太陽の使者
超合金魂・GX-44S、太陽の使者 鉄人28号vsブラックオックス。
80年代ロボットアニメの鏑矢となった作品から、主役メカ・鉄人28号(いわゆる『新』鉄人」)と、最強の敵にして最高の友・ブラックオックスが超合金魂となりました。
このGX-44Sの箱はまた非常に重くて、ああ、超合金が2体入ってるんだなぁと、何だか妙に嬉しくなったり。
鉄人28号は、その人気により何度もリメイクされていますが、個人的には、この「太陽の使者」版の鉄人が、数ある鉄人デザインの中でも最高峰だと思います。
原点の味を最大限に残しながら、洗練されたフォルムに磨き直し、武器を使わず純粋に『力』のみで戦うことを如実に表すスタイル。まさに、アイアンファイターの名がふさわしいロボットです。
関節が(ガンダムなどよりは)明確に露出していないデザインなので、動かし辛そうに見えますが、そこは超合金魂。股関節や足首などに引き出し関節を用い、可動域を広げています。
肘も2重関節で、ほとんど上腕部に下腕部がくっつくくらいまで曲げられます。
また膝は、すね後ろ側の装甲が中に折り畳めるので、ここまで曲げることができます。装甲の干渉を気にせずにポーズが付けられ、非常にアニメチック。
手のひらに載せられる正太郎君や、整備ロボ・08も付属します。
さらに、新鉄人のなめらかな首筋を残したまま頭が上を向くことができる、可動タイプ頭部も付属します。無可動のプロポーション重視タイプも付属しますが、この可動タイプだけでも十分ではないかと思えるほど、フォルムは整っています。
この頭部に差し替えることにより。
実に鉄人らしい、首がまっすぐ上を向いた飛行ポーズが再現できます。
背中のロケットは、押し込むことによって安定翼が展開し、また僅かながら角度も変えられるため、鉄人が胸を張って飛んでも、ロケットは水平を保たせることができます。
放映当時のアイテム、超金属・鉄人28号との比較。・・・って、サイズが違いすぎて、比較にならないですが。
新鉄人は、フォルムがシンプルなせいもありますが、昔のアイテムも良くできていましたね。
さらに、オマケと言うにはあまりに凄い、ビジョンコントローラーも付属します。
これはいわゆる「敵に渡すな、大事なリモコン」ですが、最初の鉄人のシンプルなリモコンから大幅に進化し、リアリティの増した操縦機になっています。
アタッシュケースの蓋を開けると、スプリングでスティックとモニタが展開します。
このモニタが、鉄人のカメラアイと連動しているので、正太郎君は常に鉄人の視点で戦えるという設定でした。
さて、気になるこのビジョンコントローラーのサイズですが。
まるで計ったかのように、誰かさんたちが使うのにピッタリ。
このためだけにでも、購入する意味がありますよ(おい)。
続いてブラックオックス。
人工知能を持ち、鉄人と戦うために建造されましたが、正義の心に目覚め、ともに戦う仲間となります。それだけに、残酷な最期は悲しかったですね。
オックスも頭部は2種類、マスクを取り外して内部メカを見られるものと、口の可動ギミックがあるものとが付属します。
口の可動は、以前のライディーンと同様、言われなければ分からないほどの綺麗な分割がされています。意志を持つロボットにはピッタリなギミックです。
「やめろー!オックス!」
というシチュエーション。
やっぱり「鋼の体の激突」は燃えるなぁ。
さて、このアイテムが届いて丸半日というもの。
私とマブは、それはそれは遊び倒しました。
特に変形・合体ギミックなんてないのに。
二人で動かし、ポーズを取らせ、ド突き合い、視点のアングルを換えているだけだというのに。何でこんなに楽しいのでしょう。
もちろん、マブ自身が、初代からの「鉄人28号」が大好きだということもあります。
それにしても、ホントに長いこと遊んだなぁ。久しぶりに。
私とマブは、何故だか「ただ遊んでいること」が嬉しくなっちゃって、意味もないのに二人で笑いながら、超合金魂をぶつけ合っていました。半日くらい、ずっと。
彼が言うところによれば
「やっぱり主役メカは、正義っぽいポーズで」
「ライバルは、それより一歩下がって」
「お互いの脚が少し重なるのがポイント」
だそうです。
いつもだと、玩具をある程度遊んだ後は、きちんと箱にしまっておく私ですが、この2体はたぶんずーっと出しっぱなしでしょう。理由は、書かなくても良いですよね。
| 固定リンク
| コメント (14)
| トラックバック (0)
最近のコメント