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2008/10/04

ガ・キーン・アタック!

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スィート・クロス!

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BRAVE合金NO.17、ガ・キーン
70年代のアニメ「マグネロボ ガ・キーン」の主役メカで、鋼鉄ジーグに続く2番目の磁石関節ロボ(ゴーダムを入れると3番目)です。
肩幅が広く、腰があるんだかないんだか判らない胴体、非常に長く細い脚など、一度見たら忘れられないシャープなデザインを誇っています。
そのセンスは、当時はもちろん、今見ても斬新(あまりに斬新すぎて、後継者が見あたらないくらい)です。

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マグネロボなので、全身がバラバラになり、首と肩、腿が磁石関節で合体します。
磁石合体の快感は、このBRAVE合金版でも健在で、カチャッとはまる手足が何とも心地よいです。

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ガ・キーンの魅力の一つである「武装強化」を再現するため、非常にたくさんの強化パーツが付属します。
まずは大車輪アタック。脛からムクムクと映えてくる車輪で地面を走り、敵に体当たりをぶちかます映像が衝撃的でした。

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また驚くべき事に、手首のカウンターナイフ、足裏のフットシャークは、差し替えなしでそのまま展開します。パンチ部分は、腕のスイッチで勢いよく発射されますが、あまりに勢いが良いので、すぐどこかへ飛んで行ってしまい、探すのに一苦労(^^;)。

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ガ・キーンヌンチャクと、飛行用補助翼・マッハウィング
マッハウィングは、脚部に追加された専用パーツと小口径のマグネジョイントで接続されます。この専用パーツのおかげで、ただでさえ長いガ・キーンの脚部がさらに長くなるのですが、もともとガ・キーンのプロポーションは人間の体型を大きくはみ出しているので、今更違和感はありません。むしろ、70年代に、良くこんなデザイン考え出したなぁと感心したり。

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そして、ガ・キーン最強の強化パーツ・・・というか、むしろこちらが本体のような活躍をしていた、小型ロボ・プライザー(左)とマイティ(右)。
それぞれ、主人公の猛と舞が乗り込むメカなのですが、顔のないボディや透明な腕など、こちらも独特のセンスを放ってます。今見ても実にカッコ良いんですけど、プライザー。

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いずれも小口径マグネジョイントで合体・変形を行います。
飛行用サポートユニット(と武器)に変形するため、膝部分でも磁石関節で分離できるようになっているので、むしろガ・キーンよりも玩具としては面白かったりします。

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こんな「プライザー無限パンチ」をやらせてみたり。

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「マイティバット三世」ごっこをさせてみたり。
もちろん、これらはオフィシャルではなく、本来は・・・。

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膝下を切り離し、保持ジョイントを出して、ガ・キーンの腕に装着されます。
このままブースターユニットとしても使用してましたが。

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必殺の「ガ・キーン・フルパワー」を放つ武器としても用いられます。
専用のエフェクトパーツも付属し、雰囲気は抜群、まさに至れり尽くせり。


そして最後に、一番大きな付属品が・・・。

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このバリアントアンカー。(写真は飛行形態)
ガ・キーン本体より大きなサポートユニットです。
これにガ・キーンが乗り込み・・・。

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間違えた(意図的)

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重戦車形態となって体当たり。
何でしょう、この「充実した楽しさ」は。

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このBRAVE合金版ガ・キーンは、もう目眩がするほどに優れた「玩具」です。
よっぽど、当時の玩具を好きだった方が設計されたのでしょうか。
私もかなり長い間、遊び倒させて頂きました。

何も考えずにカチャカチャやっているだけでシアワセな気持ちになる、それは玩具の本懐だと思います。

オマケ:

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ガ・キーンはマグネロボの第2弾ということで、当時の玩具は、第1弾の鋼鉄ジーグとマグネジョイントの互換性がありました。
折しも、メーカーは違いますが、鋼鉄神ジーグの超合金魂版が発売されている現在、それとパーツ交換が可能かどうか、試してみましょう。

