Tank!
ポピニカ魂PX-05、ソードフィッシュⅡ。
20世紀末のアニメ・「カウボーイビバップ」に登場した、スパイクが操るモノレーサーです。
これが宇宙船であることなど、映像を見なければ分からないほどの特異な外観。劇中では高速戦闘(と逃亡)を繰り広げ、その名の通りのフォルムと共に、強烈な印象を残しました。
後部ポッドケースカバーを開くと、モノマシン共通規格のモノポッドが取り出せます。中にはスパイクのフィギュアも搭乗しており、結構雰囲気が出ています。
透明な全面ガラス(みたいな)コクピットとか、古き良きSF映画を彷彿とさせ、個人的には大好きでした。まぁ、こんなものでデブリ渦巻く宇宙空間を飛び回る連中の気は知れませんが。
特徴的な格納状態も、きっちり再現できます。
翼部分のヒンジを引き出すことで、左右の翼が異なる位置で畳まれるのは、形としても非常に面白いです。
後部エアプレーキやサイドラダー、下部のプラズマカノンもそれぞれ独立可動。翼のラダー部分は金属製でなく、軟質樹脂みたいな材質なのですが、鋭くエッジが立っていてシャープな造形です。
カウボーイビバップは、本商品の取扱説明書にも書かれていますが、いろんな意味で「大人」向けなアニメでした。
主人公・スパイクは、明日をも知れぬ(財政的な意味で)賞金稼ぎ、危険と軽口が大好きで、ガキとケダモノとはねっかえりな女が大嫌い。ああ、私もそんなオトナになりたい(良いのかオイ)と思ったものです。
切なく苦い話や、どうしようもない堕落した連中の話とかもあったのですが、(今では骨董品となった)ビデオデッキを探しに行くだけ、そんな話も大好きでした。
そのテキトーで軽い(風を装っている)連中の旅は、いつまでも続くかと思っていたのですが・・・(未見の方のために以下略)。
大人ってやっぱり、心の中に澱みを抱えて、グダグダと生きてしまい・・・それでもいつか、そんな自分にケリを付けたい、そう思う時が来るのかも知れません。そんな意味でも、大人向けな作品だったなぁ、と今更ながら思ったり。
| 固定リンク
「鋼鉄の凱歌」カテゴリの記事
- 完全変形アイアンカッター(2024.08.18)
- 変化・超鳳凰(2024.08.11)
- HEAVY METAL(電子音声)(2024.08.04)
- 空にそびえる(2024.07.28)
- ホルスの夜明け(2024.06.09)
コメント
> とりあえずビバップが敵だったような過去を思い出しました(笑
いやいや!ロスト○ニバース第4話の方が、「ハヤテのごとく!」でネタにされるくらいですから勝ってますよ!(誉めてるのかソレ)
> カウボーイビーバップはミュージシャンにもファンが多いみたいですね♪
納得する話ですね。ストーリーやキャラデザも立っていた本作ですが、音楽は一級品の上に「超」がつく名作ですから。表題の「TANK!」はもちろん、「THE REAL FOLK BLUES」のカッコええことといったら・・・。
> 冒頭の写真がとても良い雰囲気ですね
ありがとうございます。久しぶりに3DCGを使いました。
> おお、未来のサボイアS21ですね。
むむっ確かに!雰囲気バッチリ!
リスペクトしてたんでしょうかね。だとしたら、こちらも納得する話です。
投稿: 腰原仁志 | 2009/12/03 22:41
おお、未来のサボイアS21ですね。
「「格好良いとは、こういう事さ」」
投稿: 黒竜王V | 2009/12/02 23:59
冒頭の写真がとても良い雰囲気ですね
影だけでスパイクと分かる人もステキです
> とりあえずビバップが敵だった
もしかして○ストユニバースの皆様ですか?(w
投稿: ZIN | 2009/12/02 22:49
こんばんは(^-^)/
初めて立体物を見ました(^O^)/
自分はまだ本シリーズ自体未見…(ノ_・。)
カウボーイビーバップはミュージシャンにもファンが多いみたいですね♪
投稿: みんち。 | 2009/12/02 21:03
とりあえずビバップが敵だったような過去を
思い出しました(笑
投稿: 森山昇一 | 2009/12/02 12:34