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2011年9月

2011/09/24

君たちにアテナを託す

Asa01315_2 翼は天を掛ける・・・。

Asa01280_3 ある日届いた、えらくでかいゴージャスな箱。高さだけで30数㎝はあり、写真の中箱はもーキンキラキン。
中に入っていたのは・・・。

Asa01285_2 射手座(サジタリアス)の黄金聖衣(ゴールドクロス)。
聖闘士星矢フィギュアの新ジャンル、「聖闘士聖衣皇級(セイントクロスクラウン)」、商品名は「サジタリアス星矢」です。
スケールは1/6、身長20数cmの人形がまとうサイズになっているので、箱も実物も巨大、うちの撮影ブースを楽にはみ出すこの威圧感。

Asa01286 サジタリアスの聖衣は、物語序盤からキーアイテムとして存在し、教皇との決戦では星矢たちに力を貸してくれた、作品を代表する黄金聖衣です。射手座(ケンタウルス)をシンボルとしてデザインされていますが、その美しく耀く黄金のフォルムが、実に見事に再現されています。

Asa01284 パーツ自体も、強化プラスチックなどを用いたハイブリッド素材で、特に肩や腰アーマー・矢などには金属部品が用いられ、質感たっぷりの仕上がり。っていうか重いです。聖衣だけで。

Asa01288 もちろん星矢の1/6サイズ・アクションフィギュアが同梱され、実際に装着させることができます。

Asa01293 装着のために、パーツをバラバラにしたところ。何ですかこの部品数。
しかもこれで、翼と弓矢は入っていないと来たもんです。翼だけで、あのパッケージの1/4を占めていましたのにね・・・。

Asa01313 そして、星矢が聖衣を来た姿。原作マンガで、初めてこれを見た時は感動したなぁ・・・。
各パーツの合いも良く、聖衣の最高峰としての威厳・・・いや小宇宙(コスモ)か・・・を感じます。

Asa01314 さすがにサイズがでかいだけあって、顔などの細かい造形・塗装も満足の仕上がり。通常の顔以外に、口を開いた叫び顔と、マスクを外した時の髪の毛パーツが付属します。

Asa01312 背中の翼は、驚いたことに、羽パーツだけで片側十数個あり、それぞれが別に可動します。翼を動かす際には、4個の関節軸をうまく動かすことで、プラ製の羽を干渉させることなく、フォルムを保ったまま、畳んだり広げたりできるのです。もうお口あんぐり。

Asa01318 オブジェ状態だけでなく、装着した星矢も、弓をつがえて構える姿勢を取らせられます。その際にも、各パーツがなるべく干渉しないよう、聖衣の形状はうまくアレンジされています。

Asa01322 黄金聖闘士の聖衣はほぼ全身を覆うため、本来なら下半身は(そのまま一体成型したら)ほとんど可動範囲はなくなってしまいます。しかしこのアイテムでは、膝裏の装甲部分に可動部を設けたり、腰アーマーの軸にスイング機構を入れたりして、その限界にチャレンジしています。そのため、このくらいまでは何とかポーズ付けもできます。

Asa01320 頭部別パーツとして、本来の持ち主・アイオロスの顔も付属。せっかくですから、赤ん坊のアテナも持たせてみました。・・・布の中身はティッシュですが・・・。

さて、冒頭に書きましたように、このアイテムのスケールは1/6です。すると、うちにある1/6サイズのフィギュアなら、彼らに小宇宙(コスモ)がありさえすれば、着ることができるのでしょうか?
さっそく、先日ご紹介したシームレス素体を使って、チャレンジしてみました。
君はコスモを感じたことがあるか?

(ちなみに説明書には、「他の商品には対応していません」と明記されていますので、決して真似しないで下さいね。)

Asa01324 あれ?割と似合ってる?
乙女座のシャカか、マーメイドスケイルかって感じで。
じゃあ、もうこれで良いじゃん(記事の根幹を否定する発言

Asa01316 まぁ余談はおいといて。

このアイテムは、少々はずれやすいパーツ、また取り付けにくい部品などがありますが、それを差し引いても十二分な満足感。もうとにかくゴージャス。お腹いっぱいになりました。

このシリーズが、果たして今後も続くのかどうかは知りませんが、お値段はともかく、飾っておく場合の置き場所を確保するのが大変でね・・・。商品自体は実に素晴らしい、と思うのですが、さて。

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2011/09/21

或る探偵の肖像

Asa01272 どやら切り札は、常に俺の所に来るようだぜ!

