ヒメハルゼミのなく頃に

前回のクイズ記事からかなり経ちました。
とある用事で、私の秘密道具入れ（納屋ともいう）の奥から物を出さなければいけなくなり、残暑の中、マブと二人でゴソゴソやっていると。
懐かしいアイテムたちが、またしても顔を出しました。
その中から、マブが「ぴぴーんときた（本人談）」ものを並べてみました。

今回はいつもよりさらに、写真の意地悪度が高いですが、ご興味のある方はチャレンジしてみて下さい。

さて、ここから問題です。
以下の写真は、いずれもちょっと懐かしい玩具の一部分です。
それらの「キャラクター名（もしくは商品名でも何でも可）」を当ててください。
なお写真はジャンクみたいなものが多いので、色落ちや傷、足りない部品、貼ってないシールなどがありますが、ご容赦下さい。

それでは、張り切ってどうぞ。

Ｑ．１　（難易度：Ｄ）

これは簡単。もうそのまんまですから。
ただ「ロボットそのまんま」ではないため、いつも知っているものにたどり着くには、ちょっと頭をひっくり返す必要があります。



Ｑ．２　（難易度：Ｃ）

このくらいなら、まだ許容範囲でしょう。
昔の玩具って、割と意味のないところにプリズムシールが張ってあったり、腹にロボットの名前が書いてあったりしましたよね。
今なら考えられません。これも時代というものでしょう。



Ｑ．３　（難易度：Ｂ）

そろそろ、マニアックになります（いやみんなそうだけど）。
キャラクター自体は超有名、しかし玩具は超マイナーという、稀代の存在です。



Ｑ．４　（難易度：Ａ）

これは・・・どうなんだろ、知らない方はもう、名前を聞いても分からないかもしれません。
しかし私たちにとっては、憧れの存在だったんですよね。このあふれる未来感が。



Ｑ．５　（難易度：S）

難易度最高峰。
キャラや玩具自体、知ってる人いるのかな・・・(^^;)。
割と最近の玩具で（と言っても、もう１０年近く前になりますが）、かなり遊び甲斐があって、私は好きだったんですけどね。

さて、いかがでしょう。何問お分かりになりましたか？
全問正解の方には、例のごとく何もありませんけど、お楽しみ頂ければ幸いです。

答えは、「ヒメハルゼミのなく頃に・解」で。

「ヒメハルゼミのなく頃に・解」

解答編へようこそ。
それではさっそく、正解をご覧に入れましょう。

Ｑ．１　（難易度：D）

Ａ．１　

無敵ロボトライダーＧ７・変形合体セット。
思いっきりジャンク化していますが、一応パーツは揃っていました。

問題の写真は、トライダーの頭部兼小型戦闘機、トライダーホーク。
トライダー本体から分離し、単独でも高い戦闘能力を有します。
変形に際し、顔が半分見えてしまっているあたりがご愛嬌です。
昔の玩具は、このくらいなら何にも気にしなかったんですよね。

そしてトライダー本体の変形形態、大気圏内用のトライダーイーグル。
頭部はいったん分離し、本体の変形後、マグネットで機首部分に再合体します。
胸を中央から畳んで背骨ごと移動したりと、この変形はかなりダイナミックで面白いです。
胸の火の鳥のカバーを外さなければならないところが、玩具としては残念な部分ですが。

宇宙航行用・トライダーコスミック。
変形としてはオーソドックスですが、劇中でも良く使われた形態なので、いろんな思い出が蘇ります。
ミサイル１発１００万円・・・宇宙に行けるようになっても、世知辛いものだなぁ・・・。

そして陸戦用・トライダービーグル。
これを「変形」と言うには、かなりの勇気が必要です（笑）。

トライダージャベリンを構えた、フル装備状態。
トライダーＧ７は、番組としての着眼点も面白かったし、海外での人気も非常に高いようなので、そろそろ超合金魂候補に上がっても良いような気がするんですが。
・・・私たち、初代ガンダムの洗礼を浴びた人間にとっては、あのガンダムの後番組だったということだけで、不当なトラウマとなっている部分もありますからね（おい）。

Ｑ．２　（難易度：C）

Ａ．２

ＤＸ戦甲変形合体・戦闘メカザブングル。
「戦甲」と書いて「マシーン」と読みます。理由は知らん。

ブングル・トレーラーから、スキッパー、ローダーに分離、さらにウォーカーマシーン・ザブングルに変形！

・・・なのですが、その際には結構なパーツを取り外さねばならず、完全変形が可能なザブングルは、超合金魂版の登場まで、長い年月を待たねばなりませんでした。

待ちきれなくて、ダイヤブロックで作ったバカまでいましたよ（笑）。

もっと、いくつかの部品差し替えが必要とはいえ、ザブングルとしてのプロポーションや、合体のダイナミズムはかなり再現されています。当時のものとしては珍しく。

Ｑ．３　（難易度：B）

Ａ．３

機動戦士ガンダム・ＤＸ合体セット。
ガンダムとＧファイターのセットで、合体してＧアーマーになります。

いわずと知れた初代ガンダムの、栄えある最初の玩具なのですが、今となっては「ガンダム」なのかどうかも、ちょっと疑わしいようなデザインです。
いや、玩具としては面白いんですけどね。玩具としては。

問題の写真はＧブル、ガンダムの上半身を内蔵した戦車です。
Ｇブルに合体するにあたり、ガンダムの首部分が前に倒れ、体が横になっていても、頭部は（Ｇブルの透明キャノピーから）前を覗けるようになっています。
もちろん玩具オリジナル仕様で、アニメではこんなことしていません。

下半身で形成されるＧスカイ。
Ｇブル・Ｇスカイ、いずれも合体にはガンダムのパーツが必要なので、コアファイターとＧファイターだけでの「イージー形態」にはできません。

そしてＧアーマー。
合体状態は、ガンダムの大部分がダイキャスト製であるため、かなり強固にできており、「Ｇアーマーの玩具」としては、安心して遊べる優れものだといえましょう。

・・・ただ、肝心のガンダムがね・・・。
頭は銀だし、顔は似ていないし、胸に「Ｇ」のマークなんか入っちゃってるし・・・。
おまけに（この写真では付け忘れましたが）ビームサーベルは左１本のみ、右肩にはハイパーバズーカが固定装備、と来ています。

・・・ところが、現在ガンダムエースで連載中の安彦先生のマンガ「機動戦士ガンダム THE ORIGN」では、ロールアウト直後のガンダムはこの形態になっていたので、ああ、３０年近くを経てちゃんとフォローしてくれているんだ、と嬉しくなったり。

Ｑ．４（難易度：A）

Ａ．４　

ダイアクロン・ロボットベース。
これと次の「Ｑ．５」に関しては、写真が多くなりすぎたので、別の記事にまとめました。語りだすと長いもので(^^;)。

Ｑ．５　（難易度：S）

Ａ．５　

マグネボディ・コンボック。
「さいころボット・コンボック」のアイテムなのですが、これも遊びだしたら止まらなくなっちゃったので、別の記事にまとめました。

さて、いかがだったでしょうか。
今回は、写真を取り出したらきりがないような連中が多かったため、ページを分けざるを得なくなってしまい、紹介が半端ですいません。

それでは次こそは、「赤とんぼのなく頃に」お会いいたしましょう。