荒野の対決
ホントは、対決する相手が違いましたが。
トランスフォーマージェネレーションズ、TG-31・ライノックス。
初代ビーストウォーズに登場した「至高のNo.2」こと、頼れる副官・ライノックスが、最新技術とアレンジで蘇りました。
もちろん当時と同様、ビーストモードはサイ。当時はCG映像と玩具とで結構な差があって、子供たちと大きな子供たちはみんな、脳内保管をしたものです。
しかし21世紀のライノックスは、外の皮も見事に繋がって、とってもサイになっています(何だこの日本語
トランスフォーム!
変形過程は、当時の玩具やCGに最大限の尊敬を払いながらアレンジが加えられ、実に見事なトランスフォームを行います。また材質も良く考えられてあって、ガワをくっつける上で負荷がかかりそうなお尻の部分などは軟質素材、変形の際の破損を防ぐ工夫がしてあります。
どっしりしたフォルムは迫力抜群。両手のガトリングガンは、レバーを押すと勢いよく回転、玩具としての楽しさも忘れていません。
嘘だ!
ライノックスが、こんなにカッコ良いわけないよ!(おい
続いて、同シリーズのワスピネーター。(日本での名前はワスピーター)
「ぶーん」という口癖を思い出しますね(日本版はね
こちらも、原典のイメージそのままに、合理的な変形をして・・・。
嘘だ!
こんなにカッコ良いの、ワスピーターじゃ(略
どちらも原典への愛に溢れ、そしてちゃんと紡ぎ直した良い玩具だと思います。
今年は、新たなトランスフォーマーの映画が上映されるとのことで、玩具者的にも期待が高まっています。
そのトップバッターが、上の写真のオププティマスプライムだったのですが、・・・うーむこっちはどうだろう。
何というか、変形も造形もシンプルで。
・・・まぁ。何だ。
仕切り直し、なのかねぇ。もう少し様子を見ますが・・・。
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コメント
一見、日本か変わってないように見えますが玩具開発は日本です。
あと映像面に関して無関係でもないです。
というわけでちょっとネタ晴らしをば。
「声優さんが豪華だ!」というのはちゃんと理由があります。実は豪華な人を揃えた、という訳ではありません。
それは「子供が感情移入しやすいアニメにする為には声優は実力がある人でないといけない」からです。
そうなの?と思うかもしれませんが、実は珍しいことでもありません。
アンパンマン然り、サザエさん然り、ドラえもん(古い方)然り、クレヨンしんちゃん然り。
子供向けアニメは子供が違和感無く夢中になれるように、本当に上手い実力者ばかりを起用しているわけです。
これはアニメ製作サイドが本気だといえる理由です。
まぁビーストウォーズに関してはそれだけが理由でもありません。
D-BOY様はビーストを「明るくて面白い、最後もスカッとした話だ」と感じておられるでしょう。
ええ、それで間違っていません。「日本版のビーストウォーズ」はそれを意図して作られているから、そうなっています。
そのために集められた声優さんであり、そう思わせるためにあんなにも滅茶苦茶なアドリブ天国のアニメになってます。
こういえば想像していただけると思いますが、実際のビーストウォーズは全編通じて暗いんですよ。
ビーストメガトロンは正体不明でG1以上に残忍で狡猾。
それを排除しようとするトリプレダガス評議会。送り込まれる刺客。
ダイノボットは死んだ後、デストロンにメタルスとして再生されてサイバトロンの仲間のことを忘れてる、とか。
一部隊の隊長に過ぎないのに英雄「コンボイ」の名前を受け継ぐゴリラさんの苦悩とか懊悩とか。
ぶっちゃけアメリカ版はそんなのが延々続く話なので、日本スタッフが「駄目だこれ日本の子供たちは拒絶する!こんなの子供がニコニコ6時台に見るアニメじゃねぇ!」と思って大英断。
よし大御所呼んでアドリブガンガン入れて面白おかしくしてやらぁ!
……ええ、大人気ですよ?ビーストマシーンズ(日本だとリターンズ)でコケまくってシリーズ終了ですが。
日本玩具スタッフは「ビーストやり直したい主要メンバーだけでも!」と思ってるのでこれからも出ますよー。
次はラットルだ!日本でいつ出るか知らんけどな!
ああ、ラットルって実はあのメンバーでは古参の設定です。
……絶対若いだろ!チータスと同じくらいだろ!と思うんでしょうけど、2010あたりで説明するとチータス=ロディマス、ライノックス=ブラー、ラットル=チャー。
……日本版は偉大だなー。絶対そういう風に見えない。
「本編の編集は、日本版とアメリカ版で別物レベルだそうな」ていむ
投稿: ていむ | 2014/03/11 02:19
CG版ビーストウォーズって、やたらと声優が豪華でしたね。今思えば映像をアメリカから輸入して編集しただけなので、声優に予算を多く回せていたのだと思います。
僕はトランスフォーマーのアニメを幼稚園の頃見て「これがアメリカで映画になったら面白いだろうな」と思いましたが、当時は誰も取り合ってくれませんでした。しかし実際にハリウッドで映画化された時にこの話を周りにしたらびっくりされました。今考えると凄いと自分でもびっくりしています。
投稿: D-BOY | 2014/03/09 15:12