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2013年8月

2013/08/31

GALA T.T

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みなぎる~! 

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ヴァリアブルアクション・HI-SPEC超力ロボガラット ジャンブー
80年代の異色アニメ、「超力ロボガラット」の主役メカ1号機で、その名の通り、ギャグモードからシリアスロボへ「がらっと」変形するギミックが印象的でした。
写真は真面目に戦う時の「ガラット」モード。

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こちらは通常の「クルット」モード。普段はこの姿で、主人公・マイケルの通学の脚として過ごしています。
緊急時にはこのまま巨大化し(ええっ)、バンザイ剣(!)で敵と戦うという、もうギャグアニメ以外の何物でもない活躍をします。

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アニメ本編でも当時の玩具でも、こうやって上下反対にひっくり返り、ギャグロボからシリアスロボへと変形するのですが。
このヴァリアブルアクション/HI-SPECでは、変形の過程に大幅なアレンジが加えられています。

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例えばこの、クルットの腕=ガラットの脚ですが。
そのままひっくり返るだけだと、ガラットのヒーロー体型を維持したままでは、クルットの腕が長くなりすぎてしまいます。当時の玩具も完全変形を為し遂げていましたが、やっぱりクルットモードのバランスはちょっとヘンテコでした。まぁそれも味がありましたが。

しかしヴァリアブルアクション/HI-SPECでは、ガラットの脚の装甲を展開し、脛から下を縮めることで、クルット時の腕をなるべく短くできるようになっています。
なんかスゲーぞこいつ!


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またクルットの頭部も、当時品だとガラットの股関節になり、そのままお尻として露出していたのですが。
このアイテムでは、通常はガラットの胸の中に収納されていて、とりだして展開するとクルットの頭になるというギミックが用いられています。
フェイスプレートを差し替えることで、4つの表情を切り替えることもできます。
そうやって、かなり超絶的な変形を行うと・・・。

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ジャンブー=ガラットの完成。
どちらの形態でもちゃんとバランスが取れているのは、ホントにお見事。

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背部のバックパックが展開し、万能変形武器「ガラット・アームド・バリアンティ」を収納形態でしまっておけます。ブラスターやディバイダーは、変形後のものが付属します。

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あの頃のロボにはお約束の、ジャベリンも付属。やっぱり長い得物は、ヒーローロボの醍醐味ですね。

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ただ超絶変形ギミックの代償か、割と緩い関節が多く、なかなかキッチリ立たせておくことが難しいです。特にガラットモードの股関節と足首が緩く、なかなかカッコいいポーズが維持できないのはちょっと残念。

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しかし、変形過程は純粋にもの凄く、またどっちの形態も非常にまとまっていて「あの頃」感が満載。
クルット可愛いしね。

それにしても、ロボが巨大化するってだけでかなり目眩がしそうなのに、そのかけ声が

「みなぎる~!」
「ほとばしりますワ!」
「いきりたつ~!」

って、子供向けアニメなのか大人向けなのか(何を言ってるんだ

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2013/08/25

土星の矢に気をつけろ

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あの箱絵を今風にすると、こんな感じになると思うんだ。

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ダイナマイトアクション・アトランジャー。
ツボを心得たギミックとマグネットによる組み替えを売りにするこのシリーズに、とうとう本命(?)が登場しました。TVアニメが放送されていたわけでもないのに、あの世代の子供たちの心に、今でもぐっさりと刺さっている名キャラクターです。
あんまり好きすぎて、ダイヤブロックで作っちゃった子供(おい)もいるくらいよ。

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まずは5号機・グランドタイガー。なんで「1」じゃなくて「5」から始まるか、ですって?
そんなことはマッハバロンさんに聞け!(えー

頭部を載せた後部と、分離して自立走行する(という設定)前部とで構成されます。

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6号・マイティバード。胴体にマジックハンドがついただけ・・・と言ってもほぼ過言ではありません。

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7号・レッドクリッパー。翼と両腕で構成されます。これが一番人気だったなぁ、私の周りでは。

