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2008/11/09

空のブルーになるんです

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明日を救え、バルディオス!

・・・もっとも結局救えなかったし、救ってしまうと未来が変わってしまう(?)という、凄い終わり方だったのですが・・・。

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BRAVE合金NO.19、宇宙戦士バルディオス
(ニュー)パルサバーンバルディプライズキャタレンジャーの3機が合体して完成します。

バルディオスは、合体可能な玩具といえば放映当時の80年代初期のものしかありませんでしたが、それから30年近く経った今、驚愕のギミックをひっさげて帰ってきました。
せっかくですから、当時の野村トーイ製のものと比べてみましょう。

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まずはパルサバーン。上の写真がBRAVE合金版、下が当時品です。
まさに「箱」だった当時品と比べ、BRAVE合金版は格段にプロポーションが良くなり、戦闘機らしくなっています。胸カバーを上にスライドさせ、腕を機体後部に逃がすことで、機体をより平らに、細長く見せているのです。

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バルディプライズ(左)とキャタレンジャー(右)。写真の順は上と同様です。

これは当時品も頑張っていて、立体ものとしては普通に格好いいような気がします。劇中のイメージとしてはもちろん、BRAVE合金版の方が近いですが。

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BRAVE合金版では、キャタレンジャーのキャタピラは、プロポーション重視の大型パーツが付属し、合体時に取り外すようになっています。しかし小さめな(変形可能な)キャタピラも内蔵されているので、大型パーツがなくても十分遊べます。

さてそれでは、BRAVE合金版の、変形・合体ギミックを見てみましょう。

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パルサバーンは、内部にバルディオス頭部が収納されていて、背部の蓋を開けて取り出します。機体中央が展開して腰アーマーとなり、合体準備完了。

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バルディプライズはヒンジの固まり。
翼は幾重にも折り畳まり、機首も真ん中で折れて収納されてしまいます。

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キャタレンジャーも同様。
左右のキャタピラが、全く違う位置から出て来ていたのは、「よく考えてあるなぁ」と半分呆れるほどです。

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完成した両脚。当時品と違い、バルディオス形態時に余剰となる部分は、両脚内部に収納されるようになっています。このため、無駄な部分をパルサバーンに収納する必要がなくなるので、パルサバーンやバルディオスのプロポーションも保てる、というわけです。

この両脚の変形、初めて見たときはちょっと感動しました。
バルディオスを知らないはずのうちのマブでさえ、これを変形させながら
「凄い・・・」
と呟いていましたからね。

もっともそのすぐ後に
「でも何で、こうまでして脚にするの?」
と聞いてきましたが。知らないよ私だって(^^;)。

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そしてやっと
「バルディオス、チャージアップ!」
素直に格好いいバルディオスの誕生です。

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当時品と並べて写真を・・・と思ったのですが、何となく
「武士の情け」
という言葉が浮かんで止めました(^^;)。

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顔は素直に格好良く、アンテナもシャープ。
良い時代になったものだよなぁ。

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肩アーマーが独立しているため、両腕の可動範囲は広く、パルサーベルを振り上げるポーズも決まります。

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反面、合体システムの関係上、両脚はあまり動かせませんが、その合体機構を逆手にとって、ここら辺まで広げることはできます。立たせるのは不安定になりますが。

またパルサーベルは、パーツの差し替えによって、ロボットアニメ史上あまり例を見ない「凄く良く伸びる剣」(「槍」形態、らしいですけど)も再現できます。

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凄いバランス。
剣先が伸びる剣というのは良く聞きますが、「根本が伸びる剣」なんて、他にあったでしょうかね。しかも、その伸びた剣の部分で斬るわけじゃなく、剣先で「突く」のが必殺技とは・・・。

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それはともかく。

バルディオスは、劇中では圧倒的な強さを誇っていました(特に第2段階になってから)。
触れるものは片っ端から大爆発、敵ロボとの戦闘も1分で終了とか、もう無茶なまでに。
(それでも、地球側は結果的に負けてしまうのですから、戦略って難しいですな)

番組としては、いろんな意味で悲劇的な展開でしたが、最近はゲーム「スーパーロボット大戦Z」にも登場し、再び注目を集めているようです。ゲームでも、その無茶な強さと悲劇的な展開が再現されているようで・・・。
30年近く経っても愛されているって、良いことですね。

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合体魂」カテゴリの記事

コメント

とても魅力的な記事でした。
また遊びに来ます!!

投稿: 投資の入門 | 2014/05/17 12:56

> またひとつ夢が死ぬって、初っぱなの歌詞があんまりですが。

TV版の「完」と出る場面のバックが確かこの2番で、
♪ また一つ 星が散る~
と被る場面で、何も知らない人々が津波に飲み込まれ・・・。
どうにも凄いシーンでした(^^;)。
素晴らしく格好いい歌なんですけどね。

> 伊勢功一氏の生歌を聴きたいのですっ!出来ればEDをっ!あの艶やかな「男だぁ~からぁ~♪」を聴きたいっ!

