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2018/11/04

真・太陽の使者

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問 : 実は下の写真は、上の写真を大幅改造しております。その内容を答えなさい。

いや絶対分かんねーよ。

 

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Super Metal Action、太陽の使者・鉄人28号。
本体以外に、Vコンや正太郎君たちのフィギュア、ブースターとそのキャリアなどが付属します。

 

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あの伝説の名作・超金属 鉄人28号をオマージュしているのでしょう、かなり多くの金属パーツが使われています。全長30数㎝の巨体と相まって、ずっしりした手応えと美しい表面処理は、実に感動します。

 

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ブースターキャリアは、飛行ブースターを搭載し、鉄人の背中に合体させるシチュエーションが再現できます。

 

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正太郎君の可動フィギュアは、腰から下が動き、クリッパーに乗せる事ができます。しかし正太郎君、これで鉄人について回るときって、どうやって操縦してたんでしょうね。両腕は、鉄人を操るVコンから離せないはずだし・・・。

 

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固定ポーズのしゃがみ正太郎君も付属、鉄人の手に乗せたりもできます。この鉄人の手は、指がフル可動仕様ですが、4本の指は全部同じパーツを流用しています。そのため、なんかちゃんとグーができなかったり、指の装甲が浮いて見えたりしますがご愛敬。

 

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ビジョンコントローラー=Vコンは、アタッシュケース状態から、鉄人の視点でモニターもできるリモコン形態へと変形します。さらにもう一つ、びっくりするギミックがあって、このVコンの右レバー、親指が当たる部分の赤いボタンを押すと・・・。

 

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なんと赤外線連動で、鉄人の目が美しく輝きます。何という無駄な(誉めています)ギミック!

ただ、赤外線連動のために「受信用の穴の開いたABS走行も付属します」と書いてあるのですが、なぜか私の買ったものには、それは入っていませんでした。代わりに、ブースターキャリアの交換用黒キャタピラパーツがついてくるという(説明書には書いてない)謎仕様。

 

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さてそれではいよいよ、なぜ「超金属版のオマージュ」と書いたか、の解説に入りましょう。
このアイテム、実は、前面ほぼ全ての装甲が展開、内部構造をじっくり見せられる仕様だったのです。

 

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各種装甲は金属製ですが、鉄ではないので、超金属版の「バシャッ!」とくっつく快感はありません。しかし、内部の精密な造形と塗装は、それを補って余りあります。

 

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鉄人の腰内部には、展開式の椅子が設けられ、正太郎君がここに座って、各種メンテをモニターすることができます(たぶん)。この椅子は、腰の前面装甲と連動しており、装甲を倒すと勝手に椅子も展開します。

 

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脚部には、クリッパーを収納できるスペースと、メンテナンスロボの08が待機するスペースが設けられています。この空間結構広いもんだから、08を固定するのが非常に難しいという謎仕様2。

 

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「行け!鉄人!」

いやーイイヨこいつ、カッコいいよ最高だよ!

・・・と思ったじゃろ?

私もね、途中まではそう思ってたんですよ。

ところがね。

 

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さっきの写真もそうですが、特にこの写真、よーく見ていると、なんか「あれ?」って思うことがありませんか?

 

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そう、実はこのアイテム、前面装甲・・・特に胸と腰のパーツの固定が異常に難しく、いや、はっきり言ってしまおう、ガバガバなんですよ!
本当は、腕や足の装甲もガバガバなんですが、そっちは装着時にピンで保持されるので、保持力はまだマシです。しかし。

 

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胸は、首周りの装甲の軸と軸受けの穴が緩すぎ、胸正面パーツとかみ合わせようとしても、すぐずれてきてしまいます。肩や胸の正面に隙間ができてしまい、カッコ悪いったらありゃしない。
特に「飛べ!鉄人!」と飛行ポーズをとらせようとして、体を水平に傾けると、とたんに前面装甲がその自重で下にずれてしまいます。飛べないぞ鉄人!
  

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腰に至っては、腰前面装甲が先述の通り、内蔵された椅子につながっています。中の椅子が展開しやすいよう、その回転軸はユルユルになっているのですが、そのため当然、装甲の保持もユルユルです。中の椅子が動くとすぐに、勝手に前面装甲が開いてしまいます。装甲のツメだけでは、しっかり固定し続けることができません。

他の場所ならまだしも、一番目立つ胴体全面、しかもポーズを付けるためにはしょっちゅう触る部分と来ています。腕を回しただけで装甲がずれているようでは、とてもポーズ付けして遊ぶなどということはできません。ここまで、アクションポーズを撮影した写真があんまりないのは、そのためです。

しかし、なんでここまで綺麗に造形しておいて、ツメがちゃんと引っかからないとかいう設計になってるのかな?
まさに「ツメが甘い」(誰がうまいこと言えと

 

 

こういうものに出会ってしまうと、やることは絞られます。

1.落胆してそっと箱に戻す

2.さっさと中古屋さんに売ってしまう

しかし私は、またしても暴挙に出ました。
3.「どうせなら!」「やっちまえ!」
(なんか最近このブログ、「どうせなら」「やっちまえ」じゃなくって、「どうせやっちまうんだろ?」になってる気がする) 

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まずは100均で、材料を探してきます。今回の「装甲の保持軸が弱い」のを何とかするには、いろんな手がありますが、あの超金属版の「ガシャっ!」とはまる快感を覚えている者にとっては、磁石合体以外に道はありません(断言)。

 

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鉄製の金属部品を、適当に切り出し、いろいろサイズを変えて試します。

 

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部品の接着には、瞬着を使わず、剥がしてもあとが残りづらい接着剤を選びました。位置決めで何度もやり直すのは分かり切っていたからです。だから、最終決定まで1週間くらいやり直したよ。とほほ。

 

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試しにはめてみると、気持ちいいくらい「バシャッ!」と装甲同士がくっつきます。
これこれ!この感覚だよ!やっぱ超金属はこうでないとね!

