フェード・イン!
超合金魂・GX-41S、勇者ライディーン(DXフェードインセット)。
「ロボットアニメ史上、最も美しい」といわれるライディーン、そのフォルムを見事に再現しています。気品すら感じさせる仕上がりに、もううっとり。
私が購入したのはDX版ですが、通常版は太腿が銀メッキで、放映当時のDX超合金に準じたものになっているそうです。
ライディーンは、その武装の種類が非常に多いことでも有名です。
ゴッドブロック、ゴッドミサイル、エネルギーカッター・・・。
この超合金魂には、それらが片っ端から付属し、再現することができます。
劇中で使われた武器は、エスパーバーンなどの光線技を除けば、ほぼ全部付いていているんじゃないでしょうか。
可動式の弓を展開する、ゴッドゴーガン。
引き出し式の肘が120度ほど曲げられ、独特の構えがきっちり再現できます。
後期の必殺技・ゴッドボイスは、胸に専用パーツを差し込み、さらに顔パーツを交換して表現します。
この交換用の顔がまた、驚愕のギミックを持っています。
何と、僅か1cm弱の大きさながら、顎が可動式で、大きく口を開けることができます。
今まで、こんなギミックを持ったスーパーロボットの玩具なんて、あったでしょうか?
また、ライディーンの独特なつま先=ベルボトムのズボンのような脚部=は、ラインを保つため、引き出し式で角度を変えられるようになっています。
このため、脚が真っ直ぐなときも、斜めに突き出したときも、つま先のラインを途切れさせずに伸ばすことができます。
フェードインセットの箱の半分を占める、巨大格納庫=神面岩。
内部には、金色の(フェードイン前の)素体も、もちろんライディーン本体もセットできます。
人面岩底部にはギアが仕込まれ、手前の岩を引き出すと、連動して岩が左右に開きます。
脳内に甦る、あの「おれは洸だ」のBGM。
「 ・・・フェード・・・フェード・・・ 」
♪ チャンカチャーン チャチャーチャチャー
チャラッチャラッ チャラッチャラッ ♪
「ライディーン!」
さて。
ライディーンは、史上初めて「マトモな」変形が可能になったスーパーロボットですが、それでも、その完全な再現は結構難しいものがありました。
当時のDX超合金(上の写真2枚)では、大型の背部ユニットが目立ち、プロポーションに難があったのは否めません。
それでも、当時としては傑作アイテムだったのは確かですが。
今回の超合金魂でも、さすがに翼部分を全部格納というわけには行きません。
それでも各種ヒンジを駆使して、ゴッドバードパーツがなるべく平坦に畳めるように設計されています。
またゴッドバード状態では、クチバシ部分を別パーツにして背部から展開させたり、膝をぐっと沈み込ませたりして、映像のイメージに近づける工夫がされています。
その甲斐あって。
ゴッドバードとしてのプロポーション、イメージは抜群。
今まで、多くの「ゴッドバードに変形するライディーン」のアイテムがありましたが、この超合金魂は、その中での最高峰ではないでしょうか。
何せ、劇中でもほとんど使われなかった
「ヘッドカッター(ゴッドバードの頭部が飛び出すトンデモ兵器)」
すら、きちんと再現してるくらいですから。
ライディーン以前のスーパーロボット・・・マジンガーとかゲッターとか・・・は、いろんな意味でダイナミック(^^;)でした。
それを、実に洗練されたセンスとシャープなデザインで、革命的に塗り替えたのがライディーンであったと思います。メカにしろキャラにしろ、ストーリーにしろ。
ネーミングの元ネタが、大相撲の「雷電」からだなんて、とても思えませんよね。
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