心に刺さったままのもの
少し前に届いていた、真っ赤な超合金魂の箱。
ゲッター1(メタリックバージョン)と標記があります。
アメリカのイベント、Comic-Com 2008で発売される商品だそうですが、魂Web上でも限定発売されていました。
ゲッターロボは、既にかなり前、超合金魂版が発売されています。
てっきり、ゲッター1の赤い部分がメタリックカラーにでもなったのかな?と思って、開封してみると。
なんと!
私たちの世代が、このカラーリング(正確には全身の鋳造とメッキ)を見て、驚かないわけがありません。
ボディや二の腕、そして両脚の色合いは、もう明らかに、放映当時に発売された昔の超合金へのリスペクトだからです。
今回はゲッター1のみの発売なので、超合金魂版にあった、山のような「変形途中パーツ」は同梱されていません。
このコンセプトで、ゲッター2や3も欲しいところですが・・・さすがに無理かなぁ。
私たちよりもっと若い方、スーパーロボット大戦でゲッターロボを知った方などは
「だから何?普通の色(アニメカラー)の方が良いんじゃない?」
と思うかも知れませんが・・・、この銀色がたまらんのですよ。
説明し出すと、半生を語り出さねばならないので止めますが。
電撃ホビーマガジンの連載、「四十の魂」の中で、福井晴敏先生は
「40代の男の心には、ロボが刺さっている」
と書かれていました。まさに名言です。
私たちの心には、ゲッターやマジンガーを見たあの日から、ずっとロボが刺さったままです。
多分、一生抜けません。
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コメント
> ビームサーベルと八つ裂き光輪と電子星獣が刺さっています。
良い感じに尖りまくったものが刺さっていますね。しかもどれもなかなか抜けなそうです。良かった良かった(のか?)。
> ずっと気になっていたんですが、今になって「天城越え」の一節が刺さっていたのに気がつきました。
歌ですと私は、バロム1の「ヤゴゲルゲの子守歌」が刺さっていますね(何でそんなものが)。聞けばいつしか眠くなる。
投稿: 腰原仁志 | 2008/09/23 02:26
ごめんなさい30代前半です。ビームサーベルと八つ裂き光輪と電子星獣が刺さっています。
ずっと気になっていたんですが、今になって「天城越え」の一節が刺さっていたのに気がつきました。
投稿: 黒竜王V | 2008/09/22 02:11
皆さん心に刺さっていたり曇っていたり砂場に埋まっていたりと、同志が多くて心強いです(おい)。
ボディはメッキでない部分もあったので、ちょっと文書を修正しましたが(うぉっ恥ずかしい)。どうも心に刺さっている思い入れだけで、ズババッ!と書いたもので。テヘ。
ただ、私も箱を開けた瞬間、もうジワッと来ました。予想していなかった分、余計に。
多分、この製品を企画した方も、心におっきくロボが刺さってるんだろうなぁ、と思います。
> 頭飛び出し
ありましたね。あれはあれで何度もやりましたが・・・身体に頭を入れる関係で、頭部が小さくなってしまうんですよね。まぁ、そんな細かいことはどうでも良いようなプロポーションでしたが。
> 「ボルテスV RESPECT FOR VOLT IN BOX」
ボルテス重戦車ができる、とは聞いていたのですが・・・。何ですとお腹に名前のシール!
それは、買わなきゃしょうがないですね。
困ったなぁ(嬉しそう)。
投稿: 腰原仁志 | 2008/09/20 23:03
ああ、わかりますわかります。さびる(くもる)とわかってはいても、メッキ好きなんですよね。マジンガーZも初期版持ってますが、太股がメッキでないのが残念でした。でも今じゃ上腕と太股が同じ反射率になってます(笑)
ゲッターも以前超合金魂で練習機バージョン(三機揃い)が出てたときじつはちょっと欲しかったんですよ。全身メタリックなメッキバージョンだったんですよね。まあ白いところが全部メッキだったんで、微妙でしたけど。
というわけでロボとヒーローに心臓わしづかみ、眼もくもってるやずみでした。
投稿: やずみ | 2008/09/20 20:37
私も30代ですが、たぶん心に刺さっています
福井先生は連載の中で
車やバイクや電車に憧れた子供はいずれ本物にたどり着き
それに乗ったり作ったり整備したり調査したりといった仕事を目指すが
ロボが心に刺さったものは
なんせ本物がないものだから
大人になってもオモチャ買っちゃうことになる(w
というようなことを書かれてましたね
物凄く納得しました(w
投稿: さいとー | 2008/09/20 19:39
>心に刺さったままのもの
刺さったというか鷲掴みというか。
二枚目の画像を見た瞬間にズガンと来ました。ゲッター線でも降り注いだのでしょうか…。
冗談はさておき、これはまさしくその当時、目に映っていたものと遜色ないものではありませんか。
実物がどうであったとしても、これだったんですよ。
超合金と銘打つのであれば、かくあるべきではないかと思う次第です。
うっわ、自然に涙出てきた…。
投稿: 弐々 師走 | 2008/09/20 15:08
>放映当時に発売された昔の超合金へのリスペクトだからです。
ふたば模型裏板で知った情報ですが、
12月下旬「ボルテスV RESPECT FOR VOLT IN BOX」も
メタリック塗装の上に腹に”名前シール”が付いた懐かし仕様になるようです。
そのスジには琴線ひっかかっちゃいますよね。
>「40代の男の心には、ロボが刺さっている」
至言ですが、アラフォーってことにしてほしいです。私まだ40前なもんで。
投稿: | 2008/09/20 14:00
・・・うわぁ(感涙)懐かしい配色・・・・・・まずそれが第一印象でした。
いま昔の超合金の復刻版を玩具屋で見かけますが、ゲッター各機やらライディーンは正直ちゃちかったんだなぁ(←無礼者!!)、子供の頃はえらくかっこよく見えたのになぁ・・・・・・としみじみしていました・・・・・・が!
これは・・・いいですねぇ。必要最低限のものしかないようですし。
>ただ当時のゲッター1は「頭だけ体の中に収納&飛び出し」の機能がありましたが・・・コレには無さそうですねw
そうでしたよね。・・・たしかにあの頭部変形はしびれましたが、玩具に転化するにはどーしても無理がありましたから、
「えぇ~~!?」というようなこともありましたけど、それをスッキリオミットしたほうが、なんぼか見栄えがいいですもんね。
・・・たしか、昔超合金は”パンチが飛び出す”もあったような・・・・・・ゲッター1はパンチは発射せん!!(笑)
投稿: 栃木の海坊主 | 2008/09/20 11:59
私の心にも一生抜けないロボが刺さっています。
そして、今日の記事を読んで、少し涙ぐみました。
みんな、心に、ロボがいる。
投稿: 九太郎 | 2008/09/20 07:58
>放映当時に発売された昔の超合金へのリスペクトだからです。
私のゲッター1は今でも砂場の中に埋もれているのでしょう(悲
ただ当時のゲッター1は「頭だけ体の中に収納&飛び出し」の機能がありましたが・・・コレには無さそうですねw
正直その機構も子供心に微妙でしたが(でも出し入れはしてた♪)
投稿: MUF | 2008/09/20 03:24