鏡の国のハーモニー
今回も物質的な玩具ではありませんが、以前ご紹介した鏡音リン・レンを曲に使ってみましたので、声の違いをお聴き下さい。
「愛は、そっと」(合唱曲バージョン)
(「lfst01e.mp3」・MP3形式)
ミク姉ちゃんと一緒に歌えるのが嬉しくてたまらないリンとレン、という雰囲気で作ってみましたが、いかがでしょうか。
ステレオトラックで、真ん中で歌っているのが初音ミク、右側(R)がリン(Rin)、左側(L)がレン(Len)です。
3人の声はそれぞれ、VOCALOID2というシンセサイザーソフトで再現されています。
リンとレンの声の元になっている声優さんは同一人物、つまり1人で2人分のライブラリを演じているわけです。言われても簡単にはそうと気が付かないくらい、声質が異なっているのがお分かりでしょうか。
声優さんって凄いね。
ところで、私は作曲には「SONAR 6.2」というソフトウェアを使っているのですが、最近の音楽ソフトはもの凄く進化しています。オーディオデータになってさえいれば、音程やフレーズの長さまで、シームレスに変化させることができます。もちろん、コーラスやリバーブなどのエフェクトは自由自在。
歌の巧さだけはどうしようもないのですが(笑)、それ以外は、本歌を1回歌ってさえもらえれば、どんな風にでも料理できます(・・・多分)。
最近購入した「仮面ライダー電王・CompleteBOX(CD)」には、主題歌を始めとした多くの曲のリミックスが収録されているのですが、そのほとんどはおそらくそうやって「データを徹底的に使って」構成しているのだろうな、と思います。
アレンジャーの方の腕の見せ所、ということですね。
今回のVOCALOIDを始めとして、「声」までも、無限の遊びの対象にできる時代になっているのです。
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