水金地火木土天海冥
超合金魂 GX-60、宇宙大帝ゴッドシグマ。1980年に放送されたロボットアニメの主役メカですが、アニメ本編と同等、いやむしろそれ以上に、DX超合金の存在が記憶に残っている方も多いでしょう。
超合金魂としてリニューアルされるにあたり、合体ロボとしての完成度だけでなく、合体前のロボたちの出来もかなり充実、遊べるものに仕上がっています。
お約束の中蓋には、懐かしき「宇宙合体」のロゴが。ワクワク感をさらに高めてくれます。
それでは、その合体前のロボたちを紹介しましょう。
まずは主人公・壇闘志也が乗り込む空雷王。空中戦を得意とする1号ロボです。
可動範囲はかなり広く、特に両肩は、変形ギミックのおかげもあって非常に良く動きます。また、かつてのDX超合金では変形の都合で全く動かなかった下半身も、かなり大きく踏ん張ったポーズが取れるようになりました。
巨大な空雷弓も付属。構えたポーズもバッチリです。
また両肩のショルダーロッドは、超合金デザイン準拠の大型のものと、アニメ設定の小型のもの2種類が付属し、好きな方を取り付けられます。当時は、このロッドがすぐどっか行っちゃってね・・・泣きながら布団の下を探したものさ・・・(遠い目
続いて、ジュリィ野口が乗り込む2号ロボ・海鳴王。ブルーメタリックのボディと、両脚の細かいメッキパーツが非常に綺麗です。
格闘武器・ダブルチェーンが2個付属します。こういうアイテムは、金属製パーツがあると存在感が増しますね。
専用の銃・ウォーターガンも付属。また手首パーツは、設定や玩具ではおなじみだったマニピュレータ版と、アニメ版の丸いもの、武器持ち用と3種類も付いてきます。
最後は、キラケンこと吉良健作が乗り込む3号ロボ・陸震王。海鳴王と基本フォルムは一緒ですが、デザインラインを変えるだけで、ああ、たぶん力持ちが乗り込むんだなぁ、と分かっちゃうのも凄いところ。
専用銃・アタックドリル。元々が宇宙開発用のロボだと思えば、納得の武器ですね(えー
そしてリクシンハンマー。元々が宇宙開発用のロボだと思えば、納得・・・するはずない(笑)。あの時代のアニメには、こういう「開発意図の分からない武器」、多かったですねえ。
最後は、合体後の武装を内蔵した無人機・ビッグウィング。デザインの最終決定直前には存在していなかったものらしく、番組放映前の雑誌予告などでは、ビッグウィングのない状態のものが「ゴッドシグマ」として紹介されていました。
さて、それではいよいよ、海陸空で合体だ!
シグマフォーメーション!
まずは空雷王の両肩を開き、肩幅を広げます。続いて、脚内部にあったディテールアップのための腿関節パーツを取り外します。
これ自体が可動フレームですが、なくても空雷王の脚部可動には問題ありませんし、外した状態でも、少し隙間が見える程度で、あまり気になりません。
脚を外側にスライドさせ、腹と腰を形成すると、合体準備完了。
なお、DX超合金がそうだったように、両足首パーツの中にゴッドシグマの腕が入っており、取り出して合体させます。
海鳴王と陸震王は、変形過程は全く同じです。両脇、腹、腿のカバーパーツを開いて、脚の中に両腕を収納します。DX超合金では、このカバーパーツが1ピース構成でしたが、さすがに魂版は一味違います。
さらに、飛来したビッグウィングが展開、3台のロボと合体して・・・。
完成!ゴッドシグマ!
プロポーションは文句なし、無双の迫力を醸し出します。
両拳は、変形用のものだとちょっと小さめなので、迫力重視の大型のものと差し替えることが出来ます。
両ウィングは、後半の必須兵器となったシグマブレスト展開も可能。
ビッグウィングに装着されているビッグシールドは、取り外して持たせることが出来ます。しかし「ビッグ」と言うには、ちょっと名前負けな気がしないでもありません。これは、別パーツでもっと大きいのを付けてくれても良かったかもなぁ。
さらに、左ウィングを降ろし、専用パーツを付けることで・・・。
変形ギミックを巧く使えば、両腕で大きく剣を振りかぶらせられるので、
「無双剣・袈裟懸け斬り!」
も可能。
この合体システムにもかかわらず、股関節、膝関節が動くのにはちょっと感動。世代は動いていくものだなあ・・・。
というところで、どのくらい世代が進化したのか、昔のDX超合金と比べてみよう!
・・・と思って探してみたのですが、ほぼジャンクみたいなもの(の写真)しか発掘できませんでした。ゴッドシグマの合体はかなり好きだったので、我が家にはあと3台くらいあるはずなんですが(ええっ)。また出てきたら写真撮ります。
しかし、ゴッドシグマ3台見つかったとしても、肩のショルダーロッドは1本もないような予感がするなぁ(笑)。
この記事のタイトル「水金地火木土天海冥」ですが、太陽系の星並びに対し、こういう呼び方をしなくなって幾星霜。私たちは、こうやって惑星の並び順を覚えたものですが・・・。世代は動いていくものなのです。
しかし、冥王星が、機械の体を求める人の肉体保管場所であったり、宇宙戦艦が叩くべき遊星爆弾の発射基地だったりした記憶のある人間には、一抹の寂しさがあります。
ゴッドシグマ本編の時間軸・・・西暦2050年には、また冥王星が「太陽囲む みんな仲間だ」に加えてもらえていると良いな。
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