Asa01263 PROJECT BM!仮面ライダージョーカー
映画「運命のガイアメモリ」を始めとして、ダブルの世界で孤高の戦いを続けた「翔太郎のライダー」が、1/6シリーズにラインナップされました。

Asa01264 真っ黒なボディに赤く耀く目、そしてピンポイントの紫ライン。シンプルなデザインの中に、ひときわ目立つ赤と、さりげない紫を配置されているのが、もーたまらなくストイック。

Asa01269 スーツのテンションが相変わらず高いため、腰から下の可動範囲はここら辺が限界です。その分、腕や肘は非常に良く動きますが。
それでも、あの劇場版の「ライダーパンチ!」のポーズができるとあっては、もう興奮クライマックス。ギリギリ引き絞る拳とか、カッコ良かったですからねえ。

Asa01273 普通なら、新しいシリーズの仮面ライダーのデザインとしても十二分にインパクトのある、ジョーカーのフォルムですが。

Asa01270 ダブルの奇天烈な「半分こ怪人」のデザインに慣れてしまうと、何だか物足りなく思えてしまったものでした。初見では。

しかし、一度あの凄まじく燃えるバトルを見てしまうと・・・。
むしろジョーカーのデザインは、「単色だからこそ」、孤独になった翔太郎と、その強い決意を表しているような気がします。個人的には、もの凄く好きなライダーの一人ですねぇ。

フィリップだったら、こういってあげるところでしょうか。
「これは、君だけがなれるライダーだからね」

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2011/09/17

リボれ!ぼくらの司令官

Asa01108 「オートボット、出動!」

Asa01113 特撮リボルテック・030、オプティマスプライム
劇場版トランスフォーマーの司令官が、ガシガシ遊べるリボルテックに参入しました。
各部造形は非常に細かい作りですが、リボルバージョイントのダイナミックさを十二分に発揮する、凄いアイテムになっています。

Asa01116 各部の可動はお墨付きですが、特に両肩は、肩胛骨(?)と肩関節、2カ所にリボルバージョイントが仕込まれています。そのため、金属なのにやたら細かい芝居ができ、劇場版トランスフォーマーたちの動きが蘇ります。

Asa01114 廃部の造形はもちろん、メタリックカラーやファイヤーパターンの塗装が美しく、「手が混んでるなぁ・・・」と溜息が出そうになったり。

Asa01115 そして特筆すべきは、豊富な武装。マシンガン系が5種類、さらに腕の大型ブレードが付属します。スタンドは付属せず、撮影に使用したのは、別のリボルテックのものです。

Asa01117 全身にも結構な数のジョイント穴があるので、各武装を好きなように組み合わせて遊べます。肩、背中、肘などホントにやり放題。「ぼくのかんがえた司令官」が簡単に作れます。
さらに、腕の装甲を外すと新たなジョイント穴も露出、マシンガンを直付けすることもできます。

Asa01119 マシンガンは組み合わせ、大型銃にすることも可能。これだけ銃口があれば、まさに「下手な鉄砲も数(略)」という感じです。良いなぁ、このアナーキーな感覚。

Asa01109 こうやって、思いっきり遊べる総司令が現れたのですから、さっそくガシガシ動かして、劇場版の余韻に浸りましょう。
まずは、ブレードを出現させて飛びかかろうとする、あのポーズ。

Asa01112 続いて名台詞
「貴様の顔を剥いでやる!」
(ええっ名台詞?)

そして最後は、第3作目で、新装備・ジェットウィングパックを装着して意気揚々と登場し

Asa01118 電線に絡まったシーン(おい

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2011/09/10

青・春・変・身

Asa01090 青春スイッチオン!

