英雄
今年最後の更新は、何にしようかと思っていたのですが、
「最期が最も印象的だったキャラクター」
を取り上げました。あ、もちろん、このblogが今日で最後だなんてわけじゃないですよ。
REAL ACTION HEROES、KAMEN RIDER AXE(アックス)。
・・・ですがもちろん、私たち日本の視聴者にとっては
”英雄になりたかった男”仮面ライダー タイガの方が一般的です。
虎の縞やヒゲなどをモチーフにしたと思われるマスクは、龍騎のライダー13人の中でも異彩を放っています。白と青のコントラストも、秘めた冷たさを表現していて、良いデザインだと思います。
主な武器・斧の形をした召喚機、デストバイザーが付属し、柔軟性のあるスーツも手伝って、ワイルドなポーズを取らせることができます。
ただ、ファイナルベントに使用する両手の巨大な爪・デストクローは付属しません。必殺のクリスタルブレイクをやらせてみたかったので、ちょっと残念。
しかし、デストバイザーは良くできていて、柄の部分をスライドさせると、ちゃんとカード挿入口が開きます。ナイトの時にはオミットされていたギミックだったので、これは大満足。
仮面ライダータイガ・東條悟は、英雄と呼ばれたい一心から、徐々に情緒不安定的な信念を持つようになり、導いてくれた恩師・香川まで手にかけるという、かなり強烈なキャラクターでした。
最終的に、自らが英雄からほど遠かったという事実を突きつけられた彼が取ってしまった行動は・・・。
ゆがんだ願いの行く末、相反する精神と行動。
しかも結果的には、そんな彼の願いは叶ってしまったという、人生と運命の皮肉。
未見の方のために詳細は伏せておきますが、あれは非常に衝撃的でした。龍騎本編の中でも、傑作の部類に入るエピソードだと思います。
・・・とまぁ、タイガがこのシリーズで商品化されたこと自体は非常に嬉しいのですが、一つだけ納得がいかないことが。
このシリーズ、恒例行事として、限定付属するチケットで別のヒーローを購入できるときが多いのです。たいていその対称となるのは、出番の少ないヤツとか、変身前の姿とか、まぁ大雑把に言うとマイナーなキャラでした。
ところが今回、タイガに付属するチケットで申し込みできるのは、
KAMEN RIDER TORQUE(トルク)、日本名=ゾルダなのです。
えー?何でー?
ゾルダは主役級の1人だったはずなのに、何でタイガのオマケ扱いなの?
アメリカ版じゃそうなのかなぁ。何だか腑に落ちない・・・。
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