最終にして原初
スーパーロボット超合金、マジンガーZERO。コミック「真マジンガーZEROvs暗黒大将軍」に登場した、自称「唯一無二のスーパーロボット」です。
「神にでも悪魔にでもなれる」マジンガーZが、ほんとに悪魔になっちゃった、まぁそんなようなものです(大雑把)。しかし別に本人(?)悪気はなく、ただ最強になりたかった、世界の神になりたかったという、割と純粋な奴でした(えー)。
作品タイトルになっている主役ロボなんだけど、その作品のラスボスという、割と珍しい存在でもありましたね。
ゲーム「スーパーロボット大戦Ⅴ」にも登場しましたが、その際は原作コミックの後の話、という設定のようです。甲児君が乗り込んで手なずけていたので、違和感バリバリでビックリしましたが、あれより後の話なら納得です。
ゲーム内ではマジンエンペラーGとも死闘、そして共闘したそうですね。
各関節は引き出しにより、可動範囲が拡大し、ダイナミックなポーズも楽々。
頭部の複合装甲なども、きれいに再現されています。
武装はアイアンカッターのみですが、この豪快かつ凶悪な刃を見ると、そりゃあ超合金ニューZを両断できるのも納得です。取付基部が回転するので、大きな刃も可動の妨げになりません。
印象的なZEROスクランダーも付属。いかにも回転して左右対称にでもなりそうな感じですが、ZEROはこのままの形が通常状態なので、可動部はありません。
なんでこんな形態で空を飛べるんだ、という気もしますが、唯一無二のスーパーロボットなんだからしょうがない。
ZEROの能力はまさに絶大で、「自己再生」「強化」「吸収」を始めとする7つの魔人パワーは、どれか一つだけでもインチキのような強さでした。中でも「因果律兵器」は、マジンガーの存在するすべての平行世界に瞬時に干渉し、自らが勝つ可能性を、別の世界から強引に引き寄せるというもので。そんなもん、いったいどうやって倒せばいいんじゃい!と笑ってしまうような能力。
その「絶対に負けない可能性」を倒すには、想像を超えた・・・いろんな意味でね・・・攻撃が必要だったわけですが、そのカタルシスはまさに究極!でしたね。閉ざされた世界の終わり、新たに紡がれる幾千の物語の始まり。
未読の方は、前作「真マジンガーZERO」から続けて読まれることをお勧めします。最終回はちょっと(かなり)、想像力が必要だけどね!(意味深
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コメント
最後のあのバトルの後、あの世界の人たちがどうなったか・・・くらい見せてもらっても、良かったんじゃないかと思うんですが。
まぁグレートマジンカイザーの、スパロボ超合金が決定しただけでも良かった!
投稿: 腰原仁志 | 2017/06/26 18:30
マジンガー・・・お前、どこまで逝く気よ?
投稿: 銀河寒風サムイガー | 2017/06/18 20:52
正直どんな決着つけるのかだけが気になってた原作ですが、あんなん・・・卑怯だろ。
まぁ前作の時点で「ど~すんだよこの話」的な展開だったんで作品としてはそんな変ではないのですか、マジンガーとしてはどうなんだ?って感じで。
あんまり関係の無かったアニメと一緒に始まったので、放り投げのアニメといつかシンクロして完結編となってくれると信じていたのですが、ホントなんの関係も無いでやんの。
まぁホントの原作者の方みたいに「続いていく物語」として放り投げて終わらなかっただけ良かったです。
物語としてはすごかった。マジンガーZとしてはどうなんだろ?な展開だったけど。
マジンガーのデザインとしてはカッコいいんですが、まさか超合金で出るとは・・・
投稿: ズッツトン | 2017/06/05 12:29
カタカナでなく、アルファベットでZEROと名乗っているのはおそらく、「Z」から受け継ぐからでしょうねぇ。
はっ!では「Z」がさらに「ERO」くなったということか!
確かに原作はそうだった!(えー
投稿: 腰原仁志 | 2017/06/04 20:47
そういえば随分前になるけど、マジンガーでスカルの時、
仮面ライダーでもガンダムでもスカルと言ってたけど、
ZERO(またはゼロか零)は
ガンダムでも(SD外伝でゼロガンダム)
ウルトラマンでもゼロ
仮面ライダーでもゼロノス。
投稿: いぼんこ | 2017/06/04 13:27