恐れず、怯まず、退かず
超合金魂GX-71、百獣王ゴライオン。遥かなるアルテア星・伝説の守護神が、満を持して超合金魂に登場しました。
原典はもちろん、日本のアニメ・そしてDX超合金ですが、海外では「VOLTRON」の名で知られ、リニューアルされた玩具も何度も発売されているくらい有名だそうです。
映像ではゴライオンは、かつては暗黒の魔物として宇宙の女神に戦いを挑み、5体を引き裂かれて封印されたと説明されていました。
その引き裂かれた姿が、5匹の若獅子の状態です。女神さまも、粋な引き裂き方するねぇ(笑)。
なお獅子たちはリニューアルにあたり、設定画にあるお座りポーズ「蹲み(つくなみ)」ができるように、わざわざ関節が追加されています。
上から、黒獅子、赤獅子、緑獅子、青獅子、黄獅子。
原典のDX超合金は、合体システムは当時としては非常に画期的でしたが、その反面、各獅子のプロポーションは犠牲にされていました。
誰とは言いませんが、「黒い牛」とか「赤いダックスフント」とか「緑のウナギイヌ」とか、呼ばれていた子もいましたねぇ。
しかし21世紀の獅子たちは、先輩方の汚名を払拭しうる、素晴らしいスタイルで登場しました。手足が大きめになったのはもちろん、四肢が左右に引き出せ、さらに角度をつけることができるようになったので、獣らしいダイナミックなポーズが可能になったのです。また、首が引き出せるようになり、ウナギイヌ形態を脱却したのも大きいです。
もうこれからは、「黒いクマ」とか「赤い柴犬」とか、呼んでやらなくてはね!(結局ライオンじゃないのかよ!
5頭それぞれの専用武器も、完全再現。また黒獅子を除く4頭は、口の内部のミサイルや、背部の内蔵武器も展開できます。
口に咥えた武器って、獣ならではの攻撃方法でイイですね。まぁ最近は、口に3本目の刀を咥える海賊とかもいますが・・・。
それでは合体キー解除!
レッツ!ゴー!ライオン!
この掛け声も、シンプルなのにビューティフル、古き良きアニメのテイスト大爆発ですね。
あ、変形過程は想像通りなので省略します。古き良きアニメは楽でいいわ(笑)
各部にダイキャストが用いられ、かなりの重量がありますが、各種ラチェットと引き出し関節によって、安定かつ豪快なポーズがとれます。
合体時の、5頭のライオンがそれぞれ吠えるインパクトが蘇りますねぇ。
頭部のフェイスマスクは、叫び顔と交換できます。ゴライオンはこのアングルが決め顔なー。
各部は精密、特に胸のマークはモールドされているうえに塗装も細かく、端正な顔と相まって気品を感じさせます。
なんでも、前作のダルタニアスと差別化するために、あえて雄ライオンらしい「たてがみ」は省いたそうですが、結果的に成功しているんじゃないでしょうか。
最強の武器・十王剣ももちろん付属。持ちづらそうな手首のデザインですが、グリップに凸ジョイント、口の中に凹ジョイントがあるので、きっちりはめて保持できます。
元祖DX超合金と並べて撮影したかったのですが、引っ張り出すのが大変だったため、諦めました(えー。
その代わり、たまたまそこらにあった「元祖DX超合金の十王剣」を持たせて、十王剣二連斬で楽しみました。
しかし、今回の魂版の十王剣の方が、元祖DX超合金のそれよりも大きかったという驚き。
攻防一体の盾・スペースカッターも付属、軸の角度を変えられるので、さまざまな方向に向けられます。
しかし「十王剣」と「スペースカッター」って、どう考えてもまるっきり、語源が違いますよね。
古き良きアニメはこれだから
スペースカッターの方は、ゴライオンの初期装備ではなく、後の世代で開発された追加武装かも知れません(テキトーなことを
ダブルカッターは、柄で繋げて一本にすることも、分離させて左右の手で持つことも可能です。
さらに両手首・両足首の、4本のライオンヘッドを射出する「フォーライオンアタック・100トンパンチ」も再現可能。
ただし魂スタンドは別売の上に、ゴライオン自体がでかいため、手首を飛ばそうと思ったら、スタンドの支柱が頭一つにつき3本必要という贅沢仕様。そのため、今回は首1本の「25トンパンチ」で妥協しました。
しかし・・・25トンって、アフリカ象4頭分くらいですよね。
25トンはおろか、100トンでも・・・銀河の王者の技にしては、結構ダメージ弱くねぇ?
古き良きアニメはこれだから
まぁそんなことを思いながらも、私の頭の中では、あの燃える主題歌がリフレイン。
イントロの
「ワン・・・プラスワン!・・・プラスワン・・・」
の高揚感を、「ゴライオン!」の叫びで興奮度MAXに持っていくところとか、実に素晴らしい。
またあの歌、合いの手のトランペットも物凄くカッコいいんですよね。古き良きアニメソングの、アレンジってのはこうやるんだ!というお手本のような歌。
やっぱ新春カラオケいくか!
オマケ:
当時品を持っていた子供なら絶対やった
「ケルベロスモード」
21世紀にこれで遊べるとは!
今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
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コメント
仰られている通り、本当にあの主題歌はかっこよかった。
アニソン初期のマーチとロックに至る中間層のいいとこどりのようなリズムを我らのアニキが見事に謳い上げている。
というより、アニキの真骨頂を映えたザ・アニソンであるともいえる気がします。
投稿: う | 2017/01/05 21:53
恐れず 怯まず 尻の数(こらこら
リアルタイムで見たとき「何で黒ライオンに乗ってる人戦闘服が赤いんだろう?」と、搭乗者と戦闘服の色が一致しないことにモヤモヤしていました。
投稿: もっさん | 2017/01/02 00:06
いかん、肝心な事を。
皆々様、2017年酉年あけましておめでとう御座います(о´∀`о)ノ
投稿: 銀河寒風サムイガー | 2017/01/01 23:30
てーん♪てれれれってれれれーっ♪
すぽぽんぽんぽん♪すぽぽんぽんぽん♪すぽぽんぽんぽん♪すぽぽんぽんぽん♪
ワン!でげでげっ♪プラスワン!でげでげっ♪プラスワン!でげでげっ♪プラスワン!でげでげっ♪プラスワン!
Go!ライオン!でっでっで♪
退かぬ‼媚びぬ省みぬ‼
いや、違うヾ(・д・`;)
ボルトロンとは違うのだよ、ボルトロンとは!
牛やダックスフントのそしりは免れても鬣が無い故にメスライオン呼ばわりだけは・・・
しかしイイですねえ~(*´ω`*)芸コマ♪
そういやキューレンジャーのロボがゴライオン方式らしいですね。
投稿: 銀河寒風サムイガー | 2017/01/01 23:28
新年あけましておめでとうございます。
私も子供の頃当時変形合体するゴライオンのプラモデルを持っていました。
超合金の廉価版とはいえガンプラブーム期に発売されていたのでよくできていた記憶があります。
投稿: 紙粘土 | 2017/01/01 15:24
カッコいいゴライオンですねー。残念ながらアニメ本編は見ていませんが(どうも冒頭数話(もしかしたら1話かも?)の時点でけっこうな残虐シーンがあったらしく親から視聴ストップがかかった記憶があります)、プラモデルは持ってました(大きい変形するほう)。こっちも超合金が欲しかったのに買ってもらえなかったんだよなー。
投稿: 九太郎 | 2017/01/01 11:12