広がる未来
ミクロマン・ジャイアントアクロイヤー。
宿敵・アクロイヤーが開発した大型メカで、ディーン、エンデバーと同様の超磁力システムを持っています。
システムの中核をなす、アクロアルファ。小型ロボから、ビークルモードに変形します。
ヒーローメカと言われても納得してしまうようなカッコ良さ。
アクロベータ。
右腕はウィンチ付きの鉄球、左腕は折りたたんで伸縮可能なマジックハンド。
アクロガンマ。両脇の4脚は、前後に畳まれて、大きな脚部になります。
この3体が合体したのが、ジャイアントアクロイヤー。まさに異形の巨大戦士です。
全身が重いためか、各関節は(ディーンなどとは違い)、磁力接合より、、鉄球をジョイントで挟み込んで合体している箇所の方が多いです。そのため、各部の保持も割としっかりしています(股関節を除く)。
両肩の巨大なマルチジョイントユニット・大車輪が目を惹きますが・・・。 ずっしりと重いこの車輪は、実はそれだけでも十分に遊べる機能を持っています。
付属のジャイアントブレード(ジャイアントアクロイヤーの剣になります)を、本体下の溝に刺して、勢いよく引き抜くと・・・・。
気持ちいい手応えとともに、内部のフライホイールが回転して、自立・回転を始めます。
そう!この車輪ユニットは、それだけでベイブレード(どっちかというと「すげコマ」ですが)になっちゃうんです!なんという遊びのワイドさ!
武器などを全てくっつけた「ジェノサイドモード」。問答無用の迫力がステキです。
ただ、先述したように(何故か)股関節のみ磁力で合体する仕組みになっており、そのために、素立ち以外での自立力がほとんどありません。この写真では大きく股を広げていますが、かなり不安定です。
こういう悪役こそ、がっしり腰を落としたポーズをとって飾りたかったところですが、非常に残念。これさえなければ完璧だったのになぁ、この玩具・・・。
しかし、小型・中型ユニットでの使い勝手は天下一品。
わけの分からない「いかにも悪者」なメカがガンガン作れます。ここらへんは、ミクロマンシリーズの面目躍如。
こうして遊んでいくと、磁力合体の楽しさがやみつきになってきます。
悪役ばっかり、楽しい合体が増えていくのも残念なので、ミクロマン側もパワーアップさせましょう。名付けて・・・。
エンデバー改!
右腕に大型回転ノコギリ、左腕にエネルギーバルカンを装備した、対アクロイヤーシステム(という脳内設定)です。
材料は、そこらにあったレゴのパーツに、鉄製のネジとナットをねじ込んだだけ。製作時間数分、材料費5円くらい。
巨大銃の肩口と、エネルギーチューブの先端にネジが付いているので、マグネユニットで自在に合体できます。やっぱり「体内からエネルギーを回す」とか燃えますからね。
回転ノコギリの方も、手動でぎんぎん回せます。レゴブロックはプラ製なので自重が軽く、磁力接合が気持ちよく「がちゃん!」とはめられるのも魅力的。
色合いはエンデバーに合わせていますが、余り気味なオレンジのブロックに、使い道があってよかった(笑)。
机上の大決戦。
やっぱりこういう「鋼鉄の巨人の激突」は良いよねぇ。
久しぶりに遊んでいると、そこら辺のジャンクパーツを、片っ端からマグネユニット化してみたい衝動に駆られます。なんせ、ネジを差し込むだけで済むし(笑)。
こういった遊び、いや空想の可能性のワイドさこそが、このシリーズの持っていた「未来」だったのでしょう。
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