ペダン星の卵
キングジョーの玩具は、なぜか傑作が多いという不思議な法則があります(言ってるのは私だけですが)。
ウルトラエッグ。
その名の通り、卵(形のオブジェ)からウルトラ怪獣に変形するという玩具です。
この春から展開を始め、写真以外にも、ゼットンやゴモラ、ダダなどが既に発売されています。
卵形から他の物に変形する玩具は昔からあり、「タマゴラス」とか「ちゃ卵ぽ卵(ちゃらんぽらん)」とか、世代や種類を変えて、いろんなアプローチがされてきました。昔のものは見ての通り、変形前後で卵形のフォルムを踏襲していて、変形自体も卵のガワを開いて頭部や四肢を出すだけのものがほとんどでした。
しかしさすがに21世紀、ウルトラエッグは一味違います。
まずは第1期の傑作、バルタン星人。このシリーズでは、卵形の状態を「EG(エッグ)モード」と呼びます。
バルタン星人って、卵から生まれるの?などという疑問はおいといて。
変形は結構複雑、真っ二つにした卵の上下をひっくり返すように組み合わせ、ボディを形成します。殻の両横を伸ばして、角度を付けると。
バルタン星人=AT(アタック)モードのできあがり。卵の殻部分の丸みが、うまくハサミやスカート(?)に見立てられ、ちゃんと宇宙忍者のフォルムになるのは感動的。
しかし割とリアルな頭部や長い尻尾によって、こちらもあまり元の卵形を意識しない、怪獣らしい雰囲気を醸し出します。
その次はガラモン。
怪獣の姿を知っていると、変形パターンは容易に想像が付くのですが。
そして、そもそもこの記事を書こうという気にさせてくれた新参アイテム、キングジョー。
他の連中と異なり、EGモードでも、かなりメカニカルな感じです。
異なるのは外見だけではありません。
分割したパーツはそれぞれ、キングジョーの飛来形態になるのです!
特に頭部と碗部は、あの独特な「頭から腕が生えている状態」をきちんと再現できます。
なんだコレ!楽しすぎるぞ!
そして合体し、セブンすら苦しめた最強ロボ・キングジョーに。
良い感じにデフォルメされているので、最強とかいう以前に、非情に可愛いです(笑)。
可動部はほとんどありませんが、そんなこと気にならない設計の妙。
ただ卵から変形するだけなら別に驚きませんが、それをまた劇中通り(?)に変形合体できるようにしてくるとは、いやお見それいたしました。
この発想には、ペダン星人もビックリだ!
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