 

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首周りの装甲に磁石を、胴体内部のメカ部分には、0.1mmの鉄板を切り出して貼り付けます。胸の装甲がずれてしまう原因は、首周りの装甲が、肩にしっかり保持できないため、そっちを強化した方が結果的には良かったからです。
また首周り内部はクリアランスの確保が難しかったため、磁石は厚さ2㎜程度の薄いやつを使いました。

 

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腰の方は、前面の装甲から鉄製のツメを伸ばし、こちらも磁石で保持させるよう接着します。綺麗に外が面一になるように、ツメを適宜曲げておきました。
最後に、ツメや磁石が目立たないよう、メタリックブルーで塗装して出来上がり。

さて!
出来栄えはどんなもんでしょうか!

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見たか宇宙魔王!
これが、本当の鉄人の力だ!(歓喜)

 

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装甲は綺麗に面一になり、各部を動かしても、全くずれてきません。また、各部がはまるときの「バシャッ」という感覚は、超金属版の気持ちよさを彷彿させ、
「そうだよコレだよコレ!」
と、はしゃぎたくなります。
まぁ、写真じゃ全然伝わらんけど・・・。

っていうかこの記事自体、このアイテムに触ってみない限り、そもそもの悲しみが全く伝わらないよね!(根本的否定)

本当は、ついでに腕や足の装甲もやってしまおうかと思ったのですが、さすがに力尽きました。

 

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こうして一週間かけてようやく、「ぼくのほしかったてつじん」が完成しました。
その破壊力は抜群!
すっごいでしょ?サイコーでしょ?天っ才でしょ?(自画自賛)

今の感想はもうただ一つ。

「こんなことは、最初からメーカーでやってくれ」

だよねぇ。

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コメント

>あーくまがまちを♪はんまーぱんち♪

いかん耳から離れない(笑)

>「むてきごうりき」

あ、なんかかすかに見た覚えが・・・さすがに単行本とかはなさそうですね。

>ネタの選択もギミックもツボなのにいざ製品となった時のクオリティが地雷

それなー(タメイキ
ほんと、いつもそうだから困ります。たまにちゃんとしたやつもあるんですけどね(なんか物凄い言い方だな
少なくとも品質管理部門の人は、設計部門の人に土下座してもいいと思うんだ・・・。

投稿: 腰原仁志 | 2018/11/10 17:36

あーくまがまちを♪はんまーぱんち♪
ぼーくらのまちを♪はんまーぱんち♪
すくらんぶるだ♪きんきゅうしゅつどう♪はんまーぱんち♪
こういうパカパカ開いて内部が見えるギミック、大好物です!
余談ですが横山光輝が幼年誌で描いていた「むてきごうりき」がこのタイプの鉄人に水滸伝の (というかジャイアントロボの)鉄牛の顔を移植して赤くした様なヤツでした。
それにしてもこのメーカー、ネタの選択もギミックもツボなのにいざ製品となった時のクオリティが地雷というのは如何なモノかと(トホホ)

投稿: 銀河寒風サムイガー | 2018/11/10 15:20

>ここのは個体差がスゴイっすなぁ。

そうなんですよ!(力説)なんででしょうね、これ。よっぽど1個1個手作業なのか、それとも誰も製品チェックしてないのかげふんげふん。
腕のピン不具合もまた大変ですね。これって、みんなで4個くらい持ち寄れば、1体くらいマトモなのができるんじゃないかな(酷い
でも磁石装着は、やって損のないウフフギミックになること請け合いです。やっておしまい!(無責任

>写真見るだけなら、重そうでかっこいいんですけどねえ……。

そうなんですよ!(再び力説)
塗装は超綺麗、重量感抜群、可動範囲もまあまあ、そして製品チェックはあんまりしてない・・・んじゃないかなぁ。頼むから、品質管理はやってくれよー・・・。

投稿: 腰原仁志 | 2018/11/07 22:04

 買われましたか、おめでとうございます。なにせ大型トイで高額なもので、ちょっと予算が足りませんでした(プレバン製品が続きすぎて)。

 やはりパカッと開けばピタリと閉まってほしいですよね。ツイッターでも同じように磁石で閉じるように工作してたひとがいました。

 写真見るだけなら、重そうでかっこいいんですけどねえ……。

投稿: やずみ | 2018/11/06 02:34

前面上部装甲はシッカリしてますね。嵌めるのも外すのも大変な位。装甲オープン状態にするのも少し手前に引き出して、バイィンと跳ね上がる感じです。でもうちのは腕装甲のピンが成型不良で短くて嵌らないっす…。ここのは個体差がスゴイっすなぁ。

投稿: ぺら | 2018/11/05 19:57

ぺらさん、コメントありがとうございます。やっぱり皆さんそうなんですね。うちのにはないぞ・・・。
ところやっぱり、そちらも前面装甲の合いというか保持力というか、それはガバガバですか?
もし私のだけそうだったなら(ABS装甲の件もありますし)、なんか最初から独り相撲だったのか?などと不安になってきてしまい。

投稿: 腰原仁志 | 2018/11/05 19:02

うちの受信用の穴の開いたABS装甲は金属外装のブリスターの裏に貼り付けてありましたよ。

投稿: ぺら | 2018/11/04 12:38

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