覚えていますか
1/60スケール、完全変形VF-1S(ロイ・フォッカー機)。
(株)やまとさんの完全変形シリーズでは、非常に高い完成度で有名だったバルキリー1/48シリーズが、手頃なサイズに縮められ、しかもギミックはさらに改良されて扱いやすくなっています。
サイズは確かに小さめですが、キャノピーの開閉、パイロットの作り込みなど、細かい部分もしっかり作られています。
またファイター形態では、パーツの合いがもの凄くしっかりしていて、飛行機の形をきっちり保つことができます。当たり前のようですが、結構難しいことです。
ガウォークももちろん、部品の差し替えなしで完全再現。
両脚のハの字立ちのさせ方とか、手首の収納方法とか、むしろ1/48よりも楽になっているような気がします。
また、変形の際に各所を保持するジョイントは、なるべく目立たなく、最小限で済むようになっているため、部品がどこかで折れそうだとか、力を入れたら白化しそうだとか、変に気を回す必要がありません。
バトロイド形態も文句なし。
髑髏マークのキャノピーカバーくらいは取り外しかな・・・と(勝手に)思っていたら、コレもきちんと本体内に収納されており、差し替えなしで、キャノピーをきっちり覆ってくれます。
股関節は1/48シリーズと同様、金属シャフトで移動し、ファイター・バトロイド両形態のプロポーションを綺麗に保ちます。思えばこの部分が、VF-1の変形において、長年の最大のネックとなってきたわけですが、完全変形シリーズのこの「股関節移動」は、まさにエポックメイキングな機能でした。
変形及び武器を保持する手首の他に、表情の付いた手首も2個付属、簡単に取り替えることができます。
また、腕に専用パーツを付けることで、劇中でやっていた「味方機のコクピットを救出する」シチュエーションも再現できます。
もっとも、自分で再現しようとすると、頭部と股関節のないバルキリーが救助している状態になりますが。
さらにスーパー&ストライクパーツセットも付属。
マグネットは使用されていませんが、ガッチリと本体に装着できます。
もちろんこのまま、ガウォーク&バトロイド状態にも変形できます。
購入前は「1/48シリーズのスケールダウン版なのかな」と思っていましたが、さにあらず。
完全変形シリーズで培ったであろうノウハウが各所に生かされ、遊びやすさ、形態のまとめ方など、むしろ改良版、究極版と言っても良いかも知れません。
やっぱり「経験は力」なのですね。
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コメント
> ロイ・フォッカーという名前で必ず引き出されるのが、彼の最後の話。
TV版の最期は、好きな女の部屋の中でしたよね。ある意味、男の願いの最高峰です。
> その後に輝くんの愛機になるのも、このVF-1Sなんですよねぇ。
リーダーを受け継ぐという意味でも象徴的でした。VF-1Sはエースの証でしたからねぇ。
> その後サザンクロスの甲冑2~3体作って何となく私のプラモ熱が冷めたんですな。
うーむ、実に良く分かります(^^;)。
サザンクロスは・・・いろいろと方向間違えたよなあ・・・。
> 「このキットにはロリコンが入ってます」
まさに壮絶な悪夢でしたね。
「ロリコンを採り入れたボディ」
・・・採り入れんな!そんなもの!(^^;)。
> タカトクバルキリーは親子二代でガシガシ遊んでも壊れないのでそれはそれで好きなんですけどね。
おっしゃるとおりです。
頑丈にして完全なる変形、まぁ(今から見れば)多少プロポーションに問題はありますが。うちにも当時品のVF-1Jがありますが、あれだけ遊び倒したのに、全然壊れていないのは凄いことです。
そういえば、最近復刻されましたね。
新品のVF-1Jも、ちょっと欲しいなぁなどと思ったり。
投稿: 腰原仁志 | 2008/07/22 21:07
・・・みなさん、思いは同じなようで大体のこと書かれちゃった
(タカトクバルキリーは車輪を出すとき余計に指に当たるんですよね、痛くてさ(笑))
>その後サザンクロスの甲冑2~3体作って何となく私のプラモ熱が冷めたんですな。
・・・プラモのオーガス(可変するけど各関節がへなちょこ(笑))で辛うじてモチベありましたが、サザンクロスでなぁ・・・アーマーのプラモでなぁ・・・・・・
「このキットにはロリコンが入ってます」の注意書き
???どゆこと?上半身のアーマーが”キャストオフ!”出来て、そこには隊長さん(やジャンヌ)の綺麗なバス(以下、自主規制)
・・・”バカプラモ展示場”でヤフって(ググって)見てね(笑)
・・・・・・見るにつけ、バルキリー・・・いいなぁ(なんでも羨ましく思えて今や”クレクレタコラ”状態の私、
捻り鉢巻きしたら頭はソックリ・・・って、おいっ!(笑))
投稿: 栃木の海坊主 | 2008/07/22 11:50
すごぉ~い!すごいよとんたん!!と、マブ君風に驚いてみます。
なにせ私の中のデフォのバルキリーは二十何年か前のタカトクバルキリーなので(今でも持ってる。正確には一度手放して中古でつい最近手に入れた)。
なんだかもぅ・・・技術の進歩って・・・凄いですね。素晴らしいバルキリーです。
タカトクバルキリーは親子二代でガシガシ遊んでも壊れないのでそれはそれで好きなんですけどね。
投稿: 九太郎 | 2008/07/21 21:50
>劇中でやっていた「味方機のコクピットを救出する」シチュエーションも再現できます。
もう1個買うという事ですね♪
そういや当時マクロスのプラモはサイズ別関係なければ「全種類作ったんだなぁ~」と思いだす。
その後サザンクロスの甲冑2~3体作って何となく私のプラモ熱が冷めたんですな。
投稿: MUF@何故かオーガスは作ってない(なぞ | 2008/07/21 11:48
>自分で再現しようとすると、頭部と股関節のないバルキリーが救助している状態になりますが。
…そんなバルキリーは頼ることができない。しかし腹筋崩壊…イタイ…。
>髏マークのキャノピーカバーくらいは取り外しかな…(略)…差し替えなしで、キャノピーをきっちり覆ってくれます。
言葉を無くすとは、この事。プラモデルで楽しんでいた世代には信じられませんです。
バルキリーの代表と言えば、やっぱりVF-1Sだなぁと思うわけです。でも、髑髏に憧れるのは、宇宙海賊の影響かしらと思ってしまったり。
ロイ・フォッカーという名前で必ず引き出されるのが、彼の最後の話。エピソードとしては死んじゃうので、悲しいんですけど、死に様としてはカッコイイんですよね。
その後に輝くんの愛機になるのも、このVF-1Sなんですよねぇ。
>やっぱり「経験は力」なのですね。
記憶間違いでなければ、昔はバトロイドの形態、足が妙に細くて長かった記憶があるんですよね。
本当に変形とスタイルのバランスや扱いやすさなどを含めて、経験って凄いものですねぇ。
投稿: 弐々 師走 | 2008/07/21 08:51