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2008/04/28

フェード・イン!

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「ライディーン!」

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超合金魂・GX-41S、勇者ライディーンDXフェードインセット)。
ロボットアニメ史上、最も美しい」といわれるライディーン、そのフォルムを見事に再現しています。気品すら感じさせる仕上がりに、もううっとり。
私が購入したのはDX版ですが、通常版は太腿が銀メッキで、放映当時のDX超合金に準じたものになっているそうです。

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ライディーンは、その武装の種類が非常に多いことでも有名です。
ゴッドブロック、ゴッドミサイル、エネルギーカッター・・・。
この超合金魂には、それらが片っ端から付属し、再現することができます。
劇中で使われた武器は、エスパーバーンなどの光線技を除けば、ほぼ全部付いていているんじゃないでしょうか。

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可動式の弓を展開する、ゴッドゴーガン。
引き出し式の肘が120度ほど曲げられ、独特の構えがきっちり再現できます。

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後期の必殺技・ゴッドボイスは、胸に専用パーツを差し込み、さらに顔パーツを交換して表現します。

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この交換用のがまた、驚愕のギミックを持っています。
何と、僅か1cm弱の大きさながら、顎が可動式で、大きく口を開けることができます
今まで、こんなギミックを持ったスーパーロボットの玩具なんて、あったでしょうか?

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また、ライディーンの独特なつま先=ベルボトムのズボンのような脚部=は、ラインを保つため、引き出し式で角度を変えられるようになっています。
このため、脚が真っ直ぐなときも、斜めに突き出したときも、つま先のラインを途切れさせずに伸ばすことができます。

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フェードインセットの箱の半分を占める、巨大格納庫=神面岩
内部には、金色の(フェードイン前の)素体も、もちろんライディーン本体もセットできます。

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人面岩底部にはギアが仕込まれ、手前の岩を引き出すと、連動して岩が左右に開きます。
脳内に甦る、あの「おれは洸だ」のBGM。

「 ・・・フェード・・・フェード・・・ 」
♪ チャンカチャーン チャチャーチャチャー
  チャラッチャラッ チャラッチャラッ 

ライディーン!

さて。
ライディーンは、史上初めて「マトモな」変形が可能になったスーパーロボットですが、それでも、その完全な再現は結構難しいものがありました。

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当時のDX超合金(上の写真2枚)では、大型の背部ユニットが目立ち、プロポーションに難があったのは否めません。
それでも、当時としては傑作アイテムだったのは確かですが。

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今回の超合金魂でも、さすがに翼部分を全部格納というわけには行きません。
それでも各種ヒンジを駆使して、ゴッドバードパーツがなるべく平坦に畳めるように設計されています。
またゴッドバード状態では、クチバシ部分を別パーツにして背部から展開させたり、膝をぐっと沈み込ませたりして、映像のイメージに近づける工夫がされています。
その甲斐あって。

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ゴッドバードとしてのプロポーション、イメージは抜群。
今まで、多くの「ゴッドバードに変形するライディーン」のアイテムがありましたが、この超合金魂は、その中での最高峰ではないでしょうか。

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何せ、劇中でもほとんど使われなかった
ヘッドカッター(ゴッドバードの頭部が飛び出すトンデモ兵器)」
すら、きちんと再現してるくらいですから。

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ライディーン以前のスーパーロボット・・・マジンガーとかゲッターとか・・・は、いろんな意味でダイナミック(^^;)でした。
それを、実に洗練されたセンスとシャープなデザインで、革命的に塗り替えたのがライディーンであったと思います。メカにしろキャラにしろ、ストーリーにしろ。
ネーミングの元ネタが、大相撲の「雷電」からだなんて、とても思えませんよね。

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鋼鉄の凱歌」カテゴリの記事

コメント

> (巨大ライディーン)
> ふと思うと、それ再現されたゲームってないですねぇ。

そう言えばないですね。最終決戦のみとはいえ、イデオン並みの大きさで敵に体当たりできるユニットなら、戦艦だって1撃で轟沈できますよね。

> ライディーン……YMOが作った曲を学芸会で演奏した覚えが。

これはまた懐かしい。そういえば、あの曲のネーミングの元ネタも、この勇者からだそうですね。

話は変わりますが、昔「ぴったしカンカン」(現ぴったんこカンカン)という番組があって、番組のラストにその日のゲストがリクエストした曲を聴くコーナーがありました。
二代目スケバン刑事の、南野陽子さんが出演した時、彼女はなんと「ライディーンの主題歌」(もちろんYMOじゃないですよ)をリクエストして、周りをビックリさせました。
「何でこの曲を?」という問いに、「だって、他のアニメの歌と比べて気品が高いじゃないですか」とさらりと言ってのけたのを見て、ああ、彼女はホンモノだ(何の)と思ったものです。