同感であります!あの切ない、けど男らしくて美しい、
「ぅあぁぁいのオアシス さがすぅううのさ~~」を、もう一度聞いてみたいものです。

投稿: 腰原仁志 | 2008/11/13 21:14

どうも、お久しぶりです。
うぉー。
凄いですね。
僕もこれだけは欲しかったんですが、値段設定が高過ぎるので見送りました。

メカデザインは当時無名のアニメーターだった佐藤元氏。
(コミックボンボンでガンダムのパロディ漫画を描いていた人です。)
氏のブログにも、その頃の苦労話がちらほら載せられていますね。
Wikipedia等では、金型の都合でどこかで見たような顔になったとありますね。

しかし、当時ものの玩具はプロポーションこそアレでしたが、ギミックそのものはしっかりしていた様ですな。
しかし、あのEDテーマは本当に暗いですが、いい歌だと思います。
またひとつ夢が死ぬって、初っぱなの歌詞があんまりですが。
音楽は羽田健太郎先生で、これがまた白眉。
気づけばまた長文になってしまいました。
ごめんなさい。

投稿: さっきー | 2008/11/12 16:05

>バルディキャノン

もしかして、SPTレイズナーのバルディが装備しているバックパックのキャノン砲の事ではないですかね?


かなり後発のコメントなので、改めて新生バルディオスを見て思った事を。

カラーリングの関係なのでしょうかねぇ。ゴーショーグンにも見えなくはない。
トリコロールカラー恐るべし。


バルディオス関係で切に願う事。それは…どこの番組でもヨロシ。
伊勢功一氏の生歌を聴きたいのですっ!出来ればEDをっ!あの艶やかな「男だぁ~からぁ~♪」を聴きたいっ!

投稿: 弐々 師走 | 2008/11/11 23:47

> ところで、商品紹介のサイト等で、肩のキャノンはショルダーキャノンって書いてありますね。
> バルディキャノンだとばかり思っておりました。

私も何故かバルディキャノンだという名前を覚えていたのですが、調べてみたら全然ヒットしませんでした。何かで混ざってたかな。

> そういえば劇場版主題歌を歌っていたTONYは今や・・・

えらく前に解散したんでしたっけ。確か、チューリップから脱退した人もメンバーにいたような。

> 青かったんですね(笑

♪ 気持ち ブルーに なるんです

投稿: 腰原仁志 | 2008/11/11 22:39

こんばんわ!
ついにバルディオスですね!
ワタクシも野村トーイの持ってましたが
なんで買ったのだろう?

という感じですねえ
長い太腿(違う)じゃなくなっているとは・・・スゴイです。

ところで、商品紹介のサイト等で、肩のキャノンはショルダーキャノンって書いてありますね。
バルディキャノンだとばかり思っておりました。

投稿: Tatan | 2008/11/11 20:44

お久です
そういえば劇場版主題歌を歌っていたTONYは今や・・・
ベストテン狙うとか息巻いていたなーと
青かったんですね(笑

投稿: Leto | 2008/11/11 00:34

> 小学6年生のころ、打ち切りのため
> あの津波がザブンと押し寄せるカット
> で番組が終了していまったことに
> 大きな衝撃を覚えました。

『完』

と、でっかい字で出たあれですね。
私もあれにはたまげました。今回で終わりとは聞いていたけど、まさかあんなトンデモ最終回だったとは、と。

> バルディプライズとキャタレンジャーの変形工程がアニメと異なってしまうのがやや残念ですね。

合体前後のプロポーションを保つためには、さすがに致し方なかったんじゃないかと思います。あとは、ゲッター鋼が実用化されるのを待つしか方法がないかと(笑)。

> これで「バルディロイザー第2段階」やらかした日には・・・ヒンジが一発でめちゃくちゃ。

たぶん、敵艦を内部からぶち破るどころか、中でひしゃげてお終いでしょう。つーかバルディロイザーって、第1段階のままで火の玉アタックかけた方が、攻撃力的には良いような気がするんですが。誰か1機でも生き残ればいい、という戦法なのかなぁ。

>  しかしやはりあの脚の変形はマブくんにも感ずるところもあったんですね。

そのようですね。さすがに「ふっ」と『凄い・・・』という言葉が出ましたからね。折れそうで怖かったからなおさら、というのもあるかも知れません(^^;)。

> しかし戦車にして意味あるのかというツッコミはありませんでしたか(そりゃ本編見てないからか)。

私が「このキャタレンジャーは、マッハ25で宇宙を飛ぶんだ(本当)」と言ったら、素直に感心していました。いや、そこはツッコんで欲しかったのだが。

> 当時品のバルサバーン見て、
> 「ああ、なんかあったなこんな箱!」
> と、思いました。
> 「箱みたいな合体ロボ」で他の箱ロボを差し置いて一番に思い出すロボットでしたから。

