人、それを魂と云う
超合金魂GX-39、バイカンフー。
80年代のアニメ「マシンロボ・クロノスの大逆襲」に登場した多重合体ロボで、人間(の形をした機械生命体)を、中型ロボが体内に収納し、さらにそれを大型ロボが収納することで完成します。
20年以上の時を経て、あの頃の映像のプロポーションが現代に蘇りました。
・・・とは言っても、マシンロボは毎回(いろんな意味で)作画が変化しており、バイカンフーの色が変わったり部品が変わったり大きさが変わったりしていましたが(^^;)。
まずは主人公、ロム・ストールと、妹のレイナ。
ロムは、ミクロマンよりは少し小さいくらいのサイズですが、腕組みも金田跳びもこなせるバリバリのフルアクションモデルです。
レイナは合体に関係なく(当たり前だ)、ただのオマケですが、ヘルメットを脱いだ頭部まで付属する、オマケと呼ぶにはあまりに魂のこもったアイテムです。
天空の使者・ケンリュウ。
その内部にロムを収納し、「合身」した姿です。
細身で引き締まったフォルムが実に格好いい。
なお、説明書には
「(レイナをケンリュウに)合身させることはできません」
と書いてありますが、単に収納させることならできます。
もっとも、関節を動かすと破損すると思われますので、止めた方が良いですが。
多重合体時の内部収納はこのようになっています。
ゴーディアンを始祖とするこの多重合体(通称・ラッキョ合体)は、その構造上、外側のロボに行けば行くほど、肩幅が狭くなるという問題を抱えていました。
超合金魂では、ロムやケンリュウの肩をかなり上に上げられるようにすることで、3体それぞれのプロポーションを保ったまま、巨大合体が行えるよう設計されています。
そして最終形態、最強の武人・バイカンフー。
マッチョでパワフルな体型は、実に「あの頃」を思い出させてくれます。
♪ バ~イバ~イ カンフー
バ~イカンフー ♪
内部に2体ものロボを格納しているにもかかわらず、関節は結構良く動き、僅かながら腰や胸も捻れます。また、ケンリュウやロムのダミーボディも付属しているので、3体を並べて遊ぶこともできます。心配りは、さすがに魂のブランド。
ただ、特に肩関節は複雑な設計になっているので、直感的に動かしづらいかも知れません。構造を知っていれば、何てことないんですけどね。
当時品のパイルフォーメーション・DXバイカンフーセットとの比較。
ケンリュウ同士はほとんど頭頂が変わらないのに、ロムやバイカンフーだとかなり大きさに差があります。
・・・どっちにしても、もう全く別のキャラですね(笑)。
当時のものも味わいがありますし、玩具としては非常に面白いものでした。
しかしこの21世紀になって、バイカンフーはもとより、ロム兄ちゃんのフィギュアが発売されるようになるとは、思いもよりませんでしたね。
レイナは分かりますが。(そっちは想像の範疇なんだ)
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コメント
> そのレビューを
> 桜のブログ「桜茶畑の
> Wボランティア」に
> 書きましたので
拝見いたしました。
やっぱり重い玩具は良いですよねー。
ロムがバイカンフーを操っている感じ、と言うのは全く同感です。
隙間から見えるのがまた格好いい。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: 腰原仁志 | 2007/12/07 07:00
はじめまして
桜茶畑とゆーものです
桜も
超合金魂バイカンフーを
買いました
そのレビューを
桜のブログ「桜茶畑の
Wボランティア」に
書きましたので
もし良ければ
見に来てください
(*^_^*)
投稿: 桜茶畑 | 2007/12/05 00:01
> ふと思い出したのが・・・”飛影”ってありましたよね。
そういえば、このリバイバルブームにあって、飛影は確かにスルーされていますね。不思議なくらい(まぁ打ち切りにあったくらいですから、仕方ないと言えばそれまでなんですが)。
黒獅子、鳳雷鷹も好きでしたが、私は爆竜が好きでした。ほとんど出てこなかったけど。
