帝王の帰還
お休み前のひと時。
ってかアレ、寝るとき脱ぐんだ・・・。
トランスフォーマー マスターピース MP-43、デストロン破壊大帝 メガトロン(ビーストウォーズ)。
ティラノサウルスから変形する一世を風靡した傑作玩具が、マスターピースで蘇りました。
眼球は可動ギミックがあり、後ろを向いたり、変形後に黒目を隠したりと豊富な表情を付けられます。
ティラノサウルス本体にも、首やしっぽに稼働箇所が追加され、かなり生き物っぽい動きを付けることができます。
付属のスタンドアダプターを使うと、もっとダイナミックな動きができるのですが、今回はある理由で使っていません(後述)。
まあとりあえず
「デストロン!へんしん!」
変形構造自体は当時玩具とほぼ同じですが、各種ヒンジが大幅に追加されています。しかし説明書にいくつかミスプリントがあり、訂正の紙が付いてきます。
それらを見比べながら、あっちこっちをパタパタと畳んでいくと・・・。
「俺様は破壊大帝、メガトロンだ!」
非常にスタイリッシュ、また色合いもいい感じで、あの千葉ボイスが聞こえてきそうです。
「悪者は意味もなく、笑いながら登場するのだ!」
などととぼけたことを言っていますが、実は今回音声ギミックが搭載され、本当にあの当時の千葉ボイスが収録されています。
ティラノサウルスの頭部スイッチを押すと
「度胸だけじゃリーダーは務まらないんだよ!」
「君の頭には脳みそは入っていないと思っていたが、意外だねぇ・・・」
「ナビ子ちゃん!画像を拡大して!」
などの、大アドリブ大会のセリフが再生されます。それどころか、ナビ子ちゃんの
「大きく、大きく、大きくな~れ」
まで始まってしまいます(笑)。これは意表突かれたわ。
また長押しで、ロボモード、ビーストモード、効果音の3つを切り替えられます。
ただ残念ながら、なぜか説明書には、この音声の再生リストがありません。そのため、どうやったら例の「新春シャンソンショー」にいきつくのか、ひたすら試しまくる春の午後。いったい、いくつ音声があるのかもわからないぞ!
もちろんフルアクション、ハンティングライフルを持たせたりとガンガン動きます。しかし右腕が異常にでかいため、ちょっと動きを付けようとすると安定しません。そのため、ロボ・ビースト、両方の形態用のスタンドアダプターが付属し、ポーズ付けをしても安心して飾れるようになっています。
が実は、肝心のスタンド本体は付属しません。
なんと別売の、マスターピース・ダイノボットに入っている「TFパワーベース」を使うように書いてあります。
いやいやいや。
ここまでやったんだったら、スタンドくらい同梱してよ・・・。
ってかその仕様じゃ、ダイノボットと対峙できないじゃんね?
問題はまだありましてね。
頭部は交換用フェイスが2種類付属、怒り顔と笑い顔を差し替えられます。しかし。
またしてもなぜか、交換用ヘッドは合いが悪く、普通に取り付けると隙間が空いてしまいます。フェイス部分を壊れるかと思うほど力いっぱい押し込むと、なんとか入るんですけどね。ここもちょっと、最後の調整を誤った気がする・・・。
そうは言っても、この美しい背中のたたみ具合とか見てると、もう多少のボケは許してしまいます。多少かどうかは置いといて。
各種装甲は脱着可能、しっぽを取り外した思索モードや、肩のアーマーまで取ったお休みモードも再現できます。
そして、意地でも取らない右腕のティラノヘッド。ちゃんとお手入れ用の歯ブラシも付属します。
なんかこう、「思想と設計はすごいんだけど、最後の最後の詰めが甘かった」ような気がします。
まぁメガトロン様のやることだから、納得しちゃうね!(酷
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コメント
>スタンドを付けたら値段がさらに高くなってしまう
たぶんそういう事情なんでしょうね。しかし現状、TFパワーベースが単独で発売されておらず、ダイノボット同梱のものしかないので、そっちも買ったらもっと高くなってしまうという訳の分からない堂々巡り。
投稿: 腰原仁志 | 2019/04/12 07:08
スタンドを付けたら値段がさらに高くなってしまうのであえてつけていないのではないでしょうか…
投稿: SD | 2019/04/10 01:16