GO!バルカイザー!
本日はちょっと趣向を変えまして、ゲームを1つご紹介しましょう。
「超電気ロボ・バルカイザー」。
ゲーム開発サークル・ASTRO PORTさん制作の、パソコン用シューティングゲームです。
大手メーカーではなく、本当に少人数で「ゲームを好きな方々が」作られているのですが、その遊びの満足度は、一般流通に乗っているものに対しても引けを取りません。
内容は(タイトルや画像からしてご想像が付くかと思いますが)、70年代風ロボットに乗り込み、悪の侵略者と戦う、横スクロールのゲームです。
敵と弾が、それこそ画面を埋め尽くすほどバラ蒔かれ、そこをバルカイザーが片っ端から消し飛ばします。弾は雨霰と降ってきますが、バルカイザーの当たり判定自体は非常に小さいため、ぎりぎりでかわして無傷でくぐり抜ける、ということも可能です。
またステージ途中で、4機の支援機が現れ、任意の機体と合体することで、攻撃パターンを変えることができます。
万能型で強力な必殺ミサイルを有するロケットカイザー、
広範囲に渡って多数の敵を打ち落とせるニードルカイザー、
特殊な軌道を描く雷を放射するサンダーカイザー、
そして、メイン殺法が体当たりであるドリルカイザー。
いずれも得意とする戦法が異なりますが、毎回のステージ中盤では合体していない支援機が駆けつけ、任意の機体と交替できるので、ボス戦に備えてドリルを温存などという作戦も可能です。
お約束のボスも良い感じ。
「いつかどこかで見たような」雰囲気が微笑みを誘います。
いずれも、かなり良くできたアルゴリズムで攻撃してきますが、個人的に一番好きなのは、ある中ボスのイカロボット。この吐いてくるミサイルは、まるで子イカのような動きで、プレーヤーを混乱させます(スーパーマリオのゲッソーみたいな感じ、と言ったら分かりやすいでしょうかね)。
難易度も4段階に分かれていて、一番簡単なモードでは、私はもちろん、マブもファーストプレイでラスボスを倒せるほど、心地よくシューティングを楽しめました。
最高難易度だと、始まって20秒で全滅しましたがね(笑)。
マブはこのゲームがかなり気に入ったようでしたが、彼が一番驚いたのは、
「こんな面白いゲームが、(がんばれば)友だち何人かで作れてしまう」
ことだったようです。
彼は、ゲームというのは、大きな会社のひとが、何人も何人も手分けして、やっとこさできるものだと思っていましたからね。もちろんそれはその通りなのですが、「がんばれば」「少人数でも」「自分たちが好きなゲームが」作れるということは、何か衝撃だったみたいです。
ASTRO PORTさんは、他のゲームも作られているんですが、今度は「嫌し系魔女っ子STG」(ええっ(^^;))というのをやってみようかな。
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コメント
> S-OSさえあれば「何でも出来た」んですから(笑)
九太郎さんもX-1ユーザーでいらっしゃったんですね。ナカーマ(^^)。
ホントにあの頃は熱かったですよね。まさに「欲しいものは自分で作る」時代でしたし。
> 後、てっきり腰原一家で作ったゲームかと。
私もそんな雰囲気がビンビンしたので、ご紹介させていただきました。
> 超電“気”ロボという、その一文字だけ60年代風なのは気のせいですか?
そこがまた、ふっと笑えて良いんですよねー。
話はちょっと変わりますが、うちの地方で初めて「超電磁ロボ・コンバトラーV」が放送されたときのこと。
こちらでは放映が遅れていたので、地元のアナウンサーのお姉ちゃんが、放映開始のアナウンスをしたのですが、そのときの言葉が。
「来週からこの時間は
『超・原始ロボコン・
バトラーV』
をお送りいたします」
でした。
確かにその頃、まだ
「原始少年リュウ」や「がんばれ!ロボコン」が放送されていましたが。
「超電磁」とか「コンバトラー」とかって単語は、まだ耳慣れないものだったんでしょうね。
> ご紹介ありがとうございます。
こちらこそ、面白いゲームをありがとうございました。
> 普段からCGアニメや、奇跡のブロック作品を見ているマブ君が、ゲームも同じように手作りの楽しさが味わえる事を知って貰えて本当に嬉しいです!
彼も何だか目覚めたようです。
「自分で作る」楽しさを、ずーっと持ち続けてくれればいいなぁ、と思っています。
投稿: 腰原仁志 | 2009/02/19 03:47
初書き込みになります。
ASTRO PORTのサクです。
ご紹介ありがとうございます。
レゴや合体マシン、ミクロマンを夢中で組み立てていた自分の子供時代を再現するために作ったゲームです。
普段からCGアニメや、奇跡のブロック作品を見ているマブ君が、ゲームも同じように手作りの楽しさが味わえる事を知って貰えて本当に嬉しいです!
投稿: サク | 2009/02/18 23:15
超電“気”ロボという、その一文字だけ60年代風なのは気のせいですか?
後、てっきり腰原一家で作ったゲームかと。
投稿: 黒竜王V | 2009/02/18 11:40
対応機種はX68000ですか?ってまさか(笑)。
いや、横スクスキーとしてはゲームもとても面白そうなのですが、掲載されている写真がCZ600Dで15Khz表示をした感じに非常に良く似ていて、ノスタルジーと共に「こっちはX1でデジタル8色なのに向こうは16Bit色かよぉ・・・」とうらやましく見ていた甘酸っぱい思い出が横切ってしまいまして。
いいんです。S-OSさえあれば「何でも出来た」んですから(笑)。
投稿: 九太郎 | 2009/02/18 00:41