わせていないので、基地玩具としては少々バランスがあやふやです。がその代わり、オメガスプリーム状態ではベストバランス!私は旧玩具より、こっちの方が好きですね。

なおこの写真では、撮影の都合上、背部のレールは取り付けてありません。でかすぎるんだってば!嬉しいけど!


Dscn1930

付属する月面探査車は、いわゆるマイクローンサイズです。基地のどこにおいても遊べますが・・・。


Dscn1933 Dscn1934

ロボットに変形し、ロケット内部や、脚部格納庫に収納したり。


Dscn1935 Dscn1936

ビークルモードでも、様々なシチュエーションで遊べます。やっぱこういうミニメカは、数があった方がいいですね。今から揃えようかな・・・。


Dscn1931

また先ほどのファイヤエフェクトパーツは、弾着エフェクトとしても使えます。
「敵襲だ!」って感じで遊べるのもまた楽しい。


Dscn1945 Dscn1942

いやいい意味で裏切られました。正直、シージのシリーズは旧玩具のアレンジという点では、個人的にはちょっとピンとこない所があって、今回もそんなに期待していなかったのですが。
こいつの出来は抜群だ!でかい!楽しい!かっこいい!

こういう、「突然予想を裏切られて楽しい玩具」に出会えるから、この趣味はやめられないんです。
本年もどうぞ、よろしくお願いいたします。

| | コメント (0)

« 2019年12月 | トップページ | 2020年2月 »