雲雀のなく頃に

前回のクイズ記事から、結構時間が経っていますが、そろそろ押し入れどころではなく、部屋そのものが圧迫されてきました。
さすがに、これではいかん！というわけで、マブと一緒に部屋の整理。その中から、彼が気に入って横に分けておいた連中を、記念撮影を兼ねて並べてみました。
割と意地の悪い写真がありますが、ご興味のある方はチャレンジしてみて下さい。

さて、ここから問題です。

以下の写真は、いずれもちょっと（かなり）懐かしい玩具の一部分です。
それらの「キャラクター名（もしくは商品名）」を当ててください。
なお写真はジャンクみたいなものが多いので、色落ちや傷、足りない部品、貼ってないシールなどがありますが、ご容赦下さい。

それでは、張り切ってどうぞ。

Ｑ．１　（難易度：Ｅ）

これは簡単。その部分まるごと写っていますから。難しいとしたら、シールが(めんどくさいから)貼ってないので分かりづらい、程度でしょうか。
玩具としては、遊びのバリエーションも豊富で、なおかつその『後』もあったという秀作です。

Ｑ．２　（難易度：Ｄ）

これも簡単でしょう。実に印象的な配色ですから。
しかし、肩に印刷されたナンバー、これがまたポイントで、本篇を知る方なればこそ「はぁ？」となることでしょう。
表現したいことは分かるんだけど、綴り違ってるよなぁ、コレ・・・。

Ｑ．３　（難易度：Ｃ ）

まぁ許容範囲かな。マークがデカデカと載っていますし。
歴代の中でも結構マイナーな方かも知れませんけど。
なおこの写真は「スーパー前」のものですので、その名前でお答え頂いて結構です。

Ｑ．４　（難易度：Ｂ）

・・・これは・・・知ってる方はすぐ分かるけど、知らない方は何が何だか全然分からない、というキャラクターです。
だからノーヒント（酷）。

Ｑ．５　（難易度：Ａ）

もう何が何だか、ワケが分かりません。乗ってなければ、まだ分かったかも知れませんが。
まぁでも、配色を見れば、少しは想像が付くでしょうか？

Ｑ．６　（難易度：Ｓ）

今回のＱ.１～５の答えのキャラクターの中に、一つだけ、仲間外れがあります。
それは実は、「Ｑ．５」なのですが、いったいそれは何故でしょう？

ヒント：
１～４には、あるキーワードが重要な意味を持っていますが、５にのみ、それがまるっきり欠落しているのです。

さて、何問お分かりになりましたか？
全問正解の方には、例のごとく何もありませんけど、お楽しみ頂ければ幸いです。

答えは、「雲雀のなく頃に：解」で。

「初鰹のなく頃に・解」

解答編へようこそ。
それではさっそく、正解をご覧に入れましょう。

Ｑ．１　（難易度：D）

Ａ．１　

ＤＸ地球合体・ダ・ガーンＸ。
写真はダ・ガーンジェット（長距離移動用飛行形態）の状態です。
シールを貼っていないので真っ白ですが、本来はもっとメリハリがついています。

ダ・ガーンは地球の意志・オーリンが生み出した防衛システムである｢勇者」で、アースライナー、アースファイターと合体して誕生します。

本来の形態・ダ・ガーンＸ。 遊びのバリエーションが豊富な逸品でした。
余談ですが、ダ・ガーンの名前の由来は「男玩（男子玩具）」だというのを聞いたときは、何となく納得したものです。

Ｑ．２　（難易度：C）

Ａ．２

ＤＸ変形合体・ウォーカーギャリア。
｢戦闘メカザブングル」の２号ロボで、惑星ゾラと呼ばれるようになった時代の地球を駆け抜けました。ちっちゃいバズーカが残念ですが、雰囲気は良く出ています。
肩のマーキング「XV-2」は、多分「ザブングル２号機」という意味合いを持たせたかったのだと思いますが、ザブングル最初から２体いたし。
それに綴りは（劇中では）「Xabungle」なんだよなぁ(^^;)。

