俺、またまた参上

「俺！」

「参上！」

S.I.C.Vol42、仮面ライダー電王（ソードフォーム）。
独特のアレンジが絶妙なS.I.C.シリーズに電王が登場すると聞いた時は、一体どんなものになるのかと思っていましたが。
電王らしさを残したままバリバリ動かせる、実に格好いいフル可動フィギュアとなって現れました。
肩も肘も、腹も股関節も膝も２重関節、非常に広い可動域を誇ります。

付属する武器、デンガッシャー・ソードモードは、普段は劇中のようにバラバラになって、電王のベルトに装着されています。・・・と思っていたら。

なんと、そのバラバラのデンガッシャーは、ソードモードになるだけでなく、ロッドモード、アックスモードにまで組み替えることができます。
残念ながら、回転ジョイントを必要とするガンモードにすることはできませんが、この仕様にはビックリ。（なお説明書には、ロッドモードにできるなどの記載はありません）

そしてさらに、電王という番組最大の立役者、モモタロスも付属します。
こちらもバリバリのフル可動。
半透明の赤いアーマーは、劇中とは少々イメージが違うのですが、非常に美しく、モモタロスなのに気高く見えます（笑）。

「ああ？何見てんだ、てめぇ？」
ヤンキー座りも大丈夫。

さらに「例の怪しいコーヒー」や、それを飲んでうっとりしている顔まで付属。
コーヒーを持つ右手は、きちんと小指が立っているあたりが芸コマです。

また、ソードフォームはアーマーの差し替えで、モモタロスが憑依していない「プラットフォーム」にすることもできます。
ちょっとアーマーと仮面を外しただけなのに、とたんに弱々しく見えるのがまた不思議。

既に終了している仮面ライダーなのに、この夏の映画にはまた（モモタロスが）出演したり、さらにはまだその後（？）の噂も絶えなかったりと、まだまだクライマックスが続きそうな電王。
人気の秘密は色々あるでしょうが、その一因はやはりこのモモタロスにあると思います。
桃太郎の「鬼」が、こんなに愛らしいキャラになるなんて、誰が想像したことでしょう。


「鬼だろうが何だろうが、ウケてもらえりゃ、それで勝ちなんだよ。
　なぁそうだろ、良太郎？」

「うーん・・・　　何かあんまり、
　その話題には触れちゃいけないような気がするんだ」