偉大な勇者は
ダイナミック合金コレクション・グレートマジンガー。
同シリーズのマジンガーZと同じく、合金製の素体君・・・中の人に、ソフビ製の「ガワ」を着せていく仕組みになっています。
Zよりもシャープで、より戦闘的になったフォルムが、十二分に再現されてます。
アクションのダイナミックさは折り紙付き。
胸を張り、肩を引き絞るといったポーズも、柔軟な外側の材質によって可能となります。
もちろんマジンガーブレードも付属。
剣を振りかざしても、このシリーズの特徴である、ずっしりした「中の人」と、両脚の強靱なボールジョイントによって、ガッチリ立たせておくことができます。
そう言えば、グレートマジンガーは、史上初めて「きちんとした剣」が装備されたロボット・・・だったように思います。マジンガーシリーズは、本当にエポックメイキングでしたね。
Zの時と同様、少々オーバースケール気味なスクランブルダッシュ。
でもこのくらいの方がハッタリが効いていて良いです。(飾るにはジャマですが)
残念ながらグレートブースターはありませんが、その代わり、収納状態の小さなスクランブルダッシュが付属します。
個人的にもっとも気に入っているのは、この「顔」。
グレートは、ほんの少しだけ両耳(?)のアンテナが下向きなのがポイントだと思っているのですが、このアイテムでは、それが良い感じに表現されています。
造形が非常に男前なのも、ポイント高いです。
グレートマジンガーは、その登場の時から実に衝撃的でした。
いわゆる「主役交代」としては、私は未だかつて、あれ以上の興奮を知りません。
終盤のZとの競演もドラマチックでした。
だいたい、
「新・旧、2体のマジンガーが、共に戦ってくれる」
このシチュエーションで燃えない子供がいたでしょうか?
しかもそれだけに留まらず、鉄也の不安と嫉妬、甲児君の葛藤、兜博士の最期と、怒濤のごとく展開するストーリー・・・。
ロボットアニメ黎明期の作品だというのに、およそ考え得るすべての「燃え」を、既にぶち込んであったのには、素直に感服します。
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コメント
世界最強の日本刀のナノテクノロジーを抽出し先端技術を駆使して日立金属がSLD-MAGICという金型用鋼を開発した。この特殊鋼は韓国製鉄が出来ない優秀なハイテン(高張力鋼板)を切り裂いたり、曲げたりする金型に応用されて自動車などをつくっている。こんなことが韓国では出来ないのは切れ味抜群の日本刀には日本のオリジナル技術がいっぱい詰まっているかららしい。
投稿: 安岡 | 2008/10/13 05:35
> 凡その要素はここで提示されたわけですよね。
変形合体こそ(ゲッターがあったから)取り入れなかったのでしょうが、もうそれ以外思いつくものはほぼ入ってますよね。
あの「マジンガーがマジンガーを助ける」という高揚感!
> それにしても、マジンガーといい仮面ライダーといい、シンプルなのに立ち姿がカッコイイというのは不思議なものです。
必要以上にゴテゴテするより、削ぎ落とした物の方がスッと胸に入ってくるのかも知れませんね。
> しかもマジンガーブレード・・・おいおい反射してるよ。 研き込んでる感じだよ。
もう少しで私の顔が写ってしまうところでした(笑)。
投稿: 腰原仁志 | 2008/04/11 22:29
・・・なんかぁスゲーなぁ。
しかもマジンガーブレード・・・おいおい反射してるよ。 研き込んでる感じだよ。
斬鉄剣より切れ味良さげ。・・・うちにもキットの(MGクラス)コがいますが、ここまで動かないもんなぁ。
唯一長所はスクランブルダッシュとブレストバーンをモンザレッドで塗って磨き込んだくらいかなぁ。
そこだけ不必要に光る、光る!(笑)
投稿: 栃木の海坊主 | 2008/04/09 04:36
>ロボットアニメ黎明期の作品だというのに、およそ考え得るすべての「燃え」を、既にぶち込んであったのには、素直に感服します。
凡その要素はここで提示されたわけですよね。高度経済成長期という時代の助けもあったのでしょうが「強い日本」を象徴していたようにも思えます。
それにしても、マジンガーといい仮面ライダーといい、シンプルなのに立ち姿がカッコイイというのは不思議なものです。
(素体とかの意味じゃなく)中身という事なんでしょうかね。
改めてみてマジンガーの原型は「人」というのが良くわかります。
白いピッタリ服を着て、黒い胸当てに腰当て。ブーツに手袋、あとは兜。
以降に出てくるロボット作品よりも「暖かく」感じるんですよねぇ。人肌を感じるというか。
素直にシミジミ、カッコイイですねぇ。
投稿: 弐々 師走 | 2008/04/08 22:16