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もちろん磁石関節ですから、口径さえ合えば、何でもくっつけられるわけですが。
ジーグは、まぁまぁ面白い感じになりました。
細長い手足が(ジーグにしては)新鮮です。

しかし、ガ・キーンの方は。

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何だこのマグネゴリラは。

やはり適材適所というか、デザインのバランスって大切ですね。

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合体魂」カテゴリの記事

コメント

ガ・キーンはマグネマンのガ・キーンへの合身(搭乗を超えた同調・一体化は全て合身で宜しいかと)が生理に訴えるものがあり、ガンガー=宇宙人とのハーフ、ジーグ=サイボーグ、ダイアポロン=宇宙人との前振りがあったので彼等の合身は説得力がありましたが、生身のマグネマンの合身はある意味不気味でした。
そして、予定より話数短縮となり、番組後半登場予定だったマリンパーツとアースパーツがお蔵入りとなりました。
次作のバラタックは流石に合身は取り止めになり、5人の念波が司令機から発せられ、バラタックが稼働するのにゴーダムを除くマグネロボのポリシーを実感しました。
追伸 鋼鉄神ジーグがコックピットからの操縦方式に変更されたのに致し方ないと言う考えと、あの合身はもう時代的に許されなくなった事が寂しいというの相反する見方を持ちました。

投稿: ジョバンニ | 2020/01/29 21:43

> ヨドバシで箱見て、あまりのデカさに目を瞠ってしまいました。

本体は箱の1/3以下、残りは全部拡張パーツですからね、こいつ。
もっとも、最近の超合金魂は、みんなそんなようなものですが。

> 当時品についてたパーツは、確か「ガ・キーンカート」とか言ったはずで、バリアントアンカーはちゃんと別売りのヤツが出てましたよ。

うぉっそうだったんだ!知りませんでした。情報ありがとうございます。
するってえと、私たちがありがたがっていたカートは、バリアントモドキだったのね。言われてみればかなり小さめだった記憶が。

投稿: 腰原仁志 | 2008/10/16 17:59

どうもこんにちは。ヨドバシで箱見て、あまりのデカさに目を瞠ってしまいました。
当時品についてたパーツは、確か「ガ・キーンカート」とか言ったはずで、バリアントアンカーはちゃんと別売りのヤツが出てましたよ。
(ただし、乗せると言うよりマグネジョイントで合体させるって感じですが)

投稿: 蹴る人 | 2008/10/16 12:04

> バラタックに期待していいんでしょうかw

このメーカーならやってくれるかも知れません。別パーツが山のように必要ですが。つーか、バラタックって、頭部以外ほぼ全部交換でしたよね?いくらになるんだか・・・。

> ところで最後の写真がコンボイ司令官(ビーストウォーズ版)に見えてしょうがないんですけど。

それだ(笑)。どこかで見たと思ったらバナナ司令官か。

> 昔のおもちゃって確か両ロボの背中のマグネジョイントにガ・キーンの腕をくっつけるタイプだったものでアニメもそうだったとばかり。

はい、確か昔のマグネ版だと、プライザーの背中にも11mm鉄球があったはずです。玩具としてはそのほうが面白いんですが、格闘ロボが両手なくしちゃったら、ねぇ。

> 左右に割れるガ・キーンのボディはジーグの両上腕になったりしませんか?

残念ながらボディ本体はただの空っぽプラスチックなので、ジーグにくっつけることはできません。でも2体のマグネロボでグレート合体とか、今ならやりそうですね。

>> 間違えた
> それは挑戦ですね?

もちろんです(笑)。

> でかい箱だなあと思ったら
> 当時のオモチャをほとんど網羅してるんですね。

マグネットパワーの楽しさはそのままに、股関節や膝の可動等、今求められていることもきちんとやってるあたりが実に嬉しいです。玩具としての材質も、かなり丈夫になってきましたしね。

> 当事のオモチャは変な車がついてきていて大車輪を車につけて足を取ったガ・キーンを車に取り付けてコロ走行できる使用になってたんですが、多分アレがバリアントアンカーだったのではないのでしょうか?

