ダイエックス・ジャンクション
ダイナマイトアクション ビッグ・ダイエックス。
特撮人形劇・「Xボンバー」に登場した巨大ロボ、3機のメカ・トリプルアタッカーが合体して、完成します。「主役メカ」と書かないのは、主役はタイトルにもなっている母艦・Xボンバーの方なのかな、と思ったため。
このシリーズ伝統のマグネットジョイントが各所に用いられ、変形合体と共に、ダイナミックな動きを可能にしています。
まずは頭部になる、ブレインダー。
ダイエックスの頭の皮が真っ二つに横に裂け、宇宙船だかナニカに変形します。
特撮史上、最もわけが分からないデザインと言っても過言でないでしょう(お
ロボになる際は、ブースター部分を取り外すだけで、他に関しては完全変形です。
続いて、胴体になるジャンボディー。っていうか、胴体以外の何物でもないな、コレ。
しかし各部に剥き出しのメカ、装甲に直接取り付けられたミサイルなど、細かい「あの頃の」SF的感覚は、ちょっと好きです。
脚部・レッグスターのみ、別パーツを取り付けて戦車モードにもなります。割と重量感が出て、戦車っぽくなりますね。
8月31日:追記
リクエストがあったので、脚部背面を。
脛の裏のカバーは、変形の際には取り外してから脚部を畳みます。
また、かかとにはカバーを装着することもでき、見栄えを良くするとともに、転びにくくなります。写真はカバー装着状態。
なお、そのカバーを取り外すための専用パーツも付属します。
その名も「カカトリムーバー」(本当
変形時には、腰部分が丸ごと脛の中にすっぽり収まります。つま先部分も、脛の中にぴったり入れられます。
ちなみにこちらは当時品、ジャンボディーの変形が、このアイテムとは全く異なることが分かります。しかしやっぱり、頭部は真っ二つ(笑)。
完成!ビッグ・ダイエックス!
赤と白、銀の対比が分かりやすく、箱形のボディも「いかにもロボ」という感じです。しかし現代風アレンジのおかげで、なんか一周回って未来っぽい・・・ような気も。
こっちは当時品の合体図ですが、はっきり時代を感じます。玩具としては、変形過程がとても面白かったんですけどね。
さて、ダイナマイトアクション版に戻ります。
「顔の大きな×」がやたら目を惹きますが、細部のモールドは良くできています。
いつもの引き出し関節、そしてマグネットのおかげで、アクションポーズもダイナマイトな感じに(何ソレ)。
もっとも、映像ではこんなにガンガン動かなかったですけどね・・・。
胸部シャッターを開いて、ブレストミサイル発射!も可能。やっぱり巨大ロボは、内蔵兵器がないとなー。
ところで今更ですが、このロボの名前。
「ビッグ・ダイエックス」
って、何だか
「プリキュア・爆弾ボンバー」
と同レベルじゃないかな、などと思ったり(えー
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コメント
永井豪タッチ……うーむどうだろう。正直シローとラミアだけは永井キャラぽくないと思ってるんですが。マスコットとかはいかにも永井キャラだし、他のキャラも何となく永井顔が思い浮かぶけど、この二人だけは輪郭が全く変わって別人にしかならない。これは造形家のキャラだと思いますね。
放送前の特番がYoutubeにありました。なんとまだまだお若い永井先生も出演してます。これでたしかスケッチが出てたはず。
超宇宙マシーンXボンバー 発進準備完了
https://www.youtube.com/watch?v=6odgiWk_fBY
三上陸男(みちお)監督の言ではXボンバーの最大サイズのミニチュアは全長4mもあるとか。そりゃスターウォーズとかライバルに考えてたんだもんなぁ。
てか、永井先生、その場で直に描いてるー?!うん、ボンゴとビッグマンはなんとなく似てる。
CMとか最後のアオリ文句とか時代を感じさせますが、スタッフの意気込みも感じます。結果はアレでしたが……海外でも結構人気あるし、ラミア人気は永遠だと信じてる(そういや、ラミアは以前ドールで出てましたよ。調べたらマーミットからですが、肝心の顔が似てない)。
投稿: やずみ | 2014/08/31 23:43
> 永井豪原作の人形劇
私もこれ以外知りません。
まぁ近頃、人形劇でドラマをやるのも、NHKのEテレ以外では見かけなくなりましたからね。
投稿: 腰原仁志 | 2014/08/31 20:38
>腰の収納
ああなるほど、そうなってるんですね。腰を前後分割して、脛の中に全部入れてるんだと思ってました。岡山・鳥取では番組が放送されてなくて、今に至るまで見る機会がなかった&キット作例はその部分の写真が掲載されてなかった為、全然想像付かなかったんですが、ようやくもやもやが晴れました。
>シローとラミア姫の人形
ちゃんと永井豪タッチで作ってあるのはさすがですね。ボンゴとブラディ・マリーなんて、一番雰囲気再現してると思います。そういえば、「永井豪原作の人形劇」って、他にありましたっけ?
