SUPER GALAXY!
先日の記事で、DXキュウレンオーに新生ダイアクロン隊員を乗せるということをやってみましたが、非常にいい感じでした。
そこでもう一歩踏み込んで、隊員たちもそれぞれのカラーに塗ってあげることとしました。
ダイアクロン隊員たちはとても小さいため、普通に塗装していくと、皮膜の厚みで動かしづらくなったり、破損してしまう可能性があります。そこで今回、レッド、イエロー、グリーンの3人は、「染めQ」というスプレー塗料を使いました。
何でも分子レベルで「染み込む」塗料だそうで、かなりいろんな素材を塗装することができます。化学は進化しているんだねぇ。
青と黒は、隊員たちの部品を交換するだけで再現できたので、塗装していません。
結果、人外の2人だけちゃんと人の顔という、構成としておかしなものになってしまいましたが、まぁいいわ。それより、カメレオングリーンがちょっと濃すぎたな・・・。もっと黄緑色っぽいものを探すか。
続いて、コクピットキュータマの方も見直します。
ミニフィギュアを乗せるため、コクピットシートには、その腰の幅の「仕切り」が存在します(写真の黄色い丸の中)。
ダイアクロン隊員の方が、腰の幅が広いため、これがあるとちょっと邪魔です。そこで思い切って、ニッパーと彫刻刀で削り取ってしまいました。
いい感じで座れるようになったので、満足していたところ。
私の中の、二人のヒーローが目を覚まします。
「どうせなら!」
「やっちまえ!」
「どうせなライダー」と「やっちまエース」です。この二人が共演すると、ろくなことにならないのは経験上分かっているのですが、今日はその囁きに乗ってしまうことにします。
写真の赤い丸の中、筒状のディテールがあります。ここは劇中では、運用中に白く輝き、キュウレンジャーの「星のヒーローらしさ」を強調するのに、一役買っています。
ああいいとも!やってしまおうじゃないか!
というわけで、まずはコクピットの4か所の赤い丸の中を、裏から3㎜ピンパイスで穴を開けます。そして、3㎜の透明なガラスビーズを1個ずつ、瞬間接着剤で取り付けます。あんまり接着剤の量が多いと、ビーズが曇ってしまうので要注意。
ただのディテールだった穴が立体になるので、非常に見栄えがします(当社比)。
うむ!テンション上がって来た。
キュウレンオーに取り付けても、とてもいい感じ。このまま、キュウレンオーの電源スイッチを入れれば、4個のガラスビーズが、背部のLEDで奇麗に輝くはずです。
ではさっそく、スイッチオン!
・・・あれ?
なぜか、期待したほど光りません。というより、全く光って見えません。
写真は昼光灯の下で撮影していますが、キュータマの外円が赤く光っているのはお判りでしょうか。同様に、4個のガラスビーズ部分も輝くと思ったのですが・・・。
その原因は、キュウレンオーのLEDは、各キュータマの背後・中心部に1個ずつ付いているだけだからです。普通のキュータマは、発光部分が「面」なので、真ん中の1個のLEDでも十分輝きます。しかしこちらの場合、発光させたい箇所が「4個の点」なので、そこまで光が届かないと、全然輝いて見えないというわけです。
しょうがない、これで我慢するか、と思ったその時。
私の中のヒーローたちが、また何か囁きます。
「待て!お前の武器はそれだけか?」
「ジャンクパーツに、眠っている魂があるだろう?」
これか!光ファイバーか!
というわけで、余っていた3㎜光ファイバーを、ドライヤーで温めながら、ゆっくり曲げていきます。クランク状のパーツを4本×5個、合計20本作りました。これで、キュウレンオーのLEDから集めた光を、4個のガラスビーズの背後に届けようというわけです。
(最初は、もっと細い0.5mm光ファイバーを使おうかと思ったのですが、束ねるのが意外と大変だったので、手曲げをすることにしました)
穴に差し込む部分は7㎜、そこから中央に伸ばした部分は12㎜程度です。さらにほんの少し上に向け、先端を切り飛ばして出来上がり。
さらに、そのままだと何か寂しかったので、100円ショップで売っていた女の子のオモチャ・・・組み合わせてブレスレットとか作る奴ね・・・を、それぞれのキュータマの色に合わせてチョイス。光ファイバーの集光部分を、まとめるように接着します。こうすることで。
エネルギーパイプが下部の集光装置に伸びているように見えます。適当に作った割には、それっぽいな・・・いいんだよ気分の問題だよ!
コクピットが水平回転する、カジキやカメレオンの場合は、下半分がはっきり見えますので・・・。
下部のスッカスカ感を軽減すると同時に、宇宙船的ディテールを加えることにも成功。これはこれで素晴らしかね?(自画自賛)。
それでは、キュウレンオーを合体させ、コクピットに隊員を乗り込ませてみましょう。
いやいやいやいや良いんじゃないの!
やっぱロボ玩具は、情報密度が上がると、興奮度も比例するね!
そしていよいよ、電源スイッチ・オン!すると!
スーパー・ギャラクシい!
素晴らしくスーパー・ギャラクシいぞ!
はぁ・・・(大満足)。
改造はいろいろ試行錯誤しましたが、この暗い中で輝く銀河のようなLEDを見ると、全て報われたような気がします。
個人的はもう最高の玩具だよ、こいつ!
ただ、毎度のことながら、「どうせなライダー」と「やっちまエース」の言うことを聞いた後は、収支決算をして現実に戻る必要があります。
案の定、染めQその他で今回かかった費用は、DXキュウレンオーの約半分・・・。
だから、あいつらの言うことに耳を傾けるのはヤメロと(今更
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コメント
出来上がってホッとしたのもつかの間。
まだ残り4人もできていないというのに、本編では、すでにあと2人追加されてしまったという・・・
どないせぇゆうねん(ヤケ
だがここまで来たら、例の二人の心の声が・・・
投稿: 腰原仁志 | 2017/04/15 18:18
染めQは相性次第では溶けるんやで……(体験談)
腰原様が俺にとってのどうせなライダーでやっちまエースだよ(血を吐くような絶叫)!
やめてーダイアクロンとトランスフォーマーでえらい出費のていむさんに何てもの見せるんだorz
……まだ陸の孤島に出張中だというのにorz
なお、分かりやすく解説するとリアル特車二課。
最近歩いていけるコンビニがやっと出来たと話題に。おおぅ……
果たして、パワーアップする今後のキューレンオーに対応していくことが出来るかな?(凄絶な死亡フラグ)
『ミニプラがやっと組上がった矢先に……くやしいでも買っちゃう!』ていむ
投稿: ていむ | 2017/04/02 22:10
光ファイバーど♪ファイバーど♪ファイバーど♪
キュータマ光らす♪裏方の力♪
なるほど、そめQだと塗膜の厚みは気にしなくて良いのですね?それはスゴい。
今回、やったもん勝ちやったもんガッチャマン!(なんのこっちゃ)
投稿: 銀河寒風サムイガー | 2017/04/02 11:18