その目でしかと見よ
超合金魂GX-61、最強ロボ ダイオージャ。
恐れ多くもミト王子ご一行が操る、エドン王国の守護神にしてイプロン星系最強のロボットが、超合金魂になりました。いやー私、これホントに楽しみにしててね。久しぶりに待ちわびた玩具でした。
「最強ロボ ダイオージャ」は、私たちの世代なら誰もが知っている「水戸黄門」の物語をモチーフにしています。が、それもオリジナルの新番組が製作されなくなった今となっては、未来の子供たちには、「ミト王子」の語源から説明しなくてはならないかも知れませんね。
というわけで、私が子供たちに最初に伝えねばならないことは
「フローラ・シノブはメチャクチャ可愛かったんだよ!」(おい
まぁそれはおいといて。
まずはトクガー家王位後継者、エドワード・ミト王子が乗り込むエースレッダー。若武者のようなデザインが、実にキャラクターにマッチしています。
胸部は、エースレッダー専用のものと、ダイオージャへの合体用の2種類があり、好みで差し替えられます。写真はダイオージャ用ですが、これで十分にカッコ良いと思います。
可動域は、普通のロボットとしては十二分です。が、これから起きるであろうエースレッダーの変形システムを知ってる方は
「ええっ?そんなバカな?
どうして肩アーマーが回るの?どうして首が回るの?」
と驚愕していることでしょう。
だって、エースレッダーの両腕は、全部「肩と体の中に」収納されてしまうし、首は背部からダイオージャの角が被さってしまうので、いずれも普通ならほとんど動くはずがないのです。
にもかかわらずここまでポーズ付けができる、驚異の可動ギミック。もう既にメロメロです。凄いよこの玩具!
続いて、家庭教師と暴走制止担当のスケさんことデューク・スケードが乗り込むアオイダー。腰の銃はホルスターから抜いて、持たせることも出来ます。3機の中で最もスピーディーに戦える、という設定。
アオイダーは、変形の都合もあり、股関節はそれほどダイナミックに動かすことはできませんが、両腕は非常に可動範囲が広く、ポーズを付けて飾っておくには十分です。股関節には、小型ロボ時に関節を保持する専用パーツも付けられます。
最後は、気は優しくて力持ち、カクさんことバロン・カークスが乗るコバルター。どっしりした外見の通りの、格闘戦用ロボです。
力持ち担当は、どうしてもこういう武器を持たされるものなのだなぁ・・・。
そしていよいよ、ダイオージャへの変形合体。
「クロス・トライアングル!」
3機共通で、背部のウィング部はいったん取り外します。
エースレッダーはダイオージャの胸と頭部を構成しますが、何と言っても、両腕を完全にボディの中に畳み込んでしまう変形には唸ります。
腕は、前から見ると >< のような形に折り畳まれ、体内に収納されます。
下半身は、背中に折り曲げてバックパックになります。合体した時の重量配分を考えてか、エースレッダーの部品のほとんどは軽いプラスチック製、変形機構で強度が必要な部分のみ、金属部品が使われています。
続いてアオイダー。ダイオージャの3機の中では、最も複雑な変形をします。
両脚を下に引っ張ると、連動して頭部が引き込まれ・・・。
股関節を回転させて、ダイオージャの両腕と胴体を形成します。両腕を繋ぐ部分は固い金属パーツなので、変形時や可動の不安もありません.
またアオイダーの腰サイドアーマーは、ダイオージャの脇の下のパーツになります。この時、パーツを反転させることによって、外側の色を「アオイダーの青」から「ダイオージャ(エースレッダー)の赤」に変えるあたりも、実に芸が細かい!
最後はコバルター。ボディを真っ二つに割り、ダイオージャの両脚になります。
腰アーマーを移動させて、ダイオージャの脛部分を形成、同時にコバルターの膝部分の関節を隠してしまうというアイデアが秀逸。
また個人的に最も感動したのは、実はこのウィング部分。エースレッダーの翼のみ、いったん取り外して上下左右を入れ替える必要がありますが、それ以外の2機はそのままで全て合体し・・・。
大きな、ダイオージャ用ウィングパーツになります。3種類の翼が違和感なく一つに合わさるのには、もうウットリ。これだけで5分くらい遊んでたもんなー。
エースレッダーの胸部、中央のマークを反転させると、エドン王国の紋章が現れます。
♪ カモン カモン カモン ダイオージャ ♪ !