投稿: 440six | 2014/08/31 00:40
> 新作のほうビッグダイエックスの腰回り、やっぱり合体前はレッグスターの中に入ってるんですか?
ちょっと写真と説明を追加しました。ご参考になれば幸いです。
> シローとラミアの人形は凄い出来がいいですよ
そうなんですよね。特にヒロイン、ラミア姫の人形は非常に美人!ダイエックスの玩具よりソッチのフィギュアを出(おい
投稿: 腰原仁志 | 2014/08/30 23:58
というか、本編も上がってた(笑)
第一話
https://www.youtube.com/watch?v=TxGiJoUaxac
11話まで上げられてるようです。まあ違法だからいつ消えるかわからんけども。
投稿: やずみ | 2014/08/28 23:36
確かに、表紙にビッグダイエックスの雄姿が。
「ダブルアール・メカニクス」バックナンバー
http://www.modelart-shop.jp/?pid=60348336
元のプラモは覚えてないので、どれだけ変わってるかわかりませんが、時代からして相当苦労しただろうなぁ……。
>ズッツトンさん
造形と特撮は良かったけど、ドラマはちょっともたついてたかも。コンテもテンポよいとは言えないけど、これはサンダーバードなども似たようなものだからなぁ。人形劇はリアルな物ほどあまり素早い動きができないのでそのせいかな。ああでも、シローとラミアの人形は凄い出来がいいですよ。未だにファンもいます。
当時は地元でやってなかったので、私は中古で買ったLD-BOXで見ました。今はDVD-BOXが出てるけど。
動画はこちらで少し見れます。ビッグダイエックスの雄姿も。
https://www.youtube.com/watch?v=i5krXSpmAfw
エヴォトイさんが恒例のコマ撮りしてました。
https://www.youtube.com/watch?v=tA2DEEbpEeo
オリジナルと見比べると、こちらはまるで機械の獣のようですね(笑)
投稿: やずみ | 2014/08/28 23:26
その御尊顔はよく見かけますがストーリーがまったくわからない。サンダーバードみたいな人形劇だったような、記憶違いなような。サンダバ造形のスターウォーズって浮かぶんだけど見た記憶も怪しい。
色と造形はモロそのものな気はするんだけど、いかんせん記憶が無い。変形するのは知ってたけど・・・こんな感じだったのか。旧玩具の方が変形はそれなりっぽい気がします。
ビッグで大か・・・チゲ鍋みたいなもんかな。探せば結構いそうなネーミングですね。
投稿: ズッツトン | 2014/08/26 12:32
ビッグダイエックスが掲載された「ダブルアール・メカニクス」誌、1年ほど前に出版された物なので、今からだと模型店店頭でバックナンバーを探すか、オクで探すかしたほうが確実かと思います。
ところで、新作のほうビッグダイエックスの腰回り、やっぱり合体前はレッグスターの中に入ってるんですか?当時物のトイは中に入れてたはずですし、キット作例も中に入るように改造してあったんです。写真を何回見ても、どこにどうやって入れてるのか全然わからないくらいです。
投稿: 440six | 2014/08/23 22:16
> 「ダブルアール・メカニクス」誌vol.2にて、ビッグダイエックスのプラキット作例が掲載されてた
なんですと!
それは知りませんでした。というか、当時のキットなんて存在してたんだ!
それをまた、「今」作る人も凄いですね。よっぽどお好きだったんだろうなぁ・・・。
まぁそういう方がいなければ、このビッグダイエックスみたいな商品は、今この世に出て来ないわけですが。
投稿: 腰原仁志 | 2014/08/23 20:39
いや、長生きはするもんですね。平成の世に、ビッグダイエックスの新作変形トイが発売されるとは。遊んで楽しい当時ものと、劇中イメージな新作、どちらも魅力がありますね。ところで、「ダブルアール・メカニクス」誌vol.2にて、ビッグダイエックスのプラキット作例が掲載されてたのはご存じでしょうか?当時物のキットを変形合体可能に制作されていたのですが、完成品のプロポーションが完璧なのはもちろん、キットの素組みと完成品、ほとんどプロポーションに差がないという…!キットの実物を見たことがない分、新鮮さと驚きがありました。
投稿: 440six | 2014/08/23 19:37