なお、このポーズは合成ですので、実際の商品ではこのような『腕を膝に乗せる』ようなポーズは出来ません。あしからず。

Asa01096 FMCS(フォーゼ・モジュール・チェンジ・シリーズ)01、仮面ライダーフォーゼ ベースステイツフォーゼの換装システムを再現した、アクションフィギュアです。
「ベースステイツ」と言うからには、この後きっと、電気とか炎とか、別のステイツも控えているのでしょう。いやよく知らんけど。

Asa01095 全高は十数㎝ですが、可動範囲は優秀で、腰も回るし足首もかなり良く動きます。特に首は、このサイズのアクションフィギュアとしては珍しく、斜め30度くらい上を向くことも出来ます。冒頭の写真のポーズは出来ないけどね・・・。
また、目はクリアパーツで成型、その内側も綺麗に再現されているので、『宇宙ライダー』のイメージにふさわしい輝きを放っています。

Asa01094 そしてこの商品の醍醐味は、豊富な換装武器。アストロスイッチにより実体化する4種類のモジュールが付属します。

Asa01084 まずは、フォーゼのイメージを如実に表したトンデモシステム・ロケットモジュール。まさか、ロケットを腕に付けて飛んでくるヒーローがいようとは。
装着方法は、腕のジョイント部分に、モジュール内部の溝をはめ込むようになっています。腕と脚とで溝の深さが違うため、ロケットを左腕に付けることは出来ますが、脚に付けるのは無理です。

Asa01086 脚にドリルモジュールを装着。
「LIMIT BREAK!」
良くこんな体勢で、真っ直ぐ飛んで来られるなぁ・・・。そりゃぁ、体力ないと変身しちゃいけないわけだ(関係ない)。

Asa01093 右脚のランチャーモジュールと、それをコントロールする左腕のレーダーモジュール。ランチャーは、上部の2個のミサイルのみ、実際に発射することが出来ます。

Asa01097 ドリルモジュールは、腕に取り付けることも出来ます。ただ差し込んであるだけですが。

ところで私たちの世代では、
『ドリルは腕』
というのはもう、不文律だったものですが。
スーパーヒーロータイムだと、いつの間にか
『ドリルは脚』
になってしまったようです。

このままだと、今の子供たちは、
『ドリルが腕?信じられねぇ(w』
とか言うようになってしまうのでしょうか。
ああ!日本の伝統文化がまた一つ失われていく!(ええっ

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2011/09/03

宇宙キターッ!

Asa01042 宇宙キターッ!
という感じで、単なるイメージを形にしてみましたが、・・・多分全く間違っていると思います。

Asa01055_2 変身ベルト・DXフォーゼドライバー
新番組・仮面ライダーフォーゼの変身アイテムです。
今回のライダーは、ライダー史上初の宇宙飛行士!(あれ?スーパー1・沖一也は?)
ということで、宇宙船のコクピットをモチーフにしたと思われる、新世代ベルトの登場です。半透明の本体やコンソール、右腰のレバーは、男の子ならもうムズムズしてくる意匠の塊ですね。

Asa01054 今回のキーアイテムは、これらのアストロスイッチ。それぞれ番号が振られ、バックルに差し込めるようになっています。
向かって左から順に、ロケットスイッチランチャースイッチドリルスイッチレーダースイッチ。おのおのに、その名の通りのスイッチが仕込まれていて、カチャカチャとON/OFFを切り替えられます。

スイッチと言っても、それぞれ全く「押し方」が異なり、ロケットならスイッチを「上から押し込み」ますが、ランチャーは「前に倒し」、ドリルは「捻り」、レーダーは「前に回す」ことになります。たかが「スイッチを入れる」というだけで、いろんなやり方があるものですね。なんか非常に感心しました。

アストロスイッチは単体では音声も鳴らないし、発光もしません。バックルに装着してこそ、本来の能力を発揮するようになっています。しかし、このON/OFF感覚が妙に楽しく、手の中で何度もカチャカチャ遊んでしまいます。なんか癖になるぞ、これ。

Asa01056 バックルの電源を入れ、そのスイッチソケットにアストロスイッチを差し込んでいくと、
「ROCKET!」「LAUNCHER!」「DRILL!」「RADAR!」
などと、各名称を喋ります。中央のメインコンソールにはフォーゼの装着状態がモニターされ、各部のスイッチを差し込むたびに、対応する部分のイメージが耀きます。ロケットなら右腕、ドリルなら左脚といった具合に。
なおスイッチの形状は、両腕と両脚でみな異なるため、決まった位置にしか装着することは出来ません。

