シン・メカゴジラ1993
比率はこんな感じかな?
超合金・魂MIX・メカゴジラ(生頼範義ポスターver.)。
1993年の映画、「ゴジラ×メカゴジラ」に登場した、Gフォースの切り札です。
しかし映画をご存知の方なら、
「あれ?これ、あのメカゴジラとデザインが違うんじゃね?」
と思われることでしょう。
私は上で嘘つきました。
本当は
「1993年の映画、『ゴジラ×メカゴジラ』に登場しなかった」メカゴジラです。
当時の劇場ポスター(生頼範義先生画)に、どう見ても合体メカとしか思えないものが描かれていましたが、結局映画には出てきませんでした。製作の段階で、メカゴジラのデザインが修正されてしまったのですね。昔はそんなこと、よくありました。
ところがあれから20数年を経て、その「出てこなかった」メカゴジラを、設定も新たに立体化してしまったのが、このMIX版なのです。
当然変形合体が用いられ、3機のメカに分離して梱包されています。
まずは主力となる(んじゃないかな)空戦機、ガルーダ。
メカゴジラの首や翼、尻尾となり、翼部は2か所が可動、ローターも角度を変えられます。まるで空中要塞ですね。
続いて胴体と腕部、ガンダルヴァ。指のロケット砲が印象的です。
しかしケーブルとか露出してますが、こんなんでゴジラに立ち向かって大丈夫なんでしょうか。いや、この方がカッコいいけどさ!
最後は、下半身を形成するナーガ。後部に砲塔があり、たぶんメーサー殺獣光線が発射できます。膝の部分の砲塔も動きます。
ガンダルヴァは、下部のキャタピラ部分を折りたたむと・・・。
ナーガと合体することもできます。全力砲撃!な感じがいいですね。
少し角度を変えると、ガンヘッド的でこれもまたカッコいい!
なんかすごいな、このアイテム。 おらワクワクしてきたぞ!
それではいよいよ、メカゴジラへの合体シークエンス開始と行きますか。
ナーガは車輪を各部に収納、各種装甲を展開して、どっしりした下半身になります。普通に戦車っぽかったシルエットが、メカゴジラのフォルムになるのはちょっと感動。
ガンダルヴァはナーガとの合体モードのまま、さらにいろいろ装甲を回してきて、上半身に変形。
合体すると、武骨なウォーカーマシンみたいになります。これもこれで、かなり面白いフォルムですね。
さらにガルーダから、首と尻尾を展開、胸の装甲を前に回して3機合体!
シン・メカゴジラ1993(そんな名前かどうかは知りません)の完成!
うわははは!これ凄い!なんか夢のアイテムだよ!
各関節は結構動き、メカゴジラらしいポーズなら十分に取れます。翼も基部から動くので、格闘戦の邪魔にはなりません。
さらにそのまま、飛行モードにも変形できます。首を差し替える必要もありません。
なんかコイツなら、ゴジラをコテンパンにできそうな気がするぞ!
思い起こせは20数年前。
私はこの「ゴジラ×メカゴジラ」を結構楽しみにしていて、前情報ほとんどなしで、劇場に向かいました。劇中、メカゴジラと人類は危機に陥りますが、私の頭の中には楽勝ムードが漂っていました。
「ふっふーん!へーきへーき!
これでメカゴジラ1号機が大破して、2号機が超然と登場!合体!って手筈だからね!」
と。
もちろん、例のポスターしか頭になかったので、完全にそう思い込んでいたのです。
そして結果は、上述の通り。
あの見終わった後の
「え? え? えええ?」
という気分は、エヴァの劇場版(最初のやつ)見た時と同じくらいだったな・・・。
しかしその「脳内にしかなかったメカゴジラ」、まさか今!現実のものとなろうとは!
そして多分、あの当時の脳内の予想を遥かに超えた、素晴らしいアイテムになって帰ってこようとは!
あの映画を見た後の、自分に囁いてあげたいです。
「大丈夫!信じて25年ほど待て!」
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