お前の空手を見せてやれ
超合金魂・GX-43、闘将ダイモス。
1970年代後期のロボット大河ドラマ(ロマンスアニメとも言われた)の主役メカが、30年の時を経て、超合金魂となって帰ってきました。
主題歌にも歌われている空手のロボですから、それを再現するため、可動範囲はかなり広く取られています。肘は120度ほど曲げられ、股関節も引き出し式で大きく前に踏み出すことができます。
また、豊富な格闘専用武器も、遊びきれないほどたっぷり付属します。
まずは、スネークロックとチェーンシャーク。
相手の動きを封じるのは格闘の基本ですね。
トンファーを意識したバトルブレイク(左手)。
右手の剣は、脚部の部品を取り外して装着させています。放映当時のDX超合金と同じ仕様なのですが、何故か説明書に記載がないので、どうも正式に認可された遊び方ではないようです。試される場合は自己責任でお願いいたします。
ダイモシャフト。昔のロボットって、薙刀装備の連中が多かったですね。
胸部を反転して現れるダブルブリザード。
パーツの交換で、ファイヤーブリザードもできます。
他にも、双竜剣にファイブシューター、ダイモミサイルやフットカッターなど、豪勢な武器がずらりと付いてきます。もうホントにお腹一杯。
さて、ダイモスのもう一つの魅力として、その変形シークエンスがあります。
ダイモスは、トレーラー形態・トランザーの状態で発進し、戦闘時には変形(バトルターン)し、格闘形態になります。
超合金魂でもそれは再現されていますが、変形前後のプロポーションを保つために、当時の玩具(そして映像上の表現)とは、変形の過程がかなり異なっています。
せっかくですから、どのくらい違うか比較してみましょう。
写真は、上が放映当時のDX超合金、下が今回の超合金魂版です。
コックピットとなるトライパー75Sが、トランザー後方に収納される「ジャスティーン!」の状態はほとんど同じ。
当時のDX超合金では、トライパーは「入るだけ」で、ダイモスになると落っこちてしまった(笑)のですが、魂版ではきちんと収納され、そのブロックごと左脚に移動します。
トランザー全部のカバーが展開するあたりまでは、ほとんど同じです。
DX超合金だと、その後足を伸ばして部品を付けたらおしまい、なのですが。
魂版は、胸カバーをも開けて、トランザーのキャビン部と頭部を反転させます。
その後、トランザー後部に収納されていた両腕を展開し、肩に接続、トランザーの中央カバーを回して脚部に畳みます。
変形過程が全く異なるため、当時の変形シークエンスの興奮を味わうという点では、少々物足りないかも知れません。しかし、変形前後でプロポーションが見事に保たれ、しかも「格好いい」ダイモスで遊べるのですから、これはこれで実に素晴らしい「玩具」だと思います。
ところで、写真左側のDX超合金、当時の定価がいくらだったかご存じでしょうか。
実は3500円です。30年前のこととはいえ、まさに隔世の感がありますね。
私も放映当時は買うことができず、10年後くらいに、人形劇団のアルバイトで巡業していた旅先(^^;)で発見しました。お金の持ち合わせがなかったので、友人から借りて買った記憶があります。F君、元気かな・・・。
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