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8号・ターゲットキャリアー。両脚を運搬するのですが、足首部分も砲塔として使用するなど、組み替え遊びを最大限に使っています。

これらのパーツが合体、そして結構な量の余剰パーツを残して合体したのが・・・。

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合体ロボット・アトランジャー。
アトランティス的なデザイン(って何)が各所に用いられ、日本のロボットの歴史の中でもかなり異彩を放っています。
両手足などの赤いリングは、元々が接着剤を用いないプラモだったので、パーツをはめ合わせて押さえておくための物だったのですが、それすらも印象的なポイントになっています。

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引き出し関節によるダイナミックアクションは健在、ああなんか無性に燃えるものがあるなぁ。

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余剰パーツは、当時は片端から組み替えて適当な「機動部隊」にしたものですが、もちろんマグネットジョイントなのでそれもバッチリ再現。さすがにマッハバロンさんには違和感ないですね。
耳とか邪魔で、きっちりはまってはいないんですが、当時のプラモを思い出させてくれます。

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またパーツを勝手に組み替えた
「ぼくのかんがえたさいきょうロボ」
を考えるのも、夏休みの良い思い出。あの頃はこんな事ばっかりしてたなぁ。
今でもこんな事ばっかりして(削除

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さて、このシリーズはいろいろ(かなり)意表を突いたラインナップがあることで有名ですが、またしても様々な次回作の噂がありますね。

1.三体合体六変化が用意されているらしい
2.日本のロボットの原典とも言える、横山ロボが複数予定されているらしい
3.このアトランジャーが格納できる、タイガーシャークが予定されているらしい

どれも本当らしいのが、また凄いところです。

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2013/08/10

Dino Soul

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強制カミツキ合体だ!

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獣電竜シリーズ00・トバスピーノ
劇場版獣電戦隊キョウリュウジャー「ガブリンチョ of ミュージック」に登場した、プロトタイプ獣電竜です。ガブティラたちよりも先に機械の体を与えられましたが、制御が難しくて封印されていたという設定でした。

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いつものように獣電池をガブリンチョさせると、
「ガブリンチョ!トバスピーノ!」
と、相変わらずハイテンションの声が鳴り、攻撃武器のブーメランが跳ね上がります。
なおガブティラとほとんど同じ構造をしていますが、獣電池の判別機能はなく、何を入れてもトバスピーノ!の音声となります。

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そして、獣電竜・アンキドンとブンバッキーと合体して・・・。

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「スピノダイオー!」
全身色が、ガブティラの赤から青に変わっただけなのに、イメージもがらりと変わります。

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兜はサムライのそれを思わせる、三日月の紋が付いています。また兜の下の頭部はほとんどキョウリュウジンと同じ(彩色が異なる)表情をしています。

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背中のヒレは分離して、右手にブーメラン、左手に大きな盾として装備されます。左手のコレって、盾だったんだ・・・てっきり小型の斧かナニカかと。

また、構造自体はガブティラとほぼ変わりがないので、他の獣電竜たちとも問題なく合体できます。

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プテラゴードンと合体し、プテスピノダイオー(?)も可能ですし・・・。

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プレズオーと合体して、バクレツスピノダイオー(??)もできます。色合いが統一されるので、むしろこっちの方がしっくり来ていたり。

ところで先ほど、トバスピーノには獣電池判別機能はないと書きましたが。
では、ガブティラにトバスピーノの獣電池を食べさせ、合体させたら、どうなるのでしょう。
もしかして、キョウリュウジンに合体しているのに、「スピノダイオー!」とか言ってくれるのでしょうか?

・・・結論から言うと、普通に「キョウリュウジン!」と言ってました。まぁ電池はトバスピーノでも、外見はガブティラだから、当たり前と言えば当たり前です。ちぇっ。

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ところでスピノダイオーが登場した夏の映画ですが、TV本編と同様にハイテンションでハイスピード、難しいことは全部すっ飛ばして盛り上がりまくって楽しめましたね。

特に敵の女性戦士が、イアンの攻撃を片手で弾いて、ナパームの大爆発の中でもドヤ顔を見せるのは、本気で「スゲェやこの人」と思いました(スピノダイオー関係ないぞ

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2013/08/03

その名もタクマ

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宇宙パイロット!