うちにも、まさにそれがありました。何度くっつけて遊んだことか。
あれから、もう30年も経つんですねー・・・しみじみするなぁ・・・。

投稿: 腰原仁志 | 2008/10/06 20:53

イ イ イイー 今ダー 飛びだーせ トライアタック(オイ)

幼少の頃はまりまくった作品でした。

オイラはアニメカラーかキンピカかどっちにするか迷いましたが、やっぱメッキの方がいいですよね。

デザインが超時空要塞マクロスのクァドラン・ローや銀河の鷲メガロザマックのジャウ・ザマックの様に殆ど胴体が無い珍しいデザインでしたね。

幼少の頃、兄貴と一緒に同じガ・キーンの玩具を買ってもらった帰り道、家まで待ちきれなくて一緒にワゴン車の後ろのラゲッジスペースで取り出して遊んでいたら家に着いた頃には車酔いで二人ともぐったりしてました。(バカ兄弟)

兄貴は、ガ・キーンの脛の黒いラインのシールを上下逆に貼り付けてしまい、しまったとのた打ち回ってたのを今でも鮮明に覚えてます。

当事のオモチャは変な車がついてきていて大車輪を車につけて足を取ったガ・キーンを車に取り付けてコロ走行できる使用になってたんですが、多分アレがバリアントアンカーだったのではないのでしょうか?成型色は青でしたが。

プライザーやマイティーが空飛べるのにガ・キーンはパワーアップパーツ無しでは空飛べネーってなんだかジャンボーグ9の様。

投稿: もっさん | 2008/10/05 05:56

こんばんわ!
秋葉のヨドバシで発見しましたが
でかい箱だなあと思ったら
当時のオモチャをほとんど網羅してるんですね。
すごい時代になったものです。

しかし、わが身を傷つけそうなヌンチャクですね。
これでブルース・リーの真似したら
腕が根元からなくなりそうですねって
マグネットパワーだから問題ないのか(違う)・・・・。


投稿: Tatan | 2008/10/04 22:34

>間違えた
それは挑戦ですね?そうですね?www

投稿: 冥土 | 2008/10/04 20:55

マブ君が砂場から持って帰ってきた後のジーグとガ・キーンを期待するのは絶対間違っていると思います。

後、左右に割れるガ・キーンのボディはジーグの両上腕になったりしませんか?

投稿: 黒竜王V | 2008/10/04 20:46

 放映後32年後になって知る真実。
 いえTVも一応やってたはずで見たことあるはずなんですが、マイティとプラウザー、ガ・キーンとの合体って手に持つだけだったんですね。昔のおもちゃって確か両ロボの背中のマグネジョイントにガ・キーンの腕をくっつけるタイプだったものでアニメもそうだったとばかり。

 ジーグは当時もの残ってますが、ガ・キーンは残ってませんでした……。プラウザーは十数年前に見た覚えがあるんですが……。

投稿: やずみ | 2008/10/04 19:19

小さい頃過ぎて覚えてないんですけど、確かにうちにオモチャがありました。ガチャガチャと色々な合体をさせて楽しんだ覚えがあります。

ところで最後の写真がコンボイ司令官(ビーストウォーズ版)に見えてしょうがないんですけど。

投稿: 九太郎 | 2008/10/04 13:54

>ジーグは、まぁまぁ面白い感じになりました。
細長い手足が(ジーグにしては)新鮮です。

・・・意外な格好良さに一票!(笑)


>何だこのマグネゴリラは。

・・・妙に全体のバランスとカラーリングに納得しちゃったことに一票(大笑)

投稿: 栃木の海坊主 | 2008/10/04 09:03

>鋼鉄ジーグとマグネジョイントの互換性がありました。
エ”ッ!?

持ってるけどやってないわ・・・OTL

しかし、でも…バラタックに期待していいんでしょうかw

投稿: MUF@三十余年か(汗 | 2008/10/04 03:10

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