> 主人公がどうやって乗り込んだのか思い出せません。
最初は主人公のジョウ(井上さん)は、黒獅子に乗り込み、無人の飛影と合体していました。
後半、飛影をナイフで呼び出せるようになると、自分が飛影に乗り込むようになっていました。懐かしいなぁ。
投稿: 腰原仁志 | 2007/12/04 21:36
ふと思い出したのが・・・”飛影”ってありましたよね。
白い忍者のデザインしたロボットで、それがコアになって獅子王(だったかな?)やら鳳凰やらに状況に応じて合身していったアニメ
(主人公がどうやって乗り込んだのか思い出せません。(シリーズの初盤は謎めいた存在で中盤以降乗り込んでいたような・・・・・・))
すみません”合身”と井上氏繋がりでちょっと思い出しました。
投稿: 栃木の海坊主 | 2007/12/03 17:16
> しかしいまのTOYの技術って凄まじいかぎりですねぇ
おっしゃるとおりです。「あの時これが欲しかった」技術もですが、それを実現するための「魂」が持続することも素晴らしいと思います。
マシンロボから、もう25年くらい経過しちゃってるんですよね・・・。
> 当時の物とではバイカンフーはもはや別物ですね。
まぁ当時のものが、映像のバイカンフーとは別物(笑)でしたからねぇ。
それでもあの頃は、誰も大して文句を言わなかったんですから。
> 個人的にですが付属していて欲しかったのは、最終話のはだゲフンゲフン(以下削除)
そりゃあアナタ、私だってゲフンゲフン。
サイズ的に、ミクロレディは合わないので、一回り小さいミクロシスターでですね・・・(何かやったらしいが敢えて書かない(^^;))
> いや~この重量感堪りませんね。
ホントですね。持った時の満足感、これがやっぱり映像ではない「現実のもの」の嬉しさです。
このバイカンフーは、足首などに金属部品が使われて、自立するためのバランスにも気を遣ってくれてるのが嬉しいですね。
> くそぅ、今月はイロイロ買ったからこれを買うわけには……。
先月末から今月は、もう非常に厳しかったですよね>多々買い。
いや、働けることってありがたいことだなと(しみじみ)。
投稿: 腰原仁志 | 2007/12/02 20:20
くうっ、なんてかっけーんだ(TT
くそぅ、今月はイロイロ買ったからこれを買うわけには……。
来週のボーナスまでは(ぉ
投稿: BAG | 2007/12/02 03:54
いつも楽しく拝見しております。
ネットで購入して本日ゲットしました。
いや~この重量感堪りませんね。
超合金なんだから、当然なんですが、
大きいお友達でも気をつけて遊ばないと
落としてしまいそうです。
でも、この重量感ってのは、
やっぱり玩具として重要ですね。
ガンバスターと並べて飾るかな・・・w
投稿: 超電寺 | 2007/12/01 20:37
多分レイナ目当ての大きいお友達も沢山いたでしょう。
ちゃんとヘルメットを取った頭が付いているのも魂としての拘りですね。
もしレイナが付いてこなかったら多分、開発陣は何も分かってないとか2チャンネルとかで炎上してたでしょうね。(笑)
当時の物とではバイカンフーはもはや別物ですね。
個人的にですが付属していて欲しかったのは、最終話のはだゲフンゲフン(以下削除)
投稿: もっさん | 2007/12/01 11:50
おはようございます。
当時”マシンロボ”ということで、変形ロボット(例:トランスフォーマーのコンボイ司令のようなロボット)が主人公かとタカくくって観たら、ロムとレイナの限りなく人間に近いキャラが登場してびっくりしたことを思い出しました。(思い出してばかりで、よほど色々忘れちゃってたんですねぇ)
ロムの口上に(しかも井上某氏の声なので)ヒートアップしレイナの機械なのにビキニっぽいデザインで興奮げふん!げふん!(^^)・・・よかったです。
しかしいまのTOYの技術って凄まじいかぎりですねぇ 当時TVの中でしか出来なかった2D表現が3Dでできるんですからね。
つくづく生きててよかったなぁと実感します。(大袈裟ですね)
投稿: 栃木の海坊主 | 2007/12/01 09:03