> どうやら、操縦席が胸の心臓部から頭部に移ったのではないかと。

なるほど、そうなってるんですね。じゃぁ体内で、ライディーンの構造自体も組み替えられたのかも知れませんね。

> 「ゴッドボイスは諸刃の剣」とレムリア姫が警告していましたが、普通に考えて「設計ミス」が封印されていた最大の理由ではないかと。

確かに、コックピットの直前に、敵を振動で破砕できるスピーカーを置かれた日には、いくらムー大陸の子孫とはいえ、耳がどうかならない方がおかしいデスね(笑)。

投稿: 腰原仁志 | 2008/04/30 21:45

>ライディーンは200mに巨大化したのですが、・・・中の洸くんってどうなったんでしょう。

最終回のバラオ戦を見ると、バラオの刀が巨大ライディーンの頭部に刺さったとき、操縦席に届いてました。
どうやら、操縦席が胸の心臓部から頭部に移ったのではないかと。

「ゴッドボイスは諸刃の剣」とレムリア姫が警告していましたが、普通に考えて「設計ミス」が封印されていた最大の理由ではないかと。
なにしろ操縦席の真ん前に発振機がありますから、使うともろ反動が操縦席直撃。
「頭部に操縦席」ならゴッドボイス発振機が胸でも大丈夫ですけれど・・・。

投稿: 鉄人王 | 2008/04/30 12:00

ライディーン……YMOが作った曲を学芸会で演奏した覚えが。

投稿: 黒竜王V | 2008/04/30 11:59

>ライディーンは200mに巨大化したのですが、・・・中の洸くんってどうなったんでしょう。

それは当然、合身状態でやはり巨大に…番組違うし。
ふと思うと、それ再現されたゲームってないですねぇ。ハイパージェリルとかハイパートッドと戦わせたいかも。


>確認しましょうか……GWですし3年越しの引越しの梱包を解いても………

「長いかも…思って開封、大後悔」
自分にも経験のある話なので、危険ですよぉ。

投稿: 弐々 師走 | 2008/04/29 23:35

・・・゛もっさん゛さぁ〜ん(泣)駄目ですよぅ〜

「念動力でエクササイ〜ズ♪」・・・・卑怯過ぎます(笑)。
頭に着いて離れません。
んもぅ!・・・責任取ってね。(笑)

投稿: 栃木の海坊主 | 2008/04/29 22:22

>> ピラミッドで出てきた最初の呪文ってばなんだったけ~。
>念心気力、渾身魂来!だった・・・と思います。神谷明さんの若々しい声が脳裏に。

確認しましょうか……GWですし3年越しの引越しの梱包を解いても………

もちろんLDですがなにかw・・・OTL

投稿: MUF | 2008/04/29 22:11

> 記憶が間違っていなければ、昔の超合金版でもクビチョンパは出来たと思ったのですけど。

はい、ポピニカのゴッドバードですが、首がボタンで発射されるという、脳が煮えくりかえるギミックがありました。(うちにも現存しています)
確か、玩具のそれを再現するために、アニメでも1話だけの登場となったように記憶しています。

> そう、そのヘッドカッターですけどね。その状態でフードオープンはして欲しくないなぁと子供心に思っていたのですよ。

いくら何でもね。首すっ飛んでいくのはね(^^;)。
そういえば、最終回でバラオと戦うために、ライディーンは200mに巨大化したのですが、・・・中の洸くんってどうなったんでしょう。いやーん。

> ピラミッドで出てきた最初の呪文ってばなんだったけ~。

念心気力、渾身魂来!だった・・・と思います。神谷明さんの若々しい声が脳裏に。

> 個人的には、以前メディコムトイが出していた製品がベストプロポーションと思っているんですが

私も、プロポーション自体はあれが最高峰(次点でハイコンプリートモデル)だと思っています。
今回の魂はまた別格ですが。

> OP映像見てると結構横にボリュームがあって、太っちょに見えるんですね。

そうなんですよねー。ライディーンって、映像だと割と逞しい(というか作画が(^^;))感じの時が多いんです。やっぱり、脳内だと格好いい(そしてセンスの良い)設定画に勝手に近づけてしまうんでしょうね。

> ライディーンと言えば、思い出すのが新スパロボ。

何故か、SRWシリーズだと、ライディーンは割と扱いが惨いというか、あまり強いような印象を受けないんですよね。
確かにゴッドボイスは宇宙じゃ使えないだろうし、ゴッドバードも単体攻撃だしというのはありますが、ちょっと納得いかないような。
それに、遠距離攻撃がドモンより下って・・・いくら何でも(号泣)。

> からというもの番組見つつ、プラモ(バードチェンジ版、モーターライズ版)、ジョイントモデル、冒険王の掲載にはまり

ありましたねぇ、モーターライズ。
アレがあんまりしゃくに障ったので、買って来るなりモーター部分を切断しましたよ、私は(笑)。

> て今回入手は出来ませんが、記事を見ている間”おれは~、あきらだ~、きみの~なか~ま~だ~♪”と”ラララ、ラララ~、ライディ~ン、ライディ~ン♪”が交互に脳内演奏していました。

私も、
「♪ ゴッドバードは 不死身の 鳥だ~ ♪」
とか流れまくっていました。
あと
「♪ 神の 力と 悪魔の 力
   ぶつかる ぶつかる 火花を散らす ♪」
とか。
 