Asa01043 全てのスイッチを差し込み、4個ある赤いバックルのスイッチを順々に押し込むと、
「THREE、TWO、ONE、・・・・」
とカウントダウンが始まります。
その後、右腰のレバーをぐん!と前に押し込むと、ポップでテクノな変身音が流れ、メインコンソールにフォーゼの姿が現れ、変身完了!となります。

Asa01049 さらに、その後にアストロスイッチ自体のスイッチを押すと、今度は
「♪ ROCKET~ ON ♪」
とテクノな感じの歌を歌い、コンソールの装着部分が耀きます。メロディーは全部異なり、私とマブは中でも
「♪ んLA~UN~CHER~ ON ♪」
の節回しが好きですねぇ。

武器選択後に右腰レバーを押し込むと、
「LIMIT BREAK!」
と叫んで、効果音が流れます。それぞれの武器の、必殺技が発動したということなのでしょう。

変身する時に歌を歌うベルトはありましたが、今回は、武器を使う時にもいちいち、一言ですが歌を歌うようです。ただ「スイッチを押す」だけなのに、何でこんなに楽しいんだろう。なりきり玩具の鑑だなぁ。

Asa01053 すでにオーズの映画上映時から発売されていたマジックハンドスイッチなど、今年のアストロスイッチはかなり多くの種類が発売予定となっているようです。
仮面ライダー40周年記念=40th=ふぉーぜ、だから、アストロスイッチも40個は用意されていると聞きますが・・・。
また今年も始まるのだなぁ。いろいろと大変な日々が。

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2011/09/02

メダルとパンツと謎の腕

Asa0102a この人のかけ声は、歴代の中でも抜群に、ブレがない鮮明な「変身!」だと思うんだ。

Asa01013 PROJECT BM!火野映司
つい先日、大団円の最終回を迎えた「仮面ライダーオーズ」の主人公・1/6フィギュアが、次のシリーズが始まるギリギリ前に到着しました。何て粋なタイミングでしょうか。

映司君は、明日のパンツと小銭さえあれば後は気にしない・・・人でしたが、意外に衣装持ちで、劇中でも良く変えていました。この製品は、序盤の第6話あたりのものですね。
上着やズボンどころか、手首のミサンガまでキッチリ再現されています。

Asa01015 顔も、映司君のもしゃもしゃ髪や骨格を良く捉えていると思います。幾分か違和感がある、と言うより幼く見えるのはむしろ、この1年間で映司を演じた渡部秀くんが、急激に成長したからかも知れませんね。

Asa01018 謎の腕(笑)も付属。ちゃんと専用の保持棒があり、そのためにこの製品には、普段と違ってスタンドが2個付いてきます。
残念ながら、アイスキャンディーは付いてきません。食玩の何か、似合いそうなものを探そうかな。

Asa01025 もちろんオーズドライバー、3枚のメダルも付属、あの変身シーンが再現できます。この角度が、一番似てるような気がするなぁ。

Asa01021 「変身!」

Asa01023 決めポーズもバッチリ。映司君独特の、あの左手の構えを再現するため、専用の手首も付いてきます。

そして、普通のフィギュアなら絶対付いてこない、そして映司君には絶対外せない「アレ」も・・・。

Asa01026 見事なまでに再現。今まで、こんなにカラフルなパンツが付属する、男性用アクションフィギュアが存在したでしょうか。

ただ、「明日用のパンツ」は付いてこないんですけどね。ここまでやってくれたのなら、そっちもあるんじゃないか?と思って、パッケージの中を探してみた私がいます。

Asa01017 映司とアンクの関係は、友達でも仲間でもなく、敵でも部下でもない、非常に微妙なバランスの上に成り立っていました。あの関係を何と呼んだらいいのか、実に難しいところです。
結局の所は、「相棒」が一番近いのかな・・・と思うのですが、どんなもんでしょう。

Asa01024番組自体も、明日への希望と、僅かなアンクの謎(夢?)を秘めて、エンドロールを迎えました。あの二人の微妙な関係には、あれくらいの僅かな幻想、「つかず離れずの距離」くらいが、ちょうど良いのかも知れません。

でも、冬の映画どうするんだろう(^^;)。

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