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超合金魂GX-62ダンガードA
惑星ロボダンガードA」の主役メカ(写真は飛行形態のサテライザー)ですが、タイトルに名を冠するロボにもかかわらず、サテライザーの初登場は第4話、合体形態のダンガードの活躍に至っては12話と、かなりドラマに重点を置いた展開をしていました。

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その間の主役と言っても過言でない、ジャスダムの主力戦闘機・スカイアロー
2名のパイロットで操縦され、機首部分が分離・合体を行います。実はこの構造自体が、ダンガードAとサテライザーの変形過程を練習するために作られたもので、ダンガード完成までの戦いを担う戦闘機であると同時に、合体訓練を行う練習機としての意味を持たされていました。

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サテライザーは全長160m(!)の超大型戦闘機で、宇宙空間はもちろん、大気圏でも柔軟に運用できます。そのため(かどうか知らんけど)、基本的に2名のパイロットを必要とし、そのパイロット選抜のドラマが序盤の山場でもありました。

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サテライザーの機首、ガードランチャー。それ自体が小型戦闘機ですが、変形してダンガードAのヘルメットになります。

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この商品では、変形用とフォルム重視用の2種類のガードランチャーが付属します。写真は変形用のガードランチャーが、サテライザーに合体する時の形態。

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サテライザー上部。ダンガードの下半身になります。この足首がサブエンジンになる機構は、子供心にぐっと来たなぁ。

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サテライザーの下部。ダンガードの上半身に変形します。
映像だと、ダンガードの下碗部は、パンチ部分を含めて全て、上腕部に収納されてしまうのですが。

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さすがにそれだとプロポーション的に変なので(当時のDX玩具では、パンチは余剰パーツ、パンチを発射する基部のみが上腕部に収納されていました)。
魂版では、下碗部は折り曲げて胴体の後ろに回し、さらに手首を折り曲げて、ボディ内部に収納するように変更されています。
映像重視なら、下碗部を丸ごと取り外すことも可能です。

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別パーツの交換用ランディングギアをはめて、駐機状態を再現することもできますが、内部から補助輪を出して、当時のDX玩具のように飾っておくこともできます。このリスペクトは嬉しいなぁ。

さてそれではいよいよ、オープン!サテライザー!

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チェンジダンガード・セット・オン!
あの声が蘇ります。

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サテライザーの巨大な翼は、背中側に綺麗に畳むことができます。

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また交換パーツで、戦闘時の完全に翼を収納した状態も再現可能。

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動かしにくそうなフォルムですが、いつものように、引き出し関節や畳み込み装甲を用いて、かなりの可動域を確保しています。

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凛々しい、そして割と珍しい「唇付きロボ」のご尊顔もきっちり。
余談ですが、ダンガードAの全長は200m。ということは、唇の厚さだけでだいたい2mと言われています・・・。

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脚部のコズモアローは取り外せ、畳まれている軸を伸ばして・・・。

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ダブルシャフト!も再現可能。ディテールアップ用のものも付属しますが、正直、そっちがなくても全然構わな(略

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必殺技・パルサーカノンは、胸部パネルを開け、中の発射口を差し替えで再現できます。

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が、交換しなくても、ランディングギア内蔵状態のものにもパルサーカノンがモールドされているので、あっちがなくても全然(略

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ところで、うちでも当時DX超合金を買いましたが、それにもやっぱり思い出があります。

うちは男兄弟3人(私が長男)だったので、当然みんなダンガードのDX超合金で遊びたかったのです。そこでお小遣いを持ち寄り、みんな同じ額を出して、3人で1体のダンガードAを買いました。そして一応、自分の持ち分を決めておこうということで話し合いをしました。

次男「じゃぁボク、サテライザーの上!」
三男「じゃぁ、下でいいや!」
 「じゃぁ俺、ガードランチャー!」

・・・あれ?同じ額出したのに、俺だけもの凄く小さいよ?

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