差し替えパーツがない状態でも、プロポーションはかなり良好です。合体遊びをするのなら、このままでも本当に十分でしょう。
ただ、エースレッダーの下半身が丸ごと背中に回っているので、やっぱり後ろの重心がかかり、少し後ろに倒れやすくなってしまいます。このまま飾っておくのなら、ちょっと注意が要りますね。
またせっかく飾るのなら、付属している「プロポーションアップ用パーツ」を使いましょう。
エースレッダーの下半身は取り外し、肩上部のアーマーと肩、脛、かかとにパーツを取り付けます。
すると・・・。
まさしく、劇中イメージ通りのダイオージャ!が完成。
ああもう、頭の中でずーっと
「♪ 下がれ 下がれ 下がれ 下がりおろう ♪」
が鳴りっぱなし。
3機の小型ロボの武器を組み合わせて作る、ダイオージャ・ジャベリン。玩具として、余剰パーツはない方が嬉しいですよね。
そして、電光雷鳴剣とダイオージャ・シールド。
シールドは、胸飾りを取り外したものが変形するという設定で、雷鳴剣を取り出す時の柄を取り付けることもできます。
フェイス部分にも交換パーツがあり、この時代のロボには必須の「叫び顔」が付属します。
さらに今回、いつもの武器の台座にも、驚きの仕掛けがあります。通常は、全てのパーツをセットしておけるこの台座ですが。
家紋入りの、専用バックパネルのできあがり!
何というゴージャス仕様!つーかこの時、余ったパーツはどうしろと(おい
ことギミックに関しては、今までの超合金魂史上、最高峰の細かさ、そして出来映えじゃないでしょうか。ディテールアップパーツを付ければプロポーションも素晴らしいですし、本当に待っていた甲斐がありました。
全てのエドン王国の国民を代表して
「ははぁ~~~っ!」
とひれ伏したい逸品です。
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コメント
> 私が一番感心したのは、アオイダーの腰サイドがひっくり返って色を合わせるところ!
私もデス!よく考えてありますよね。別にそんなところそのままでも、ほとんどの人間は気にしないと思うんですが、こういった気配りが「魂」のブランドらしい逸品です。
> カクさんとスケさんの性格が初期は逆だった
そういえばそうだった!最初はスケさんが反面教師(笑)でしたよね。いつ頃から普通(でもない)になったんだっけ?
ところで話は変わりますが、この番組、当時の物としては珍しく、私たちの地球が全く出て来ないアニメとして有名でした。
しかし今から思うに、「スケさん」「カクさん」「ミト王子」が出てくるエドン王国、これこそが未来の地球なんじゃないかとトンデモ発言をしてみたり。
たぶん、ミト王子はダルタニアスの剣人の子孫なんですよ。中の人、声一緒だし(そこか
投稿: 腰原仁志 | 2012/05/17 21:07
>オリジナルの新番組が製作されなくなった
毎日、昔のやつが再放送されてますから心配なさそうです(ぉ
あ、放送時間が夕方じゃ子供は見られないか・・・(@Д@;)
いやあ、最近じゃなかなか驚かなくなった変形ギミックですが、
「これは無理がありすぎでしょう」って塊のダイオージャを、
ここまで凝った仕組みで変形させていると『お美事に御座いまする』って
思わず感嘆してしまいますね!(^▽^)
私が一番感心したのは、アオイダーの腰サイドがひっくり返って色を合わせるところ!
この部分のためだけに、成型色から着色、全工程に一手間(どころじゃないけど)
かけてるのが素晴らしい・・・。
関係ないですが、ダイオージャのwebでの配信が開始されたとき、
久しぶりに視聴したらカクさんとスケさんの性格が初期は
逆だった(カクが真面目で頑固、スケが遊び人気質で飄々としていた)
のにすっごく驚いたことがありますW
腰原さんは覚えてますか?(^ω^:)
投稿: バウンゼル | 2012/05/14 20:26