『箱』

まさにそれですからね。その意味じゃBRAVE合金版は、よくココまで平べったくできたものです。

> まさに夢の代弁者たちに感謝しっぱなしですね。

それは思います。あの頃の思い出に、今だからできる技術と情熱を注ぎ込んでくれたであろうことには、心から敬意を表します。

投稿: 腰原仁志 | 2008/11/10 21:53

こんなえらい物までが商品化される、
ある意味で幸福な時代ですね。
小学6年生のころ、打ち切りのため
あの津波がザブンと押し寄せるカット
で番組が終了していまったことに
大きな衝撃を覚えました。
その後映画版やら朝日ソノラマから
出た小説版やら、イデオン並みの
すごい展開となっていくのですが・・・。
何もかも、皆懐かしい・・・笑

投稿: 光明寺雅人 | 2008/11/09 20:40

これはカッコいいですね。合体前と合体後のプロポーションのバランスがとれていますね。

超合金魂闘将ダイモスでもそうでしたが、バルディプライズとキャタレンジャーの変形工程がアニメと異なってしまうのがやや残念ですね。
戦闘合体は形はアレですが変形行程は結構忠実でしたので。
元のアニメが無茶しているものに贅沢いうのは何だとは思いますが。

投稿: あむざっく | 2008/11/09 16:00

ご無沙汰しています。

それにしてもすごいかっこいいですね、バルディプライズとキャタレンジャー。
ヒンジの塊・・・というか、これで「バルディロイザー第2段階」やらかした日には・・・ヒンジが一発でめちゃくちゃ。

「バルディロイザーを使ったら二度と合体不可能」というのもうなずけるかと。

投稿: 鉄人王 | 2008/11/09 15:28

 おお、買われたんですね。いやぁホント凄いですね、この変形、この完成度。
 流石にデザインと機構上足の可動範囲は狭いようですが、昔のトイは子ども向けの強度や作り以前にそういう技術(コスト)がないわけで、つくづくいい時代になりましたねぇ……。

 しかしやはりあの脚の変形はマブくんにも感ずるところもあったんですね。同時に子供らしいトレートな感想もありますが、多分当時の私なら無茶な変形はともかく、何故脚にする?というところは突っ込まなかったかな。そーいうもんだと。つか突っ込むなら殆どのロボみんな突っ込めるのでハナから無視してたというか。しかし戦車にして意味あるのかというツッコミはありませんでしたか(そりゃ本編見てないからか)。

投稿: やずみ | 2008/11/09 13:47

当時品のバルサバーン見て、
「ああ、なんかあったなこんな箱!」
と、思いました。

2秒後、
「つーか、コンVのバトルタンク?」
と思い返しました。

投稿: 黒竜王V | 2008/11/09 11:55

ブライガーの時もそうでしたが、私はアニメ本編は全然覚えていないんです。
何せブライガーを思い出したのも、(パトレイバーの)ブロッケンを見て、「あーいたなぁ、こんな三本指のロボット(ちょっと違いますけどね)」って思い出した位で。

で、バルディオスにつきましては近所の子がオモチャを持っていまして、それはもう「箱っ!」だった訳で、最近まで軽いトラウマでした。
「箱みたいな合体ロボ」で他の箱ロボを差し置いて一番に思い出すロボットでしたから。

良い時代になったものです。

投稿: 九太郎 | 2008/11/09 11:34

>バルディプライズはヒンジの固まり。
翼は幾重にも折り畳まり、機首も真ん中で折れて収納されてしまいます。
・・・当時品は、折って畳んで裏返し・・・もとい折って畳んで、開いて伸ばしての奇天烈変形・・・いえ、奇想天外のものでしたよね(~のなく頃シリーズ・解)
・・・もぉ~、いまはアイディアの集合体ですね(いかにプロポーションを破綻せず、かつ余剰パーツを出さないかという点で)

>当時品と並べると・・・と思ったのですが、何となく
「武士の情け」
という言葉が浮かんで止めました(^^;)。
・・・敢えて言わせてください。
一言「ズドーーン」・・・以上(笑)

・・・フェイス部も洗練されてますね。
凛々しい・・・・・・。

今は、当時夢中になっていた少年(少女もいるかな?)たちがその頃の想いを秘めたまま大人になって、然るべき業種に付いた方々がその想いを現実化(実現化)してくれている・・・・・・まさに夢の代弁者たちに感謝しっぱなしですね。

・・・すいません、要は「いい時代(玩具に関して)なったなぁ」と言いたかったんです(謝)

投稿: 栃木の海坊主 | 2008/11/09 09:28

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