強き者よ
超合金魂GX-49、真マジンガーZ。
放映中のTVアニメ「真マジンガー・衝撃!Z編」に登場するマジンガー・・・ですが、玩具としては、以前に発売されているZとは異なり、番組後期の必殺武器・ゴッドスクランダーを装備したまるっきりの別物です。
ゴッドスクランダーは、腹部のベルトでマジンガーと合体し、天翔ける力を与えると同時に、驚愕の変形をこなす一端を担います。
魔王ダンテを彷彿とさせる悪魔的な翼。大きく広げても、安定してホールドされ、ポージングの妨げとなりません。
マジンガー本体は、肘関節などは前作のそれを受け継いでいますが、股関節や足首に引き出し機能はなく、また膝にも沈み込む装甲のギミックはありません。可動に関しては、やはり徹底してそちらに拘った前作の方に分があります。
もっとも、こっちの「真マジンガー」には、もっと驚愕のギミックがあるのですが・・・。
ゴッドスクランダーを後ろから見たところ。
あからさまに怪しい3本のブースターに、つい笑いがこみ上げます。
飛行用スタンドも付属し、大きな翼を広げて保持したまま飾れます。
さていよいよ、このアイテム最大にして最強のビックリドッキリギミックを堪能しましょう。
ビッグバン・パンチへの変形です。
番組をご存じない方のために念のため説明しますが、この真マジンガーではなんと、マジンガーZ自体がロケットパンチに変形し、敵をブチ抜くのです。
何の冗談だ、と思われるかも知れませんが(私も最初そう思いましたが)、本当だからしょうがない。オマケにそれが、やたら強くてカッコ良いと来ています(笑)。
では、初めて見た時は何が起きているのかよく分からなかった、その変形プロセスを見てみましょう。
ゴッドスクランダーの翼が丸ごと、マジンガーの下半身を覆ってしまいます。この部分が「二の腕」になるわけですね。
スカート履いているみたいで、何だかカワイイ。
放熱版を回転させ、両腕のパンチ部分を外し、別の「指先」パーツと交換します。
もう、どこがマジンガーなのか全然分からないものになってしまいました。
肩の軸を引き出し、斜め上に配置し、背中の最後の指を左腰から回して展開すると。
マジンガーZより、勇者ライディーンに登場した方が良いような気がしますが。
指先のポーズを整えて、ビッグバン・パンチの出来上がり。
何でわざわざ、パンチに変形しなきゃいけないんだ?と一瞬思ったり思わなかったりしますが、この驚愕の大変形、そして有無を言わさない仕上がりを見た後だと、もうそんなこと考えてもしょうがないや(おい)。
さて。
このビッグバン・パンチを見ていると、ふと私の脳裏に懐かしいものが浮かびました。
かつて(30~40年くらい前)、超合金が全盛期を迎える前、ロボット玩具の双璧だったアイテムです。
そう、ジャンボマシンダー。
小さくて精密な重量感を売りにした超合金シリーズとは異なり、「ジャンボ」という名の通りの、全高60cmほどの存在感溢れる玩具でした。
「もしかして、このビッグバン・パンチ、ジャンボマシンダーの腕にピッタリ!
・・・なんて事はないか?」
さっそくチャレンジしてみました。
ジャンボマシンダーのZはどこにしまったのか見つからなかったので、今回はグレートマジンガー(復刻版のジャンボマシーンの方ですが)を使ってみました。
すると!
うう、いかん、全然サイズが合わない。
まるで「ひみつ新兵器」のようだ(^^;)。
このように大きさは全然異なるので、残念ながら「超合金とジャンボマシンダーのコラボ」は無理だったようです。もっとも、今度の「ジャンボマシンダーNEO」はどうだか分かりませんが・・・。
TV本編では、いよいよクライマックスを迎える「真マジンガー」ですが。
番組は、いきなり第1話が「大団円」というタイトルで、そりゃあもう美味しい場面ばかり詰め込んだ予告編みたいなものでしたから、
「ええっ何?ホントにこんな展開なの?
っていうかこれ、ホントに半年で終われるの?」
と思ったものです。まだ最終回を見ていないので、感想はまたの機会にしますが、とにかく半年後に
「雷撃!グレート編」
とか始まってくれることを祈っています。
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