ギャリーホバー、ギャリーウィルの２機が合体しますが、いずれも実在する｢車両｣などとはイメージがかけ離れているせいか、玩具としてのセールスは今ひとつだったと聞きます。
まぁ確かに、「何だか分からないもの」ですしね。

しかし、きちんと動く大きめのホバー、開閉可能な頭部コクピットなど、当時のものとしては、かなり良い線行っていました。
それに何せ、超合金魂でも出来なかった、「がっしりと腰を落とすギャリア独特のポーズ｣が取れるんですから。巨大バズーカを目の前で構えられれば、もう最高だったのですが。

Ｑ．３　（難易度：B）

Ａ．３

ＤＸ超合金・グレートインボックス・ファイブロボ。｢地球戦隊ファイブマン」の１号ロボです。
これもいくつかシールが貼ってありません。
問題の写真、音符マークは、音楽の先生であるファイブイエロー・レミのマークです。

ファイブロボは、スカイアルファ、キャリアベータ、ランドガンマの３体が合体して完成します。３機の大きさは、さほど変わりがないように見えますが・・・。

アルファとベータは、それぞれキャリア形態へと変形し、ファイブトレーラーにもなります。
ただロボに合体するだけではない｢多重変形｣は、今でこそ珍しくありませんが、当時は割と｢お買い得｣に見えたものです。

Ｑ．４（難易度：Ａ）

Ａ．４　

ダイノゾーン・ギガノドラゴン。
味方側｢ダイノソルジャー」の敵となる｢デスイーター」の行動隊長で、地球が氷河期になる原因を作った強敵です。
｢骨のある奴！」

メッキとクリアパーツが綺麗ですが、このアイテムの一番の見所は、その変形システム。

長いドラゴンの体が、あっちこっちで折り畳まれ・・・。

強大な帝王の体を形作ります。
この変形はまさに目から鱗、よく考えたものだよなぁと唸らされました。
まぁ変形システムの都合上、脚部や膝の可動は僅かばかりとなってしまいますが、これはしょうがないでしょう。

Ｑ．５　（難易度：Ｓ）

Ａ．５　

ダイオージャ・クロスエイダーセット。ＤＸ版ではありません。｢最強ロボダイオージャ」に登場した主役メカ・ダイオージャと、サポートメカのクロスエイダーです。
ダイオージャは、エドン王国(星間連盟の首長国）のミト王子一行が乗り込む｢王家の象徴｣で、エースレッダー、コバルター、アオイダーの３体が合体して完成します。
このセットでは、余剰パーツがかなり出ますが、そのためかＤＸ版の｢王者合体」などよりもプロポーションが良く、劇中イメージに近いフォルムを再現しています。

サポートメカというと一般的には、ダイオージャに合体してさらにパワーアップさせるのが普通ですが、このクロスエイダーは、ダイオージャ合体前の３体にそ れぞれ合体して別の形態になる、という変わった設計でした。
まぁ、パワーアップの必要がないくらい、ダイオージャ自体は強かったわけですが。
最強だからね。

Ｑ．６　（難易度：Ｓ）

今回のＱ.１～５の答えのキャラクターの中に、一つだけ、仲間外れがあります。
それは実は、「Ｑ．５」なのですが、いったいそれは何故でしょう？

Ａ．６　
ここまで読み進められた方ならお分かりですね、答えは、解説文の赤い文字です。
１～４には共通のキーワード＝｢地球」が重要な意味を持って登場しますが、５にのみ、まるっきり含まれていません。
我々の｢地球」が舞台とならない、もしくは会話にも出てこないというアニメ・特撮作品は意外と珍しいのですが、ダイオージャは未来（？）のエドン王国とその同盟星だけの物語なので、仲間はずれとなっているのです。
・・・とすると、我らの地球は、エドン王国連盟に参加していないのだなぁ。やっぱり｢未開の惑星｣扱いなんだろうか。

さて、いかがだったでしょうか。
それではまたいつか、「雷鳴のなく頃に」でもお会いいたしましょう。