> 念動力でエクササーイズ

あああっ!
洸くんと神宮寺のコンビが、ララライ体操をしている脳内映像がエンドレスで!
どうしてくれますかっ!(^^;)

投稿: 腰原仁志 | 2008/04/29 20:56

念動力でエクササーイズ、行くぞライディーン果てしない空へ、ライ・ライ・ラララライ・ラララライ・ラララライコラ ライコラ いけいけゴーゴー ガキィーーーン。(お粗末さまです)

投稿: もっさん | 2008/04/29 15:06

(記事をじっくりみて)はぁ・・・うっとり(感動)

・・・当時 私が小学生の頃、初めて見たときインパクトあったなぁ。

それからというもの番組見つつ、プラモ(バードチェンジ版、モーターライズ版)、ジョイントモデル、冒険王の掲載にはまり
・・・高校生になれば安彦良和先生の洸とシャーキンの載ってるポスター買って、セル画も買って、設定資料集。
・・・社会人になってMGを作る・・・と言う「ライディーン」と見たり、聞いたりすると、なにかしらのアクションを起してしまうようになってしまいました。
(美少年アニメ「RIDEEN」は期待して見ちゃった分”なんじゃっ!こりゃっ!”となりましたが(笑))
操縦方法も好きでしたねぇ。ジャンボーグA(・・・かナイン)と似た”マスタースレイヴ”方式でしたっけ?操縦者の動きをトレースする方法でしたよね。
・・・なんといっても”幻のムー帝国”のロボットということで、そこはかとなく(っていうか、まるっきり)神秘的な雰囲気がまたよかったなぁ。

そして今回入手は出来ませんが、記事を見ている間”おれは~、あきらだ~、きみの~なか~ま~だ~♪”と”ラララ、ラララ~、ライディ~ン、ライディ~ン♪”が交互に脳内演奏していました。
(「・・・海よ」も流れていました。”お~お~きな海よ、おしえておくれ、なんのた~め~に、おれは戦う?♪”・・・昔ラジオでアニソン特集でエアチェックしたもの・・・今でもあります)

脚部のギミック・・・あぁこういうやりかたもありか!と感服しました。


神面岩とブルーガーが付くとは・・・ホントにいたせりつくせりですね。
スパーカーも付いてるんじゃなかったでしたっけ?素体の状態で腰に収納できましたよね。
(ブルーガー特攻=神宮司殉職(?)はいまでもトラウマで”神宮司”の絵面を見るとそのシーンしか思い出せません・・・いのうえ(真樹夫)さぁぁん(泣))

・・・ほんとに語り始めたらキリが無いほど、この作品には思い入れがあります。

あ!あとフェードインの絵面で”これが”フェードイン”の意味か!”と言葉の意味が分かったり、あと(・・・もう!いいかげんにしなさいっ!!(笑))

投稿: 栃木の海坊主 | 2008/04/29 13:26

ライディーンと言えば、思い出すのが新スパロボ。
数々の遠距離兵器がライディーンのウリなのに、肝心の洸の遠攻撃が格闘家のドモン以下(泣)
全然使えなかったなぁ…

投稿: tale | 2008/04/29 02:35

久しぶりの書き込みです。ライディーン、私も入手しました。妻子が寝静まってから、ゆっくりいじり倒しております。実は、私が生まれて初めて親に買ってもらった超合金が、このライディーンでしたんで(ちなみに、ポピニカではライジン号でした)、待ち遠しかったアイテムです。個人的には、以前メディコムトイが出していた製品がベストプロポーションと思っているんですが、OP映像見てると結構横にボリュームがあって、太っちょに見えるんですね。そういう意味では、この魂版もメディコム版も、ちょっと胴回りが細いようにも思われますね。
今日はライディーンのCDを聞きながら眠ることにします(笑)

投稿: 光明寺雅人 | 2008/04/29 00:39

今だから出来たすんばらしい玩具ですね。


思えば、ライディーンってリメイク回数最高のTVアニメのスーパーロボットなんですよね。

ガンダム、マクロスはリアルロボットなので、兵器としては戦闘機と一緒ですし、鉄人やジャイアントロボは実写が先ですし。
ゲッターはその世界観は同じですし。

勇者・超者・無印。
で、人型から鳥型=ゴッドバードへの変形は必須。でも、世界観は全く関係なし。これは本当に珍しい作品ではないかと思うのです。


それにしても、流石は魂版。口が動くんですねぇ。ラ~~~~~~イ。

確か記憶が間違っていなければ、昔の超合金版でもクビチョンパは出来たと思ったのですけど。
そうそう、そのヘッドカッターですけどね。その状態でフードオープンはして欲しくないなぁと子供心に思っていたのですよ。
今でもそうですけどね。生首ぽーんはイヤ。


素体、人型、鳥型。それぞれにイメージが変わってくるのも面白い特徴でしたね。
素体の神々しさってのが、この魂版でも良く表現されているように思えます。

あ~ピラミッドで出てきた最初の呪文ってばなんだったけ~。

ね…念身鬼力…光招魂来…フェード…フェード…フェード!

…だったかな~。と、うろ覚えなのが残念無念。

投稿: 弐々 師走 | 2008/04/29 00:10

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