GALA T.T
ヴァリアブルアクション・HI-SPEC、超力ロボガラット ジャンブー。
80年代の異色アニメ、「超力ロボガラット」の主役メカ1号機で、その名の通り、ギャグモードからシリアスロボへ「がらっと」変形するギミックが印象的でした。
写真は真面目に戦う時の「ガラット」モード。
こちらは通常の「クルット」モード。普段はこの姿で、主人公・マイケルの通学の脚として過ごしています。
緊急時にはこのまま巨大化し(ええっ)、バンザイ剣(!)で敵と戦うという、もうギャグアニメ以外の何物でもない活躍をします。
アニメ本編でも当時の玩具でも、こうやって上下反対にひっくり返り、ギャグロボからシリアスロボへと変形するのですが。
このヴァリアブルアクション/HI-SPECでは、変形の過程に大幅なアレンジが加えられています。
例えばこの、クルットの腕=ガラットの脚ですが。
そのままひっくり返るだけだと、ガラットのヒーロー体型を維持したままでは、クルットの腕が長くなりすぎてしまいます。当時の玩具も完全変形を為し遂げていましたが、やっぱりクルットモードのバランスはちょっとヘンテコでした。まぁそれも味がありましたが。
しかしヴァリアブルアクション/HI-SPECでは、ガラットの脚の装甲を展開し、脛から下を縮めることで、クルット時の腕をなるべく短くできるようになっています。
なんかスゲーぞこいつ!
またクルットの頭部も、当時品だとガラットの股関節になり、そのままお尻として露出していたのですが。
このアイテムでは、通常はガラットの胸の中に収納されていて、とりだして展開するとクルットの頭になるというギミックが用いられています。
フェイスプレートを差し替えることで、4つの表情を切り替えることもできます。
そうやって、かなり超絶的な変形を行うと・・・。
ジャンブー=ガラットの完成。
どちらの形態でもちゃんとバランスが取れているのは、ホントにお見事。
背部のバックパックが展開し、万能変形武器「ガラット・アームド・バリアンティ」を収納形態でしまっておけます。ブラスターやディバイダーは、変形後のものが付属します。
あの頃のロボにはお約束の、ジャベリンも付属。やっぱり長い得物は、ヒーローロボの醍醐味ですね。
ただ超絶変形ギミックの代償か、割と緩い関節が多く、なかなかキッチリ立たせておくことが難しいです。特にガラットモードの股関節と足首が緩く、なかなかカッコいいポーズが維持できないのはちょっと残念。
しかし、変形過程は純粋にもの凄く、またどっちの形態も非常にまとまっていて「あの頃」感が満載。
クルット可愛いしね。
それにしても、ロボが巨大化するってだけでかなり目眩がしそうなのに、そのかけ声が
「みなぎる~!」
「ほとばしりますワ!」
「いきりたつ~!」
って、子供向けアニメなのか大人向けなのか(何を言ってるんだ
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コメント
> まるんこくるくるデザイン
あれも可愛らしかったですね。考えてみたら通学ロボなんだから、万が一人に当たったりした場合、丸っこくないと危ないですよね。まぁ設定が「膨張金属」(だっけ)だから、丸が四角になろうが何でもありですが。
投稿: 腰原仁志 | 2014/01/28 20:36
>緊急時にはこのまま巨大化し(ええっ)、バンザイ剣(!)で敵と戦うという、もうギャグアニメ以外の何物でもない活躍をします。
厳密にはクルット形態は通学ロボがそのまま大きくなってる訳ではないんですけどね。
通学ロボ形態は芦田豊雄さんテイスト満載のまるんこくるくるデザインです(^_^.)腕なんか普通にコメディーデザインで巨大化する時に角ばる訳ですね。これってアメコミの某野菜缶詰で筋肉もりもりになる水兵がイメージなんではないでしょうか。
投稿: えびとろあなご蒸し | 2014/01/24 15:57
>腰原仁志さん
閲覧有難うございます。そしてお褒めのお言葉強縮です。^^
記憶で作成しましたのでジャンブークルットの上げる手が逆だった事は後で気付きました!(汗) 実は他も直したいカットはあるのですが、撮影期間は一日と決めていましたのでなくなく断念しております。
時間があればキングロボも撮影してみたいところです。(いつになる事やら・・・)
投稿: 三鷹伝二 | 2013/09/06 14:21
> コマ撮り撮影
す、素晴らしい!めちゃめちゃ良い出来映えじゃないですか!
変形のカット割りもさることながら、グルットの走ってくる時のガッチャガッチャと体を振る感じ、実に良く出ています。コレは愛あればこそですね。ナイスです!
投稿: 腰原仁志 | 2013/09/05 22:39
初めまして、いつもレビューを楽しく拝見させていただいております。
ガラットは放映当時から思い入れが凄まじいです。^^
録画したVHSテープを今でも所有しているのですが、変形シーンの所のみテープが擦り切れて画像が乱れております。それほど繰り返して観るほどその変形に魅了されておりました。(笑)
・・・その愛があって早速コマ撮り撮影をしてみました。
ニコニコ動画とYouTubeの両方にアップしております。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm21741615
http://www.youtube.com/watch?v=gpwclGYaU48
・・・閲覧されましたら幸いです。因みに合成無しの撮影です。(おバカ)
投稿: 三鷹伝二 | 2013/09/04 23:09
> 最後が「どすこい・どすこい」
まさか、あのどすこい姉妹が、そんなに大事なキャラだったとは!と腰を抜かした思いが今でも(笑)
ただの出オチキャラだと思ってましたからね・・・。
> 笑いのテイストをそのままでリメイク
センスはかなりハイテンションでしたよね。あの時代に、アメリカンハイスクール的なファッションとかいかしてましたし。でもそこにもどすこい姉妹(笑)
投稿: 腰原仁志 | 2013/09/04 21:06
はじめましてさレビュー拝見しました自分は懐が寂しく購入していませんが関節以外は良い出来のようですね、放送当時よく見ていましたが打ち切りとは言え最後が「どすこい・どすこい」でラスボスを倒すのは今でもどうかと思いますが・・・もっともその後のワタルで村の住人でどすこい姉妹が出ていた時は驚きと笑いで楽しませてもらいましたけど、個人的には笑いのテイストをそのままでリメイクしていただきたいものです。
投稿: コウ | 2013/09/01 11:00