神曽金剛6合体(って何
さて!いったいどんな凄いロボが出てくるのかと思ったら!
まあ大体想像ついてた
神曽金剛・・・でいいのかどうかよくわからない合金版。
たぶん中国製です。そのため全く理解できないまま遊んでいますが、ご容赦ください。
パッケージには、複数の獣とその変形後の機体が、かっちょいいCGで描かれています。書いてあることはさっぱり・・・いや、何となくわかりますが、たぶんこんなかっちょいい玩具でもないのだろうということもわかります(お
とにかく、写真の上から1匹ずつ見ていきましょう。
まずは青龍金剛(たぶん
細身のボディに緑の配色が、中国風の龍を連想させます。まぁフレンダーの方が似てる気がするが。
しかし、今まであまりなかった感じのデザインで、なんか頑張ってるね!と応援したくなります。
ただこの青龍に限らず、全ての機体がかなり合金比率が高く、見た目の割にはずっしりとしています。にもかかわらず、肝心な関節や手足はプラ製なので、遊ぶ際の安心度という点では非常に評価が下がります。なんせ、足腰の関節がゆるゆるなので、気が付くとお座りしてるからね、この子。
しかし!ビークルモード(知らん)では非常に意外な変形をし、予想もしていなかったまとまりのあるヘリコプターになります。竜のたてがみがローターになるなんて、びっくりだよ!頑張ってるよ!(また評価上がった
続いて麒麟金剛。名前の通り、キリンさんなのでしょう。どっちかというと、小鹿のバンビみたいにも見えますが。
この子は足はしっかりしているのですが、各所の羽がプラプラで、あっちこっちに干渉するので、見た目ほど可動域は広くないです。
しかしこちらもなんと、戦闘機に変形。キリンが戦闘機になるなんて、その発想はなかったわ・・・。ちょっとパッケージ詐欺な気もしますが。
上部の装甲みたいなものは、そのまま合体時、ロボの胸装甲になります。全くひねっていません。
次は鳳凰金剛。巨大な翼と、その中から展開する小羽根が見栄えがあります。
しかしこの小羽根も、軸はゆるゆるのユルさんで、もう常にブランブランです。撮影に苦労したんだよ。
旅客機か爆撃機か、なんかそんなようなものに変形します。雰囲気ががらりと変わり、本体内部に小羽根を収納してしまうのが凄いです。デザインもいいしね。
しかしやっぱり小羽根がプラプラなので、しまうのがまた一苦労なのよ・・・。
こちらは雄獅金剛。ライオンさんなのでしょうが、後頭部の表現に、日本では思いつかない中華的趣がありますね。
小型戦車のようなものに変形します。前部の主砲はまだしも、後部のしっぽだったものは、どこに向けて何をする気なのかな・・・。
最後は良く分からないんだけど、鯤鵬金剛・・・でいいのかな・・・。そもそも「鯤鵬」ってなんだか知らないんだけど(オオトリ?)。
おそらく潜水艦に変形。こいつが一番、パッケージ詐欺の比率がでかいです。ていうか、全然違うぞキミ?
気を取り直して、各自、合体用の変形を行います。
青龍金剛は、右腕と剣を構成します。後部ローターが展開して剣になるのは、なかなかいいデザイン!
しかし何とこいつ、手首は全くの別パーツとなっています。とても今どきの玩具とは思えない設計。
また全身は合金製なのに、肘の関節はプラ製なので、剣を持ち上げることはできません。材質の概念がおかしいだろ、君たち。
ローター部分も、一度押し込めば回転軸が固定される・・・などという気の利いたギミックはないので、このままプランプランです。
麒麟金剛は、変形してボディになります。この顔もパッケージ詐欺の筆頭・・・でもオオトリに比べりゃまだマシか。
鳳凰金剛は、首と足をしまって翼になります。もちろん小羽根はプラプラなので、このような写真になりました。
雄獅金剛は左腕に。もちろん関節はプラ(略
鯤鵬金剛は、下半身を形成します。これだけとても重いのですが、上半身と合体するジョイントがショボいのが不安材料です。
そして神曽合体(?)かどうか知らないけど、組み合わせて・・・
完成!神曽金剛!(なの?)
名前は知らないけど、とにかくロボは煽りで撮影すれば大概カッコ良くなるということは、日本の子供なら誰でも知ってるぜ!
背中の鳳凰が重すぎて、どうしても前のめりにならざるを得ません。やたら合金使えばいいってもんじゃないんだな・・・。
前述したとおり、肘も(肩の合体ジョイントも)プラ製なので、これ以上のポーズ付けはほぼ不可能です。
まぁよく頑張ったというか、気持ちは汲み取った。
ところが、この玩具、これで終わりではありません。
もう1体の金剛獣(勝手に名付けた)とさらに合体し、6体合体を完成させるのです。
まぁパッケージに映ってるしね。
6体目は独角曽金剛。たぶんユニコーンでしょう。ダックスフントみたいだけど。
尻尾の巨大剣、そしてそこにはまっている宝珠らしきものはいい感じです。
ビークルモード(?)は、・・・知らん。何なんだこれ。ドリルで突っ込んでくるつもりかな?
パーツは分割され、神曽金剛に再合体します。
さあいけ!神曽金剛6合体!(とパッケージに書いてある)!
完成!その6合体!
まぁ背中の鳳凰が腰に降りて、肩に独角曽が乗っかっただけです。
でも大丈夫!煽りで撮れば大概カッコ(略
デザインは頑張った!
だが、成型と素材の判断は一から出直しだ!
いいから日本人スタッフ入れろ!
という感じのアイテムでした。
この玩具、中古屋さんで割と(かなり)お安く入手したのですが、店員さんの注意書きに
「使用感あります」
と書いてありました。
私の見た感じ、おそらくほぼ新品だと思います。ただ関節がグダグダなので、実際に触ってみた店員さんは、中古品だと思ったのでしょうね。だからうんと安かったのでしょう。まぁ、日本人なら絶対そう思うよね。
でもたぶんね。これ、出荷時からこうだったんだと思うよ・・・。
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コメント
初めまして、よろしくお願いいたします。
「大鵬」とはそういう繋がりがあったんですね。なるほど!情報ありがとうございます。
>「デザインはいいんだけどなぁ」
ほんとそれ!
私たちの思いもよらなかった、すごいいいセンスのものも結構あるんですよね。やっぱ見方が違うというか。
まぁ同時に、「デザインした人は、完成品で遊んだ時に、どう思ったのかな・・・」と心配になったり。ほんとになんかこう、もったいない。
投稿: 腰原 仁志 | 2019/10/27 05:06
初めまして。僭越ながら蘊蓄を少々。
「鯤鵬金剛」というネーミングについてですが、中国の「荘子」には「鯤」という名前の大魚が登場し、これが年を経ると翼を得て「大鵬」という巨鳥になるという記述があるのです。
潜水艦から鳥に変形するメカには実に相応しいネーミングなわけですな。
しかし時折中韓の玩具を紹介されていますが本当に「デザインはいいんだけどなぁ」ってレビューだけ見ても思うのばかりですな。
向こうでは玩具に要求されるものがこちらと違うのでしょうかねぇ。
投稿: A.V.S. | 2019/10/22 00:35