漂流
♪ Where are you going to,
When are you coming home
もうとにかく、このパッケージだけで滾るでしょ。
色合い!字体!のこだわり方といったら。
VARIABLE ACTION HI-SPEC、オーガス。
「超時空世紀オーガス」主役の可変メカが、その名の通りのハイスペックモデルとして登場しました。当時のデザインを引き継ぎながら、21世紀らしい超絶ギミックで、4形態へ完全変形します。
写真は、オーガロイドと呼ばれるロボット形態。
腿など、各部にダイキャスト部品が用いられ、ずっしりした手応えがあります。シンプルだけど美しい。
変形の仕様もあって、各部関節はとても良く動きます。本体が割と重いので、安定性もバッチリ。
専用スタンドが付属、アタッチメントの交換で、どの形態でも飛行状態で飾っておけます。ちょっと差し込み口の軸が細いので、折れないか気を遣いますが・・・。
さて、ではいよいよオーガスの売りだった、バルキリーを凌ぐ4形態への変形を行いましょう。
変形中の背部。ギミックがぎっしり詰め込まれているのが分かります。
オーガスは肩幅が変わったり、腰の翼とインテークがいろんな方向を向いたりするので、このくらいヒンジやスライド機構が必要なのですね。
変形中の前面。なんか面白い。
各種パーツを畳んだり、腕を股間に回したりして・・・。
王道のガウォーク形態へ。
バルキリーの「腕と手が生えた飛行機」ではなく、ベースとなったブロンコⅡ(主人公・桂木 桂がもともと乗っていた機体)の延長という感じですね。
股間のコクピットブロックは、オーガロイドだと完全に閉じているのですが、ガウォークだと上下のキャノピーが現れて視界を確保します。そのためにハッチを開けると・・・。
自動的に、コクピットブロックそのものが、前にせり出してくる設計になっています。なんて合理的なんでしょう。
もちろんスタンドも使えます。やっぱりオーガスは、浮いている方が似合いますね。
なおこの写真では、撮影中に背部と機首のあたりに隙間が出来てしまっていますが、上の写真のように、きちんと閉じるのが正しい状態です。
続いてフライヤー形態。
高速飛行形態ですが、戦闘機と言うより虫っぽいラインになるのが印象的。当時のDX玩具などにはなかった、両翼の増装が付属するのが嬉しいところです。
そしてこのフライヤー形態では、各部パーツが多くのジョイントでまとめられ、もの凄くかっちりしたフォルム保持ができます。もう感動的なレベルよ。
まぁそう言いながら、上の写真では、背部と機首のあたりに隙間が以下略すいません。
こればっかりは、実際手にしてみないと分からないと思うのですが、このまとまり方は、「凄い」というよりももう「美しい」という感じです。メカとしても、実に異世界のものらしい雰囲気がしますしね。
最後はタンク形態。慣性制御で、ホバークラフトのように浮遊走行が出来る・・・のですが、劇中では押すだか引っ張るだかされている所しか、記憶にないなあ。
まぁ、腕だけのメカや脚だけのメカが、ギュンギュン空を飛んでしまっている世界で、タンクの有効性を見いだすのも難しいですからね・・・。
しかしこうして見ると、タンク形態も意外とカッコ良いから(失礼)。
というか、オーガスってこんなにカッコ良かったっけ?
と、惚れ惚れと見直す21世紀。
♪ 白い闇の中で、密かに時は流れて
新しい世紀へ、技術は紡がれていたのですねぇ(しみじみ
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コメント
説明書に当時のデザイン画がついてくるのですが、それを見ると、確かに全くイメージが違いますね。
玩具として遊びやすくした上で21世紀風にリニューアルしたなら、これはこれで良いんじゃないかと思います。
ジョイントの位置とか、かなり工夫している感じがしますしね。
投稿: 腰原仁志 | 2015/04/19 07:24
うちにも来ました!
オーガスに見えるから全然OKですよ、オーガスこの玩具しかないし。変形もアルカディア(やまと)のバルキリー系と比べたら玩具然として遊びやすいですし。思いのほかダイキャストが多くてびっくりでした。
欲を言えば、なんでこんな無駄に複雑な変形機構の設計になってるの?という気はします。今井の可変モデルはもっとすっきり変形してたような・・・。
投稿: メカ・パレス | 2015/04/06 20:31
おぉ、入手されましたか。当時はイマイの可変オーガスのキットでずいぶん悩まされた記憶が・・・。
いや、プロポーションはよかったんですが、各変形関節がなんかゆるくてすぐはずれて、ムーピーよろしくすぐぐだぐだになったと思います。
いや、よかったんですけどねw
ヒンジはしっかりしてそうですねぇ。
どっかの模型屋においてあったような・・・探してみようかしら(笑)
投稿: 海♪ | 2015/04/06 08:53
少々厳しいことを言いますが、胴の表現、全体の形状、背面の密度など、どれをとってもイマイの可変オーガスに遠く及ばないと思います。
同じメガハウスでもパームアクションとも全然形がちがうし、しかもより悪くなっています。
なんというか、劇中の印象に近づけたいのか、設定重視でいきたいのかまとめ切れていない。
バリグナー嫌いな人には合わないよって感じです。
個人的にこれは買って損したの部類に入りました。
ぬーん。
投稿: L | 2015/04/06 01:10
オーガスですか。
日曜の昼下がり、ナニをイチャイチャしやがってェッ!!
と桂木桂に嫉妬したなぁ…
タンク形態が好きだったのに殆ど出番が(泣)
オーガス以外だとドリファント・ダルが好きだったなぁ…あの独特のボリューム感のあるシルエットが弩ストライクでした。
投稿: 銀河寒風サムイガー | 2015/04/05 22:25
時の流れ、とーびこえ、
ご購入おめでとうございます。
当時のタカトクの変形TOYは、バルキリーも買ったことだし当然買いましたが、パッケージのカッコイイ試作?と比べて中身出したときは愕然としたものです。え、パッケのこれ、どこいった?と。確か発売前の宣伝の写真も同じ試作品だったと覚えてます。
おもちゃとしてはそれほど嫌いじゃないんですが、なまじ試作品見ただけにバルキリーと比べてもなんだか惜しくてねえ。
一方こいつはまさにパッケージ写真通りで素晴らしいプロポーションですが、如何せんお値段も素晴らしく……残念ながらパス。二万円代前半くらいになったら考える。
オーガスは、ロボット形態はさほどでもなく、ガウォークとフライヤーの形態が好きでした。
投稿: やずみ | 2015/04/05 21:58
本放送当時、可変TOYが入手できずにアリイ製可変キットを買って愕然とした(パーツ差し替えは100歩譲るとしても、可動部の貧弱さは「許せない」を1周遅れにするレベルでありました)世代としては、「いい時代になったなぁ」としみじみします。今後はリデコでオルソンスペシャルや量産型も期待していいんでしょうね。
投稿: 440six | 2015/04/05 17:14