熱い心に不可能はない!
トランスフォーマーアンコール、カーロボットサイバトロン総司令官・ゴッドファイヤーコンボイ。
写真のファイヤーコンボイと、下のゴッドマグナス、そして全長60㎝のスーパーゴッドソードのセットです。
十数年前のアイテムの復刻版ですが、それぞれ玩具としての楽しさは、当時から超一流。今回はそこにさらに磨きをかけ、新規録音のサウンドや当時キャストのセリフまで収録された、決定版として帰ってきました。
はずだったんですが。
パッケージや音声ギミックの欠陥、さらに各部パーツの様々な組み立て間違いなど、なんか驚くほど不具合が多発。とうとう返金処理対象となってしまいました。
うちのも実は、マグナスの蓋がちゃんと閉まらないという不具合がありましたが、ゴッドファイヤーコンボイの頭部を組み立てなおしたら直りました。
それ以前に、元々の玩具自体も、「単体だと素晴らしく楽しいんだけど、超巨大合体をするとトホホ」な部分がありました。
なんせ合体後は・・・。
・胸部にボリュームがありすぎる
・反対に、腰が貧弱すぎる
・腕が長すぎる
・相対的に、腿が細く、足が短く見えてしまう
・肩が脇の下から生えているように見えてしまう
など、プロポーション的には今一つ二つ三つ四つ、残念な部分が多いのです。
また合体後、腹部の隙間が大きく、巨大な胸の装甲を支えきれずにパーツが取れやすかった、などの難点もあります。
「ファイヤーコンボイと、ゴッドマグナスが、本当に握手をして合体する」のを再現した合体システムは、実に素晴らしいんですけどね。
いやそんなことより!
・超巨大合体後は、ファイヤーコンボイのトランスリベア部分が、丸ごと余る
これが一番の問題でしょう。何のための強化パーツだ、って話です。
この問題については、番組放映当時から言われており、何とかして全パーツをくっつけようとする方も大勢いました。もちろん、私もその一人です。
しかしちゃんとくっつく機構なんかもちろんないので、ただ載せてたり、両面テープで張り付けたりして「俺合体」をしていました。
今回の返品・返金騒ぎがあった際、私の中の眠っていた「やっちまエース」が目を覚ましました。
「返すくらいなら!」
「やっちまえー!」
というわけで、本体全部に合体ジョイントを新造、さらに補助パーツを作成し、トランスリベアなどすべてのパーツを組み合わせた
「パーフェクト・ゴッドファイヤーコンボイ」
を作ってしまうことにしたのです。
まずは脆弱な腹部と腰、腿をどうにかするため、レゴで変形ジョイントパーツを模索します。
ヒンジで畳んだ腹部補助パーツに、リベアパーツの一部(ファイヤーコンボイの両腕)を展開、合体させます。こういう機構を考えるとき、レゴは本当に便利ですね。
腹部に取り付けてみたところ。
単にヒンジで曲がっているだけで、特にジョイントで固定していませんが、この後ゴッドマグナスの胴体パーツが上からかぶさりますので、そのまま十二分に保持できます。
また通常のファイヤーコンボイ状態でも、この補助パーツを取り付けたままで、問題なく運用できます。(撮影忘れた)
マグナスの膝裏(ゴッドファイヤーコンボイの足裏)には、こちらもレゴとジャンクパーツで作った、合体ジョイントを埋め込んでいます。凸ピン部分は2重関節で、普段は足裏に畳んでおけます。
ここにそれぞれ、ファイヤーコンボイの両足首パーツを合体させようというわけです。
さらにマグナスの翼部分に、3mmの穴をあけます。車状態だと、ほとんどわかりません。
そこに、ヘキサギアの5mm→3mm変換ジョイントを付け、改修完了。
言い忘れましたが、先ほどの腹部補助パーツは、合体時以外はマグナスのトレーラー部分に放り込んであります。こういうとき、運搬系のトランスフォーマーは便利(笑)
さて!
これで合体させてみると、どうなるのでしょうか!
見たかデストロンガー!
これが本当の、サイバトロン総司令官の姿だ!(知らんけど
貧弱だった腰、腿をカバーし、さらに腕の長さに釣り合う脚部を確保しています。また肩アーマーが大型化されたことで、脇の下から生えてるように見えていた腕も、なんだかちゃんと付いているように見えます。場所は全然変わってないので、ただの錯覚なんだけどね!
比べてみると一目瞭然!
プロポーションはもう雲泥の差だと思うのですが、いかがでしょう(ドヤ顔
まるで、最初からこういうプロポーションを想定して、設計されていたかのようですね!(有頂天
肩のアーマーは、ファイヤーコンボイの肩アーマーを、90度倒してはめ込んだだけです。腰は先ほどの補助パーツセット、脚部は、マグナスの足の下にファイヤーコンボイの足をジョイントで合体させています。
「長靴を履いた上から、また下駄を履いている」ようなもんですが、カッコいいから別にいいよね!いいよね!
さらに、全合体する上での最大の難物・・・どうにも余剰パーツにしかならなかった、ファイヤーコンボイの胸と頭とはしごを、マグナスの翼部分に、先ほどのジョイントで強固に接続できるようにしました。本体のつっかえ棒代わりにもなるので、安定して立たせておくことができ、一石二鳥です。
はしごキャノンは、前面に展開することもできます。この状態でも(意外なことに)しっかり自立できます。
それにしてもデカい!60㎝のスーパーゴッドソードとほぼ同じサイズになりますので、自分で言うのもアレですが、圧倒されます。撮影台の天井、突き破ってるからねぇ・・・。
GW潰して、改造し続けた甲斐があり、自分の中では一、二を争う満足玩具になりました。返金しちゃうなんて勿体ないよ!こんなに遊べる玩具なんて、そうそうないんだから!
さあ皆さんご一緒に!
「ファイヤー!」
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コメント
皆さま、ウケていただいて光栄です。Twitterでも、かなりリプしていただいたのでニマニマ。
あっ、しまった。これでサンライズパースのゴッドソード持ちをやらせようと思って忘れてた。今度撮影します。
投稿: 腰原仁志 | 2018/05/18 22:44
流石ですわハイスペックバカ略してさすハイ!
投稿: 黒竜王V | 2018/05/13 02:26
男は度胸。何でもやってみるもんさ。
私もゴッドファイヤーコンボイのプロポーションが好みじゃなくてスルーしていましたが、コレはすばらしい!
いつか手に入れる機会があったら各所の修正も含め、チャレンジしてみたいです。
投稿: SAKA | 2018/05/12 16:48
レビュー拝見しました
なんかもう凄いとしか言えません
思い付いてもそれを再現できる技術力がないとこういうのは無理ですね~
本当に素晴らしいです!👍
そしてお疲れ様でした
投稿: アイドルマスターガンダム | 2018/05/12 14:18